初心者が「わかりたい・知りたい」ことと、教育者が「教えたい」
ということにギャップがあるのは常だが、BASICを使うとその
ギャップが曖昧なままで殆ど解決されず、なんとなく双方が
満足してしまう。このことが一番良くないのではないかと思う。

果たして初心者は、コンピュータプログラムが「どのようにして」
作られたということを知りたいのであろうか?

それ以前にこの機械は何故このように動くのか?とか、何故
こんな装置が作られたのかということを知りたいと考えるので
はないか?

一方啓蒙者(ナビゲータ)は、コンピュータがどのように動くのか
とかいうことよりも、プログラムをどのように書くべきかであると
か、コンピュータをどのように動かすべきかということを教えたが
る。
数学教育で使われた場合、これに数学アルゴリズムのことまで
当然、触れなければならない。
BASICを使うとこの3つの非常に重い事柄を教えることができ
た気になってしまう。勿論、初心者にはもっと基本的な疑念が
あるから、頭にすんなり入っているわけがない。
結局何も教えていないに等しい結果になってしまうわけだ。