>>69
他の動的な言語もそうだけど、LISPにはGCの存在があるので、
Cとかに組みこむ時にはちょっと気をつけないといけない事がある。
C側で参照しているLISPオブジェクトがあり、その上でLISP側の
処理が走りGCが起動すると、LISP側で参照されていない(GCが
把握していない)オブジェクトはゴミとして回収されてしまう。
このとき、C側(親)で参照していたオブジェクトは、何も対策を作って
ないと、いつのまにか無効な物になっていたりして、なかなか取れない
バグの原因になる。
例として、EmacsLisp向けのCによるコードを書く時は、LISP側の処理
を起動させる直前に外部(C側)で使用しているLISPオブジェクトへの
参照を全てGCに把握させるコードを埋め込む必要がある。
この辺はかなり注意深く書かないと容易に不具合を引き起こす。

しかし、この問題は保守的な(conservative)GCを採用すればほぼ
解決する。保守的なGCはCで使用されるスタックをすべてGCが管理
すべきオブジェクトのポインタとみなし、アドレスがGC側でアロケート
した領域であれば自動でそれを保護してくれる。ただし見なすという
性質上、回収漏れが起きたりする。これはスタックが深くならない限り
はそれほど問題にはならない。
きちんと管理したくない場合は、保守的なGCを採用したLISP
を使うのがいいと思う。
(ちなみにlibguileはたしか保守的GCを使ってない。)
gaucheは下のBoehmの保守GCを改造して使ってたと思う。

有名な保守的GC
http://www.hpl.hp.com/personal/Hans_Boehm/gc/