仮面ライダーバトルロワイヤル THE NEXT Version.4
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0001名無しより愛をこめて
2008/05/13(火) 18:05:57ID:P0+gYHLS0という趣旨のSSスレです。
企画の性質上、登場人物が敗北・死亡する描写や、残酷な表現が含まれています。
また、二次創作という性質上、本編のネタバレを多く含んでいます。
閲覧の際は、その点をご理解の上でお願いします。
企画の性質を鑑み、このスレはsage進行でお願いします。
また、このスレの話題を他のスレに持ち込んだりしないでください。
0002名無しより愛をこめて
2008/05/13(火) 18:06:29ID:P0+gYHLS0(黄金は炎に、強き者は悲しみによって証される)
セネカ「神慮について」
まとめwiki
http://www8.atwiki.jp/rnext/
避難所(様々な議論や交流雑談、試験投下や規制時の一時投下など)
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/board/
雑談スレ
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/test/read.cgi/board/1206169641/l50
議論スレ(強制ID)
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/test/read.cgi/talk/1210423244/l50
初めての方は、ゲーム進行上の特殊ルールをまとめた以下のページもあわせてご覧下さい。
http://www8.atwiki.jp/rnext/pages/29.html
初めて投下する方は、以下のページで予約システム等を確認してください。
http://www8.atwiki.jp/rnext/pages/36.html
誤字脱字や矛盾の指摘以外の主観的な意見や批判は「毒吐きスレ」で。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1182007206/
#書き手は毒吐きスレを見る義務はありません。
#吐き出しですので、むしろ見ないことをお勧めします。
0003名無しより愛をこめて
2008/05/13(火) 18:07:08ID:P0+gYHLS0予約なしでも投下は可能ですが、予約をする場合は、投下までの期限は一週間となります。
申請により、三日間の延長が可能です。
投下後、作品に明らかな問題があると判断されたときは、NG(修正・破棄)が発議されることがあります。
NG発議をする人はレス一行目にそのことを明記し、発議の理由を具体的に述べた上で
以下の議論スレへの誘導を行ってください。
http://www6.atpages.jp/riders/bbs/test/read.cgi/talk/1210423244/l50
ただしNGを発議出来るのは、以下の条件を満たすときに限ります。
1:文章そのものが小説の体をなしていない(日本語として意味が通らない・台本形式等)
2:作品の中に矛盾がある、時間の進行が明らかにおかしい、重要な出来事の描写がない、状態表と本文が一致しないなど、内容的な不備がある
3:原作設定からみて明らかに有り得ない展開で、それがストーリーに大きく影響を与えてしまっている
4:前のストーリーとの間で重大な矛盾が生じてしまっている(死んだキャラが普通に登場している等)
5:全体のバランスをこわしかねない展開やアイテムが含まれている(ただし、あらかじめ相談の上、住人や他書き手の承認を受けている場合を除きます)
6:企画の基本的なルールを逸脱している場合(予約されているキャラを別の書き手が投下、参加者の追加、制限の無視等)
以上の条件を満たさないNG発議は無効です。
「贔屓キャラが死んだ」「先の構想が潰された」などの主観的な不満は愚痴に過ぎません。
毒吐きスレで存分に吐き出してすっきりしてください。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1182007206/
投下ルールについて、詳しくは、以下のページを参照してください。
http://www8.atwiki.jp/rnext/pages/36.html
0004名無しより愛をこめて
2008/05/13(火) 18:07:58ID:P0+gYHLS0参戦者
【仮面ライダー(初代)】4/4
○本郷猛/○一文字隼人/○死神博士/○ゾル大佐
【仮面ライダーアマゾン】4/4
○山本大介/○モグラ獣人/○十面鬼ゴルゴス/○立花藤兵衛
【仮面ライダークウガ】5/5
○五代雄介/○一条薫/○ゴ・ガドル・バ/○ゴ・バダー・バ/○ン・ダグバ・ゼバ
【仮面ライダーアギト】5/5
○葦原涼/○風谷真魚/○北條透/○水城史朗/○風のエル
【仮面ライダー龍騎】5/5
○城戸真司/○東條悟/○香川英行/○手塚海之/○芝浦淳
【仮面ライダー555】5/5
○木場勇治/○長田結花/○海堂直也/○北崎/○澤田亜希
【仮面ライダー剣】5/5
○剣崎一真/○橘朔也/○金居/○城光/○志村純一
【仮面ライダー響鬼】4/4
○日高仁志/○桐矢京介/○和泉伊織/○歌舞鬼
【仮面ライダーカブト】5/5
○天道総司/○影山瞬/○乃木怜治/○加賀美新/○風間大介
【仮面ライダー電王】5/5
○モモタロス/○ハナ/○桜井侑斗/○デネブ/○牙王
【仮面ライダーTHE FIRST&THE NEXT】5/5
○本郷猛/○一文字隼人/○風見志郎/○三田村晴彦/○緑川あすか
0005名無しより愛をこめて
2008/05/13(火) 18:08:15ID:P0+gYHLS0仮面ライダーバトルロワイヤル2nd Part0
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201602112/
仮面ライダーバトルロワイヤル2nd Part1
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1204780567/
仮面ライダーバトルロワイヤル2nd Part2
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1207484751/
仮面ライダーバトルロワイヤル THE NEXT Version.3
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1209566468/
0006名無しより愛をこめて
2008/05/13(火) 18:16:56ID:zI6yl70WO0007名無しより愛をこめて
2008/05/13(火) 18:59:07ID:P3AGuHmB0あと現時点の参加者一覧表です。
■参加者名簿■
主催者 村上峡児
【初代】4/4
○本郷猛/○一文字隼人/○死神博士/○ゾル大佐
【アマゾン】3/4
○山本大介/○モグラ獣人/○十面鬼ゴルゴス/●立花藤兵衛
【アギト】4/5
○葦原涼/○風谷真魚/○北條透/●水城史朗/○風のエル
【クウガ】4/5
○五代雄介/●一条薫/○ゴ・ガドル・バ/○ゴ・バダー・バ/○ン・ダグバ・ゼバ
【龍騎】4/5
○城戸真司/○東條悟/○香川英行/○手塚海之/●芝浦淳
【555】5/5
○木場勇治/○長田結花/○海堂直也/○北崎/○澤田亜希
【ブレイド】4/5
●剣崎一真/○橘朔也/○金居/○城光/○志村純一
【響鬼】4/4
○日高仁志/○桐矢京介/○和泉伊織/○歌舞鬼
【カブト】4/5
●天道総司/○影山瞬/○乃木怜治/○加賀美新/○風間大介
【電王】5/5
○モモタロス/○ハナ/○桜井侑斗/○デネブ/○牙王
【FIRST・NEXT】5/5
○本郷猛/○一文字隼人/○風見志郎/○三田村晴彦/○緑川あすか
0008名無しより愛をこめて
2008/05/13(火) 19:23:50ID:RZxTWuc40お前は馬鹿か
こんな残虐で糞のようなスレ、他所の板に立てろよ
0009名無しより愛をこめて
2008/05/13(火) 19:47:52ID:r9kcPxoXOスレ立て乙!
0010名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:05:19ID:rIH6k33z0葦原涼、五代雄介、風のエル 予約します。
志村ー、トリップ、トリップw
0013名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:15:37ID:OPvo631Z00014それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:16:35ID:v1g0TC8K0その頃、橘達から少し離れた小道、風をを駆けぬけ走り去る異形の影が三つ。
一つ――――仮面ライダー一号。人類の平和を守るため、その身を捧げた技の戦士。
一つ――――仮面ライダー二号。瞳に悪を許さぬ誓いを、紅き拳に魂込めた力の使者。
一つ――――ゴ・ガドル・バ。戦いに身を投じ、己を高める事を悦びとする古代の闘士。
「トォ!」
「フンッ!!」
放たれた一号の蹴りが、ガドルの持った杖によって阻まれる。これは戦いが始まった当初、ガドルが胸の突起物を変化させたものだ。
そのまま杖を振るって、一号を地に叩きつけようとするが、そこに二号の拳が飛んでくる。
「ライダーパァンチ!」
放たれた拳は左右両方。先に来た左の拳は勢いをずらして避けるが、続く右の拳は杖の所為で対応できずに直撃する。
腹部に流れてくる衝撃にガドルが顔をしかめ、その隙に二号が一号を助け出して距離をとった。
それを見て、ガドルは即座に次の行動に入る。杖を投げ捨て、新しい突起物を引き抜いて力を込める。
すると、両の瞳が緑色に変わり突起物が歪んでボウガンの姿をとる。ガドルの射撃体だ。
「なっ!?」
「拙い!」
0016それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:17:18ID:v1g0TC8K0二人が対応する前に引き金を引き、高出力のエネルギーをまとって矢が放たれる。
ダブルライダーは即座に逆反対に飛び退くが、僅かにタイミングが遅れて、一号の掌を貫いた。
「グァッ!」
「その程度なのか、リントの戦士とはッ!」
一号が苦悶の声を上げるが、今はこれしきの事に構っていられない。嫌がる体に鞭打ち、ガドルに向かって走り出す。
対するガドルは眼を紫色に変え、剛力体として一号と向き直る。手に持ったボウガンが大剣へと姿を変え、天高く振り上げられた。
その剣は、真っ直ぐ一号めがけて振り下ろされ、その仮面を叩き割――――
「オオオオオ……ッ!?」
「仮面ライダーはそう簡単に負けん!」
――――らなかった。一号は瞬時に先ほどの杖を取り、剣での攻撃を防いでいたのだ。
金属音が響く。攻撃を防がれるとは思っていなかった所為だろうか、その眼は大きく見開かれていた。
「残念だったな!」
ガドルが振り返る前に後ろからのライダーパンチが彼を捉えた。メキィ、と嫌な音が腹から漏れる。
その隙に再び距離をとり、一号は力の限り大地を蹴って飛び上がった。
「ライダー――――――」
空中で体を捻り、さらに前方一回転。マフラーが風に棚引き、星空に映える。
狙いを定められたガドルはそれを避ける様子もなく、寧ろ正面から受け止めようとしていた。
「――――――キィィィィィィィィィィッック!!」
急降下、銀色の風を切って数多の怪人を葬ってきた必殺キックが構えているガドル目掛けて突き進む。
0017名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:17:29ID:V8lcn17fP0018名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:17:33ID:thtjt8nz00019名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:18:08ID:QttpdsVRO0020名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:18:17ID:thtjt8nz00021名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:18:22ID:1XSuYzmJ00022名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:18:45ID:V8lcn17fP0023名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:19:31ID:thtjt8nz00024それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:19:48ID:v1g0TC8K0「ウオオオオオオオッ!!」
紫色の眼を赤色に染め、格闘体となったガドルが真っ向から一号のライダーキックを掴む。
その力は決して止められるものではないが、捌ききれない訳でもない。
掴んだ足に捻りを加えて、反動をつけて空へと弾き飛ばす。
「グゥッ……!」
「本郷!」
飛んできた一号を二号が受け止め、多少足が地面にめり込む。つまり、それほど投げ飛ばされた際の衝撃が強いという事。
「一文字……すまん。」
「気にするな。それよりも、あのガドルとか言う怪人……」
「ああ……今までの怪人と比べ物にならないほどに、強い……ッ!」
本郷らしくない弱気な言葉に、一文字は軽く笑みを浮かべて肩に手を置いた。
「もっと自信を持て本郷。俺たちは改造人間、仮面ライダーじゃないか!」
「……そうだな!」
一文字の言葉で眼が覚めた。自分は、一人ではないのだ。
一人で足りないのなら――――一人で足りないのなら、二人でもう一度やればいい。
0025それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:20:15ID:v1g0TC8K0「そろそろ決着を着けるぞ……リントの戦士達よ!」
構えを取り、助走をつけてガドルは二人の下へと駆け出していく。
『行くぞ一文字!』
『あれだな、分かった!』
二人で顔を見合わせ極めて短時間で互いの意思を疎通する本郷と一文字。口には出さない電子頭脳による通信だが、互いの意思は強く伝わった。
一号、二号、ガドル。三者が全く同時に地を蹴り、闇夜の空に交差する。その影が形作るは、最早語るまでもない技の型。
「ハァァァァァァァァッ!!」
「「ライダーダブルキィィィィィィィッック!!」」
ガァンッッ!!
カブトムシの力で打ち出される蹴りと超科学の生み出した両の蹴り、二つの蹴りが重なって爆発的な衝撃が双方を襲い、暴発した。
やがて、爆風と砂煙が辺りを覆い、何も見えなくなった――――。
0026名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:20:32ID:thtjt8nz00027名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:20:37ID:OPvo631Z00028名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:20:54ID:MYL7DCH200029名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:20:55ID:V8lcn17fP0030名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:21:13ID:1XSuYzmJ00031名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:21:20ID:thtjt8nz00032名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:21:32ID:MYL7DCH200033それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:21:49ID:v1g0TC8K0ダブルライダーとガドルの放った全身全霊の蹴り。
その波動と轟音は遠く響き渡り、この場に二組の新たな参入者を呼び込む事となる。
これは必然ではなくあくまでも偶然。ただ、この二組が近くにいただけ。
しかし、偶然といえど起こった出来事は噛み合った歯車のように回りだし、動き出す。
そして、在るべきことが起き、在るべき結果になり――――在るべき形へと戻る。
そこに立っているのが誰か。そこで倒れたのは誰か。それは終わるまで、誰にも分からない。
違いはたった一つ、生者か死者かの違いのみ。その違いは小さいように見えて、本当は果てしなく大きい。
ただ分かるのは、もうすぐ新たな戦いが始まり、そして終わりを迎えようとしている事。
――――そして、全ては一つに繋がる。
0034名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:22:09ID:V8lcn17fP0035名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:22:22ID:1XSuYzmJ00036名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:22:26ID:thtjt8nz00037それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:22:28ID:v1g0TC8K0砂煙が晴れ、視界が開けていく。
キックの激突から立つ事一分――――立っていたのは三人ではなく二人。
片方は一文字隼人。肩で息をしている彼の脇には、常に彼と共に激戦を潜り抜けてきた相棒が倒れていた。
「……ッ!」
ゴ・ガドル・バ。この場には、本郷ではなく彼が立っていた。全身の鎧がひび割れている物の、眼からまだ闘志は失われていなかった。
杖、ボウガン、大剣。どれも手元にないが、それなら作り出せばいい。そう思いまた突起に手を伸ばしたとき、状況が動く。
「ハッ!」
一切の無駄を廃した動きで放たれる満身創痍のワンツーパンチ。仮面ライダー二号の拳が風を切る。
ガドルはそれぞれの手で拳を受け止めるが、直後に膝蹴りを受け軽く怯んでしまう。
その勢いで二号は跳躍、手刀を構えて再び向かってきた。その隙にガドルは大剣を作り出し、両手で構えた。
キン、と金属が触れ合う音がする。だがガドルの持つ大剣と競り合っているのは二号の手刀が嵌めている赤いグローブ。
それほど二号の拳が研ぎ澄まされている事だろう――――事実、次の瞬間にはガドルの手から剣を奪い取っていたのだから。
「何!?」
「仮面ライダーを嘗めるな!」
奪い取った剣を地面に突き刺し、それを支えとして再び宙へと飛び立ち、空中で回転し右足をガドルめがけて突き出す。叫ぶのは勿論あの必殺技の名前。
「ライダーキック!」
ライダーパンチ、ライダーダブルキックと合わせて通算三つ目の必殺技を繰り出した。だが、まだ足りない。
先ほど本郷が言ったとおり並の怪人とは比べ物にならないほど強い。出し惜しみをしていたらこっちが負けてしまう。
相手もまだ勝つ気でいる。ならば、それと正面からぶつかり、勝って見せる。
0038名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:23:07ID:1XSuYzmJ00039名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:23:15ID:V8lcn17fP0040名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:23:21ID:q56m2kIS00041それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:23:37ID:v1g0TC8K0「ウオォォォオオォッ!!」
咆吼を上げ、体中のエネルギーを足に込め、突きつけた。
少しだけ、足が前に進んだ気がする――――今は、それだけで十分だ。力の二号の名は伊達じゃないッ!!
ガドルの装甲が少しづつ剥がれ、ひび割れていく。驚愕に眼を見開いているが、今更もう遅い。
「――――ッ!!」
最後の最後で体をずらし、胸部にあった足を無理やり左腕に持っていく。ベキリ、と嫌な音が響き渡る。
二号の紅いブーツが、ライダーキックがガドルの左腕を蹴り砕いた。それは放物線を描いて飛び、切断面からは止め処なく血を流している。
左腕を失い、意識が消え失せそうになっていたが、ガドルはまだ生きていた。
落ちた腕をワンアクションで咥え、残った右腕で二号を倒そうと拳を握る。だが、その願いは届く事がない。
「……何、だと!?」
体を覆う黒い装甲が軋み、僅かな脈動の後一瞬で人間の姿へと戻ってしまう。
この時のガドルには知る由もなかったが、首輪の制限により変身、及び全力での戦闘が出来るのはたった十分間のみ。
激戦は、十分程度で決着が着く物ではなかったのだ。元よりダブルライダーのスペックはそれぞれガドルと同程度、それを切り抜けるのは至難の業ではない。
但し、首輪の制限を受けているのは二号も同じ事。元の手に戻った体を見て、一文字が驚愕している。
その隙に全力で走る。逃げるのは多少忍びないが、それ以上に抵抗をしないリントを襲わないという彼のゲゲルに反するからだった。
そして何より――――自分から腕を?ぎ取るほど強いリントの戦士がいるとは! ガドルの心は歓喜で溢れていた。
ここにはクウガや究極の闇以外にも自分を満足させてくれるリントがいる。そう思うと自然と足取りは軽くなった。
故に心の中で、彼はあの二人と再戦を誓う。まずは傷を癒してから――――闘争は、始まったばかりなのだから。
0042名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:24:15ID:OPvo631Z00043名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:24:16ID:thtjt8nz00044名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:24:20ID:V8lcn17fP0045名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:24:36ID:1XSuYzmJ00046名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:24:48ID:MYL7DCH200047それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:25:34ID:v1g0TC8K0【時間軸:ゴ・ジャーザ・ギのゲゲルを開始後】
【状態:二時間怪人体に変身不可、左腕の肘から先を破損。】
【装備:なし】
【道具:破損した左腕】
【思考・状況】
1:リントの戦士を倒す。
2:再びあの二人と戦う。
備考
※ガドルは自分にルールを課しているため、抵抗しないただのリントには攻撃しません。
「……グゥッ!」
ガドルを逃してしまった事に憤りを隠せない一文字。
変身が解けてしまった事も疑問だが、それよりもガドルを追いかけられない自分が憎い。
ちらりと本郷を見やる。よほどダメージが大きかったのだろう。一先ず、安全な場所へ――――
ダキュン!
刹那、一文字の頬を掠めて鉛の玉が飛んできた。
身を翻して構えるも、追撃がやってくる気配はない。だが振り返る事もなく感覚を研ぎ澄ませた。
頬を伝う血を拭わずに地面の弾を確認した。弾の口径から見て相手の獲物は恐らくライフルだろう。
そして、物陰から狙撃しているという事は殺し合いに乗っているという事だ。怒りを込めた瞳で、弾が飛んできた方向へと振り返った、その瞬間。
「待てッ! 大丈夫か!!」
それを吹き飛ばすほどの大声が、その場に駆け込んできた。
0048名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:25:37ID:QNU78iH700049名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:25:54ID:thtjt8nz00050それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:25:57ID:v1g0TC8K0◆
再び時は巻き戻り、キックの激突が起こった直後。
キックの轟音は周囲のエリアほぼ全域に響き渡り、それは橘とゾル大佐の耳にも届いていた。
「大佐!」
橘の言葉に頷く暇もなく、ゾル大佐の足取りは加速する。まるで何かを探しているかのように。
置いていかれまいと必死に追いかけているが、訓練を受けているとは言えそこは常人と幹部クラスの改造人間。大なり小なり、違いが出るというものだ。
「……む?」
それには例えば、人並みはずれた視力などが上げられる。
ゾル大佐の目が路肩に転がっているデイパックを見つけた。駆け寄って確認してみるが中に入っていたのは奇妙なカード一枚。
それに気付いた橘が自分のデイパックからそれと同種類のカード――ラウズカード――を七枚、つまり持っているだけ取り出す。
……おかしい。
初めに橘の頭を掠めたのは疑問。それもそのはず、彼のいた世界ではまだスペードのジャック、イーグルアンデッドは封印されていないのだから。
だがすぐにその謎は氷解する。先ほどゾル大佐と共に解き明かした時間軸の違い、恐らくこれは以前封印されていたカードか遠くない未来で封印されたカードだろう。
すぐさま回収し、再び走り出す。幸いにも、戦いの場所はそこからそう遠くはなかった。
これだけ走っても息一つ乱さないゾル大佐の体力に思わず橘は身震いした。
「やはりか!」
到着してまず聞こえたのはゾル大佐の言葉。あたかもそこにいるのがあの二人だと確信していた様子だ。
「大佐、その言い草だとあれが誰だか分かっていたみたいだな?」
「当たり前よ、あれほどの力を持つのは仮面ライダーしか居らん!」
0051名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:26:23ID:OPvo631Z00052名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:26:37ID:V8lcn17fP0053それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:26:42ID:v1g0TC8K0仮面ライダーという単語に橘の目が光る。
「あれも仮面ライダーなのか! つまりあのショッカーと対立している二人か!?」
「ああそうだ、我らショッカーの行く手を阻むにっくき敵、本郷猛と一文字隼人!!」
ゾル大佐が叫んだかと思うと、銃声と共にその一文字から血が零れ落ちる。
ここぞとばかりにゾル大佐は飛び掛ろうとするが、それを背後から橘が静止させる。
「待った大佐! 今彼らを襲うのは拙い!」
「離せ橘!! ショッカー最大の敵が隙を見せている、またとないチャンスなのだ。逃す訳にはいかん!!」
「ショッカーの敵はショッカー自身で倒してこそだ! 自分の敵を誰かに取られてもいいのか!? いまは癪でも彼らを助けるんだ!」
橘の言い分にしては筋が通っていた。故にこれもショッカーの名誉のため、そう自分に言い聞かせゾル大佐は渋々了解した。
それを確認し、もう障害はないと橘は確信し、叫んだ。
「待てッ! 大丈夫か!!」
◆
金居は目の頭を押さえ、険しい顔をした。
まさか策に引っかかったのが自分のよく知る敵、橘朔也だったとは全く持って予想外だった。
リスクを少なくするのが最優先だったが、この時点で自分が危険人物だと脇の軍服男に気付かれるのはまずい。
だが既に手遅れ。橘が自分に向かって静止をかけてきた事で自分が何かしらの面識があることを知らせてしまった。
ならば……荒っぽい事は好みではないが、致し方ない。口封じだ。
結論を決めると、体から二本の大剣、ヘルターとスケルターを取り出し――――東條を丘から突き落とした。
次の瞬間、橘は誰よりも早く走り出し、丘の下で東條を受け止めた。
「君! 大丈夫かッ!」
橘は東條を抱きかかえて呼びかける。意識もあるし、まともに動けるようだ。
0054名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:27:01ID:1XSuYzmJ00055名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:27:05ID:thtjt8nz00056それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:27:33ID:v1g0TC8K0「一文字よ! さっさとその小童と本郷を連れて行け!!」
眼を合わせずにゾル大佐は一文字に命令する。恐らく、一文字の顔は驚愕で染まっているだろう。
「勘違いするな! お前を助ける訳ではない!!」
ショッカーの名誉のためだ……と心の中で付け加える。やがて一文字が本郷を抱え、東條がそれについていく形でその場から離脱した。
そして残りは三人。改造人間と、アンデッド、仮面ライダー。
:ケース5 改造人間×アンデッド×仮面ライダー
「変身。」
ギャレンバックルのレバーを引き、オリハルコンエレメントを展開、それを潜り抜ける。橘の体が紅い鎧に包まれ、その手には銃が握られていた。
ゾル大佐は初見の、橘自身と金居に取ってはもう見飽きたその姿。仮面ライダーギャレン。
「ウゥ―――――ァォォォォォォォォォォンッッ!!!」
ゾル大佐が雄叫びを上げると同時に、全身が毛皮に覆われた。その姿、狼の如し。
古くは中世に伝承が残る怪物の名を冠した、黄金の毛並みを持つショッカーの改造人間。黄金狼男。
「フン……下らないな。」
嘲笑とも取れる笑みを浮かべた金居が降りてきた。地面に着くときには既に装甲に覆われ、元の面影をなくしていたが。
文明が始まる以前から地球上に存在していた、ギラファノコギリクワガタの始祖。ギラファアンデッド。
本来ならこのような場に来るはずがなかった三人の闘争が――――始まった。
0057名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:27:40ID:V8lcn17fP0058名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:28:15ID:1XSuYzmJ00059名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:28:16ID:V8lcn17fP0060名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:28:31ID:q56m2kIS00061それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:28:56ID:v1g0TC8K0「ハッ!」
先手はギャレン。ギャレンラウザーでギラファを狙撃するが、弾は体に届く前にバリアで防がれてしまう。
「そのような攻撃は聞かない!」
続いて狼男が跳躍し、バリアのない近距離からの攻撃を打ち込む。しかし、ヘルターとスケルターでいなされ、弾き返された。
「橘! こやつが貴様の言ったアンデッドか!?」
「ああそうだ! しかもコイツはカテゴリーキング、並みの強さじゃない!」
会話をしながら三枚のカードをラウズする。中身はファイア、パレット、ラピッド。
ギャレンはギラファめがけて駆け出し、射程距離内に入ったところで地を蹴り、空中からの狙撃を加えた。
「聞かないといっているだろう!」
スケルターを振りかざして炎を振り払い、腰につけた手榴弾にもなる鋏を投擲する。それはきれいにギャレンの顔に命中し、仮面にひびが入った。
――……sion――
電子音声が鳴るが、それは別の声によってかき消される。
「ッ!?」
それは驚愕にも似た声――――但し、上がったのはギャレンからではなくギラファのほうである。
背中に走る衝撃は、狼男につけられた引っかき傷だ。ギャレンに気を取られすぎて背後に隙が出来てしまった。
しかも本当の驚きはそれだけではない、ここからがギャレンと狼男の真の狙いだ。
「ギャレンが……二人ッ!?」
0062名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:29:28ID:V8lcn17fP0063名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:29:39ID:1XSuYzmJ00064それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:29:44ID:v1g0TC8K0爆発の煙を超えて出てきたのは、二人のギャレンの姿だった。思わず身動きを止めてしまい、後悔した。
ギャレンの技には分身したまま爪先蹴りをする「バーニングディバイド」があったのだ……だが、まだ腑に落ちない点がある。
バーニングショットとバーニングディバイド、その二つのコンボ技を発動するにはギャレンラウザーのAPが足りない。
どうしても出すには、何かのカードでAPを回復させなくては……回復、そうか。思わず解けた謎に手を打ちたくなる。
答えは、先ほどの電子音声。ギャレンはフュージョン、カテゴリージャックのカードでAPを回復させたのだ。
どちらにせよ、この距離ではバリアは展開できない――――そんな事を考えながら、眼前に迫る炎の蹴りが容赦なくギラファの意識を奪っていった。
戦いが終わった後、橘は自然に変身が解けた後倒れこんでしまった。
駆け寄った狼男も程なくしてゾル大佐の姿に戻り、腕を見る。
「チッ、制限時間か。忌々しい。」
取りあえず、指揮系統がない鬱憤を晴らせたことには満足したが、新たなイライラが出来てしまったようだ。
このストレスは、何処で発散すればよいのやら。
【橘朔也@仮面ライダー剣】
【時間軸:Missing Ace世界(スパイダーUD封印直後)】
【状態:疲労、気絶、二時間変身不可(ギャレン)】
【装備:ギャレンバックル】
【道具:基本支給品一式、ラウズカード(スペードJ、ダイヤ1〜6、9)、レトルトカレー、特殊支給品×?】
【思考・状況】
基本行動方針:とりあえず生き残る
1:金居を封印する。
2:ゾル大佐と行動を共にする。
3:余裕があれば剣崎、志村との合流。
備考
※ゾル大佐の体力に敬意を払っているとともに、コンビニや携帯を知らないことに不審感を覚えています。
※部下の死は、とりあえず眼前の状況に対処するために忘れています。
※参加者が別々の時間軸からつれて来られている事に気付きました。
0065名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:30:18ID:V8lcn17fP0066名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:30:20ID:OPvo631Z00067それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:30:55ID:v1g0TC8K0【ゾル大佐@仮面ライダー(初代)】
【時間軸:三十九話開始直後】
【状態:健康、文明による精神的ショック。二時間変身不可(黄金狼男)】
【装備:なし】
【道具:基本支給品一式、ウルフビールス@仮面ライダー】
【思考・状況】
基本行動方針:生き残ってショッカーを再興させる
1:金居を追いかける。
2:後ほど一文字と本郷を倒しに行く。
3:橘に『ケイタイ』や『コンビニ』について教えてもらう。
備考
※基本支給品の携帯電話の使用方法を知りません(昭和の人ですので)。
従って、名簿は確認していません。
※参加者が別々の時間軸からつれて来られている事に気付きました。
※変身制限に気付きました。
※剣世界について大まかな知識を得ました。
0068名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:31:09ID:1XSuYzmJ00069それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:32:09ID:v1g0TC8K0一方、金居は森の中へと吹き飛ばされていた。
体のあちこちが悲鳴をあげ、緑色の血液が止まる事を知らず溢れていた。
メガネはずれ、着衣は乱れ、おまけに鼻血まで出している――――およそ人には見せられない、小汚い姿だ。
だがこんな姿になっても彼は生きることを諦めなかった。アンデッドとしてではなく、一生命体としての生を。
不意に東條の事を思い出す。彼は自分の言った事をうまく果たしているだろうか。
――――先ほど金居が東條と交わした契約は『ある程度の力を持つ参加者を一人でも多く間引く事』。
とは言え、脱出に必要な人材まで間引かれても支障が出る。故に間引く対象はある程度の力を持つ者、つまり自分のような異形の存在や仮面ライダーのみに絞った。
元より東條の目的は優勝だった事もあってか、すんなりと話が纏まった。一人で殺していくより、複数で殺していったほうが効率がいいと悟ったのだろう。
但し、東條の方からは『香川英行は殺さず見つけたら生かして置くように』との事だ。約束を破る気はないが、少しばかり興味もわく。
だからこそ橘と出会った時、わざと『初対面で、かつ自分が東條とあの男を襲っている』という三文芝居を売ったのだ。
……現れたのが橘でなければ、もう少し疑りを持ったかもしれない。だが橘でなければ、このような醜態を晒す事はなかっただろう。
0070名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:32:14ID:V8lcn17fP0071名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:32:37ID:1XSuYzmJ00072名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:33:06ID:V8lcn17fP0073それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:33:37ID:v1g0TC8K0まぁ、全ては後回しだ。
力なく木にもたれこみ、意識が落ちる寸前に思う。願わくば、もうギャレンとは会いたくないと。
【金居@仮面ライダー剣】
【時間軸:45話終了後。】
【状態:鼻血、気絶、二時間変身不可(ギラファUD)】
【装備:神経断裂弾が発射可能なライフル】
【道具:基本支給品×2、煤けた首輪、バグンダダ@仮面ライダークウガ】
【思考・状況】
1:可能な範囲で殺し合いの内幕をさぐる。
2:橘とは会いたくない、というか知り合いに会いたくない。
3:東條が参加者を減らしてくれる事に期待。
4:利用できる参加者は利用し、障害となる参加者は状況によっては殺害する。
5:香川秀行に僅かな興味。
備考
※神経断裂弾の残りの弾数、首輪の損傷具合は不明です。
:ケースNEXT 猛獣に心はなく―――
「ゴホッ、グフゥッ」
「起きたか、本郷。」
やけに激しい咳をしながら、本郷の意識が覚醒する。
あの怪人はどうしたのか……と聞こうとするが、自分や一文字がこうしている以上危機は去ったのだろう。
ふと、一文字の背後にいる青年が眼に留まる。見かけは自分達と同年代、若しくは少しばかり若く見えた。
その視線に気付いたのか、一文字が青年を指差して説明する。
0074名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:34:09ID:V8lcn17fP0075名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:34:17ID:1XSuYzmJ00076それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:35:23ID:v1g0TC8K0「彼は東條悟君。気絶したお前をここまで運んできてくれたんだ。」
「そうか……ありがとう。俺は本郷猛だ。」
本郷の名乗りに対して東條は軽く会釈をする……本郷は、東條の瞳の中に何か暗い物を感じた。
その光景を見て、一文字はようやく忘れていた物を思い出した。
「そういえば、まだ名乗ってなかったな。俺は一文字隼人、よろしくな。」
言葉と共に右手を差し出す一文字。口元には笑みを携え、真っ直ぐ東條を見つめている。
東條は軽く戸惑ったが、やがてその手を握ってこう呟いた。
……さよなら、と。
ドスッ。
「……?」
0077名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:35:49ID:OPvo631Z00078名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:35:54ID:V8lcn17fP0079名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:36:27ID:OPvo631Z00080それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:36:31ID:v1g0TC8K0突如耳に届いた、肉を裂くような嫌な音。
何事かと振り返ろうとするが、首が動かない、体が言うことを聞かない。
唯一動かせた目線を下に向けると、黄金色の金属――――角らしきものが見える。自分の体から。
痛みを知覚する前に理性が否応無しに理解する。ああ、自分は刺されたのだと。
相手を倒そうと体を動かすが……全く力が入らない。体から熱が消えていくのが手に取るように分かる。
重力に引き込まれるように体が地に伏せる。自分を呼ぶ声が……戦友の声が聞こえてくる。
気がかりは本郷と東條君……だが……どうやら俺は、ここで終わりらしい。一度理解すれば、意識が閉じるのは本当に早かった。
「本郷……人類の平和を……東條君のことを……」
必死に唇を動かして言葉を紡ぐが、どんどん声は消え入りそうになっていく。もう少し、もう少しだけ待ってくれ。
「……頼、む。」
最後の言葉は、ちゃんと伝わっただろうか。俺は駄目だが、きっとその後は本郷が、仮面ライダーが継いでくれる。
そう考えると、幾分か気が楽になってきた。視界が白に染まり、やがて何もかもが消えていく――――――。
「一文字イイイイイイ!!」
それが、彼の、仮面ライダー二号、一文字隼人の――――この世で迎えた、最後の思考となった。
【一文字隼人@仮面ライダー 死亡】
【残り46人】
0081名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:37:00ID:V8lcn17fP0082それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:37:20ID:v1g0TC8K0「何故だ……何故一文字を殺した!?」
本郷は叫ぶ。戦友を殺した仇……東條悟に対して。
彼は見てしまったのだ。東條がデッキを取り出した瞬間、サイの姿をした怪物が川から飛び出してくるのを。
「お前は……どうしてこんな戦いに……」
「変身。」
本郷の会話の途中で東條がデッキを翳す。いや、そもそも言葉すら聞いていないといった方が正しいか。
瞳に映されたデッキと共にベルトが現れ、そこから装甲が重なり銀色の姿を現す。
きっと一文字は最後まで東條の闇に気付かなかったのだろう。それを哀れむ事は出来ないし、滑稽と笑う事も出来ない。
「へぇ、少し重たいけど、悪くない。」
現した姿は装甲を持つ仮面ライダー……違う、コイツは仮面ライダーじゃない。コイツは仮面ライダーの皮をかぶった怪人だ。
そうか。さっき感じたのはこの本性だったのか。瞳の中に見た闇は幻でもなんでもなく、紛れもない真実だったのだ。
一文字、コイツだけは、俺が倒す。決意を込めた拳で本郷はガイに立ち向かう。一文字のためにも、ここでコイツを倒すと。
だが、きっと、彼の言葉は届かない。なぜなら――――
「さあ、僕が英雄になるために――――死んで。」
――――彼は既に心を捨て去り、英雄を目指す歪んだ猛獣なのだから。
0083名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:37:20ID:OPvo631Z00084名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:37:30ID:V8lcn17fP0085それぞれの場合/NEXT STAGE ◆RIDERjbYCM
2008/05/14(水) 00:37:45ID:v1g0TC8K0【本郷猛@仮面ライダー】
【時間軸:ガラガランダ戦後。ショッカー首領からショッカーの壊滅を聞いた後】
【状態:疲労(極大) 二時間変身不可(一号)】
【装備:無し 】
【道具:ラウズアブゾーバー】
【思考・状況】
1:ガイを倒す。
2:おやっさんの捜索
3:この狂った戦いを止めさせる。
備考
※本郷は参加者達(少なくとも自分達)は違う時間軸から集められたことに気付きました。
※V3ホッパーは一文字の遺体の傍に放置されています。
※ライダーダブルキックの轟音が周囲エリアに響き渡りました。
【東條悟@仮面ライダー龍騎】
【時間軸:44話終了後。】
【状態:疲労大。1時間変身不能(タイガ)、仮面ライダーガイに変身中。】
【装備:タイガのデッキ、ガイのデッキ】
【道具:基本支給品×2、特殊支給品(未確認)、サバイブ烈火@仮面ライダー龍騎、芝浦の首輪】
【思考・状況】
基本行動方針:全員殺して勝ち残り、名実共に英雄となる
1:『ある程度の力を持つ参加者を一人でも多く間引く』。
2:できれば最後の仕上げは先生(香川)にしたい
3:殺した奴の首輪をコレクションするのも面白い
備考
※東條はまだ芝浦の特殊支給品(サバイブ烈火)を確認していません
投下終了。感想等ありましたらよろしくお願いします。
後失礼、大佐のウルフビールスと金居のバグンダダについては特殊支給品のままです。バタバタしてて申し訳ないです
0087名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:38:24ID:V8lcn17fP0088名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:40:12ID:rgenv5zv0時代の差に気づいたなら、橘のゾルへの疑問も消えていると思うんだがどうか。
0089名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:41:01ID:V8lcn17fP先の読めない展開にドキドキしました。一文字ィィィィ!!!
それぞれのキャラのらしさが生んだ非情な結末が胸に痛いです。実にGJ!
0090名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:41:42ID:q56m2kIS0おおおお〜!栄光のダブルライダーがこんなところでぇえええ!!w
それでも二人は立派に戦ったよ……。一文字さん南無。
本郷はボロボロだが、ここからが仮面ライダーの見せ所ですな。
んでダディと大佐はだんだん馬があってきたんじゃないかww
0091名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:43:57ID:1XSuYzmJ0どうなるのかワクワクしながら読ませてもらいました。
ダディーナさんとゾル大佐のチーム、いいなーw
ダブルライダーの戦闘にも、燃えました!
そして、一文字ィィィィイイイイイイイイ!! しかし、お前の信念は、一号が受け継いでいるはず……!
0092名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:45:00ID:OPvo631Z0一文字ぃぃぃぃぃぃいぃっぃ!
バトルは熱い、東條のステルス発揮、ダディと大佐のコンビは素敵! ギラファの策略、
見所たくさんでした。
先の読めない展開にドキドキ!
GJ!
0093名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:45:43ID:tvtcr6lS0一文字、こんなとこで脱落しちゃうなんて…東條が本格的に調子にのってきやがったな…
ゾル大佐と橘さんが思ったよりもいいコンビになれるかも!?
ところで、各人の現在所在地はどこなんでしょう?時間帯は東條の状態から察するにまだ深夜だとは思うのですが
0094名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:48:17ID:4C58RL/6Oやはりロワの橘さんは一味違うww
それにしても金居は計算高いなぁ。
思惑通りいったし。
一文字も完全に不意打ちだっただけに残念。
あんな状況じゃそうとうひねくれてないと東條疑えないよな。
放送で一文字の名前も読まれるわけだが、これがリメイク勢にどう影響を与えるかも楽しみ。
0095名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:49:03ID:QNU78iH70一文字……初代ダブルライダーはリメイク版ダブルライダーとの邂逅を楽しみにしていただけに残念……。
本郷には一文字の意志を受け継いで、どうか生き残って欲しいです!
それにしても東條怖いな……容赦無しw
ガドルとの戦いもGJ!でした。
果たしてボロボロの本郷がどうガイに立ち向かうのか、10分間凌げるのか……
先が読めないw
0096名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:50:22ID:b3PU3ZXZO大佐と橘さんで何故か和みつつ、
力の二号の死に衝撃を受けました。
一文字ィィィィィ
橘さんがさりげなくバックに死亡フラグを詰めてた気がする。
0097名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:51:18ID:CcJyaMWh0本郷どうするんだろう、変身できないのに・・・タイガのデッキを奪ったりしたら面白いかも
そして一文字が死んでしまった事を知ったガドルがどう反応するか気になる
そう言えばアドベントのカードは持ってるだけでモンスターを操作出来るからかなり便利だよね
>>41の「自分から腕を?ぎ取るほど強いリントの戦士」って
「自分から腕をもぎ取るほど強いリントの戦士」の誤字ですよね
0098名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:52:23ID:AuyXsjdj0平成勢は強いんで、初代はWでないと太刀打ちできそうにないと思っていただけに残念w
まあ、それは、次回のバトロワに期待します
しかし、他人に倒されて、さぞ大佐が嘆くことでしょう・・・本郷、何やってんだってw
0099名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:55:40ID:osPLkKoQ00100名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 00:55:49ID:N7ru0ZnrO大佐は何を食べたのか、デザートを食ったのはやはり橘さんか、負傷した怪人達の今後、続く戦いの行方……
0101名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 01:00:25ID:v05R6qQiO一文字さん…追悼。
不意討ちに定評のある東條、何気にロワ1のライダーキラーですね。
今後の展開がますます気になります!
あと1点誤字を発見。
「聞かない」→「効かない」
だと思います。
0102名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 01:19:25ID:AuyXsjdj0でも、立花さんは、なんで大佐と一緒に行動をとるのかねw
大佐とWライダーを比べたら、どうみてもWライダーたちの方がマトモなんだから、
どっかでトンズラして、信頼の置ける仲間を探しに行った方がいいと思うんだけどw
0104名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 01:24:19ID:CTiJnKkZO乙です。次回作も期待しております!
私事になりますが、体調不良の為予約期限に投下を間に合わせられるか
不透明な状況なので、今のうちに予約期限延長を申請させていただきます
0106名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 01:43:06ID:v05R6qQiO早速の対応、乙です。
>>105
了解です。
ただ、あまり無理をなさらぬよう、お大事になさってください。
>>12
遅くなりましたが…何やら気になる組み合わせ。
楽しみにしてます!
0107名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 04:42:09ID:fQwbXT5gO時間と予約状況考えるとすごいです。
しかしWライダーが…
橘さんが「ショッカー」の正体に気付いていないし
金居も手ひどく傷を負った…
>>102
橘さんだから、というより「仮面ライダー」でも信用できないということがあるし(カリスとか一部レンゲルとか)
ゾル大佐の精神力に尊敬の念を払っているのではないでしょうか。
今、時間軸(世界の)を踏まえて考えれば、大佐は「信用できる強い人」だし。
金居を共闘して倒したし。
0108名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 09:14:30ID:8YpefCp70出て行け
0109名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 10:04:24ID:5DrMVmbIOライダーを無惨に血祭りにあげてその死に様を褒めたたえてGJとか
住人そのものが気が狂ってる
>>1に注意書けばいいってもんじゃない
全年齢板に存在してはいけないスレだ
本気でおぞましいので、出ていってくれ
0110名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 12:02:37ID:5TbVaEQr0ageられると嫌でも板のトップで気持ち悪いレスが目に迷惑なんだけど
したらばあるんだったらそっちでやれよ
0111名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 12:46:28ID:HC82oH0ROスルーするスキルあるなら板移動してしたらばに行ってくれ
迷惑なんだよ
0112名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 14:16:17ID:CTiJnKkZO板住人に板違いと言われて板移動したロワはたくさんあるのに、ここの住人はフル無視。
まっ、荒らしの俺が言っても仕方ないか。
0113名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 14:19:22ID:sgby6knn00114名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 15:09:19ID:5TbVaEQr0ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1182007206/2050-2054
2050 :やってられない名無しさん:2008/05/14(水) 12:44:57 ID:???O
荒らしの出現時間が余りにもパターン化しすぎて笑える
2051 :やってられない名無しさん:2008/05/14(水) 12:56:04 ID:???C
今日も荒らしが元気だなw
2052 :やってられない名無しさん:2008/05/14(水) 13:25:36 ID:???O
ちょうど昼休みの時間なんだろうな。
新学期になって友達も出来ず、やることといったらパソとケータイ使ってスレ荒らし…他人事ながら涙が出てくるw
2053 :やってられない名無しさん:2008/05/14(水) 13:46:45 ID:???0
だから煽るなって
2054 :やってられない名無しさん:2008/05/14(水) 14:24:06 ID:???0
煽り荒らしだろ。末尾が0とかCとかはその手の奴みたいだな。
0115名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 15:26:37ID:5DrMVmbIO回線切ってID変えてると思い込んでるみたいだから
また書き込んでやるよ
都合の悪い事は荒らし呼ばわりで
板違いの指摘はシカトかよ
自己中のDQNばかりだな
>>113
ロワイヤルはロイヤルのフランス読みで
造語でも誤字でもない
0116名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 16:09:41ID:pU4babcD0携帯で回線切るもクソもねーだろ
一緒に煽ってやってる俺が恥ずかしくなるようなこと言うなよw
0117名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 16:28:56ID:VNmxEtDAO目障りだから他でやれと言いつつ、いちいちこのスレをageたり
関係ない他のスレにまで話を持ち込み、話題を広げようとする。
何で荒らしのやってる事って、こんなにも支離滅裂なんだろう・・・
あ、だから荒らしって言うのか。
しかし八つ当たりとは言え、人の恨み辛みってのは本当に怖いねぇ。
0118名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 17:15:27ID:gjipJ4vO0どんな切欠かしらないけど、皆スルーしようよ
0119名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 17:17:32ID:f+eh+V1EOおまえらあほか。俺たちが団結すればするほどスレの滅びが近くなるんだぞ?
それなのにいがみあってどうするよ?
団結しても大差ないとか言う奴は考えろ、ここはロワスレ(笑)
定期的に予約やwikiを荒らせばすぐに滅ぶんだぜ。立てよ、荒らし!
0120名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 18:02:56ID:v/Lc8jnvOこのロワが好きだから尚更ね
今すぐでなくても次のスレは別の板に立るべきだと思う
0121名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 18:10:10ID:A+MTjiJmOタイミング的にそんな感じがするのだが。
0122名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 18:15:49ID:euTsqtT20その直前に自分のSSがNG食らったから逆恨み。もしくは便乗。
0123名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 19:14:47ID:HC82oH0ROこの板にあること自体目障りなことに気付きなさいよ
0124名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 19:40:04ID:5XIaZP+GO逆恨みの方っすかw?
便乗の方っすかw?
どっちっすかww?
0125名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 19:49:15ID:CcJyaMWh0少なくともあんたの言い方は傲慢だな
言い分はともかくね
というか目障りならsageろ
わざわざageるなんてマゾかバカかツンデレのどれかだ
0126名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 19:50:33ID:HC82oH0RO別の掲示板でやれってだけです。
不愉快なスレを特撮板に立て続ける理由なんてあるのですか?
0128名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 20:05:19ID:N7ru0ZnrO特撮板に漫画やアニメが持ち込まれるご時世だぞ?
0129名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 20:05:19ID:CcJyaMWh0いいよ、むしろ横槍入れてくれて感謝してる
ただし今はとんでもなく空気が悪いけど
ちなみに俺個人としては板の移動に反対する気は無いけど、何にせよ次にスレ立てする人次第かな
0130名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 20:07:09ID:rir0f8Dr0参加はいつでも歓迎ですよ。
念のため、最初にテンプレとまとめサイトのガイドラインに目を通してくださいね。
0131名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 20:08:26ID:P1SRMNOR0これ以下は荒らし・煽りはスルーでお願いします。
0132名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 20:11:07ID:AuyXsjdj0確かに大佐は仲間とした人間を裏切るようなことはしないでしょうなあw
どうも昭和組は、ヒーローも敵役も根は素直で単純な人ばかりみたいだから、
腹黒い平成組相手にどこまで「駆け引き」が出来るか心配だw
0133名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 20:12:30ID:P1SRMNOR0ごめん、リロってませんでした。
新規さん大歓迎です〜
0134名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 21:49:16ID:8C/tpVB10新規は避難所投下必須ですよ
0135名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 21:54:40ID:OPvo631Z0いや、そのルールはない。
>>127
歓迎です。お待ちしています
0136名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 22:04:43ID:lJyH4qnF00137名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 22:56:16ID:1Rpd9f1C00138名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 23:00:50ID:lJyH4qnF00139名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 23:12:01ID:N7ru0ZnrO0140名無しより愛をこめて
2008/05/14(水) 23:47:28ID:GxYATZ360明日の夜までに仕上げるのはちょっと無理そうですので、期限の延長をお願いします。
>>127さん
勿論大歓迎ですよ。
>>134のようなルールはありません。ルールについてはwikiを確認してみてくださいね。
>>140さん
wikiのトップに現在の予約状況が乗っていますので、参考にしてください。
地図のほうは完全に最新の状態ではないようですが……。
0142名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 00:36:27ID:sjvaqBQK00143名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 00:48:49ID:4bBErBv5O嘘じゃない本当の話
0144名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 01:21:39ID:sVdmHjJ20このスレを嫌いな方も、このスレが好きな方もそれが
一番穏便に事態を収集できる方法ではないかなと思います。
確かに、ヒーローを楽しく語る場である特撮板で、ヒーローを
残酷に殺させるようなSSは望ましくないのでは?
目を通しただけでも、気分を害する方も少なくないと思います。
現にサイボーグロワなどは2chではなく別の掲示板で作品投下を展開しておりますし。
描写が残虐だったり、確かに特撮板の年齢層を鑑みてもあまりいい印象を
持たれないスレだと思われます。
スレ住人の方々の、ご英断をお待ちしております。
特撮板住人の1人
0145名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 01:25:00ID:uLhooSjr0したらばに移動したら、今度はわざわざしたらばまでやって来て文句を言うと思います。
0146名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 01:30:15ID:i/eu5BbW0何処でやったってどうせ騒ぐんだし
0147名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 01:43:37ID:er4XFiZF0ホントに嫌なら1stの時や議論段階に口を出していた筈
今言う奴はだいたい荒らし
0148名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 01:46:30ID:r36ac2SlOだとしたら何様だって話しだけど
0149名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 02:00:52ID:NOJFemBe00150名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 02:05:53ID:gJdjZYux00151名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 02:07:51ID:r36ac2SlO剣が死んだのは1stだぜ?
ちなみに荒らしは剣崎が死ぬ前から出てたよ
0152名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 06:06:51ID:4bBErBv5O私生活削ってまで荒らすつもりはなくて、たまに携帯で書き込みするだけ
問題は荒らしが二人以上いることだな
0153名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 08:30:47ID:DN9jOna/O頑なに出ていかない理由教えてよ
0154名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 09:36:29ID:Nww2hBX5O外部板で鍵付けてやれ
0155名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 10:13:00ID:2IwL5O5sO0156名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 11:01:44ID:zua4CSts0ひとつ嵐のIP放り込むだけでほとんど消えてるよ。
ID変えられてもいちいち設定せんでいいし本当に便利だ。
0157名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 11:45:10ID:r36ac2SlO板違いなら削除依頼するか自治スレで確認すれば良いじゃない
君が正しいなら望む結果が得られるよ
0158名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 12:04:43ID:4r4qsHpRO0159名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 12:43:02ID:r36ac2SlO0160名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 12:44:38ID:DN9jOna/Oしたらばでいいじゃないですか
人の意見に耳を傾けてつかわさい
0161名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 13:06:54ID:44POAucPOブレイラウザーは残り600APで「スラッシュリザード」は使えないみたいなこと書かれてますね。
スラッシュリザードを使うのに必要なAPは400です。
修正してください。
0162名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 13:15:30ID:viDcGn4K0…>>157とか>>158って、俺の見る限り最大限、ここでやるなここでやるなと一方的に言ってる奴に耳を傾けた上での意見に聞こえるんだが…
お前さんこそ人の意見聞いてる?
0163名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 13:36:16ID:AE69ADER0相手になるな
0164名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 16:59:55ID:QWhC25YQ0相手するなよ!それとも荒らし?
0165名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 17:03:07ID:QWhC25YQ0対主催強化したりしたら、さすがに意見させてもらうつもりだが
対応しました。
0168名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 23:02:02ID:4bBErBv5Oアゲれば援軍が来るから楽。
したらば避難したら俺は多分やめる。板移動は板次第だな。
0170名無しより愛をこめて
2008/05/15(木) 23:10:07ID:4bBErBv5Oスレ埋めとかは面倒だからやりたくないんだよな。
煽られたらやるけどさ。
荒らしも辛いぜ!
0171名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 00:47:06ID:JtSt/dRD0書き手の期限延長が続くと、次に書こうと思ってる書き手もどうする事も出来ないし。
何の為に期限を設けてるんだか。
>>171
ごめんなさいとしか…途中で大幅に方向転換したのが期限延長の要因です。
申し訳ない
0173名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:09:58ID:WEKwZccL00174駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:10:39ID:URc/2dkg0風谷真魚はやや早足で歩いている。
この暗闇で僅かに灯された希望、澤田亜希と少しでも離れないように。
澤田は真魚の事など気にする様子も無くずんずんと先へと進む。
実際どうでもいいと思ってるのかもしれない。
澤田から話しかけられたことと言えば名前の事くらいのもので、今は無言だ。
外灯もまばらな暗い道をただ黙って進むのは、キツイ。
「あの…っ!」
キツイだけではなく疑問もあるから、澤田の考えを聞きたいのだ。
何故わざわざ市街地から遠ざかる道を進んでいるのか。
「あのっ、澤田s…くん!」
少し強く呼びかけてようやく澤田の足が止まり、振り返ってくれた。帽子の影に隠れて目元は見えない。
「どうしたの?…疲れた?」
少しでも心配してくれたのだろうか、気にかけてくれた事を嬉しく思いつつも真魚は疑問をぶつける。
「あの、どうしてこの道なんですか?市街地から遠ざかってるように思うんですけど…」
最後の方は呟くようになってしまう。考えてみれば自分が勝手について行っているだけだ。
それなのにどこに向かっているのか聞くのは、前進の邪魔をするのは迷惑では?
もしも「ついて来ないで」等と言われたりしたら?
澤田は別について来いともついて来るなとも言ってはいない、だがもしも明確に拒否されたら。
不安に心が押しつぶされそうになる。
恐怖心を知ってか知らずか、1分ほどの沈黙の後、澤田は答えた。
「街中は危ないと思うんだ。この殺し合いに乗った連中が集まってくるかもしれない」
殺し合い。
そんな言葉を聞いただけで背筋が凍る思いだ。確かに真魚の世界でもアギトとアンノウンの戦いはある。
だが人と人との殺し合いだなんて、先ほど見た戦いでは人と怪物の戦いではあったが…
何故同じ人同士で戦わなくてはいけないのか、それほどまでに魅力的なのだろうか。
この殺し合いの勝者に与えられる賞品が。他人を殺してまで叶えたい願い等あるのだろうか?
自分にはとてもじゃないが理解できそうにない。
0175名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:10:41ID:umm1PT8x00176名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:10:58ID:sq8AwxUkP0177名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:11:33ID:WEKwZccL00178名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:11:54ID:sq8AwxUkP0179駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:11:55ID:URc/2dkg0澤田の優しい言葉が素直に嬉しい。そんな澤田に迷惑をかけたくはなかった。
「いえ、大丈夫です…あ、あの、私、邪魔じゃないでしょうか?」
強がりの言葉に続いてつい、漏れてしまった。答えが、澤田から返される答えが怖い質問を。
何故聞いてしまったのだろうか?怖いがそれでも聞きたかったのだ、澤田の答えを。
「別に…邪魔じゃない、一緒に来たければ来なよ。休みたくなったら言ってくれれば休むし」
恐怖心が少し薄れた気がした。思わず、ほんの一瞬ではあるが戦いを忘れた。
ただ…と澤田は付け加えるように言葉を続ける。
「君の身を護れる保障はしないよ。俺だって何があるかわからないし。支給品は確認した?」
澤田の言葉で支給品の存在を思い出す、もしかしたら何か使えるものがあるかもしれない。
慌てて自分のデイパックの中身を確認して、悲しくなった。
「へぇ?よかったね、それなら君でも使えそうだ」
澤田はそう言ったが、自分にはこれはハズレだ。これは殺し合いだ、そう改めて宣告されたような気がして。
真魚でもわかる、これがどういった物で、どう使うのか。
外灯の人工的な光りに照らされて、真魚の手の中で支給品であるその銃は鈍く光っていた。
0180名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:12:30ID:sq8AwxUkP0181名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:13:00ID:sq8AwxUkP0182駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:13:30ID:URc/2dkg0暗い道を進む。後ろには先ほどから女が(風谷真魚とか言ったか?)付いてくる。
「あ、あの…」
どうせ自分を頼っているのだろう。
どう解釈したのかはわからないが、少なくとも自分が殺し合いに乗っていないと考えて。
(馬鹿なやつ…)
思わずそう呟く。所詮人間は何かに頼らないと生きていけない弱い生物なのだ。改めて確信する。
自分は違う。人間の心を捨て去り、完全なるオルフェノクとなってみせる。
その為にこのゲームに参加したのだ、このような場を用意したスマートブレインには素直に感謝したい。
「あの…っ!」
しかし先ほどから後ろがやたらと五月蝿い。一々声を上げられると他の参加者にばれてしまうかもしれない。
大方今どこに向かっている等のくだらない質問だろうが…
「あのっ、澤田s…くん!」
いい加減邪魔になってきたし、これ以上騒がれる前に答えてやったほうがよさそうだ。
振り返ると少し疲れているように見える。少し早足過ぎたか?
「どうしたの?…疲れた?」
一応声を掛けてやるとそれだけで嬉しかったのだろうか、少し笑顔になったように見える。
「あの、どうしてこの道なんですか?市街地から遠ざかってるように思うんですけど…」
予想通りの質問をぶつけてきたのがなんとも滑稽に感じた。別に考え無しに市街地を離れているわけではない。
このゲームに乗る奴は少なからずいるはずだ。そいつらは恐らく人が集まりやすそうな市街地を目指す事だろう。
なら勝手に潰しあえばいい。その道中でも多くの人間を殺す事はずだ。
俺は市街地を離れながら、道中に会う参加者を殺す。そして隠れている参加者を探し出し、殺す。
今進んでいる場所の先には森林がある。隠れるにはもってこいと言える場所だ。何人かはいると踏んでいる。
隠れているからには大した力を持っていない参加者のはず。初めのうちはそんな奴らを狙う事にする。
序盤から強者と戦っていけば無駄な消耗をする。あの赤い奴との戦いでそれを実感した。
勝ち残るためには無駄な消耗だけは避けたかった。
0183名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:14:05ID:sq8AwxUkP0184名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:14:33ID:WEKwZccL00185駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:14:48ID:URc/2dkg0もっともらしい理由をつけたが真実の所は無力な人間を虐殺したいだけなのかもしれない。
それはオルフェノクとしての本能なのか自らの本性なのかは自分にもわからなかった。
真魚の顔がみるみる青くなっていくのが見て取れた。殺し合いという言葉に過敏に反応したのだろうか。
「顔色悪いみたいだけど…少し休む?」
できれば休まず進んでいきたい所ではあるが、真魚に無理をさせるのはまずい。
いざという時に咄嗟の反応を取れず、それが仇となって殺されてしまっては悔いが残る。
真魚は最後の仕上げなのだ。その時までは護ってやろう、自分のために。
「いえ、大丈夫です…あ、あの、私、邪魔じゃないでしょうか?」
邪魔だなんてとんでもない、最後の最後まで一緒にいてもらうと決めたのだ。
「別に…邪魔じゃない、一緒に来たければ来なよ。休みたくなったら言ってくれれば休むし」
よほど嬉しかったのだろうか、先ほどのような笑顔が見える。依存されすぎるというのも考え物なのだが…
最低限の自衛手段は持っていて欲しいものなのでそろそろ支給品の事を思い出させてやることにする。
「君の身を護れる保障はしないよ。俺だって何があるかわからないし。支給品は確認した?」
もしもカイザギアのように変身できる物なら自分が装備しておいた方が良いだろう。
制限の都合上変身手段が多ければ多いほど有利だ。
だから、真魚のデイパックから顔を覗かせた物にはガッカリさせられた。
「へぇ?よかったね、それなら君でも使えそうだ」
ただの拳銃。自分にはハズレだ。真魚の自衛手段という意味では、アタリか?
弱い人間には丁度いいか。
銃を見つめ続ける真魚を見つめる澤田の目にはある種哀れむような感情さえ浮かんでいた。
0186名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:15:37ID:sq8AwxUkP0187駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:15:38ID:URc/2dkg0川のせせらぎと風の音に混じり、話声が聞こえた。その声は徐々に近づいてくる。
声が聞こえたのは五感の発達したオルフェノクだからこそなのだろうか?
真魚は気づいた様子も無く未だ手の中の銃を見つめている。
話声から察するに相手は恐らく二人、三人グループといったとこか。
距離があるようだがこのまま進めばすぐにでも鉢合わせるだろう。
「風谷さん、ここで待ってて。今声が聞こえたから…ちょっと先の様子を見てくる」
自分のデイパックを真魚に任せ、カイザギアを手にし先へと進む。
待ち伏せ等も考えたが、相手は少人数と判断し正面からぶつかる事にした。
カイザに少しでも慣れるためだ。慣れるためには純粋に力でぶつかっていく方が手っ取り早い。
少し進むとコンクリートで造られた橋が見えてきた。橋の中央で立ち止まり、じっと耳をすます。
話声も少しずつはっきりとしてきた、ご対面まであとわずか、か。
―…し、…ーく!モ…せぇなー!
―か、か…ーが……よ〜
どうやら二人組みのようだ。声からして男二人。
贅沢を言えば一人一人と戦いたい所だが、構わない。
相手次第だができるだけ長く戦いたい。長く戦い、少しでもカイザに馴染みたい所だ。
澤田はこれから来るであろう二人を待ち構えた。獲物をじっと待つ蜘蛛のように…
0188名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:15:49ID:WEKwZccL00189名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:16:34ID:WEKwZccL00190名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:17:15ID:sq8AwxUkP0191駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:17:28ID:URc/2dkg0「…ってなわけでよー、木場や長田はけ〜っきょく俺様がいないと駄目なわけよ!」
「うわ〜すごいんだな、かいどーは。俺、尊敬しちゃうよ〜」
妙にテンションが高い男とそれに付き添う赤いさつまいも…もとい怪人。
テンションの高い方は海堂直也、怪人はモグラ獣人という微妙にちぐはぐなコンビである。
海堂の武勇伝?を聞きモグラが憧れる。そんな無意味な事を繰り返しながら二人が目指すは市街地。
何故市街地かと言えば森の方に進めば先ほど吹っ飛ばした赤鬼獣人とまた遭遇するかもしれない。
それにモグラ獣人はアマゾンを探しているのだ。
『人探しするなら人に聞くのが一番!人が集まる場所?そりゃ市街地だろう!』
という海堂の提案により市街地を目指し二人は外灯もまばらな道路を進んでいるわけだが…
「どうした?かいどー」
不意に立ち止まった海堂につられて思わずモグラは立ち止まる。
「そういやお前は何支給されたんだ?」
そう、支給品だ。自慢話に夢中で確認どころか存在すらすっかり忘れていたのを唐突に思い出したのだ。
「支給品?そういや俺調べるの忘れてたなぁ〜、いやぁ〜流石かいどーだ」
モグラの微妙にずれた褒め言葉も海堂には嬉しい限りだ。もっと、もっと俺に賛辞を!
「ん〜っとね、水に食料に地図にライト。コンパスに筆記用具に双眼鏡とカードが3枚。
それに花の種…あ、これで終わりだ」
「なんじゃそりゃ!お前はボーイスカウトかっちゅうに!」
道路に並べられた支給品に思わず海堂もツッコミをいれる。
確かスマートレディの話だととってもスペシャルな便利グッズと言っていた。
てっきり武器か何かかと思っていたが違うようだ。双眼鏡は確かに便利グッズではあるが。
0192名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:18:06ID:WEKwZccL00193名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:18:19ID:sq8AwxUkP0194駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:18:27ID:URc/2dkg0妙にゴテゴテした双眼鏡で海堂は辺りを見渡している。
一方のモグラは海堂を気にする事なく道路に並べた支給品を丁寧に戻し、花の種を手に取って考える。
「しかし、これ何の花だろうなぁ?かいどー、何の花だかわかるかい?」
パッケージに花の写真があるのだがあいにくモグラはそういった知識に疎い。
写真だけで無く名前も書いてあればよかったのだがあいにくそこまで気のきいたパッケージではなかった。
「あ?しらんしらん、花の事なんかしらん。お、月のうさぎさん!」
「そっかー、咲いたら綺麗なんだろうなぁ…アマゾンやまさひこに見せてやりたいなぁ…」
双眼鏡に夢中な海堂はモグラの話もろくに聞かずにいたが
モグラは特に気にする様子も無く花の種を大事そうにデイパックの奥へと仕舞い込んだ。
「そういやかいどーは何支給されたんだい?」
ピタ、っと海堂の動きが止まる。モグラは海堂はとっくの昔に支給品は確認してると思い聞いてみたのだが…
「…あー、俺の、はな。うん、すげーぞ?」
「本当かい?ちょっと見せておくれよ〜」
思わず見栄を張ってしまうのは海堂の悪い癖なのだろうか。
双眼鏡をモグラに渡し海堂はここにきて初めてデイパックを漁り始めた。
「おーれーのーはーねー…。これ!…だ?」
0195名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:19:06ID:sq8AwxUkP0196駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:19:19ID:URc/2dkg0「…フリスビー?」
「違う、CD。あー、CDでもないかもしれん」
モグラはCDの事等知らず、海堂も海堂でなんでこんなものが3枚も入ってるのか疑問である。
嫌な予感がしてデイパックを漁るが他には何も無い。つまり、この3枚のCDがスペシャルな便利グッ…
「ざけんなー!」
海堂は全てのCDを適当な方向に投げ捨てた。怒りを、悲しみを、様々な感情を込めて。
CDと双眼鏡にカード。おまけに花の種で戦えと言われれば誰もが捨て鉢になるというものではあるが。
モグラが慌てて投げ捨てられた3枚のCDを拾い集めてくる。まるで飼い主のボールを拾ってくる犬のようだ。
「おいおいかいどー、これすごい物なんだろ?勿体無いよ。」
モグラは丁寧に拾い集めたCDと双眼鏡を海堂に手渡した。
「いやいやいや、双眼鏡はお前のだろ?お前が持ってろよ」
「かいどー、それ気に入ったんだろ?俺、使えそうにないから。かいどーが使っておくれよ」
確かにモグラの顔や腕の造りを考えると使用するのは少し難があるだろうが…
「あー、そっか。…あんがとな」
海堂はモグラの優しさが少し嬉しかった。
0197名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:20:06ID:sq8AwxUkP0198名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:20:08ID:WEKwZccL00199名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:20:09ID:LZoMyLW100200駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:21:29ID:URc/2dkg0もしかしたら、わかるかもしれない。そう思いモグラから花の種を受け取り、パッケージの写真を睨む。
「んー、駄目だ。花の名前なんかやっぱ俺にはわかんねーや」
「そっかー…ちゅちゅ〜ん…」
「いや、でも綺麗そうな花じゃねぇか、お前の鼻の花にちょっと似てるぜ?」
寂しそうな鳴き声を発したモグラを海堂が思わずフォローする。
「そ、そうかな?俺の鼻に似てるのはちょっとどうかと思うけど、やっぱり綺麗な花だよな〜」
「そうそう!綺麗な花!こんな花が咲くといいな!ていうか咲かせる!」
花の種をモグラのデイパックに押し込むと海堂は自分のデイパックを肩に下げ、意気揚々と宣言する。
「そして俺達はでっかい太陽となり、あの大空で燦然と輝くのだっ!」
夜空に向かっていってもいまいち決まらない台詞であった…
「俺モグラだから太陽とかちょっと苦手なんだけど…」
「ば、ばっきゃろう。弱気?になるんじゃない、
もっと明るくいこうぜ!そうでないとアマゾンにも会えないぞ!」
アマゾンという言葉にモグラも顔を上げ、頷く。
「そ、そうだよな〜、俺だって頑張るんだ!頑張ってゲドンやスマートブレインをやっつけてやるんだ!」
「ようしその意気だ!モグラ!あの橋まで競争だ!あの橋で二つ目だから、目的地は近いぞ!」
「競争ならまけないぞー、かいどー!」
二人は走り出す。この殺し合いの場には似合わないほど明るく、元気に、健やかに。
体力の差かはたまた足の差か。橋まで競争の結果は海堂の勝利に終わった。
「よーし、いっちゃーく!モグラおせぇなー!」
「か、かいどーがはやすぎるんだよ〜」
少し息を切らせながら二人は橋を渡ろうとして、足を止める。
「あぁ?誰だおめぇ?こんな所で何ボーっと突っ立ってんだ?」
橋の丁度真ん中辺りに男、いや、少年が立っているのだ。
海堂はどこか見覚えがある気がするが思い出すには至らない。
0201名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:21:56ID:sq8AwxUkP0202名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:22:05ID:WEKwZccL00203名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:22:29ID:sq8AwxUkP0204駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:22:42ID:URc/2dkg0緑の服と腕輪をつけてるような奴なんだけどー…」
不用意に少年に近づくモグラを止めようとして、海堂は気づく。少年の腰に巻いてあるベルトを。
そして少年の右手に握られている携帯を。
何か、タイムリミットを刻む音のように、3回音が鳴り、電子音声が鳴り響く。
「に…」
海堂は知っている。この音を、このベルトを、この装着者…は未だに思い出せないが。
―――Standing By―――
「逃げるぞ…」
「え?どうしたんだよ、かいどー」
この後宣言される言葉も、聞こえる電子音声も簡単に予想できる、だから…
「逃げるぞモグラーッ!!」
「え、えぇ!?」
「変身…」
―――Complete―――
モグラへの警告もそこそこに海堂は少年に背を向けて走り出した。
「あ、あわわ、おいてかないでくれよ〜、かい…ちゅちゅ!?」
走り出した海堂に慌てて付いていこうとモグラは少年に背を向けた。
咄嗟に走り出そうとしたせいか足をもつれさせモグラは思わず転んでしまう。
転ぶ寸前に背中に焼けるような痛みを感じた。斬られた、そう理解するのに随分と時間が掛かった。
闇に紛れそうだった少年は今は闇夜を照らす黄のライダーへと変わり、倒れこんだモグラを踏みしめた。
0205名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:23:31ID:sq8AwxUkP0206名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:23:34ID:LZoMyLW100207名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:23:42ID:WEKwZccL00208駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:23:45ID:URc/2dkg0カイザブレイガンを倒れこんだモグラの首筋に当て、海堂の逃亡を止める。
海堂は動きを止め、ゆっくりと振り返る。ライダーへと変身した少年、澤田にはその顔に覚えがあった。
「ん…?なんだ、木場勇治のお仲間の海堂か」
以前木場勇治を襲った際に連れ添っていた仲間の一人、澤田にとって海堂はその程度の認識であった。
「逃げたら、このモグラを殺す」
低い声でそう宣言する。
丁度いい相手だ。オルフェノクとして戦った時はあっさりと川に落としたがカイザの力ならどうなのか?
それに武器らしい武器もなかったはずだ。本当に丁度いい相手…
「モグラ…っ!――――じゃ!」
右手を挙げて軽やかに海堂は去っていった。
「そ、そんな…かいどーー!?」
まさか構わず逃げるとは思ってもいなくカイザもモグラもポカンとしていたが、先に動いたのはモグラの方だった。
素早く起き上がりカイザの胴体にパンチをぶち込む。カイザが怯んだ隙に距離を取りデイパックを投げ捨てた。
「俺だってゲドンの獣人、モグラ獣人だ!そう簡単にやられてたまるかい!」
「ちっ…まぁ、誰でもいいけど」
折角相手がやる気になってくれているのだ。カイザブレイガンを仕舞い、素手でモグラ獣人と向かい合う。
0209駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:25:29ID:URc/2dkg0図体のわりになかなか速いモグラ獣人の体当たりをガッチリと受け止め、自然と腕四つの体制になる。
「…っ!」
「ちゅちゅ〜…っ!」
背中の傷も影響しているのだろうか、互角と思われた力比べも次第にモグラ獣人が劣勢となっていく。
「こ、これしきで〜…っ!?」
不意打ちのカイザの頭突きがモグラ獣人の鼻先にヒットし、思わずモグラ獣人の力が抜ける。
ついには倒れこみカイザにマウントポジションを取られてしまった。
カイザが殴る。
「ちゅっ!」
カイザがモグラ獣人の顔目掛けて殴る。
「ちゅ…っ!」
カイザがモグラ獣人の顔目掛けて力いっぱい殴る。
「ちゅ…!」
カイザがモグラ獣人の顔目掛けて、自分の力を楽しむように、ただ殴る。
「ちゅん…」
1ダースほど殴り終えたところでようやくカイザの動きが止まり、立ち上がる。
ミッションメモリーをカイザフォンから引き抜きカイザブレイガンへと装填させる。
――Ready――
一方のモグラ獣人はようやく地獄が終わったのかと安堵する。
気力だけでフラフラながらも立ち上がるが、すぐにその動きは拘束された。
―――Exceed Charge―――
光の拘束により身動きが取れないモグラ獣人はただただカイザが迫り来るのを見ている事しかできなかった。
(アマゾン〜、まさひこ〜…俺、もう駄目みたいだ…)
諦めたモグラ獣人の左肩に訪れる、衝撃。
何事かと思えば迫ってきたはずのカイザははるか前方に吹き飛ばされており、代わりに目の前に立っていたのは…
「かいどー!」
モグラ獣人を護るように、灰色の魔人がそこにいた。
0210名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:26:11ID:iTIATq5r00211名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:26:17ID:sq8AwxUkP0212駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:26:31ID:URc/2dkg0モグラを見捨てて逃げ出した…のはいいが海堂は結局さほど離れてない場所で様子を見ていた、が。
―俺だってゲドンの獣人、モグラ獣人だ!そう簡単にやられてたまるかい!
モグラの威勢の良い声が響く。
(なんだ、大丈夫そうじゃねぇか…)
「あ〜あ、心配して損した」
わざわざ声に出して海堂はその場を離れようとする。モグラなら大丈夫だ、そう信じて。
今度また会えるかどうかはわからない、最後に一目見ておこうと橋の方を振り返ると、誰も橋の上にいない。
不審に思い双眼鏡を用いてよくよく見てみれば、モグラがカイザに組み伏せられているのが見えた。
(たくっ、しょうがねぇなぁ…)
渋々助ける、自分にそう言い聞かせ海堂は橋へと足を向け…
モグラが光に包まれるのを見た。
「っと、本気でやべぇじゃねぇか!」
とぼとぼ歩きが全力疾走に変わり、顔には蛇の紋様が浮かび上がる。
人の身体がオルフェノク特有の灰色の肉体へと変貌していく。
勢いそのままにジャンプし、モグラの肩を踏み台にしカイザへとヤケクソ気味のとび蹴りを決めた。
突然の攻撃にカイザはなす術も無く吹き飛ばされ、カイザギアもその衝撃で吹き飛ばされた。
「かいどー!」
光の拘束からようやく解き放たれたモグラが歓喜の声を上げる。
0213名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:26:35ID:WEKwZccL00214名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:26:58ID:sq8AwxUkP0215名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:27:30ID:WEKwZccL00216名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:27:33ID:iTIATq5r00217名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:27:39ID:umm1PT8x00218名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:28:00ID:sq8AwxUkP0219駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:28:43ID:URc/2dkg0「ば、ばっきゃろう!お、俺は別に寝覚めが悪くなるから助けただけだ!」
カイザの変身が解除された澤田はオルフェノクの紋様を浮かべようとして…
「そらよっ!」
海堂、いやスネークオルフェノクから飛ばされたCDのような物を顔面にぶつけられ悶絶した。
「さーて、どう落とし前つけてもらおうかねー?」
弁髪のような頭の飾りをくるくる回しながらゆっくりとスネークオルフェノクが未だ悶絶している澤田に近づく。
そのスネークオルフェノクの足元が突然爆ぜた。
何事かと思い海堂達が辺りを見回すと反対の岸の暗闇に銃をもった人影が見えた。
「ちっ、連れがいたのか…モグラ!逃げるぞ!」
「ま、待ってくれよかいどー!」
先ほどとは違い今度は二人揃って橋を離れ暗闇へと身を隠す。
逃げる拍子に半開きになった海堂のデイパックから双眼鏡のようなものがポロリと落ちた。
橋の上にはカイザギアとCD、双眼鏡。そして気が抜けたような澤田だけが残された。
0220名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:29:28ID:WEKwZccL00221名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:29:29ID:sq8AwxUkP0222駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:29:34ID:URc/2dkg0「澤田くん、大丈夫!?」
少し経ってから、真魚が暗闇から姿を現し澤田の元へと近づく。
「大丈夫、だよ…」
吹き飛ばされたカイザギアと何かのCDを拾い上げ澤田は答える。
「風谷さんのおかげで助かったよ…ありがとう」
心にも無い感謝の言葉を述べる。
真魚が来なければオルフェノクの力を解放し、恐らくはあの二人を逃す事はなかっだろう。
或いは、最初から全力でかかれば少なくともあのモグラの方は殺せたに違いない。
苛立ちからか気づかぬうちに下唇を噛んでいた。
「あの、ごめんなさい…私、澤田くんの言う事無視して…うぅん、一人でいるのが怖くなって。
それで様子を見に来たら澤田くん倒れてて…助けなきゃって…」
叱られた子供のようにしょげる真魚に澤田は何か言うべきか迷っていたが…
結局何も言わず荷物をまとめようとして、気づく。
見慣れぬ双眼鏡が橋の上に落ちている。拾って観察してみるとカイザブレイガン等との共通性が見て取れた。
CD一枚とカイザポインター。ないよりかはマシ、程度の収穫だった。
0223名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:29:50ID:LZoMyLW100224名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:30:07ID:WEKwZccL00225駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:30:25ID:URc/2dkg0澤田は考える。
次からは参加者を確実に殺すため、全力で向かっていく。その為に支給品も惜しまず使う。
そして…真魚を必ず護る。時間が経てば経つほど自分の中で真魚の存在はより一層大きくなるだろう。
その存在が自分の中の大部分を占めた時、自らの手で殺す。
そうすれば人間の心を捨てられ、完全なオルフェノクになれる。
それまでは自分がオルフェノクになる所を見られ、真魚に逃げられるのはまずい。
カイザギア以外の変身道具が欲しい所だった。
真魚は思う。
橋の上にいた怪物二人、それにショッピングセンターで『見た』灰色の怪物。
おそらく参加者全員が人の皮を被った怪物なのだろう。まともなのはきっと自分だけに違いない。
そんな中で、澤田は助けてくれた。優しくしてくれた。
澤田と少しでも離れるのが怖い。失うのが、怖い。
離れないよう、少しでも長く澤田の傍にいられるように、と…
0226名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:30:38ID:sq8AwxUkP0227名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:31:02ID:WEKwZccL00228名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:31:28ID:sq8AwxUkP0229駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:31:37ID:URc/2dkg0【現在地:F-6 川に架かった橋近く】
【澤田亜希@仮面ライダー555】
【時間軸】:34話・真理再生前
【状態】:全身に軽微なダメージ カイザに2時間変身不能
【装備】:カイザギア
【道具】:基本支給品、通話発信可能な携帯電話、不明支給品×4(澤田と天道の二人分・本人確認済み)
ライダーベルト(カブト)、ディスクアニマル(アカネタカ)、カイザポインター
【思考・状況】
1:参加者を皆殺しにして自分が完全なオルフェノクであることを証明する。
2:風谷真魚を殺すのは最後の仕上げ。先に他の参加者を殺す。
3:なるべくオルフェノク態で戦う事を避けるためカイザギア以外の変身装備が欲しい。
【備考】
※能力制限等のルールについて、あらかじめ大まかに知らされています。
※第一回放送を聞き損ねたため、禁止エリアを知りません。
※澤田の携帯電話は特別仕様のため、通話の発信機能が生きています。
現在の所、通話可能な相手は主催者(村上社長・スマートレディ)のみです。
0230名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:32:07ID:WEKwZccL00231名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:32:29ID:sq8AwxUkP0232駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:32:33ID:URc/2dkg0【現在地:F-6 川に架かった橋近く】
【風谷真魚@仮面ライダーアギト】
【時間軸]:31話・サイコキネシス発現後
【状態】:健康、精神的ショック。激しく動揺。
【装備】:なし
【道具】:基本支給品一式x2(真魚・天道)、コルトパイソン@クウガ(小消費)
不明支給品(本人確認済み)、首輪(天道)
【思考・状況】
1:澤田についていく。なるべく離れたくない
2:怪物だらけのこの世界に対する恐怖。
2:帰りたい。でも、どこに帰ればいい……?
【備考】
※サイコメトリーで見えた灰色のモンスターの正体は天道=カブトだと思っています。
※制限もしくは心理的な理由で超能力が不完全にしか発揮できません。
現状では、サイコメトリーで読めるのは断片的なイメージだけです。
※灰色の怪物(海堂)と赤い怪物(モグラ)は殺し合いに乗っていると思っています。
0233名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:32:59ID:WEKwZccL00234名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:33:24ID:sq8AwxUkP0235駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:33:25ID:URc/2dkg0「はぁ…はぁ…もう、もういやだからな!俺様は絶対に助けないからな!」
「そ、そんなぁ…でも助けてくれてありがとう、かいどー。
これで助けてもらったのは二度目だぁ。本当に、ありがとう」
一度逃げた事を何も責めずに礼を言うモグラの態度に思わず背中が痒くなる。
「ちゅうかなんなんだよ…赤鬼といいさっきのといい…ついてねぇな、俺達…」
ほんの少し白みがかった空を見上げながら、自分と同じ境遇の木場や長田の顔を思いだす。
「あー、ちくしょう。なんか無性にあいつらの顔見たくなってきたっちゅーか、疲れたっちゅーか…」
そのまま海堂は寝転がり、しみじみと思った。
――人の心を持ったオルフェノクは楽じゃねぇな――、と。
0236名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:33:35ID:LZoMyLW100237名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:33:52ID:iTIATq5r00238名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:34:08ID:sq8AwxUkP0239名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:34:10ID:WEKwZccL00240駆ける海堂 ◆deggScNisI
2008/05/16(金) 01:34:17ID:URc/2dkg0【現在地:G-7】
【海堂直也@仮面ライダー555】
【時間軸】: 34話前後
【状態】:健康。オルフェノクに2時間変身不能
【装備】:なし
【道具】:基本支給品、ディスクアニマル(ニビイロヘビ)、戦国時代のディスクアニマル(イワベニシシ)
【思考・状況】
1:モグラ獣人と一緒に行動してやる。できる範囲で。
2:モモタロスに会ったらとっちめる。
3:モモタロスとカイザの危険性を会った奴に伝える。
【1日目 黎明】
【現在地:G-7】
【モグラ獣人@仮面ライダーアマゾン】
【時間軸】: ゲドン崩壊前
【状態】:顔面殴打による負傷、背中に裂傷。2時間能力発揮不可
【装備】:なし
【道具】:基本支給品、ガーベラの花の種、赤いゼロノスカード×3
【思考・状況】
1:海堂についていく。
2:アマゾンに会いたい。
【備考】
※携帯電話の内容を自分の目で確認してはいません
【その他共通備考】
※モモタロスを獣人だと誤解しています。
※澤田の顔はわかりますが名前は知りません。また、真魚の顔は見ていません。
0241名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:34:45ID:sq8AwxUkP支援してくださった方々ありがとうございました。
0243名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:37:07ID:WEKwZccL0海堂さんはもーw 妙にもぐらとのコンビがなごみました。
それにしても真魚ちゃんはやばい道に入ってきているなw
澤田の心理描写が彼らしくキャラを描写しているように見えました。
GJ!
0244名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:43:17ID:sIv+k1II0カイザポインターが澤田の手に渡ってしまいましたな
まぁ、戦力強化と言うより決め技のバリエーションが増えたって感じなのでそれほどパワーアップには感じられませんが・・・
それより真魚がとんでもない勘違いをしてしまった事がやばいですねぇ
そういえば海堂は双剣出せるんでしょうか
0245名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:45:12ID:sq8AwxUkP澤田からそこはかとなくサラマンダーの臭いが……w
海堂とモグラも割れ鍋に綴じ蓋な感じで噛み合ってて面白かったです。
0246名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:50:28ID:VauKxpVw00247名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 01:53:11ID:VauKxpVw0>灰色のモンスターの正体は天道=カブト
は泣ける。
いきなり殺されたから説明する暇も、誰かを助ける事もなかったからなー・・・天道がいきなり1回目で殺されたのは正直納得いかなかった、けど仕方ないのか。
0248名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 02:07:13ID:sIv+k1II0キャラの死は平等ってのがルールだからね
まぁ、カイザギアの性質を考えれば最初の10分で仕留めきれなかった場合、ああなるのは仕方ない
俺も初っぱなで天道が死んじゃったのは悲しかった
0249名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 02:13:57ID:iTIATq5r0海堂&もぐらコンビが和むw
やっぱり見捨てられないところは、海堂らしいですね
真魚ちゃんの勘違いが後々恐ろしいことを引き起こしそうでガクブル
>>247
好きなキャラが殺される可能性があるのがロワですからね
展開に無理はなかったし、真魚ちゃんに大きな勘違いをさせたという点である意味天道GJでもあります
0250名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 02:53:58ID:L1LI6gSW0正直カイザポインター入手の展開が無理やりすぎじゃね・・・て思う
そのためだけの話って言うか
0251名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 03:00:23ID:RjqUQnQ3O澤田羨ましすw
海堂さんがらしくていい!
GJ!
>>250
はいはい、テンプレ通り毒吐き行かない荒らし乙
0252名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 03:37:18ID:URc/2dkg0でももう装備させたいなぁという欲に負けたとしか
0253名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 09:18:52ID:+5d1CCdoOポインターについては俺も確かに少し強引かなとは思うけど、それ以上に内容が良かったと思うから、修正する程じゃないと思います。
それにしても……
大切な人を殺して人を捨てようとする澤田。
大切な人を殺して英雄になろうとする東條。
この二人の絡みが見てみたいって思ったw
容赦無く殺していく東條に、殺す事に迷いが見える澤田……って意味で。
0254名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 17:49:30ID:6DHJEN4H00255名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 19:18:41ID:81XlfmxdO0257名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:05:36ID:81XlfmxdO0258名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:08:15ID:JOYTMi5H0感動を引きずりながらこちらにも期待
どうでもいいが画面がバクって80先生が画面中にww
0259名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:14:55ID:81XlfmxdO俺以外にも頑張っているやついるんだな
0260名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:25:27ID:uw0p0R+T0他の書き手を牽制するような発言は、正直いかがなものかと。
0261名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:29:54ID:6DHJEN4H0お前、書き手やめろ
ついでに荒らし支援
0262名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:43:01ID:7TDSak1400263名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:45:25ID:6DHJEN4H0すごくいい話ですね。ここに書いてあるSSよりストーリー性がありますよ。
オナニーでキーボード叩いてる連中とは格が違いますね
0264名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:48:31ID:6DHJEN4H0私たちは、あなた方が素直に特撮板から
退去すれば、これ以上書き込む気はありません。
懸命な退去をお願いします。
0265名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:48:57ID:UVkt96RZ0原因が新規排除から荒らしに変わっただけ
0266名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 20:56:31ID:SjTZwrdA0そういう急かし方はちょっとどうかと思うな
0267名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 21:08:00ID:6DHJEN4H0荒らしのIPも確定して、アクセス禁止に出来ますし、
無用な文句も言われない!!あるのは賛美の言葉と、自分達の
心地よい空間!!
今よりきっとすばらしいロワライフが送れることをお約束します!!
現に、サイボーグロワ他・かなりの数のロワが安住の地で活動されてますよ?
彼らの懸命な行動を見習ってはいかがですか?
「治安の悪い」「民度の低い」この板からは退去するのが最善です。
「荒らしがいうことだから、聞かない」というのはもったいない考えですよー
0268名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 21:19:40ID:vgWKqOrXO0269名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 21:58:09ID:6DHJEN4H0住民の方々が移動するのが一番いいと思いますよ^^
0270名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 22:00:02ID:+5d1CCdoOアンタがしたらばに投下スレたててちゃんと誘導してくれるのならば考えないこともない
そこまで退去して欲しいんならアンタが責任持って自分でしたらば立てるのが筋ってもんだろう
自分は何もしないのに要求だけ遠そうとするのは虫が良すぎるからな
0271名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 22:16:17ID:leeTmRaiOアゲている方々が何をやりたいのか全く理解できません(-"-;)
この板に有ると誰かが迷惑になるのでしょうか(?_?)
もし有るとしても〈〈1を読めば回避出来ることばかりでは無いのでしょうか?
携帯から申し訳ないですm(_ _)m
そしたら有るだけで目障りとか言うのかな〜(-.-;)
0272名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 22:23:49ID:6DHJEN4H0板移動用のスレを建てましたよ^^活用してくださいね
0273名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 22:24:29ID:6DHJEN4H0よろしくお願いします!
0274名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 22:38:03ID:6DHJEN4H0よろしくお願いします!
避難所の私的利用とみなし、スレストさせていただきました。
なお、当該スレに関するホストなどのログは手元に保管しています。
この先の行動如何によってはホスト全体のアク禁等の処理も考えられますので、
良識に基づいた避難所の運用をお願い致します。
それから、◆s4QHHdj8mさん、たった今、予約期限が切れました。
ご事情がおありでしたら、出来るだけ速やかにご連絡ください。
このままですと、予約破棄ということになります。
0276名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 22:43:51ID:6DHJEN4H0それはそれは、申し訳ありませんでしたm(_ _)m
やはりサイトの管理人であるあなたが、移動用スレを立てていただくべきでは
ないでしょうか?
この惨状を見ても、何も感じないということでしたら
管理人としての適正に問題ありでは?と感じてしまいます。
なんか刺々しい言い方ですいません^^ご検討くださいね。
0277名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 22:51:20ID:D1hZztby0運営側が認めている以上、あなたの意見だけで移動するわけにも…
とりあえず削除議論で運営側を納得させてからまた来てもらえますか?
0278名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 22:56:04ID:6DHJEN4H0では、これからもよろしくお願いします^^
移動するまで頑張りますのでー
0279名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 23:00:48ID:Uc4TXgmNO0280名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 23:05:48ID:D1hZztby0誤解のないように言っておくけど運営側というのは
サイトの管理人とかじゃなくて2ちゃんの話だからね?
ここ特撮!板でこのスレが機能してるのは事実なんだから
この板から追い出したかったら削除議論スレで
運営側を納得させるしかないのさ。
0281名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 23:13:25ID:+0qxA/Qt00282名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 23:14:15ID:6DHJEN4H00283名無しより愛をこめて
2008/05/16(金) 23:51:29ID:vn6WXmOdOライダー殺してGJとか頭オカシイんじゃないの
ライダーじゃなくてお前らが消えろよ
存在すら虫酸が走るわ
0284名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 00:01:23ID:BVXFG7OOO安心しろ、他人に殺意を抱いた時点でお前も、お前が嫌う奴らと紙一重の位置に居る。
第三者からは違いすら判らんくらいに
0285名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 00:07:22ID:/N2wuTHj00286名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 00:37:27ID:7YPM7B6700287名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 00:42:04ID:5ckUjBl50まあ、そうなるね
0288名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 00:55:40ID:/N2wuTHj0エリアE−5。参加者全員に配布された地図で言えば、丁度中央部に位置するこの地区に、青年が一人。
3人の「仮面ライダー」との激闘を制し、新たなる玩具――カードデッキを手に入れた。
その事実が改めて生み出す高揚感に、ドラゴンオルフェノク――北崎は、身を預けている。
これといった目的地を持たなかった故に辿り着いた地だが、決してその居心地は悪く無い。
ゲームを楽しんだ上での優勝。それを実行へと移す門出の場としては、この上無い場所である。
辺りで風を受けた繁みが微かに揺れる音を感じる。時間が時間だけあって、揺れ自体は見えないが、それらが織り成す旋律は北崎を十分に喜ばせた。
各地に散らばった「仮面ライダー」を始めとする参加者達は、自分達が舞い踊る劇場の中心から、等しく全体へ振り撒かれている殺意に気付いているだろうか?
自身をここまで運んだ騎馬から降りると、北崎は草むらの中にそり立つ一本の大木を目にする。
やがて微笑を浮かべると、その根元周りに、デイバックと共に腰を下ろした。
昂ぶっていた身体が落ち着きを取り戻す中、北崎は支給品である携帯に目をやる。
これまで確認していなかった「名簿」。ゲームを満喫する為に必要不可欠な、参加者達の名前を直に確認していく。
彼の手によってその最後を迎えた一人の「戦士」と、その言葉に在った一人の男の名前が目に入る。
男――五代と戦い、殺す。その刻を迎えるのが楽しみだが、それと同時に一つの問題を北崎は思い出す。
先程の戦いで彼を襲った違和感のことである。オルフェノクへの変身が、自分の望まないタイミングで突如解けた点である。
これらの現象にどのような理由、意図が込められていたとしても、北崎はゲームさえ楽しめればそれで良いのだが。
「でも、たくさん戦えないとつまらないなぁ……」
いざ戦闘となった際に、戦闘手段を失ってしまったならば、彼は戦闘を楽しむことができなくなってしまう。
「あの二人は、ここで待ってれば来るかなぁ」
二人とは、先程まで彼と戦っていたライダー達のことを指す。
圧倒的実力差を見せ付けても、人間は、仮面ライダーはしつこく向かって来る。
そして彼の知るライダー達には、常に仲間の存在がついて回る。
戦闘の長期化や、連戦になるケースも多々ある。だからこそ、少しでも長く戦える様にしておきたいというのが北崎の本音だ。
「今は誰も来てないみたいだし……少し眠ってみようかな」
様々な想い渦巻く中心部に佇む絶望の樹の元で、しばしの休息を彼はとる。
目覚めた時、戦意を取り戻した彼等が、新たな参加者が現れることに多大な期待を寄せて。
0292名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:51:06ID:pCo2RvgOP0293名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:51:20ID:yZKWOkUBO胸に伸し掛かる強烈な圧迫感。虎に敗れた蛇が、気を取り戻して最初に感じた物がそれだった。
「ハァ、ハァ…急がないと…」
苦しみに身を捩らせる暇等、改造人間――三田村晴彦には残されていない。
その場に立ち上がる晴彦。一層高まる圧迫感が、この戦いに生き残ることの厳しさを彼に感じさせる。
彼に牙を剥いた虎が、その身を喰らうことをしなかったのかは彼の知る処では無い。
しかし、胸を刺す苦しみは、晴彦にもまだ機会が残されていることを確かに示している。
一歩一歩大地を踏み締め、彼を捕らえていた動物園から抜け出す。
頭の中に響く、愛しい人の声。目を閉じれば浮かぶ、無邪気な笑顔。
取り戻したいその存在を思う内、晴彦はすっかり渇いた自分自身の喉に気付いた。
同時に、渇きを潤す為の水を入れたデイパックが、手元に無いことを彼は思い出す。
もっとも、大それた失態では無い。存在自体が頭から抜けていただけで、決して場所が分からない、ということでは無いのだから。
それほど間をおかず、晴彦はデイパックを見つける。
疲労を忘れて駆け出す。素早く中身を確認する。幸いにも何かが奪われている、ということも無かった。
つまりは現在、彼以外にこの周辺には誰もいない、ということになる。
それならば彼としてはいつまでもこの道に身を置いておく意味は無く。
早急に荷物をまとめると、ペットボトル片手に歩き出す。
晴彦は整った道路から外れると、気が進むままに歩み続ける。
その歩みを妨げるものは無く。次に見つけた参加者を殺す――彼の決意の現れだろうか。
ただ辺りの暗闇が、怪しげに彼の周りを漂うだけだった。
「美代子さん……」
青年は走り出す。マグライトで前方を照らし、ただひたすらに。
その先で待つ者も知らずに、だ。
0295名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:51:42ID:pCo2RvgOP0296名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:52:15ID:pCo2RvgOP0297名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:52:42ID:pCo2RvgOP0298名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:53:29ID:pCo2RvgOP0299名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:54:28ID:pCo2RvgOP樹に止まる小鳥が、少々早いモーニング・コールを行う。
それに呼応して起き上がる青年が一人。その顔は天使の様に穏やかだ。
――尤も、その内面は180度反対ではあるのだが。
既に暗闇は辺りから失せ、周りを照らす必要は無い。太陽はまだ出ていないが辺りを見回すのには十分な明るさである。
ペットボトルの口を開くと、水を口に含む。本来なら灰となって消え失せるそれが、平然とその手に握られたままの理由を北崎は知らない。
そんな中、砂利を踏みしめる靴の音が北崎の耳に響く。
北崎の心情は、欣喜雀躍…といったところか。振り向いた瞬間には、既に紫のマスクを取り付け、異形となった青年がいたのだから。
「君は…仮面ライダー、じゃないね」
北崎はその笑みを僅かに歪ませ、異形に問う。
異形――コブラの姿は、北崎から見れば自分が戦ってきた「仮面ライダー」では無く。
どちらかと言えば、色合いこそは違えど、「オルフェノク」の部類に入るだろう。
「……ハァッ!」
その問いに異形は答えることをせず、拳を北崎へと突き出していた。
北崎はそれを回避。切羽詰っていることは容易に想像できたようで、すぐに間合いを広げる。
刹那、彼の顔には龍の紋様――――
(このまま倒しちゃおうか…)
それはすぐに掻き消され、ポケットからは猛牛の紋章を備えたカードデッキ。
(いや、こっちの方が面白いかな)
立ち上がるや否や、左手に掴んだままのペットボトルを落とし。
「君みたいな悪い奴は、倒さないと、ね。仮面ライダーが……」
口元には僅かな笑みが取り戻され、右から左へと住まいを変えるデッキ。そしてそれは突き出され――
「変身」
出現したバックルと、デッキが再開する。黄金に輝く紋章は、幾重に重なる鋼を召集し、やがて一つの戦士を形成させた。
0301名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:55:55ID:IRTatzIcO仮面の下で北崎が笑う。数時間前に聞いた台詞を改変し――
「僕は、世界一強いんだ」
◆
異形――コブラは動揺していた。目の前の悪魔が持つ、底知れぬ自信に。
改造人間とも、先程戦った雌虎とも違う形式の異形。改めてこの戦いに勝ち残ることがいかに困難かを彼に思わせる。
しかし今更決意を崩す晴彦では無い。拳を握り締めると、改造されたことで得たその力を敵に叩き込もうと、一直線に突き進む。
「ウォオオォ!」
「ふぅん……」
最終的な目的こそ同じだが、そこへ至るまでの考えは明らかに別物だ。
型もへったくれも無く繰り出されたコブラの拳を、ゾルダは左腕でブロック。
逆に腹へ右腕を短く突きこみ、左腕で腰を抑えるとその場に叩き伏せる。
倒れ込んだ体へ降るのは銃撃の雨。その一発一発がコブラの体に火花を散らす。
「弱い、弱い。こんなんじゃ面白くもなんともないよ」
屈辱的な言葉が、コブラの耳を打つ。次の瞬間には、両腕をバネにして立ち上がる。
「うぁあああぁあ!」
悲鳴にも似た叫びを上げて、再び拳を振るいだす。
ここに来る前は、こんな風に彼が叫んで戦う事など無かったというのに。
0303名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:56:55ID:5ckUjBl500304名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:56:56ID:pCo2RvgOP0305名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:57:14ID:T56Vewa1O0306名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:57:41ID:pCo2RvgOP一刻も早くあの場から離れたかった。だから駆けた。
疲労がどんどん蓄積していくのが、自分にも良く分かる。それでも駆けた。
荷物の一部を途中で落としたのにも気付いている。しかし、止まる気は無い。
「安全な場所を見つけて隠れる」
そう願った時には、都市部――あの場所――を遠ざけるようにひたすら走っていた。
人が集まりそうな施設には近寄らず、川の緩流を経由して北へとへ向かう道中も、あの悪魔を思い出す。
今でも自分の尻に火が点いているのではないかと錯覚してしまう程の距離に上がった火柱の熱さ。
いつそれが自分に向けられるか分からないという事実を認識させた、助けてくれた男性の乾いた銃声。
あの場、あの時間に不釣り合いな出で立ちをした悪魔の微笑み。
既に過ぎ去った筈の過去なのに、生々しくそれらは視覚に、聴覚に、触覚に突き刺さって来る。
感じる物全てが敵に思えてしまう。が、間違っても殺し合いなんてする訳には行かない。
自分には他人を死に至らしめる悪魔のような力は無いし、響鬼さんみたいに鬼になることもできない。
なんとか逃げ延びて、信頼できる人を捜すしかない。
脇腹と喉から上がる悲鳴を抑える為、一度足を止める。酷く後悔した。
ガクン、と膝が崩れ落ちてしまった。暫くは走り出せそうにも無い。
ペットボトルの口を開けて、水を飲む。自分自身で驚く程の勢いで喉にそれを通すと、あっという間に一本が空になってしまった。
後悔なんてしていられない。色々考えるのは、安全な場所取りをしてからだ。
段々と鮮明になって行く景色。それが、完全な明るさを取り戻すよりも早く――――
0308名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:57:49ID:WMGKirb+00309名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:58:22ID:pCo2RvgOP0310名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:58:31ID:WMGKirb+00311名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:58:51ID:pCo2RvgOPすっかり慣れてしまった荒い息継ぎが、ようやく収まる。
コンパスも確認せず目茶苦茶に移動し続けたせいで、ここが何処なのかも分からない。
確かなのは、この辺りには目立つような建造物が無いこと、あの場所より空気が美味しいことだ。
小鳥の囀りに耳を傾けながら、隠れ場所を探す。すると、一本の大樹が目に入った。
森林の様にそれをもり立てる樹木は他には無く、ただ一本で堂々とその存在を主張している。
(…………何だ?)
