あれは確か、終電逃して近くのネットカフェで一晩過ごした時だ。
早朝にカフェを出て駅へ向かう途中で、ゴミ収集車に乗ってる親子連れがいたんだよ。
多分、「お父さんの仕事見てみるか?」って感じの流れで運転席に子供と奥さんを
乗せてたんだと思うんだけど、凄く幸せそうに見えたんだよ。

「俺には一生ああいうのはこない。絶対に一生来ないんだ。」
って思ったら涙が止まらなくなってさ。
横断歩道の手前の電柱に寄りかかって大声で泣いたのを覚えてる。


あの時に見た、朝焼けに照らされたゴミ収集車の姿が今でも脳裏に焼きついて離れない。