参照するシンボルのアドレスを解決するだけの知能遅れなローダーの
くびきから開放されるために、COMはかなり役立った。今から考えれば
大したサポートとは言いがたいものではあるが、OO風言語抽象な
インタフェイスを提供したその攻積は大きい。
今再び大きな一歩を歩もうとしている。実行時コンパイルと、ジェネリックな
インタフェイスへの対応である。この二つは切り離せない関係にある。
これが可能となって初めてCOMがC++に完全対応したと言えるだろう。
MSのやるべきことはC++に完全対応した環境 (OSとはあえて言わない)を
提供すること。ここにおいてのみ彼らの存在意義があるともいえる。
そしてその後において関数型言語において可能な複雑な型への対応が考慮される
べきだろうか、順番としては。

きっかけはMSが与えてくれたものだが、そこに拘る理由はなにもない。
彼らの実装も依然として不完全なものに留まるから。UNIXの呪縛から
ついに自由になれるときが訪れようとしている。