もしあの時 あの電車の中で
彼女の事を助けなければ
もしあの時 勇気を出さなければ
今の自分はなかっただろう

送られてきた ふたつのカップに
いろんな思いをめぐらせて
カップのお礼に 食事 誘うために
ぼくは 彼女に電話するよ

ほんの少しの 勇気をくれた
顔も知らぬ 名も無き友たち
みんなの期待と 自分のために
ぼくは彼女に 会いに行くよ

一緒の食事を 回を重ねるごとに
互いの想いは近づいていく
帰りの電車で 彼女がホームに降りて
送ってほしいと ぼくの手を引く

一緒に過ごした 午後のひととき
彼女がいれた 紅茶を飲む
好きな気持ちが お互いに気づいたとき
ぼくは 言葉で想い伝えるよ

あの日あの夜 あの公園で
ぼくは彼女に 告白したんだ
言葉が詰まる ぼくの両手を取って
励ます彼女に 想いを伝えたよ

「俺…エルメスさんのことが好きです」
「私も、電車さんの事が好きです。
 だから、これからも、
 ずっと一緒にいてくれますか?」

ほんの少しの 勇気をくれた
顔も知らぬ 名も無き友たち
彼女と一緒に ここを旅立つ前に
ぼくは彼らに この言葉をおくるよ

『ありがとう、大好き>おまいら』