耳に伝わってくる何か。それが銃撃音と、その炸裂音だと気付いたのは、大樹をがっしりと支える根に目をやった時だ。
目にしたのは、ルールに則り殺しあいを演じる二体のシルエット。
一体――緑銀のそれが放つ弾丸に、もう一体――紫色のそれが飛び込んで行った。
紫の接近で銃撃が中断され、続けて至近距離での殴り合い。それでも片手が銃で塞がれている緑の方が押している様だ。
紫が後頭部から、触手の様な物を取り外すと、緑は腰から抜き取ったカード状の何かを銃に差し込み、再び引き金を引いていた。
(あれに弾が!?)
必死で冷静に考え直す。あんな物に銃弾が入っている筈が無い。
0313名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:59:12ID:5ckUjBl500314名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 01:59:35ID:pCo2RvgOP0315決断の刻は目の前に ◆N4mOHcAfck
2008/05/17(土) 02:00:03ID:uijlUc+p0その疑問はすぐに解かれた。銃撃に紫が突っ込んで触手を振るうと、緑の左手に分厚い盾が構えられていた。
それも、その盾は空から降ってきたのだ。
カードを使うと武器が現れる――まるでいつかテレビで見たカードアニメだ。
でも、これは現実だ。視界に描かれた二人は殺し合っている。
そう考えると、自分はこんな場所にいつまでも居られない。
(逃げないと……)
しゃがみを解き、逃げようと立ち上がる。幸いあの二体は戦いに必死で、まだこちらには気付いて無い様だ。
急いで駆け出したが、足は直ぐに、動きを再び止めた。
今の今まで自分がしゃがみ込んでいた場所が――――爆発した衝撃の為だ。
どっと冷や汗を流し始める背中の冷えた感触。加速する心臓の熱い鼓動。その温度差に、今再び自分が、あの恐怖に襲われていると分かった。
慌てて二体に目を向けると、大砲を構えた緑が、こちらを向いている。
(気付かれていた!?)
逃げようと思っても、体が動かない。緑が大砲を構え直し、後退りとともに放たれた弾丸が視界に入り、そして――。
0316決断の刻は目の前に ◆N4mOHcAfck
2008/05/17(土) 02:01:10ID:uijlUc+p0ゾルダとコブラ、それぞれの左と右の拳が突き進む。
それぞれ交錯し、相手の頬へと叩き付けられるのが本来の姿だ。 しかしゾルダの左拳が軌道を変えたことで、その結果は無効となる。
頬へのカーブを止め、右肩への直進。根元を止められたことで、連動する様にコブラの右拳が停止する。
同時にコブラの腹部へ突き付けられていたマグナバイザーが火を噴き、三歩、四歩とコブラを後退させる。
射撃を軸にして戦うのなら、一定の間合いを保つのがセオリーだ。しかし、ゾルダはそれを行わない。
保つどころか詰められる間合い。マグナバイザーをコブラの足元に二射。続けて胸部へと三連射。
四肢への牽制から一瞬で、左ストレートが無抵抗の顔面に叩き込まれる。
今度はコブラが倒れ込んだのをゾルダは確認、マグナバイザーを右腰へとゆっくりと戻す。
それと同時に左腕でコブラの首を押さえ、持ち上げる。
外部要因により持ち上げられたコブラの腹部へ、待っていたと言わんばかりの乱打を加えるゾルダの右拳。
「弱いなぁ……もう終わりかい?」
異形のマスクに包まれた晴彦の表情が、一層険しくなる。
いくら弱くても、ここで負ける訳には、死ぬ訳にはいかない。そう言い聞かせて体に力を込める。
コブラが歯軋りを立てていることに気付くと、左手を解き放つゾルダ。
再び倒れ込んだコブラだが、今度は違う。ゾルダが次の行動に入るよりも早く立ち上がり、右拳をお見舞いする。
想定よりも早く現れた反撃。それに吹き飛ばされ、僅かな時間ゾルダが宙に踊る。
この戦いで初めて感じた、地面へとたたき付けられる感触。
コブラはこの機を逃すまいと、精神を研ぎ澄ませ接近する。
その姿から、先程までの様な隙を感じられない。起き上がらせるつもりも、銃弾の直撃を許すつもりも無いらしい。
その闘気に満足しながら、ゾルダ――北崎は呟く。
0317名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:01:42ID:pCo2RvgOP0318名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:01:52ID:5ckUjBl500319名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:01:58ID:pCo2RvgOP0320名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:02:04ID:WMGKirb+00321名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:02:07ID:RC/mi63/O0322決断の刻は目の前に ◆N4mOHcAfck
2008/05/17(土) 02:02:17ID:uijlUc+p0「そう来ないと面白くないよね」
マグナバイザーに右手が掛けられ。神速を尊ぶ晴彦の意思に合わせ、コブラの両腕が防御体制を取る。
次いで、発砲音。場を舞うのはコブラへの着弾を示す火花では無く、大樹の新緑。脳改造が解けていなければ、コブラがその光景に顔を上げることは無かっただろう。
ゾルダはその一瞬の隙を突いて立ち上がる。二度発砲すると、火花が舞踏会へと新たに加わった。
やがてそれらの舞いが終わり、二人のワルツを再開する合図となった。
先程までと同様に、コブラが懐に飛び込む。そこから続けられる左腕の突貫。
読んでいた筈だった動き。しかし、ゾルダはそれを防ぎきれない。
装甲の厚い胸部への直撃だった為、ダメージは無い。そのまま左拳を握り、突き出す。
半テンポ待たずにコブラからは右拳が打ち込まれる。前回は肩へ狙いを変えて阻止した一撃だが――
(……速いッ!!!)
小細工を労する暇は無く。かつその思考により僅かに鈍った左ストレートを、コブラは交わして見せる。
逆にクリーンヒットした紫の拳。俗に言うクロス・カウンターの様な形になった。
それでも幸いだったのは、北崎の顔面を覆う鋼の鎧が、頑丈だったことだろう。
すぐに体勢を立て直し、マグナバイザーを連射するゾルダ。
それはコブラにダメージこそ与えなかったが、追撃を見事に阻止した。
「……そろそろ僕も、本気を出させてもらうよ」
このタイミングである。会場へと観客――桐矢京介が紛れ込んでしまったのは。
0323名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:03:00ID:pCo2RvgOP0324名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:03:12ID:IRTatzIcO0325決断の刻は目の前に ◆N4mOHcAfck
2008/05/17(土) 02:03:24ID:uijlUc+p0再び縮まった戦場。手数では倍の差があるにも関わらず、ゾルダは観客にそれを感じさせなかった。
一発、二発…………互いの拳が澄んだ空気を震わせ、強化された肉体と銀の装甲を軋ませる。
攻防の最中、コブラが間合いを広げた。後頭部に右腕を滑らせ、触手を取り外す。
これを自ら使う機会は少ないのだが、このままではじり貧である。
故にコブラは奇策に出た。しかしそこで違和感を彼は感じる。
数発は受けることを覚悟していた銃撃が来ない。ゾルダは腰部から取り出したカードを銃に差し込んでいた。
――GUARD VENT――
何れにせよコブラには好機だったのは間違い無い。触手を鞭として右から左へと振るう。
ゾルダが砲撃を再開したが、コブラは手痛い一撃を浴びせる確信を持っていた。しかし――
天から飛来した分厚い装甲は、ゾルダの左手に装備されると、その守りを強固なものとする盾と化す。
「へぇ……結構大きいなぁ」
使用した本人すら感嘆の声を上げる。
「ガード」ベント。その電子音が流れた時点で気付け無かった己をコブラは内心責める。
そして、ゾルダがまだこの様な戦力を温存していた事実も、コブラへと現実をたたき付ける。
ゾルダは盾をその場に転がすと、二枚目のカードをデッキから抜き取る。
仮面の下で、北崎の顔に笑みが浮かぶ。カードを手際良くマグナバイザーに読み込ませると、無慈悲な電子音が再び空気を震わせた。
0326名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:03:40ID:RC/mi63/O0327名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:03:52ID:5ckUjBl500328名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:04:00ID:pCo2RvgOP0329名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:04:23ID:5ckUjBl500330名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:04:24ID:pCo2RvgOP0331決断の刻は目の前に ◆N4mOHcAfck
2008/05/17(土) 02:04:46ID:uijlUc+p0――SHOOT VENT――
数時間前に、一つの命を散らせた記憶。それを再現せんとばかりに、手元にギガランチャーを受け止める。
ゾルダが砲身を向けた先に立ち尽くす異形――コブラは、既に回避行動を取り始めていた。
「フンッ!!」
歯を食いしばり放たれた砲弾は、僅かにコブラの側面を霞めて、少し離れた草陰を焼いた。
コブラが一撃を回避したことに一瞬驚く北崎。だが、彼の視線に浮かぶのは、一人の青年だけだった。
着弾地点から左に10m。果てしない恐怖に顔を歪めている青年の姿は、ほんの数時間前に北崎へと挑んで来た「仮面ライダー」の一人そのもの。
しかし、今現在この場にいる青年は、仮面ライダーゼロノス――桜井侑斗では無い。
今回のゲームにおいて、他者と渡り合える特筆事項を持たぬ一般人――桐矢京介なのだ。
顔付きこそ瓜二つだが、服装の違いや同行者の有無、そして北崎への反応等異なる点は多い。
それでも北崎が別人と判断出来なかった――いや、しなかったのは、彼が心から彼との闘争を望んでいるからだろうか。
「おいでよ……」
無論桐矢にこの呟きは届かない。ギガランチャーを握る手に力を込めるゾルダ。
桐矢に向けて、砲身を微調整しながら狙いを即座に定める。そして砲弾が放たれようとした――その時。
0332名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:05:23ID:pCo2RvgOP0333決断の刻は目の前に ◆N4mOHcAfck
2008/05/17(土) 02:05:53ID:uijlUc+p0「うわああぁぁぁぁ!!」
意識から完全に外されていた存在、コブラの拳がゾルダに打ち込まれた。
ズレる角度。それが示す着弾点は、桐矢を中心として一発目と真逆の位置。
彼は再び、生き残る為に殺さなければならない筈の参加者に命を救われることになった。
――尤も、今回はただの偶然なのだが。
桐矢が視界から消え失せたのを何となく把握したゾルダは、ギガランチャーを手放す。
風を裂きながら迫るコブラの拳を正面から受け止めるゾルダ。
「調子に乗るなよ……お前」
静かに、ゆっくりと放たれたその言葉遣いに、先程までの面影は既に無く。
例えるならば、親の説教を受けて爆発寸前の反抗期児童と言った所か。
覚悟を固めた筈の改造人間すら戦慄させる、鋼の戦士。
その左手に握られた一枚が、マグナバイザーにセットされて――
――FINAL VENT――
ゾルダの前方に現れた猛牛――マグナギガが、持ち得る全ての砲門を開く。
「消えなよ……弱い奴は」
マグナギガの背部にバイザーが接続され、終焉の刻を待つ。
「ヒッ……ヒィィィイイ!!」
改造人間の威厳もへったくれもないその叫びに、北崎は満足する。
最後には皆、こうなるんだよ…と。
引き金をゾルダは引く。それに合わせて砲撃を開始するマグナギガ。
その惜しむ事なき砲撃を行う姿は、血と灰で塗り固められた栄光を手にしようとする悪魔の契約者として、相応しいものだと言えよう。
「ハハハ……ハハ……ハハハハハハハハ!!」
エンド・オブ・ワールド。
一つの終焉を呼び込む矢は、解き放たれたのだ――。
0334名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:06:28ID:pCo2RvgOP0335名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:06:43ID:pCo2RvgOP0336決断の刻は目の前に ◆N4mOHcAfck
2008/05/17(土) 02:07:02ID:uijlUc+p0「ハァ、ハァ……ウッ……」
大樹から少し距離を置いた、本当に小さな廃墟に座り込む青年が一人。
ある程度の時間が身を寄せてからある程度の時間が経っているにも関わらず、青年は肩を上下に揺らしながら呼吸を行っている。
その場に漂う悪臭は、彼の食道を遡ったものだ。
といっても、ゲームの開始から4時間以上、水以外に何も口にしていなかった為に、床に零れているのは胃液だけだ。
(安達君、天美さん、君達ならこんな時……)
鬼の人達の様な信頼できる人を探して、共にゲームの終結を願うのか。
それとも、あの手この手を駆使して、自らゲームを終結させるのか。
脳裏に浮かぶ二人の人間は、何も話そうとはしない。
一際大きな音を立て、桐矢の視界に青年が倒れこんで来る。
桐矢の消耗しきった体からは、安否を気遣う言葉も無い。
(ひょっとして、あれの持ち主かな)
二つ寄り添う様に放置されたデイパックに視線を移す桐矢。
一つは彼自身に支給された物。そしてもう一つは、ここに隠れる道中で拾った物だ。
(あれになら……)
自分にも使える物が入っているかも知れない――と桐矢が期待するのも無理は無い。
彼に与えられた物は、使いようが無いカードなのだから。
極限まで追い込まれた状態で、青年の選ぶ道は――――
0337名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:07:14ID:5ckUjBl500338名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:07:20ID:pCo2RvgOP0339名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:07:39ID:pCo2RvgOP0340決断の刻は目の前に ◆N4mOHcAfck
2008/05/17(土) 02:08:09ID:uijlUc+p0【1日目 早朝】
【E-5 南部廃墟】
【時間軸】36話、あきらに声を掛けた帰り
【状態】:疲労大。軽い擦り傷。空腹。
【装備】:なし
【道具】:基本支給品(食料紛失) ラウズカード(スペードの10、クラブの10)
【思考・状況】
基本行動方針:生き残る
1.死にたくない
2.激しい恐怖(特にダグバ・ゾルダに対して)
3.響鬼が助けてくれることへの僅かな期待
※自分を助けてくれた男性(水城)の生存の可能性は低いと予想
※食料は移動中に紛失しました。
【三田村晴彦@仮面ライダー THE FIRST】
【1日目 現時刻:早朝】
【E-5 南部廃墟】
[時間軸]:原作での死亡直前から
[状態]:中程度の疲労、胸に強い痛み、気絶、約2時間変身不可
【装備】:なし
【道具】:なし
【思考・状況】
基本行動方針:彼女を救いたい。
1.望みを叶える為にも、バトルロワイヤルに生き残るしかない。
[備考]
※廃墟内に支給品(基本支給品・不明支給品×1)が桐矢のデイパックと隣り合わせに置いてあります。
0341決断の刻は目の前に ◆N4mOHcAfck
2008/05/17(土) 02:09:17ID:uijlUc+p0「また、試せなかったね……」
北崎はまたも出番を逃したベルトへと目をやる。
「そろそろもっと強い奴と会いたいなぁ……」
強い相手ならば、必然的により強大な力が必要になるのだから。
「五代って人が強いと良いんだけど」
最も深い殺意を向ける相手が、その力を持っていることを期待して。
――悲劇の中心から龍と猛牛を従えし帝王が何を起こすのか。朝未き空すら、それをまだ知りはしない。
【北崎@仮面ライダー555】
【1日目 早朝】
【E-5 中心部】
【時間軸】:不明。少なくとも死亡後では無い。
【状態】:軽度の疲労、ダメージ。勝利による満足感。ゾルダに2時間変身不能。【装備】: カワサキのZZR−250、オーガギア@仮面ライダー555、カードデッキ(ゾルダ)@仮面ライダー龍騎
【道具】:基本支給品一式、不明支給品(0〜1個)
【思考・状況】
基本行動方針:殺し合いを楽しんだ上での優勝。
1.強者と闘い、オーガギアを試したい。
2.五代雄介、「仮面ライダー」なる者に興味。
3.桜井侑斗、香川英行とはまた闘いたい。
4.「仮面ライダー」への変身ツールを集めたい。
※変身回数、時間の制限に気づきましたが詳細な事は知りません。
※桐矢京介を桜井侑斗と同一人物と見なしています。
※三田村晴彦の生死に興味を持っていません。
0342名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:11:11ID:pCo2RvgOP0344名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:15:02ID:5ckUjBl50京介と侑斗、俳優ネタを使うとは予想外でした。
仮面ライダーに興味を持つ北崎が不安w
コブラの激情といい、戦闘描写といい面白かったです。
GJ!
0345名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:18:38ID:pCo2RvgOP北崎があいかわらず不穏ですね。
精神的に揺れる二人の若いのがどうなるか、この先が気になります。
そしてついに来たか、中の人ネタw
どんな影響を与えるのか楽しみです。
0346名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:19:15ID:T56Vewa1O北崎やっぱり強いねw
ゾルダVSコブラ男の戦闘描写が上手く、引き込まれました!
北崎が京介を侑斗と勘違いする展開もグッド!
果たして京介と三田村がどうなるか……気になりますね!
GJ!
0347名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:28:42ID:wKXeSNeF0やっぱり三田村は憎めないなぁ。
本編であんな可哀想な末路を辿った三田村には今度こそ幸せになって欲しいですね。
そして終わらせるタイミングもまた絶妙なw
これに続く書き手さんがどう話を進めるのかに期待。
っていうか北崎強いなw
調子に乗るなよ?の下りで北崎のもう一つの人格が出たのかと思ってヒヤヒヤしたw
0348名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 02:33:58ID:BVXFG7OOOコブラとゾルダの戦闘よかったです。
0349名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 03:01:29ID:IRTatzIcO0350名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 07:50:05ID:IRTatzIcO風間大介 ハナ 緑川あすか 日高仁志を予約します。
まとめサイトに載っていないアイテム、例えば他のカードデッキとかベルトは話に出しちゃ駄目なんですか?
0353名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 12:01:20ID:TAu4rA2F0参加してくる仮面ライダー作品に関係するアイテムなら、支給品として出してもかまいませんよ
0354名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 12:04:06ID:tpF1dEh30投下乙です。北崎は相変わらず強マーダー。
桐矢と侑斗の人違いフラグ、実写ならではの展開が良いですね。
>>352
変身アイテムはけっこう出回ってますし、
さらに追加することに疑問を持つ人もいるかも知れません。
避難所の議論スレや仮投下スレを利用することをお勧めします。
0355名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 12:16:18ID:yZKWOkUBOシザースベルデインペラーサイガトルーパーケタロスヘラクス辺りか?
0356名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 12:32:06ID:44Uvjh1N0トルーパーはOPで出てるし、サイガケタロスへラクスは人を選ぶだろうから。
0357名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 13:31:11ID:IjFjpSxS0北崎ってあんななのに戦術の組み立てが上手いなぁ
まさか侑斗の台詞をパクるとはw
少し指摘を
>>291
>ゲームさえ楽しめれば
は「ゲームを楽しめさえすれば」の方がいいかな〜と思いました
>>322
>コブラは交わして見せる
は「コブラは躱して見せる」
あと>>336の消耗した青年って三田村で良いんでしょうか?
