【ワロス】笑える・泣けるコピペ大全集2【ちょww】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0458名無しさん@お腹いっぱい。
2008/10/20(月) 14:15:09癌で、手遅れだそうだ。
カズサが徹底的に嫌っていた先生は、英語の先生だった。
先生は、キリスト教の論文を書いていた。
宗教学に詳しい先生だった。
真面目で、おとなしく、生徒に優しい先生だったが、カズサは見抜いていた。
先生は、本当は、全くやる気がなくて、生徒の事を完全に馬鹿にしている。
先生は、自分の事を、一切口にしない人だった。
生徒に、教えることなど何一つ無いと思っているらしい。
誰でも知っているような事ばかり、授業で教えるのだった。
態度も、へらへら笑ってばかりである。
いつも、授業中に手を止めて、何を言うかと思えば、
昨日は眠ってないだの、酒がまだ抜けてないだの、
だから授業中は何を言っているか、自分でも分かっていないだの、
そんなことを言うのだった。
そして、生徒には、それが受けるらしい。
真面目な先生の、ちょっとしたおふざけ程度に思われていた。
手抜きの授業によって、生徒からの人気は高かった。
テスト中に、答えを教えることもあった。
カズサは、腹が立ち、授業が終わってから、先生に詰め寄った。
「どうして、真面目にやってくれないんですか」
「真面目だよう」
回答は瞬時にされた。
真面目に議論できるとばかり思っていたが、
嘘をついてくるとは、卑怯である。
カズサが何度も激しい態度で迫ってくるので、先生もカズサが嫌いになった。
「あれが真面目な授業なんですか。他の英語の先生は、
もっと先を教えていると聞きます。
うちの教室では、その半分しか進んでいない。
どうして、何度も何度も同じプリントばかり配るのですか」
「さあ。知らないねえ」
先生は、生徒を完全になめていた。
授業中、ちらほら、学生を馬鹿にするような事を言うが、
それは、意図的にやっている。
生徒に感づかれないよう、ストレスを与えて、楽しんでいる。
先生は、生徒の事を、愚かな存在だと決め付けている。
カズサに対しても、そうだと思い込んでいる。
カズサは、悲しく思った。
これほど、意欲的に学習しようとしている生徒がいるのに、
全然、気付いてもらえない。
勉強嫌いの生徒と同じに扱われる。
若くて、考えの足りない子だと思われている。
なんとか、分かってもらいたい。
だが、もう手遅れである。
先生は、入院してしまった。
_____________________________
先生は、息を引き取った。
カズサは、結局、先生に言葉をかけられなかった。
しかし、あしらわれた記憶だけは残ってしまい、
先生が亡くなってからも、どうすれば分かってもらえるか、
などと考えたりするのだった。
古名瀬はそんなカズサを見て、「残念、先生はもう死にました」と言った。
(先生のへらへらした笑い声)
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています