「孤独を愛す」・・・・・。
 自分の価値観のみを最優先し、他者には理解を示さない、興味
も持たない、誰にも邪魔されないために己の周辺環境のみを最適
化するような人々が増えているような気がしてならない。
「それの何が悪いのか?」
開き直りとも、自己正当化とも取れるありきたりの回答が
必ず返ってくる。
 彼らに共通しているのは決定的にイマジネーションが
不足している事である。子供がいる場合、いない場合、
結婚した場合、しなかった場合、どうなるのかを整理せず
個人の人生の社会に対する意義をきちんと理解できていな
いのだ。
 人類が延々と構築してきた結婚を含む文化には、それなり
の合理的理由があるはずだ。仮に個人的にでもそれを否定す
るならば、やはり、それなりの理屈づけが必要だ。
 とは言え、これは結婚し、子供を育んでいく中で個人的に
発見していくものである。この領域に一歩も踏み込まずに、
言いたい放題の独身快楽主義者を見るにつけ、聞くにつけ、
諦めにも似た感情が沸く。
 まさに、現代社会が生み出した狂気の一部であろう。