0358名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 13:43:37ID:H6I7OXmN0誰でも変身出来るアイテムは話作りやすいだろ。
0359名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 14:20:13ID:t2McVn62O一応仮投下した方が良いんじゃ無かろうか
0361名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 15:51:08ID:zuPVvOhxOそこにダグバで城戸組か
城戸か本郷(R)死ぬなこりゃ
0362名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 15:53:24ID:yZKWOkUBO0363名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 16:01:01ID:jw0xw8LROまあこの面子だと、色んな展開が予想されるからな。
0364名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 16:12:15ID:/N2wuTHj0じゃないと、書き手さんの能力を疑います><
ライダーを殺したりするなら間違いなく、低脳ですね^^
0365名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 16:42:33ID:t2McVn62Oダグバ変身アイテム持ってないし
0366名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 16:52:22ID:wnRJ65zW0・サソードに認められる
・アイテム奪う(ナイトとかグレイブとか)
心配はいらないんじゃね
0367名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 16:53:46ID:yZKWOkUBO0368名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 17:27:45ID:2ZBCgLe8O確かにw
0369名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 17:55:56ID:37WM5lXa00370名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 18:09:17ID:/N2wuTHj00371名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 20:56:10ID:/N2wuTHj00372激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 20:59:48ID:TbzXEnAn0仄かな光に照らされながら保養所を後にした一行は微かな記憶を頼りに地図に記載されていた乗り物を探していた。
もっともあまりの印の多さの為、全てを記憶していたものなどいない。
辛うじて覚えていた保養所周辺の印に従い、道路を東に進んでいた。
「次はこの辺りか…?」
大介は周辺を見渡すが車などどこにも見当たらない。
「これじゃないかな?」
そういう響鬼の右手にはミニカーが握られている。
「またか…」
あすかが呆れるのも当然。既にハナのデイバックには6つのミニカーが眠っている。
「…また貰っていいですか?」
ハナはそう言って響鬼からミニカーを受けとるとバックへ詰め込んでいく。
「そういうの好きなの?」
「いや…私は別にそうでもないけど、こういうの好きそうな知り合いがいるから…」
ハナは思い出していた。列車の中の騒がしいイマジンどものことを。中でも一人、妙に子供っぽいあいつならこんなおもちゃでも欲しがるだろう。
そこまで考えたところでハナはふと我に帰る。何故あんな奴らのことが頭から離れないのか。
「ハナさん…どうかした?」
「いや…なんでもない」
一行はさらに東へと進んでいった。
0373激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:01:04ID:TbzXEnAn0「志村さん、大丈夫ですか?」
「…ええ、城戸さん…先を急ぎましょう」
城戸、志村、本郷の三人も東へ向けて移動をしていたが志村の疲労具合を考え、あまりペースを上げられないでいた。
勿論、志村がクウガにやられたときのダメージは既に回復している。
それでも志村はこのお人好し二人を味方にしておく為にもう少し具合の悪いふりをしておくことにしていた。
「先程まで倒れていたんだ。移動で体力を消耗してはいざという時に闘えない…無理はしないで……」
本郷は話も途中で断ち切り、他の二人と一緒に後ろを振り向く、
「……誰かが来ますね」
「…ああ」
敵か味方か。
緊張が走る中、差し込む朝日の薄灯りに照らされながら白衣装に身を包んだ青年がゆっくりと歩み寄ってきた。
0374激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:02:42ID:TbzXEnAn0「ねえ……」
青年はどこか異質な雰囲気漂う刃物"サソードヤイバー"を取り出すと刃先を本郷達に向けて近づいてくる。
「…僕を笑顔にしてくれる?」
青年の明らかに普通ではない様子を見て三人は彼が決して友好的ではないことを理解した。
「…やるしかないか」
青年を迎え撃とうとした志村を本郷が制止する。
「志村さんはまだ体力が回復していないでしょう」
「相手は一人だし、俺達だけで大丈夫です。志村さんは先に行ってて下さい。追いかけてる女の子の顔知ってるのも志村さんだけですし」
「…二人とも………後は頼みます! 無事でいて下さい!」
その場を後にし、走り去る志村。
その顔に笑みがこぼれていることを城戸と本郷の二人は知るよしもなかった。
(予想通りのお人好しだな…陰から奴らの戦力でも確認させてもらうとするか……)
0375名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:02:56ID:5ckUjBl500376激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:03:10ID:TbzXEnAn0【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:D-6】
【時間軸】剣崎たちに出会う前
【状態】全身に若干の違和感
【装備】グレイブバックル@仮面ライダー剣・Missing Ace
【道具】支給品一式、ラウズカード(クラブのK)@仮面ライダー剣、蓮華のワイヤー内蔵型指輪@仮面ライダーカブト
【思考・状況】
基本行動方針:人間を装い優勝する。
1:移動して集団に紛れ込む。(市街地に拘らない)
2:橘チーフに合流。
3:『白い怪物と剣崎一真は共に殺し合いに乗り、尚且つ組んでいる』『桜井侑斗は危険人物』という情報を流す。
4:誰にも悟られず、かつ安全な状況でならジョーカー化して参加者を殺害or襲ってアルビノジョーカーの存在をアピールする。
5:他の参加者の戦力を見極めて利用する。自分の身が危なくなれば彼らを見捨てる。
6:『14』の力復活のために、カテゴリーKのラウズカードを集める。
【備考】
※デネブの放送について(長田が聞いた範囲で)知りました。 また桜井侑斗は危険人物(?)、デネブは生きていると考えています。
※志村は橘から『仮面ライダーブレイド』の存在は聞いていますが、ライダーシステム資格者が『剣崎一真』という事は知りません。
ですが、志村は此処に連れてこられる前に独自に調査を行い、剣崎一真がブレイドであるいう事、彼の顔なども知っています。
※城戸、本郷(R)に『白い怪物と剣崎一真は共に殺し合いに乗り、尚且つ組んでいる』『桜井侑斗は危険人物』と話しました。
※『自分の協力者、長田結花が東方の人間に協力を求めるために行った』と城戸と本郷に話してあります。
※長田結花は市街地の方へ向かったと思っています。
0377激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:03:47ID:TbzXEnAn0「さて、本郷さん…どうします?」
「…決まってるだろう」
本郷がバックを投げ捨て、マスクを手に取ったのを見ると城戸もデッキを構える。
水の入ったペットボトルに龍騎のデッキが歪んで映る。
「変身!」
「…ん?」
多少の戸惑いを見せる青年と二人のライダーが対峙する。
「リントの戦士だね…」
青年はサソードヤイバーを構えて走り込んでくる。
二人のするべきことは決まっていた。
生身の人間と殺し合うわけにはいかない。武器を奪って話し合いに持ち込む。
それを知ってか知らずか青年は平然と向かってくる。
二人は青年と併走しながら武器を奪う機会を窺う。
青年は勢い良く龍騎に斬りかかる。
「SWORD VENT」
鳴り響く電子音に合わせて空から降ってきた刀。
龍騎はそれを手に取ると青年の刃を受ける。
「おりゃあぁぁ!」
ぶつかり合った衝撃で空高く弾け飛ぶサソードヤイバー。
それを見たホッパーも飛び上がり、サソードヤイバーをキャッチした。
「もう武器はないぜ?」
「こちらはこれ以上闘うつもりはありません。話し合いましょう」
今や丸腰となり、俯いている青年にゆっくりと歩み寄る二人。
「やっばり…」
青年は俯いていた顔を上げる。
「クウガじゃないと僕を笑顔にしてくれないんだね!」
「何!?」
青年は次第に衣服以上に白い異形の姿に変化していき……
0378名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:03:52ID:Uo34yDn700379名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:04:21ID:5ckUjBl500380名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:04:32ID:pCo2RvgOP0381激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:04:36ID:TbzXEnAn0ハナが指差したものは無造作に投げ捨てられた二つのデイバック。
その時、激しい爆音が二つ鳴り響いた。
「…近いな」
響鬼は音のした方向に走っていく。
「あっ! 響鬼さん…二人はここで待ってて!」
大介も響鬼の後を追っていく。
残されたハナは足元に転がっている小さな箱に気がつき、手に取った。
コウモリと思しきマークが刻まれた箱。近くのバックから飛び出したのだろうか。
「ぐあぁ!」
炎が直撃した二人は変身が解け、無惨に弾き飛ばされた。
辺りにはデッキとマスクが転がっている。
「もう終わり…? 僕を笑顔にしてよ…」
白い異形"ン・ダグバ・ゼバ"は倒れる二人にとどめをさそうとする。
「お前の相手はこっちだ!」
叫び声とともに駆けつけた二人。
響鬼は柱に打ち付けた音叉を額にかざし、大介はドレイクグリップを掲げる。
しかし、何も起こらない。
「何で!?」
困惑する二人に歩み寄る。
「…まずい」
本郷と城戸はそれぞれの道具を拾い上げ、再度変身を試みるが上手くいかない。
ン・ダグバ・ゼバは響鬼と大介に手を翳す。
0382名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:04:52ID:44Uvjh1N00383名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:04:54ID:pCo2RvgOP0384名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:05:11ID:5ckUjBl500385激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:05:14ID:TbzXEnAn0鳴り響く高く大きな音にその場の誰もが反応した。
皆が一斉に視線を送った先にいたのはハナとあすか。
「…紙鉄砲の音って思ったより大きいんだね」
盛大な音を鳴らした本人が一番驚いていたようだった。
「…本郷!?」
本郷の姿を見つけたあすかの中に何とも言えない感情が込み上げてくる。
「今だ…借りるよ!」
本郷は龍騎のデッキを辺りに転がっているペットボトルに翳す。
「変身!」
真紅の鎧が本郷の身に纏われる。
「ああやって使うんだ…」
ハナは決意を固めると先程拾った箱"ナイトのデッキ"をペットボトルに翳す。
ハナの腰にベルトが巻き付く。
「変身!」
デッキを挿入し、ハナは闘いの鎧を纏う。いつも見ていた良太郎のように。
「…これ以上暴れるようなら、承知しないからね!!」
今、闘いの場に一輪の"ハナ"が咲いた。
0386名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:05:17ID:44Uvjh1N00387名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:05:30ID:pCo2RvgOP0388名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:05:43ID:44Uvjh1N00389名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:05:58ID:pCo2RvgOP0390名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:06:14ID:44Uvjh1N00391名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:06:32ID:3fl/0RJR00392激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:06:49ID:TbzXEnAn0【1日目 早朝】
【現在地:D-6】
[時間軸]:47話、クウガアメイジングマイティに勝利後。
[状態]:全身に弱い痛み
[装備]:無し
[道具]:基本支給品×3 ラウズカードスペードのA〜9、ハートのKとQ、ランダムアイテム×1(五代の支給品)
[思考・状況]
1:究極の闇を齎す。
2:強くなったクウガと再戦
※自身の戦闘能力に制限がかかっていることを何となく把握
【本郷猛@仮面ライダーTHE−NEXT】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:D-6】
[時間軸]:THE−NEXT終盤(ショッカー基地壊滅後)
[状態]:全身に激しい痛み 仮面ライダー龍騎に変身中
[装備]:特殊マスク@仮面ライダーTHE−NEXT 龍騎のデッキ@仮面ライダー龍騎 サソードヤイバー
[道具]:D-5に置き去り
[思考・状況]
1:戦いを止める。絶対に。
2:スマートブレインに対する強い怒り。
3:志村の後を追い、長田結花との合流を目指す
【備考】
※志村を信用しています。また、彼から『白い怪物と剣崎一真は共に殺し合いに乗り、尚且つ組んでいる』『桜井侑斗は危険人物』という話を聞きました。
※名簿に自分の名前と一文字の名前が二つずつある事、連続変身出来なかった事に疑問を感じています。
※サソードゼクターに認められていないため、ゼクターは現れません。
0393名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:07:53ID:Uo34yDn700394名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:07:56ID:pCo2RvgOP0395名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:08:18ID:44Uvjh1N00396激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:08:15ID:TbzXEnAn0【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:D-6】
[時間軸]:劇場版終盤(レイドラグーンへの特攻直前)
[状態]:全身に激しい痛み 龍騎に2時間変身不能
[装備]:無し
[道具]:D-5に置き去り
[思考・状況]
1:戦いを止める。絶対に。
2:スマートブレインに対する強い怒り。
3:志村の後を追い、長田結花との合流を目指す
【備考】
※志村を信用しています。また、彼から『白い怪物と剣崎一真は共に殺し合いに乗り、尚且つ組んでいる』『桜井侑斗は危険人物』という話を聞きました。
※名簿に手塚、芝浦、東條、香川の名前がある事、連続変身出来なかった事に疑問を感じています。
【日高仁志(響鬼)@仮面ライダー響鬼】
【1日目 早朝】
【時間軸:最終回前】
【現在地】D-6
【状態】軽い疲労 鬼に2時間変身不能
【装備】変身音叉・音角 音撃棒・烈火
【道具】基本支給品一式(着替え2着と元の服を含む) 野点篭(きびだんご1箱つき) ハイパーゼクター 不明支給品x1
【思考・状況】
基本行動方針:出来るだけ多くの仲間を守って脱出
1:何で鬼になれない?
2:目の前の怪物から何とかして逃れる
3:仲間を捜す
0397名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:08:23ID:5ckUjBl500398激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:09:25ID:TbzXEnAn0【1日目 早朝】
【時間軸:18話・ゴンと別れた後】
【現在地】D-6
【状態】軽い疲労 ドレイクに2時間変身不能
【装備】ドレイクグリップ、ドレイクゼクター
【道具】支給品一式
【思考・状況】
基本行動方針:戦いはなるべく回避し、できるだけ早く脱出する。
1:何故変身出来ない?
2:目の前の怪物から何とかして逃れる
3:移動車両を探す
4:脱出派と合流
5:影山瞬に気をつける
【ハナ@仮面ライダー電王】
【1日目 早朝】
【時間軸:劇場版・千姫と入れ替わっているとき】
【現在地】:D-6
【状態】:軽い疲労 仮面ライダーナイトに変身中
【装備】:冥府の斧@仮面ライダーアギト
【道具】:支給品一式、洗濯ばさみ、紙でっぽう 戦国時代の衣装 ミニカー7台
【思考・状況】
基本行動方針:脱出する
1:仲間を守る為に自分も闘う
1:仲間を探して一緒に脱出する
2:イマジンに対する自分の感情が理解出来ない
3:本郷猛、牙王、影山瞬に気をつける
0399激闘の幕開け ◆cW9wr8uD4A
2008/05/17(土) 21:09:59ID:TbzXEnAn0【1日目 早朝】
【時間軸:本郷を疑っている時(トラック事故は見た)】
【現在地】 D-6
【状態】:軽い疲労
【装備】:デンカメンソード@仮面ライダー電王、釘数本、フルフェイスのヘルメット
【道具】:支給品一式、オロナミンC2本(ぬるめ)
【思考・状況】
基本行動方針:本郷殺害後、脱出するか生き残る
1:本郷をはじめとした仮面ライダーに復讐
2:護身のために仲間を増やす
3:牙王、影山瞬に気をつける
0400名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:10:07ID:5ckUjBl500401名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:11:02ID:44Uvjh1N00402名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:12:34ID:GTEMGgJB0主役ライダー二人を一撃で倒すのはいかがなものかと思うが。
0403名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:16:12ID:5ckUjBl50投下乙!
響鬼さんたちと真司たちの合流、そしてダグバとの遭遇戦序章最高!!
ダグバの圧倒的強さ、そしてハナの変身と見所がたくさんありました。
そしてこの引き! 燃える!
GJ!
あ、投下宣言と投下終了宣言はした方がいいかと。
0404名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:20:40ID:44Uvjh1N0お疲れ様です。
ついに本郷とあすか遭遇か! 死亡フラグ臭がぷんぷんするぜ!ww
これはダグバ無双へのフラグですねわかります。今変身できる本郷とハナさんマジガンバレ
そして次へのこの引きもいい!GJ!
0405名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:23:49ID:jw0xw8LRO一つ疑問なんだが、本郷とあすかが邂逅した以上、少なくともあすかの思考に何らかの変化がないとおかしくないか?
0406名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:25:08ID:5ckUjBl50それくらいは次回ででてもいいんじゃないかな、とも思う
0407名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:31:09ID:IRTatzIcOいつものごとく新参者には冷たいライダーロワ
0408名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:38:06ID:/N2wuTHj0グロな異常的描写がなく、なかなかの好印象ですよ!!
どっかの犯罪者予備軍とは違いますね!!
今ならまだ引き返せますよ^^鬼畜性癖にはならないように!!
0409名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:51:08ID:37WM5lXa0ハナさん大奮闘!まさか紙鉄砲がここで活かされるとはw
〆方もきれいで次回への期待度がますます高まりました!
0410名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 21:56:36ID:BVXFG7OOOこれは凄い気になる引き方ですね!
ダグバに立ち向かう対主催者達……特にハナがかっこいいです!
GJ!
では、風見、モモタロスを投下します。
0412名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:16:04ID:pCo2RvgOP0413名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:16:07ID:5ckUjBl500414クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:16:20ID:/8HpFsyP0うっそうと緑の草木が生え茂った大地。
太陽は完全に昇りきってはおらず、周囲には薄暗さが残っている。
そんな場所に――エリアD-8に一人、大声を上げる者が居た。
身体の色は鮮やかな真紅と焦げ茶色、そして黒色で彩られ、顔は鬼そのものであり、
どうみても人間ではない。
右腕に一振りの剣――ディスカリバーを握り締め、不機嫌に地団駄を踏む者。
その者はモモタロスという名を持つ者だった。
「くっそー……なんでこの俺がこんな目に…」
モモタロス――歴史の改変を行い、自分達にとって思い通りの世界を創る事を目的とした、イマジンの一人。
だが、モモタロスはそんなコトよりもやりたいコトがあり、歴史改変などには興味はない。
モモタロスが望むもの。
それは簡単に言ってしまえば只、単に『カッコよく闘う事』。
闘う相手はなんでもいい。
自分がカッコよく立ち振る舞い、そしてカッコよく勝てばいい。
なんだか少し馬鹿馬鹿しい理由だが、それでもモモタロスはその理由に満足していた。
そのため、闘う事を好むモモタロスには相手を殺すような事に対し、特に興味はない。
加えて、モモタロスは誰かに命令される事も嫌いであり、この殺し合いには参加する気はなかった。
さっさと知り合い達と合流して、どうにかここから抜け出そう――そう考え行動していた筈だった。
「確かにあいつらを追っかけたハズだったんだけどなー。
いや、待てよ、俺の脚が速すぎてあいつらを通り越したとか……。
へへへ、参っちゃうなぁ、わはははは……はは…………」
0415名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:16:41ID:3fl/0RJR00416名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:16:42ID:Uo34yDn700417クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:17:03ID:/8HpFsyP0モモタロスは先程、二人の参加者――モモタロスが知る由もないが山本大介と歌舞鬼と接触し、彼らに助けられた。
腐葉土に上半身を突っ込み、身体が抜けなくなった自分を助け、水までもくれた二人。
今すぐにでも仲間になろうという気持ちはないが、なんだがこのままではいい気分がしない。
一応、お礼の言葉ぐらいは言っておこうかと思い、モモタロスは走っていた。
勿論、目的は自分よりも先にどこかへいってしまった二人だ。
「はぁー……違うよなぁ……、これって迷子ってヤツなんだろうなぁ……。
情けねぇ……」
モモタロスはその場に座り込み、がっくりと肩を落とし、項垂れる。
そう。現在、モモタロスは自分でいったように二人を見失い、迷子になっていた。
この殺し合いに参加した当初から、突然の状況の変化により混乱していたモモタロス。
そのため、未だ地図を見ていなかった事と迷いやすい森林地帯という要因が重なり、このような結果に陥っていた。
きっとこんな姿を青と黄色と紫の仲間達に見られたら馬鹿にされる事、間違いないだろう。
右腕に持っていたディスカリバーを唐突に投げ捨てるモモタロス。
「あーーー! ほんとーにッ情けねぇぜ!!」
そして憂さ晴らしといわんばかりに、モモタロスはその辺に生えている草を両手で鷲掴みにする。
草木が可哀想?
そんな事を思う間もなく、モモタロスは力に任せ、草木を引き千切り、後ろへポイっと投げまくる。
それも一回だけではなく、何度も、何度も草木を引っこ抜き、緑の吹雪がモモタロスの周囲に咲き乱れる結果となった
0418名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:17:18ID:5ckUjBl500419名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:17:23ID:pCo2RvgOP0420名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:17:32ID:0NETzmM000421クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:17:59ID:/8HpFsyP0多分、自分でも何を言っているのかよくわかっていないのだろう。
兎に角、モモタロスは自分の失態に対する憤りをどうにか発散したく、その哀れな犠牲者が草木となったわけだ。
散々、草木を引き千切ったお陰で少しずつ気が落ち着いてきたモモタロス。
動かしまくっていた腕の動きを止め、普段特に使わない頭を使い、モモタロスは珍しく思考を走らせる。
「それよりも、俺は何処に居るんだ?
たしかあのおっさんはなんて言ってたっけなぁ。
すまーと……すまーとなんとかって……あーーー! もう面倒くせぇ!!」
勿論、自分が先程の二人からどれだけ離れているのかも気になる。
だが、それよりも大体自分が何故こんなところに居るのかがわからない。
確かデンライナーで特性のコーヒーを飲んでいた筈。
だが、事実は違い、自分はどうやらスマートなんとかやらのせいでこんな辺鄙な場所につれて来られている。
ならば、モモタロスはどうするのか?
その答えは至極単純明快。
あまり頭に付加が掛からない、モモタロスにとってとてもわかりやすい事を行うまでだ。
「面倒だから俺がお前らをぶっ倒してやるぜ! 全世界で一番カッコいい、このモモタロス様がなッ!!」
そう。それはモモタロスがいうすまーとなんとか――スマートブレインに対し闘う事。
理由もこれまた単純でスマートブレインが気に入らないから。
取り敢えず今後の行動を決め、モモタロスは腰を上げて立ち上がろうとする。
先ずは兎に角、先程の二人を見つけよう。
そう考え、モモタロスは腰を上げたのだが――
0422名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:18:07ID:3fl/0RJR00423名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:18:34ID:5ckUjBl500424名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:19:00ID:pCo2RvgOP0425クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:19:40ID:/8HpFsyP0そんな時だ。
モモタロスは自分の方を見つめる一人の男と視線が合った。
まるで死人のような、生気を感じさせない眼つきで此方を眺める男と。
◇ ◆ ◇
モモタロスを見つめる男――風見志郎は今まで、適当な場所で休憩し、身体を休ませていた。
理由は先程、葦原涼と闘い、疲労と負傷を負ったため。
先程この殺し合いで勝ち残る決心をした風見。
ならば、今後葦原のような強敵と出会う時には、身体の調子は万全に整えていなくてはならない。
そのため、風見は休憩を取り終え、他の参加者を見つけるためにジャングラーで出発。
幸い時間制限もないため、休憩は取れる内に取っておく事に越した事はないからだ。
そして、風見は見つけた。
赤い、真紅の鬼のような奇妙な者。
いうなればショッカーの怪人のような者――モモタロスを見つけ、じっと眺めていた。
「あぁ? なんだ、お前? ジロジロ見るんじゃねぇ! 見世物じゃねぇぞ!!」
モモタロスが風見の不可解な視線を不快に思い、怒声を上げながら彼を睨む。
だが、依然風見は何も言う様子は見せない。
そう。もう、風見には言葉なんて必要ないから。
(ちはる……待っていてくれ。お兄ちゃんが今すぐ……!)
愛する妹、ちはるを胸の中で思い出ながら、ベルトの風車を回し、風見の身体に強化スーツが装着される。
そして驚いた様子を浮かべるモモタロスを尻目に、風見はあるものを取り出す。
それは自分に力を与えてくれるもの、自分の証というべき強化マスク。
その強化マスクを被り、風見は再びモモタロスに顔を向け――一瞬の内に跳躍した。
0426名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:19:49ID:3fl/0RJR00427名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:20:18ID:pCo2RvgOP0428クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:20:23ID:/8HpFsyP0通称、V3となった風見がモモタロスに迫る。
殺し合いに勝ち残り、優勝する。
強固な意志を力に代え、大きく振り上げた拳にその力を込めながら。
◇ ◆ ◇
「て! てめぇ!このモモタロス様を襲うとは上等じゃねぇか! そっちがその気なら相手になってやるぜ!!」
モモタロスがV3に向かって怒声を浴びせる。
対するV3は地面に拳を打ちつけたまま、ゆっくりモモタロスの方へ顔を向ける。
V3が不意打ちの要領で仕掛けた強烈なパンチを、横へ飛びのく事で避わしたモモタロス。
出会い頭の一撃を外したV3は後方の森林地帯の方へ飛び込み、距離を取る。
終始無言を貫抜いていたV3に対し、モモタロスは僅かながらにも警戒していたため、素早い反応が行えた。
更に、モモタロスが飛びのいた先には先程、彼が投げ捨てたディスカリバーが転がっていた。
起き上がる途中でモモタロスは急いでディスカリバーを手に取り、今はもう彼の右腕にはそれがしっかりと握られている。
戦闘の準備が整ったモモタロス、そしてV3は、今度は身体ごと向きを変え、彼の突き刺さるような睨みを悠然と受け止める。
「てめぇ、なんで俺を狙うか理由ぐらい言いやがれ!!」
「……お前が知っても意味がない。そう、これから私に殺されるお前には……!」
モモタロスがV3にぶつける感情は純粋な“怒り”。
だが、V3がモモタロスにぶつける感情はない。
そこにあるものは只一つ、この殺し合いに勝ち残る事への“執着”。
V3にとってモモタロスは優勝への通過点としての認識しかない。
だから、V3は腰を落とし、油断なく拳を構える。
モモタロスという踏み台を踏み越え、優勝し、ちはるに幸せな人生を歩んでもらうためにも。
V3は躊躇なくモモタロスを殺す事が出来る。
0429名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:21:06ID:pCo2RvgOP0430クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:21:24ID:/8HpFsyP0最初に言っておくぜ! 俺はかーなーり強い!
只でやられると思ってんじゃねぇぞ! この馬鹿野郎がッ!!」
「ならば、私がお前の強さを越えればいい……それだけだ」
だが、モモタロスにはV3に黙ってやられるつもりなど全くない。
V3がどうにも不気味で、気に食わない奴だからという事も当然ある。
しかし、それよりもモモタロスは自分が負ける事などどうしても我慢できない。
右腕に適度な力を込め、ディスカリバーの刀身を上に向ける。
野上良太朗に憑き、電王として他のイマジン達と闘っていた時と同じように。
ディスカリバーを使い慣れたデンガッシャーに見立て、腰を落とし、V3の動きに備える。
モモタロスと、V3の視線が宙で衝突し、二人はジリジリと周囲を回りながら、距離を詰める。
そして、ほんの少しの時間、数秒が経った時。
一つの赤い影、そしてもう片方の一つの黒い影が互いに引き寄せあうように――
「へっ! そこまで言うなら、やれるもんならやってみやがれッ!! 」
「……いくぞ」
一気に距離を詰め始めた。
それは二人の闘いが始まった証とも言えるもの。
瞬間、大気に少し揺れが生じた事に気づく者はいない。
◇ ◆ ◇
0431名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:22:01ID:pCo2RvgOP0432名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:22:13ID:5ckUjBl500433クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:22:17ID:/8HpFsyP0大声を上げ、V3に突進するモモタロス。
勿論、只、考えもなしに突撃をかましているわけではない。
右腕に握られた仮初の武器、ディスカリバーの刀身を空に向け、振り上げる。
モモタロスの視界に映るのは彼に向けて左の拳を叩き込もうと、彼と同じように突っ込んでくるV3の姿。
だが、所詮剣と左腕による打撃ではリーチが違う。
V3の左腕が伸びきる前に、モモタロスが振り上げたディスカリバーを思いっきり振り下ろす。
モモタロスには相手の出方を見るという、面倒な事はしない。
只、いつだって全力で相手を叩き潰すのみ。
大気を引き裂く音を唸らせながら、ディスカリバーがV3の胸部へ振り下ろされる。
「……ふん」
だが、V3の身体には届かない。
ディスカリバーが振り下ろされるのを目視したV3は瞬時に、強引に走りを止める。
V3とてモモタロスの方が剣を持っているため、向うの方の間合いが、自分のそれよりも長い事は承知している。
よって、V3はモモタロスの隙を誘うために、わざと全力でモモタロスに向かう真似をしていた。
ぎりぎりのタイミングでV3は両脚に更なる負荷を掛け、自分に向かって振り下ろされたディスカリバーの斬撃を避わす。
あと少しのところで獲物に届かなかったディスカリバーの刀身が地に吸い込まれるように落ちる。
更に、モモタロスには武器はたった今、振り切ったディスカリバーしかなく、今の状況では直ぐに攻撃に移る事は難しい。
(この隙は……逃さん!)
