あれは10年前の事だったよ・・・
その時の俺ってもう尖ったナイフみたいに近寄る者全て敵だと思ってたな。
そんな殺伐とした俺を変えたのがブルマだったよ。
ある日、町を歩いてたらチンピラに絡まれてさ、裏路地に連れ込まれたんだ。
俺も若かったな、三人のチンピラ相手に一暴れしてやったよ。
しかし多勢に無勢だな、しっかりやられちまった。
数十分殴られ続けチンピラどもは気がすんだのか俺をあざ笑いどこかへ消えていったよ。
俺は無性に悔しくてさ、空を見上げて泣いたよ。
そのときだ、血と泥でグシャグシャになった俺に恐れもせず近づいてきた小さな女の子が
俺にそっと差し出してくれたのがブルマだったよ。
あの時は俺も素直じゃなかったんだな。
「余計な事 すんじゃねぇ!」って言ってしまったよ。
その子は悲しそうな目をして去っていった。
ブルマが寂しそうに風に揺れてた・・・印象的だったなぁ。
俺はそのブルマを見て「寂しそうなブルマだな・・・俺ってこのブルマのように親を悲しませていたんだな」って
それからさ、俺は変わったよ。ブルマに誓いを立てたんだ。
俺は嫌いな勉強を一生懸命にして教師になる!教師になって俺みたいなバカな奴らを更正させてやるんだ!
勉強なんてしたことなかったからさ、何度もくじけそうになったさ。
でも、そっと引き出しを開けてブルマを眺めたり、臭いをかいだり、かぶったりして俺はがんばったさ!
今 思えば ブルマなかったらきっと今でも俺はダメ人間だったんだろうな。

そして数年後・・・俺は希望の職業 教師になれたんだ。
まあ、体育教師だが立派なもんだろう?
しかし話はこれだけじゃないんだ、俺が初めて体育の授業を受け持った時だ。
あの時は目を疑ったね。20人ものブルマの中に一つだけ見覚えのあるブルマがあったんだ。
そうさ、あの少女さ。幼さが抜けていたが間違いない。あの時の少女だ。
次の日、俺はあの少女にブルマを返した。
「返すの遅くなってゴメン ちゃんと洗ったから」
少女は最初はキョトンとしてたが、全てを悟ったのかニッコリ微笑んでくれたよ。
その少女、いや、ミチコは今じゃ俺の妻だ。
あの時、俺は変わったんだ。そう、ブルマによって変えられたんだ。
ブルマって素敵だよな、みんな、そう思うだろ