高齢毒の一生

幼小中―いじられ役、いじめられっ子として一応付き合ってもらえる(本人談「俺の方から付き合ってやった」と虚勢を張る)
高大―ひたすら一人ボッチ。完全に空気と同化(本人談「全部一人でやれたから不都合は無い」と虚勢を張る)
23歳―何とか就職した会社でも浮く。1年目から既に同期会でハブられる(本人談「別に呼んでくれとは頼んでない」と虚勢を張る)
25歳―無能すぎて3年目でも雑用のみ( ←50歳まで続く。上司が新人に「高齢毒みたいになったら終わり」と言うのが4月の風物詩となる)
20代―兄姉の結婚式で中年親族「彼女いないのか?」に対し「無理に作る気はないです。必要性を感じません」と虚勢を張る。(周囲ドン引き)
20代後半―同級生、会社の同期が次々に結婚(前者には呼ばれず、後者にはご祝儀要員で呼ばれる)
30代―弟妹の結婚式に出る(惨め・・・)
40前後―歳下の従弟・従妹の結婚式に呼ばれない(後日、親と兄弟は呼ばれてたと判明)
30代〜50代―職場の後輩が次々に結婚してご祝儀要員で呼ばれる(昇進でも抜かされる)
50歳―下請け会社に出向、雑用係の万年係長へと昇進を成し遂げる(シルバー人材のジジイ達を率いて草むしりや便所掃除)
50歳前後―父親逝去。喪主は他の兄弟。何故か家族内の葬儀の段取りに入れてもらえず、ほぼ一般参列者扱い(母親の意見により)
50代後半―母親逝去。喪主は他の兄弟。またも家族内の葬儀の段取りで爪弾き。ほぼ一般参列者扱い
60歳―定年。同期は会社側から再雇用の要請、高齢毒には何も無し(会社から最後までゴミ扱いで終了)
50〜60代―甥・姪の結婚式に出る(もはや挨拶以外では誰からも話しかけられない)
70代前半―母親の13回忌を最後に親族との縁が切れる(久々に電話してみると何故か電話番号が変更されてる)
70代後半―生活苦と孤独のあまり、近所のスーパーで万引きを繰り返して警官に話を聞いてもらうのが楽しみな名物老人になる

郵便物が溢れ、家賃滞納を不審に思った管理人が部屋を開けると
そこには腐乱死体が。
兄弟姉妹・甥・姪の全ての親族が遺体引取りを拒否。
当然、誰も葬儀を開こうと言い出す者は無し(親族からも最期までゴミ扱い)。
警察の霊安所から火葬場に直送、次いで無縁寺へとタライ廻しにされ

             <無縁仏>