そして、V3がそんな隙を見逃すわけもなく、減速された勢いを再び加速させる。
そのままの勢いで軽く前方へ飛び、がら空きのモモタロスに拳を叩き込もうとV3が両脚、左腕に力を込め始めるが――
0434名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:22:19ID:0NETzmM000435名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:22:55ID:pCo2RvgOP0436名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:22:57ID:3fl/0RJR00437名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:23:00ID:0NETzmM000438名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:23:24ID:nw2hctiB00439クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:23:30ID:/8HpFsyP0「チッ……」
V3の身体はモモタロスの方へ飛び込むことなく、再びブレーキが掛かる。
何故なら、V3の目の前で再び彼を切り裂かんと一振りの斬撃が起こったから。
但し、今度は上方からではなく下方からV3の身体を引き裂くように。
モモタロスはどんな時でも一本の剣を武器にして幾度の敵と闘ってきた。
別に誰か、剣の師匠にそれの教えを貰った事は一度もないが、度重なる実戦により、扱いには手馴れている。
V3に初撃を避けられた事により、瞬時にモモタロスはディスカリバーの切っ先を返し、上へ振り上げていた。
V3はモモタロスの予想しなかった第二撃をなんとか避ける。
だが、先程よりも更に急激な負荷を掛けたため、直ぐに次の行動に移れず、V3は一瞬の硬直を起こす。
その瞬間、前方へ視線を投げ掛けたV3とモモタロスのそれが一本の線を描く。
「行くぜ! 行くぜ! 行くぜぇぇぇぇぇッ!」
振り上げたディスカリバーの刀身をモモタロスは再び返し、今度は横から抉るようにそれを振り回す。
一瞬の内に半月の軌跡を滑るように描き、ディスカリバーの刃がV3に迫る。
未だ、完全に体勢を整えきっていないV3 は後へ脚を引き、軽く距離を取った。
しかし、モモタロスの攻撃は、苛立った気分は未だ収まらない。
後へ逃げるV3を追うようにモモタロスは前進し、今度はディスカリバーを突きつける。
一度だけではなく、何度も何度もV3の身体を貫くためにディスカリバーの切っ先が唸りを上げ、迫る。
だが、V3も負けてはいない。
後ずさりをしながら、身体を器用に捻り、V3は何度も繰り出されるモモタロスの突きを捌く。
一向に双方に碌なダメージがいかない均衡状態。
しかし、それがいつまでも続くとは限らない。
0440名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:24:10ID:pCo2RvgOP0441名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:24:15ID:5ckUjBl500442クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:24:29ID:/8HpFsyP0「それはこっちの台詞だ」
モモタロスはほんの僅かな疲労を浮かべるが、それも一瞬の事。
今まで突きを行っていた動作を唐突に止め、再び横方向へディスカリバーを振り回す。
その斬撃に対し、V3は少し膝を落とし――一気にモモタロスの方へ踏み込む。
滑るように走る斬撃がV3の左肩を掠り、彼に痛みを感じさせ、彼の顔が苦痛に歪む。
瞬く間に、火花を散らしながらV3の左肩で生まれた一閃の傷跡。
だが、V3の勢いは止まらない、勢いは緩まない。
踏み込んだ脚で大地を蹴り上げ、反対の脚でモモタロスの腹部へ蹴りを叩き込もうとする。
そのV3の動作になんとか反応し、モモタロスは咄嗟に後へ身体を引くが、結局間に合わない。
「ぐっ! てめぇッ!」
V3の蹴りがモモタロスの腹部に刺さり、衝撃によりモモタロスは前かがみになりながら後ろへよろめく。
だが、所詮、当たりは浅く、モモタロスが地面に倒れる事はない。
悔しさと怒りを滲ませた言葉を呟き、モモタロスは少し下げ気味になった顔を上げようとする。
その瞬間、モモタロスの左頬に『あるもの』が弾丸のように殴りつけるように飛び込む。
「ガッ!!」
鈍い金の一閃が走ったというべきだろうか。
モモタロスの顔面にV3の右拳が叩き込まれる。
やがて、秒も経たず迫り来る衝撃、そして何かが砕けるような耳障りな音をV3は聞き、確信する。
やっと突破口を開けた、と冷静に状況を分析するV3。
更にV3は素早く右腕を引き抜き、今度は左腕でモモタロスの鳩尾に拳を突き上げる様に叩き込ませる。
再び起きるモモタロスの嗚咽、そして何かが――肉が千切れるような音が周囲に響く。
立て続けに貰った打撃に堪らず、モモタロスは数歩後へよろめく。
同時にV3も一気に踏み出す。
0443クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:25:12ID:/8HpFsyP0無駄のない動作でV3が振り上げたものは強化グローブを纏った右腕。
今度の狙いはモモタロスの下顎の一点。
ボクシング選手が行うアッパーの要領で、V3はよろめくモモタロスを狙うが――
「何!?」
「……調子に乗るんじゃねぇ! おらあッ!!」
だが、V3の右拳がモモタロスを捉えるよりも先にモモタロスが顔を上げ、ありったけの声で叫ぶ。
予想以上のモモタロスのタフネスに僅かながら驚き、V3の右拳の勢いがほんの少し緩む。
その緩みにより起きる隙は所詮、一瞬。
だが、モモタロスに必要なものも同じように一瞬の時間。
そう。再び右腕に力を込め、ディスカリバーを横殴りに振るうために必要なものはそれだけでいい。
V3の頭上からディスカリバーが鋭い輝きを放ちながら迫る。
直ぐさま、攻撃を中断し、モモタロスの上を飛び越える事でディスカリバーから避けようとするV3。
一瞬で腰を落とし、大地を蹴り、V3は跳躍する――だが、只で終わる事はなかった。
「ざんねんでした〜! バレバレだぜ!」
モモタロスは決して頭は良くない。
だが、戦闘時に関しては持ち前のセンスも相まって頭脳の回転も速くなる。
振り下ろしたと思わせて、モモタロスは自分を飛び越えようとするV3の身体にディスカリバーを思いっきり斬りつけた。
初めてV3の身体に斬り込まれたディスカリバーが派手な火花を散らす。
空中で衝撃を伴い、体勢が崩される事を余儀なくされたV3だが、なんとかモモタロスを飛び越える事には成功する。
だが、ディスカリバーによって与えられた傷が災いし、V3は倒れこむように草木が生え茂った地面に膝を落とす。
モモタロス、そしてV3が共に受けたダメージは決して致命傷ではないが、かといって無視できるものではない。
しかし、そのダメージを気にする様子は二人にはなく、V3が振り向く事で再びモモタロスと彼が視線をぶつけ、見えない火花を散らす。
0444クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:25:50ID:/8HpFsyP0そんな時、ふとモモタロスが視線はV3にぶつけながら口を開く。
V3も何故か、動こうとはせずにモモタロスの言葉に耳を傾けているように見える。
但し、依然構えは取ったままだが。
だが、そんなV3を尻目にモモタロスは言葉を続ける。
「それよりも、てめぇはムカつかねぇのか!? 俺達に闘えって言ってた、あのおっさんがよ。
そりゃあ、俺だって闘うコトは大好きだ!
けどなぁ! あの怪しいおっさんに指図されるのは気にいらねぇ!!」
モモタロスは己が持つ闘いへの価値観を語気を強めながら、言ってのける。
しかし、V3はまたしても何も答えない。
V3にとってモモタロスの話は何も興味がないのだろうか。
それすらもわからない。
強化マスクに隠された風見の表情が語るものは誰にも理解する事が出来ないから。
「だからよぉ! てめぇ、俺に負けたら俺の子分になれ!
俺はさっさと此処から抜け出すために、あのおっさん共をブッ倒す!
てめぇはその時、俺の命令を聞いてもらうぜ! あんま言いたくねぇがてめぇは、まぁ俺程じゃねぇが結構強ぇし、役に立ちそうだしな!
いいか!? もうぜってぇーに言わねぇからな! わかったな!?」
左の人差し指をV3に突きつけ、モモタロスは言い終える。
モモタロスの目的はこの孤島からの脱出。
その内待っていればもしかすればデンライナーが迎えに来るかもしれないが、モモタロスの性格上、待っているだけはどうにも気に食わない。
また、村上峡児を力ずくで屈服させ、自分をここからデンライナーに送り返してもらう事をモモタロスは決めていた。
よってそれを行うには自分以外にも人手が要る。
そのため、何度か拳と剣を交え、自分と同じくらいの実力があるとわかったV3はうってつけの人材。
モモタロスは『提案』とは言い難い、『要求』のようなものをV3に叩きつける。
0445名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:25:51ID:44Uvjh1N00446名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:26:07ID:pCo2RvgOP0447名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:26:37ID:pCo2RvgOP0448名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:26:46ID:5ckUjBl500449名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:27:13ID:nw2hctiB00450クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:27:15ID:/8HpFsyP0だが、V3は短くそう言い捨て、じりじりと歩を歩め――跳躍する。
バッタの能力を付加された事で手に入れた強靭な跳躍力。
その跳躍力を使い、V3はある方向へ飛び込む。
「て! てめぇ! 折角の俺の好意を無駄にする気か!?」
言うまでもなく、V3はモモタロスとの距離を一瞬で詰めた。
対して、モモタロスは怒りながらも彼の侵攻を食い止めようとディスカリバーを振るう。
横方向から斬りつけるディスカリバーがV3の下腹部へ迫る――
「此処には一度死んだ者。蘇った参加者が居る」
だが、V3は大地に伸ばした両脚に力を込め、軽く地を蹴り飛ばす。
数十cm程、ふわりと宙に浮いたV3の身体。
ディスカリバーの斬撃をV3は身体を捻りながら紙一重で――僅かに腹部を掠りながらも避わす。
そして、V3は更に身体を捻り続ける。
「あの男達には死者をも復活出来る力がある。ならば……」
遂にこまのように一回転しきったV3。
だが、V3は只、ディスカリバーの斬撃を避けるためだけに回転させたわけではない。
自分の方を驚きの表情で食い入るように見つめるモモタロスにぶち込むために。
そう。先程回した身体と同時に回転させていたもの――強靭な左脚を。
「私がやるコトは決まっている」
充分な回転が掛かかった左脚をV3は揮う。
モモタロスから向かって左方向から、V3の左足による回し蹴りが叩き込まれる。
V3の左脚が抉るように直撃した箇所。
それはモモタロスの左脇腹。
そのダメージは今までV3との闘いで貰った中では一番深刻なもの。
衝撃に耐える事は出来ず、モモタロスの身体は彼の意図する事なく、横へ吹っ飛ぶ。
0451名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:27:35ID:0NETzmM000452名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:27:40ID:nw2hctiB00453名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:27:53ID:44Uvjh1N00454名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:28:20ID:pCo2RvgOP0455クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:28:35ID:/8HpFsyP0モモタロスの身体がごろごろと転がり、一本の木にぶつかりやがて止まる。
地に着地したV3はそれを只、眺めていた。
己の決意を、モモタロスとの完全な交渉決別の意を再び示しながら。
「くっ……上等だ、こうなったら俺も本気を出してやるぜ……!」
ディスカリバーを支えにし、モモタロスは立ち上がる。
浮かべる表情は苦痛、そして吐き出す言葉はやせ我慢に塗れたもの。
少し足腰がおぼつかないものの、それでもモモタロスは決して再び倒れようとはしない。
何故なら、モモタロスに負ける事は許されないから。
そう。そんな事認めたくもないからだ。
いつだってカッコよく闘い、勝利を収める者は自分只一人。
その強き意志を胸に燃やし続け、モモタロスは顔を上げ、V3を睨みつけようとする。
「……ん?」
だが、前方にV3の影も形もない。
一体何処に行ったのか?
もしや、未だやられない自分を見て、逃亡を試みたのだろうか?
甘い考えを抱いてみるが、モモタロスは直ぐにその考えを否定する。
理由はわからないが、あれほどまでにもこの殺し合いの優勝に執着していた男だ。
そのような男がこんなところで逃げるわけがない。
――オ
そんな時だ。
モモタロスは何かが唸るよう音を――いや、声のようなものを聞く。
聞こえてくる方は少し上の方から。
モモタロスは立ち上がったばかりで少し下へ落ちていた視線を上に向けた
其処には――
0456名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:28:53ID:0NETzmM000457名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:29:04ID:44Uvjh1N00458名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:29:06ID:nw2hctiB00459クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:29:34ID:/8HpFsyP0雄叫びを上げながら、自分へ右足を向け、飛び込んでくるV3の姿があった。
回避する間もなく、咄嗟に両腕で防ぐ事も叶わずに、ほんの少し身体を引く事しか出来ない。
瞬く間にモモタロスの胸部に向けて蹴りこまれるV3の右脚。
恐らく、この場に今は亡き立花籐兵衛が居れば、V3の蹴りをこう称しただろう、
『V3キック』と。
モモタロスが起き上がる前に既に、充分な助走は終わっており、繰り出されたV3キック。
そんなV3キックを受け、ディスカリバーを手放し、モモタロスの身体がいとも簡単に、まるで弾丸の如く吹っ飛ぶ。
元々、森林地帯の出口付近であったため、モモタロスの身体はその地帯から弾き飛ばされ、乾いた大地に身体を打ちつける。
悠然と弱った獲物を追うように、モモタロスの方へ脚を踏み入れ始めるV3。
一方、モモタロスは気を失ったらしくうつ伏せに倒れ、未だ立ち上がろうとはしない。
モモタロスとV3による闘いの決着の時は近い。
◇ ◆ ◇
0460名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:29:51ID:pCo2RvgOP0461名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:30:01ID:0NETzmM000462クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:30:18ID:/8HpFsyP0こんな経験は久しぶりだな……。
もう、このまま少し休憩するか……?
それもいいかもしれねぇなぁ……。
きっとこのまま楽になれば、ちょっと眠れば直ぐに痛みも引くだろうしよぉ……。
『あれ、モモタロス? こんなところでなにやってんの? もしかして負けちゃった?
ハハハハハ! モモタロスってやっぱ弱いんだねー♪
だったら僕が代わって、闘ってもいいかな? 答えは聞いてない!』
はぁぁぁぁぁッッッ!?
おいおいおいおいおいおいーーーーー! なんであのハナタレ小僧の声が聞こえるんだ!?
しかも俺が負けただとぉー!?
馬鹿言うんじゃねぇ、このハナタレ小僧がッ!
俺が負けるわけねぇだろが!!
『やっぱりモモタロスは単純だよね〜♪
ほら、クマちゃん! もう元気になったよ!!』
『うむ! 単純なヤツやな〜。もっとこう、俺らみたいにクールにいかんとな!
それができんのなら強くなるしかないで、モモのじ!
まぁ、俺のように泣ける強さはどーせ無理やろうし、お前には求めへん! だけど、ある程度の強さにはならんとな!』
なぁぁぁぁぁにいいいーーーーー!? こおぉぉの馬鹿グマ! てめぇも居るのかよ!?
というか、単純って言うんじゃねぇ!
大体てめぇらがクールとか有り得ねぇつーの!
しかも俺はてめぇより弱くねぇぞ!!
0463名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:30:22ID:pCo2RvgOP0464名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:30:31ID:5ckUjBl500465名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:30:52ID:44Uvjh1N00466名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:30:59ID:pCo2RvgOP0467名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:31:20ID:nw2hctiB00468クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:31:22ID:/8HpFsyP0『全くだね。先輩、今更僕達にそんな嘘、ハッキリ言って全然意味がないよ。
先輩の頭が少しばかし弱いコトはもう、僕達にはよくわかってるからさぁ。
先輩は本当に僕に良く釣られてくれるもんね、釣りがいがあるよ本当に」
おおおぉぉぉぉぉいッッッ! エロガメ! てめぇまでも居るってのか!?
俺の頭が弱い!? んなコトあるか! 俺はいっだって正直者なだけなんだよ!
いいか!? 言っておくが、俺はてめぇの悪趣味な冗談にいつも付き合ってるだけだ!
だから、てめぇの嘘に騙されてるわけじゃねぇぞぉぉぉーーー!!
『はいはい、そういうコトにしてあげるよ。先輩♪』
『しょっぱいヤツやなぁ、素直に認めればええものを』
『やーい、やーい♪ モモタロスの嘘つきー! しかも凄いヘタな嘘だしー♪』
うるせぇぞ! てめぇらぁぁぁぁぁーーーーー!!
それよりも、何だ? てめぇらはなんで此処に居る!?
俺に一体何のようだ!?
『ん? そういえばなんやったかな?』
『クマちゃ〜ん、しっかり……アレ? そういえば僕達、何しに来たんだっけ?』
『二人とも、僕らがそんなコトでどうするのさ? 先輩、僕達はね……って、言う必要もないか。
もう、僕達の目的も終わったようなもんだしね』
はぁぁぁーーーーー?
よくわかんねーコト言いやがって……いや、待てよ。
ひょっとして、お前らアレか?
もしかして……
0469名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:31:40ID:44Uvjh1N00470名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:31:52ID:nw2hctiB00471クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:32:21ID:/8HpFsyP0『なんや、リュウタに先を越されてしもうたか……いーや! 俺にもわかったで!
モモのじの調子を見ればもうよさそうやな!』
『その通りさ、二人共。それに先輩が考えてるコトもきっと正しいよ。
僕達は励ましに来たのさ。先輩がもう一度立ち上がれるように……ね』
へっ……この馬鹿野朗共が!
そんなコト言っても何も出ねぇし、ちっとも嬉しくねぇぞ!
それにお前らに言われなくても、俺は未だやれるぜ!
『モモタロス……ごめんね、僕には君に頑張れとしか言えないけど……それでも、頑張って。
最後まで諦めちゃ駄目だ……僕はそう思うよ』
おおおぉぉぉぉ!? 良太郎も居るのか!?
しかし、相変わらずすっとろいぜ、良太郎!
カメとクマとハナタレ小僧が一杯喋っちまったのに、今頃出てきてよぉ!
もう、殆ど話しは進んじまったぜ!
0472名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:32:25ID:0NETzmM000473名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:32:27ID:pCo2RvgOP0474名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:32:45ID:nw2hctiB00475名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:33:21ID:pCo2RvgOP0476クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:33:26ID:/8HpFsyP0『気にしたらあかんで、良太郎! 男は黙って背中で語ればいいんや!』
『クマちゃん、よく意味わかんないよー?』
『まぁまぁ、良太郎、取り敢えずご愁傷様だね。それよりも……やれるよね?
先輩?』
ああ、勿論だ!
俺をボコボコにしてくれたあいつ……そういえば名前知らなかったな。
うーん……なんか、トンボみてぇなヤツだったからトンタロスでいいや。
うし! 決定! あいつの名前はトンタロスだ!
俺はあのトンタロスに仕返ししなくちゃなんねぇしな!
『トンタロス……相変わらずセンスなさすぎだよ……。まぁ、いいか。
だったら見せてやりなよ、先輩!』
『そうや! モモのじ、男に二言はないで!』
『モモタロスー、普段見せられないカッコいいところを見せるチャンスだね!』
『頑張って……モモタロス、あの人に見せてやろうよ……!』
へっ! なんだか、悪口も言われたような気がするが今日の所は見逃してやる!
そうさ、やってやるぜ……あのトンタロスに見せてやる!
あいつの両目を引ん剥いてでも、見せてやるぜ!
『僕らの!』
『俺らの!』
『僕達の!♪』
『僕達の……!』
俺達の――――――――を!
◇ ◆ ◇
0477名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:33:27ID:44Uvjh1N00478名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:33:57ID:5ckUjBl500479名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:34:03ID:pCo2RvgOP0480名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:34:07ID:0NETzmM000481クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:34:16ID:/8HpFsyP0先程、赤い鬼――――モモタロスと名乗った鬼には充分ダメージを与えた。
恐らく、暫くは意識が、いや、それどころかもう絶命しているかもしれない。
ショッカーによって強化改造を受けた、V3の力は尋常なものではない。
だが、歩を歩ませるV3にはどうしても、気を抜く事が出来なかった。
「……しぶといな」
そう。たった今、モモタロスが再び立ち上がったから。
しかし、先程の戦闘でモモタロスが武器として使用していたディスカリバーは、今は彼の腕の中にない。
ディスカリバーはモモタロスから数十メートルも離れた位置に転がっている。
モモタロスが取りに行こうと動いても、それよりも先にV3は彼を捕える自信がある。
そもそも、立ち上がったモモタロスはV3の眼からでは既にフラフラで、そんな動きは出来そうにない。
しかしだ。
どうにも、油断が出来ないとV3は本能的に感じていた。
そう。モモタロスが自分を食い入るように見つめる瞳が、彼から感じる気迫のようなものが。
異常な程に、強大なものになっているような気がしてならなかったから。
「……おい、トンタロス。てめぇに見せてやるぜ……!」
V3は『トンタロス』という不可解なワードに疑問を抱く。
もしや、自分の事を言っているのか?
そんな疑問が抱くが、それはどうでもいい。
それよりも、問題なのはモモタロスを倒す事。
そして、モモタロスが意味深げに呟く言葉の意味も少し気にはなるが。
0482名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:34:54ID:0NETzmM000483名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:34:57ID:nw2hctiB00484クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:35:09ID:/8HpFsyP0言葉を吐き捨て、モモタロスがある方向へ勢い良く飛び込む。
モモタロスの予想以上の動きにV3は舌打ちをし、咄嗟に身構える。
だが、モモタロスが飛び込んだ先はV3の方でもなければ、ディスカリバーの位置でもない。
やがて、モモタロスが手に取ったもの――それは彼が持っていたデイバック。
先程、V3キックを受けた時、モモタロスの身体から離れ、且つ未だ碌に内容は確認していない。
そして、モモタロスは急いでデイバックを漁り始める。
「だから、良く見とけ! 俺のカッコいい姿を!」
モモタロスにはディスカリバー以外の支給品は知らない。
だが、中に何が入っているかまるでわかっているかのようにモモタロスは何かを探す。
V3は直ぐには襲い掛からず、モモタロスの行動をじっと眺める。
その真意は計り知れない。
――そして、やがてモモタロスが目当てにしていたものが。
――何故だか、絶対に入っている筈とモモタロスが信じて疑わなかったものが。
――モモタロスにとってとても馴染み深いものが
モモタロスの両腕にしっかりと握られる。
「そして……俺の――――」
モモタロスはフラフラの身体に鞭を打ち、大きな丸い模様が一つ、そして赤、青、黄、紫の色のスイッチが付いた一本のベルトを両手に掴む。
すぐさま、モモタロスはそのベルトを腰に巻きつけ、赤いスイッチを押す。
モモタロスにとって聞き親しんだ電子音が周囲に鳴り響く。
その軽快な電子音は来るべき闘いへの合図。
そして、モモタロスにカッコいい闘いを招きよせてくれる神秘の音色。
0485名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:35:10ID:44Uvjh1N00486名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:35:22ID:5ckUjBl500487名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:35:36ID:pCo2RvgOP0488クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:35:52ID:/8HpFsyP0上げられた右腕にはいつの間にか握られたものが一つ。
モモタロスは右腕に握ったパスカードのようなもの――『ライダーパス』をベルトの――『デンオウベルト』の中心部に翳すように滑らせる。
「変身をッ!!」
――SWORD FORM――
響き渡るモモタロスの咆哮、電子音声と共に、落とした腰を上げ、ライダーパスが完全にデンオウベルトの前を通り過ぎる。
瞬間、デンオウベルトから銀色の眩い粒子のようなものが四散し、直ぐにモモタロスの身体を覆うように包み、彼の身体に強化スーツを纏わせた。
更に、モモタロスの周りにレールのようなものが浮かび、赤、青、黄、紫の奇妙な形をした金属片がそれらの上を走る。
やがて、モモタロスの全身に、金属片が各々変形を行いながら次々とぶつかり、彼の外部装甲を織り成す。
変形した金属片によって形成された装甲に銀と黒、そして燃えるような真紅の色が宿る。
最後に変形し、モモタロスの顔面にへばりつき、変形した金属片の成れの果て――電仮面が左右に開き、桃のような仮面を形成した。
そう。その桃の電仮面こそが変身の終着点の印。
「俺、ようやくこの姿で参上ッ!!」
どんな時の干渉をも受けない存在である特異点――野上良太郎、そして彼に協力するイマジン達だけに成る事が許された存在。
時の運行を守る使命を帯び、時の列車で時の流れを見守り続ける戦士――電王
仮面ライダー電王・ソードフォームへの変身が終わったという証。
両手を前後に開き、ポーズを取りながら、モモタロスは――いや、電王は声高らかに名乗りを上げる。
0489名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:36:30ID:pCo2RvgOP0490クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:36:43ID:/8HpFsyP0右の人差し指で構えを取るV3を指差し、電王はお決まりの台詞を叫ぶ。
言うや否や、両腰に装備された部品を取り出し、連結。
使い慣れた一振りの剣――デンガッシャーを造り、電王はそれを右腕に握り締める。
デンガッシャーを肩に担ぎ、電王が強固な意志を漂わせながら、V3を睨む。
「行くぜ、行くぜ、行くぜ! ここからが本番だぜッ!!」
やがて電王はデンガッシャーを握り締めながら、地を踏み鳴らすように、怒涛の勢いで疾走する。
対して、V3も腰を落とし、電王の侵攻に対応しようと構えた。
やがて、二人の距離が近づき、電王のデンガッシャーが大気を切り裂く。
袈裟掛けに振り下ろされたデンガッシャーを、V3は何度もやったように避け――
「グッ!?」
てはいなかった。
タイミングに狂いはなく、身体を後に引く事により、紙一重で避けたつもりだったV3。
だが、ほんの少し、それでいて確実にV3の身体をデンガッシャーが掠り、小規模ながらの火花を散らし、V3に小さな痛みを味あわせる。
自分の感覚が狂っていたのだろうか?
そんな疑問を抱くV3に更に電王は返した刃で、逆横一閃に斬りかかる。
直ぐに思考を断ち切り、今度こそデンガッシャー軌道から逃れるため、後ろ脚を引く――
「へっ! 遅いぜ! 今の俺には……てめぇはトロすぎんだよ! トンタロスッ!!
」
「これは……!」
だが、またしても上手くはいかない。
咄嗟に回避は不可能とV3は判断を下し、両腕を交差させ、デンガッシャーの斬撃に備える。
トラックが衝突したかのような轟音が響き、V3の両腕から派手に火花が散りゆく。
思わず、数歩後退せざるを得ない状況となったV3。
なんとか耐え切り、V3は両腕の交差を解き、反撃の拳を放とうと、力を込め始めるが――
0491名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:36:55ID:pCo2RvgOP0492名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:37:08ID:5ckUjBl500493名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:37:21ID:pCo2RvgOP0494クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:37:28ID:/8HpFsyP0しかし、またしても遅い。
今度はデンガッシャーを左腕に持ち替え、電王はすぐさまV3に斬りかかる。
振り上げられたデンガッシャーがV3の胸部を抉るように、斜め一文字を描く。
胸部を襲う下方からの衝撃にV3の身体は浮きかけるが、辛うじて踏み止まる。
だが、V3が安堵する間もなく、電王は間髪入れずに腹部に対し蹴りを叩き込み、彼はよろめきながら後退する羽目となる。
(なんだ、こいつは……一体、この力は……?)
