382氏は音質評価法に関する過去の議論と現在の結論について学ぶ必要がある。
少なくとも心理音響モデルを用いた非可逆圧縮技術の音質の評価法に関しては
次のようなコンセンサスがある。

(1) 人間による試聴試験の結果で音質を評価しなければいけない。

圧縮前と圧縮後の波形、パワースペクトル、サウンドスペクトラム、などなどを
比較するだけで音質を評価してはいけない。

心理音響モデルを用いたオーディオ圧縮技術は
「音の波形が違っていても人間には違いが感じられないことがある」
という事実を積極的に使っているので、
波形およびそれに類するデータだけを用いて音質を評価しても意味がない。

(2) 試聴試験では圧縮前と圧縮後の音を人間がどれだけ区別できるかを評価し、
区別できる場合には圧縮後に生じた音の変化がどれだけ不快かを評価する。

重要なのは人間にとって圧縮前と圧縮後の音がどれだけ同じに聴こえるかなので
圧縮前の音を好きなだけ聴ける状況で試聴試験を行なう必要がある。
圧縮前の音と比較せずに圧縮後の音だけを比較してはいけない。

(3) プラシーボ効果を防ぐためにダブルブラインドテストを行なう必要がある。

パソコンでABXやABC/HRを行なうのが簡単である。

(4) 第三者にも検証可能になるように圧縮前のサンプル音源を公開する。

たとえ簡単に作ることができるテスト信号であっても公開した方が良い。

参考
[1] http://www.hydrogenaudio.org/forums/index.php?showtopic=3974 の 8
[2] http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0504/14/news003.html