どこにも書けない独り言……

今日、地下鉄の駅を出たら「あ、○○さん!」と声をかけられた。
まさか、今日の打ち合わせに来るとは思ってなかったし、こんな偶然に
出会えるなんて思ってもみなかった。
「やっぱり、女の人って綺麗だな」と改めて思った。特に、働く女の人は。

この人は、うちの業界には珍しい潔癖な女性で、服装もちゃんとしている。
何より、仕事への姿勢が生真面目で、俺の仕事も認めてくれている。
が、それゆえ他の男性からの人気も高いらしく、今日も盛んに男に声を
かけられていた。

だが、今日の俺と彼女は、地下鉄から打ち合わせ場所までは二人きりだ。
罪なことに、俺はそのシチュエーションを「ラッキー」と感じてしまった。
地図を見ながら、二人で通ったことのない道を探し進む時を「楽しもう」として
しまった。

誰だって、電車の中で綺麗なおねーちゃんを見たら「ラッキー」と思うだろう。
だが、今日の俺の「ラッキー」は、もっと意味が違っていた。
単に下賎な、女の子と夜道で二人きりだから「ラッキー」だったのかも知れない。
いや待て、そんなことなら今まで何度かあったはずなのだ。
今日、俺が感じた「ラッキー」は、もっと俺の生活を根底から揺るがす危険な、
しかし甘美な何かであったような気がする。
彼女との距離は永遠のように遠く…しかし、実はすぐ近くであるような、本能。

…俺は何スレか前でも過去の恋愛を暴露したことがあるよ。
でも、今回ばかりは戸惑っているんだ。こんなはずじゃあ、なかったんだよ…。