電王の蹴りの痛みに耐えながら、V3は目の前の相手、電王に疑問を抱く。
先程の戦闘で電王には充分な打撃を与えた筈であり、変身をした所で疲労や負傷は取れない筈だとV3は思う。
実際、V3の推測の通りであり、電王の身体状況は改善されておらず、更には今も刻一刻と彼の疲労は蓄積していた。
だが、電王の動きは全く精彩を欠く事なく、それどころか先程よりも動きにキレがあり、V3を圧倒している。
V3にはその、目の前で起きている現実がどうにもわからない。
何故、有利である筈の自分がここまで圧倒されるのかが。
そんな時、デンガッシャーを再び振りかぶり、距離を詰めてきた電王の声が響く。
「あいつらの声を聞いちまったからなぁ……いつもにまして負けるわけにはいかねぇ!!」
ありったけの力で振り下ろされたデンガッシャーをV3は間一髪で、身体を逸らす事で避ける。
漸く、電王の打撃を捌く事に成功したV3だが、余裕はない。
そして、同時にモモタロスが言った『あいつら』という言葉にV3はほんの少しだけだが疑問を抱く。
しかし、V3に深く思考を張り巡らす時間はない。
「カメも! クマも! ハナタレ小僧も! 気にいらねぇところはあるが……あいつらは俺の仲間だ!」
再度、返した刃で振り上げるように電王はV3を斬り上げる。
0495名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:37:32ID:0NETzmM000496名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:37:54ID:pCo2RvgOP0497名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:38:02ID:3fl/0RJR00498名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:38:09ID:nw2hctiB00499クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:39:06ID:/8HpFsyP0そんなあいつらに俺が負ける姿なんて……ぜってぇーに見せるわけにはいかねぇんだよッ!!」
寸前の所で、V3は両腕を交差させデンガッシャーを受け止める。
やがて小さく漏れるV3の嗚咽、そして対照的に電王の咆哮は大きな勢いを持つ。
「それに俺達が居なけりゃあ、あの不幸すぎる良太郎がどうなるかわかったもんじゃねぇぜ……!
だからな、俺たちがあいつをしっかりと見守ってやんなきゃならねぇ……」
だが、次第に電王の動きは鈍くなり始める。
今まで負傷した身体でここまで動いたことが祟ってきたのだろう。
その事実に気づいたV3が黙っているはずもない。
直ぐに体勢を整え、腰を回し、大きく右肩を引き、振りかぶる。
「オオオオオオッッッ!!」
電王が再びデンガッシャーを振り下ろすよりも先にV3の右拳が彼の左頬を捉える。
強烈な右拳の打撃により、否が応でも電王の顔は大きく右を向く。
手ごたえは確認するまでもなく充分。
右拳に乗った勢いを殺さずに、V3はそのまま右腕を振りぬこうとする。
0500名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:39:15ID:pCo2RvgOP0501名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:39:25ID:nw2hctiB00502名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:39:41ID:0NETzmM000503名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:39:50ID:pCo2RvgOP0504クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:39:55ID:/8HpFsyP0しかし、どうしてもV3はそれ以上拳を振りぬけない。
電王の左頬に突き刺さった右腕はまるで石のように硬く、それ以上侵攻を行えない。
やがて、V3の右拳に不可解な圧力が掛かる。
「良太郎と一緒に闘う! それが俺達の――」
そう。電王は力任せに顔を振り、V3の右拳を押し返した。
思わず、後方へよろめく、V3。
一瞬の内に電王は前方へ飛ぶ。
デンガッシャーを握る腕に力を、ありったけの自分達の想いを乗せ、叫ぶ。
電仮面の下に潜む両目をカッと見開き、喉が潰れるくらいの雄叫びを上げながら――
「やりてぇコトだああああああッッッッッッッ!!」
がら空きのV3の胸板にデンガッシャーを突き刺す。
避ける事も、防御する事も叶わず、V3は傷を受けた箇所から火花を散らしながら後方へ吹っ飛ぶ。
そして、電王はライダーパスを手に取り、デンオウベルトに翳す。
0505名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:40:19ID:5ckUjBl500506名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:40:31ID:pCo2RvgOP0507名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:40:55ID:0NETzmM000508名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:41:03ID:nw2hctiB00509名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:41:07ID:pCo2RvgOP0510名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:41:56ID:44Uvjh1N00511名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:42:06ID:pCo2RvgOP0512クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:42:31ID:/8HpFsyP0ライダーパスが翳された事により、デンオウベルトが鋭い真紅のエネルギーを――フリーエネルギーを放出する。
鋭い細線を模ったフリーエネルギーが電流のように電王の身体中に流れ、やがてデンガッシャーの先端に――オーラソードへ辿り着く。
燃え滾るようにゆらめくフリーエネルギーをオーラソードに纏わせ、電王は軽く両脚を開く。
両手でデンガッシャーを握り、刀身を天に向け、電王は構える。
「チッ――――」
そんな電王の不穏な動きを見て、V3は大地を蹴り飛ばし、跳躍する。
V3が跳躍を始めた理由。
定かではないが、きっと電王から只ならぬ気配を察し、本能的に跳んだのだろうか。
兎に角、V3は空中へ身体を預け、宙で一回転を行い、電王に右足を向ける。
先程、電王に変身するまえに叩き込んだV3キックをもう一度、蹴りこむために。
だがそんな時、V3の視界に、デンガッシャーを天に向かって振り上げる電王の姿が確かに入る。
「いくぜ! これが必殺――――」
刀身から離れた、フリーエネルギーに包まれたオーラソードを電王は、天へ飛ばす。
ドリル状となったオーラソードが、回転を行いながら宙へ浮ぶ。
そして、電王はここ一番、ありったけの力を込め、一文字にデンガッシャーを振りぬき、その斬撃の軌道を追うかのようにオーラソードが走る。
急な坂道を駆け下る滑車のように。
一直線に宙で、V3キックの姿勢を取るV3に向けて上方からオーラソードは振り下ろされる。
その名も『エクストリームスラッシュ』、仮面ライダー電王・ソードフォームの最大の技。
エクストリームフラッシュとV3キックが空中で――
「俺のぉぉぉぉぉッ必殺技だッッ!!」
「ウオオオオオオッッッ!!」
互いの咆哮を交えながら、激突した。
◇ ◆ ◇
0513名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:42:50ID:0NETzmM000514名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:42:55ID:nw2hctiB00515クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:44:45ID:/8HpFsyP0エクストリームフラッシュに吹き飛ばされたV3の沈黙を確認した電王は左の膝を地に落とし、苦しそうに呟く。
電王とて度重なる打撃、そして先程V3キックの負傷のせいで状況はハッキリいって深刻だ。
悔しいが直ぐに何処か安全な場所で休憩を取らなければ取り返しのつかないコトになるだろう。
そう思い、電王はフラフラな身体を必死に動かし、歩を進める。
電王が向かう先は、うつ伏せに倒れ、V3への変身が解け、デイバックを横に取り落とした風見の元。
モモタロスに風見を殺すつもりはなく、みすみす放っておくわけにはいかない。
まぁ約束通り、自分の子分――トンタロスとして精々こき使ってやろう。
そんな邪な事を考えながら、電王は風見の下を目指すが――
「なっ……に……?」
ふと、電王の脚は立ち止まる。
電仮面に隠された電王が浮かべる表情は驚き一色。
電王の視界に人影が一つ浮かび上がる。
「けっ……しぶといヤツだぜ……」
そう。それはゆっくりと、再び立ち上がった風見志郎。
彼が依然、感情を灯さない空虚な瞳で、しかしそれでいて食い入るようにモモタロスを見つめる。
そして、風見の腕に握られるものが一つ。
それは風見が休憩した時、マニュアルに眼を通していた代物。
そう。それは一本の奇妙なベルトだった。
「お前に譲れないものがあるように……私にも譲れないものがある……!」
ベルトを巻く、風見。
見慣れないベルトに電王は視線を飛ばす。
そして、風見の鋭い瞳はまるでナイフの刃のように研ぎ澄まされている。
0516名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:45:29ID:0NETzmM000517名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:45:40ID:5ckUjBl500518名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:45:42ID:3fl/0RJR00519名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:45:43ID:pCo2RvgOP0520クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:45:51ID:/8HpFsyP0言葉を吐き出すように口を開く風見。
その表情から何か苦しさのようなものを電王は僅かながらに感じた。
そして、風見は徐に右腕を翳し、デイバックからその右腕に吸い込まれるように何かが飛び込む。
緑色と茶色の二色を帯びた、バッタのような物体が。
「たとえ、地獄に落ちる羽目になろうとも……後悔などないッ!!」
風見は握り締めた物体――ホッパーゼクターを力強く握り締める。
決して譲れないもの――愛する妹、ちはるの失われた笑顔を思い出しながら。
風見はベルトの中央の窪みの部分にホッパーゼクターを滑るように差し込む。
――HENSHIN――
変身を知らせる電子音声が響き、風見の身体を脚の方から銀色の金属片が寄せ集まる。
やがて、その金属片は緑色と黒色の装甲を形成し、最後に風見の顔をバッタを模したマスクが覆う。
そして、全ての過程が終了し、マスクに備え付けられた赤い複眼が鋭い閃光を放つ。
――CHANGE KICK HOPPER――
奇しくも風見に付けられた名前、『ホッパー』と同じ名前を持つ、戦士。
地獄をその眼で見てきたある男が変身したライダー、仮面ライダーキックホッパーに風見は変身を完了する。
デンガッシャーの刀身を上げ、キックホッパーの動きに注意を寄せる電王。
そんなキックホッパーは、電王の行動に眼もくれずにベルトの中心部に手を掛ける。
そう。マニュアルに記されてあった、ある機能を引き出すスイッチを滑るようにキックホッパーは押した。
0521名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:46:02ID:nw2hctiB00522名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:46:48ID:3fl/0RJR00523名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:46:51ID:0NETzmM000524名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:46:53ID:pCo2RvgOP0525名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:47:07ID:5ckUjBl500526クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:47:22ID:/8HpFsyP0瞬間、キックホッパーが一陣の風となる。
キックホッパーを含むマスクドライダーシステムに装備された、高速移動を可能とさせる機能、『クロックアップ』。
たとえ、制限されていようともその速度は高速である事に変わりはない。
一瞬の内に、キックホッパーは電王の下へ近づき、そして――
「うっ!うおあぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!」
両拳、両脚、四肢の全てを使い、キックホッパーが電王の周囲を回りながら、打撃を与える。
クロックアップで補助されているといえども、すでに電王によって痛手を負っており、キックホッパーの動きには粗が目立つ。
だが、電王も既に満身創痍であり、キックホッパーの動きに上手く対応が出来ない。
キックホッパーの猛攻を受け、思わず電王は苦痛の声を上げる。
しかしそんな除々蓄積されるダメージが電王の命を確実に削り落とす。
やがて、キックホッパーが何度目かはわからないが、電王の目の前に立つ。
――CLOCK OVER――
クロックアップを終える電子音声が響き、キックホッパーの動きが電王のそれと大差ないものに戻る。
今までの仕返しといわんばかりに電王は反撃のデンガッシャーを振りかぶるが――
デンガッシャーが届く事はなかった。
「ガッ……!」
「お終いだ」
キックホッパーの高く振りあげられた右脚が電王の胸板に叩き込まれ、彼の身体が数十メートル後方へ吹っ飛ぶ。
勢いに抵抗できず、宙を漂う電王の身体はやがてしたたかに地面に叩きつけられた。
度重なるダメージがついに限界を迎え、電王への変身が解け、モモタロスの姿に戻る。
最早、モモタロスにとって絶体絶命、打つ手がないといえるほどのもの状況――
0527名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:47:49ID:pCo2RvgOP0528名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:48:01ID:5ckUjBl500529クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:48:35ID:/8HpFsyP0だが、モモタロスは諦めない。
最早、モモタロスの身体には限界以上の負荷が掛かり、碌に身動きも取れない筈であるにも関わらずに。
うつ伏せの体勢からモモタロスは必死に身体を持ち上げ、彼の腹部と地面に僅かな隙間が生まれた。
そして、モモタロスはその隙間を縫うように、再びライダーパスをデンオウベルトに翳し、電王への変身を試みる。
「なっ!? 変身できねぇ!?」
「無駄だ。どうやら時間制限が掛かっているらしい……」
だが、デンオウベルトからは何も電子音声は流れず、変化が訪れない。
信じられない現実に対し驚くモモタロスに、キックホッパーが冷たく言葉を掛ける。
モモタロスにはこの会場で行われている変身に対する制限を未だ知ってはいなかったからだ。
変身できない事に、キックホッパーの言葉にショックを受けたのだろうか?
モモタロスの身体は途端に再び崩れ行き、折角作り出した空間さえも閉じてしまう。
「もうわかっただろう? お前では私には勝てない。
だが、そのベルトを俺に譲れば命は助けてやるが……どうする?」
そんな時、キックホッパーが倒れ伏せるモモタロスに冷たく、言い放つ。
勿論、この殺し合いに勝ち残るつもりであるキックホッパーには、風見にはモモタロスを見逃すつもりはなく、単なるブラフである。
だが、モモタロスのデンオウベルトに興味があるという事で嘘ではない。
キックホッパーに変身出来た事から、どうやら時間制限は一つの変身機能に対してであり、複数の変身を連続で行う事は可能であった。
ならば、変身を、力を与えてくれるものは一つでも多い方がいい。
そう考え、キックホッパーはモモタロスに嘘の提案を持ちかける。
0530名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:48:39ID:3fl/0RJR00531名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:49:13ID:pCo2RvgOP0532名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:49:19ID:5ckUjBl500533クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:49:31ID:/8HpFsyP0モモタロスは倒れ伏せたまま言葉を返し、キックホッパーはその言葉に特に満足も不満を見せはしない。
恐らく、キックホッパーも元々、期待していなかっただろう。
そう。自分と今まで闘った相手、モモタロスが助かりたいばかりにベルトを差し出す真似はしないという事を。
モモタロスに対し、キックホッパーは何かを認めるような、ほのかな感情を持つ。
「ならば、お別れだ……!」
不可解な感情を振り払い、キックホッパーは両脚を軽く開き、腰を落とす。
その構えは、いうまでもなく必殺の構え。
地を踏みしめる両脚に力を込めるキックホッパーだが……ほんの少しだけ、その力が弱まった。
何故なら、もう立つ事はないだろうと思い込んでいた人物。
モモタロスが傷だらけの身体で再び立ち上がってきたから。
もう、既に致命傷を負っていると思われるモモタロスが、再び自分に鋭い眼光を浴びせてきたから
「こいつはなぁ……電王はなぁ……譲れねぇんだよ……!
俺とあいつらの……思い出ってヤツが……憎たらしいほど、入ってんだ……」
デンオウベルトを指差しながら、モモタロスが言葉を漏らす。
そんな時、ものを握る力も弱まったため、モモタロスは支えにしていたデンガッシャーを取り落とす。
途端にモモタロスの身体は前方へよろめくが、彼は辛うじて踏みとどまる。
モモタロスが絶え間なく響かせる呼吸音はとてつもなく荒々しいものだ。
最早、喋る気力すらも残っていないのかもしれない。
だが、モモタロスは傷だらけの身体で立ち尽くし、口を開く。
0534名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:49:33ID:0NETzmM000535名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:50:14ID:pCo2RvgOP0536名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:50:22ID:44Uvjh1N00537名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:50:25ID:0NETzmM000538クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:51:13ID:/8HpFsyP0そして、俺の存在を証明してくれるもの……あいつらの中で一番強い、このモモタロス様の存在をな……。
だから、こんなところで止まるわけにはいかねぇ……止まれるわけがねぇ……!」
モモタロスは知った。
特異点である野上良太郎に憑き、電王として闘い、様々な事を知った。
只の弱者としか見ていなかった良太郎の――人間の強さを、そして仲間達との絆を。
だから、モモタロスにはここで退く理由などない。
零れ落ちる砂のように過ぎ行く時間の中で光る、唯一の存在。
自分自身の存在を証明してくれる『掛け替えのない思い出』を守るために。
「…………」
――RIDER JUMP――
そしてキックホッパーが無言でベルトに備え付けられたレバーを引き、跳躍する。
モモタロスの言葉を受け、キックホッパーが何を思ったのかは知らない。
だが、その天へ跳ぶキックホッパーの姿は全てから抜け出すように、がむしゃらに身を任せたようにも思える。
まるで、モモタロスの言葉が自分の何かを侵食しそうな恐れを抱き、そこから逃避するように。
「今度こそ、見せてやるぜ……俺の全てを証明してくれる、てめぇをぶったおす力を……。
そうさ……これが俺と!カメと!クマと!ハナタレ小僧と!良太郎のぉぉぉ――」
デンガッシャーを取る暇はない。
残り僅かな全ての力を右腕に込め、モモタロスは振りかぶる。
自分が持てる、大切な仲間達と共に持てるありったけのものをぶつけるために。
だが、そんな時、新たな電子音声が響く。
0539名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:51:36ID:pCo2RvgOP0540クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:52:18ID:/8HpFsyP0「クライマックスだああああああああああああッッッ!!!」
キックホッパーの左脚がモモタロスの突き出された右拳より先に、彼の胸板を捉える。
轟音が響き渡り、キックを受けた衝撃でモモタロスの身体が派手に後方へ吹っ飛び
ほんの少しの間を置き――
(へっ……お終いかよ…………じゃあな、お前ら…………)
大きな音を響かせ、派手な爆発が起きた。
◇ ◆ ◇
0541名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:52:21ID:nw2hctiB00542名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:52:24ID:pCo2RvgOP0543名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:52:32ID:5ckUjBl500544名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:52:42ID:pCo2RvgOP0545540の訂正クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:53:05ID:/8HpFsyP0キックホッパーがレバーを戻す事により、左脚に装備されたアンカージャッキが上がる。
それはキックホッパーの必殺の技、『ライダーキック』の完成の合図。
右腕を振りかぶるモモタロスに上空からキックホッパーが左脚を向けながら、迫る。
口をこれでもかといわんばかりに、開けるモモタロスにキックホッパーが飛び込み
――
「クライマックスだああああああああああああッッッ!!!」
キックホッパーの左脚がモモタロスの突き出された右拳より先に、彼の胸板を捉える。
轟音が響き渡り、キックを受けた衝撃でモモタロスの身体が派手に後方へ吹っ飛び
ほんの少しの間を置き――
(へっ……お終いかよ…………じゃあな、お前ら…………)
大きな音を響かせ、派手な爆発が起きた。
◇ ◆ ◇
0546名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:53:12ID:3fl/0RJR00547名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:53:15ID:0NETzmM000548名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:53:30ID:pCo2RvgOP0549名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:53:46ID:Uo34yDn700550名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:54:01ID:nw2hctiB00551540の訂正クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:54:10ID:/8HpFsyP0肩に担いだデイバックに新たに入ったものは電王のデンガッシャー・ソードモード。
デンオウベルトは爆発に巻き込まれ、回収は不可能だった。
そして、風見は今休憩できる場所を探している。
モモタロスとの戦闘で手痛いダメージを負った為、再び身体を休めておこうという考えからきたものだった。
モモタロスに貰った負傷による痛みに耐え、風見は真っ直ぐ前を見据える。
(モモタロスか……せめて、お前の名は覚えておく。また会おう……私が本当に地獄に落ちたときには……)
モモタロスへ、かすかな敬意のようなものを示し、風見は別れを告げる。
そう、先程の爆発の主――モモタロスに対して。
彼のキックで爆発を起こし、跡形もなく消えたモモタロスに――
――彼は僅かな感情の気配を見せた。
【モモタロス@仮面ライダー電王 死亡】
【残り45人】
0552名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:54:48ID:pCo2RvgOP0553名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:54:54ID:3fl/0RJR00554名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:55:31ID:0NETzmM000555名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:55:51ID:pCo2RvgOP0556540の訂正クライマックスは終わらない ◆j4QFVZJTi.
2008/05/17(土) 22:56:06ID:/8HpFsyP0【1日目 早朝】
【現在地:D-8 西部】
【時間軸:】THE−NEXT中盤・CHIHARU失踪の真実を知った直後
【状態】: 疲労大、全身打撲、大。両腕、腹部にダメージ大。二時間V3、キックホッパーに変身不可
【装備】:ジャングラー 、ホッパーゼクター、デンガッシャー
【道具】:不明支給品(未確認)1〜4。基本支給品×2セット、ピンクの腕時計
【思考・状況】
1:殺し合いに勝ち残り、優勝してちはるに普通の生を送らせる。
2:ショッカーに対する忠誠心への揺らぎ。
3:取り敢えず、身体の負傷を癒す
【備考】
※葦原を殺したと思っています
※モモタロスの死を受け止め、何か複雑な心境です。
【共通備考】
※デンオウベルトは爆発に巻き込まれ、回収不可能です。
※ディスカリバー、モモタロスの基本支給品はD-8中心部に放置されています。
0557名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:56:25ID:wKXeSNeF00559名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:58:26ID:5ckUjBl500560名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 22:59:50ID:5ckUjBl50モモタロスは最初から最後までクライマックスでした。
お見事な最期! ウラたちが出たときにもしやとおもったら……
しかし、二本目のホッパーベルトを手に風見が変身。芦原さんのはパンチかw
風見の覚悟完了も引き込まれました。
GJ! まじGJ!!
0561名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:03:45ID:0NETzmM00モモタロス……めっちゃカッコよかったぞお前は!
しかしこの風見さんは地獄兄弟っぷりが似合うなwいや本家みたいにギャグはないけどwww
とにかくGJ!
0562名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:03:50ID:NbipjHxs0モモタロスが死んだか・・・まさに始めからクライマックスだった
ソードフォームの必殺技はエクストリーム「フラッシュ」ではなくてエクストリーム「スラッシュ」だったはず
あと>>560も言ってるが、ホッパーのベルトは涼のとは別物?
0563名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:04:04ID:44Uvjh1N0モモオオオオオオオ!!まさか電王勢初死者がお前とは……よくやった、風見とのガチバトルカッコよかったよ!
風見も風見で……全くお前は! このシスコン!!wwお前が仮面ライダーとして輝く日を待っているぞ!
中身の詰まったバトルをありがとう、GJ!
0564名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:07:13ID:kttHqqQp0押されてるってのは? ホッパーも光りある所から地獄に堕ちた人間にこそ資格が
あるのであって、このロワの場合の風見は・・・ まぁ前回の麻生よりはホッパーに
向いてるのは理解出来るけどね モモの戦闘経験が無視されるならダグバや北崎の
無双っぷりにも疑問がわかないとは言えない
0565名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:15:54ID:qwyNqfAR0タロス達が出てきた時に、これはもしや!?と、思ったけど、
そのままクライマックス一直線で逝ってしまうとは。
できれば、ハナさんと会わせてあげたかったなぁ……
風見の中に死して何を残したか、モモタロス。
どちらが勝ってもおかしくない白熱したバトル、楽しませて頂きました。
それと、最初だけ「野上良太郎」が「野上良太朗」になっています。
0566名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:18:08ID:jw0xw8LRO前作では、完全調和でノリノリだった矢車さんも変身しちゃってるからな。
後怒りに燃えるヒビキさんも。
0567名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:20:28ID:bviJILFW0こりゃ他の連中の死に様を見るのが本当に楽しみだな・・・
0568名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:27:49ID:/N2wuTHj0変態ですねw自殺して自分の死に様をみるのはいかがですか?w
0569名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:28:41ID:nw2hctiB0モモタロス勝利フラグかと思いきや風見にホッパー…組み合わせが最高です!
モモタロスは散り際までかっこよかった、諦めない姿に"仮面ライダー"を見たよ
風見は頑張って妹の代わりに弟を探してくれwもう一つのホッパーベルトもあることだし
キンタロスの発言にある「モモのじ」ですが、「モモの字」とした方が見やすいかと
あと電王ベルトは装着者のオーラから作られるものであり、変身に際し必要なのはパスです
なので>>556の備考ですが、デンオウベルトは回収不可能というより現存していないのでは?
回収不可能はパスの方だと思います
また、デンガッシャーもオーラアーマーからできているのですが…電王変身解除後もそのまま存在できるのでしょうか?
0570名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:34:25ID:/N2wuTHj00571名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:41:29ID:IRTatzIcO0572名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:47:52ID:/N2wuTHj0はっきり言って、素人はクズだってこと。
0573名無しより愛をこめて
2008/05/17(土) 23:59:14ID:+JBORH5WO良太郎は元々出てないし。
>>◆cW9wr8uD4Aさん
なにやら気になるバトルが……ハナさん変身キター!
ここはモモの分も頑張ってもらいたいです。
>>◆j4QFVZJTi.
二転三転のバトル、堪能させていただきました。
モモーーーーーーッ!お前の心意気は感じたよ!!
それでは、ただいまからこちらも投下を開始します。
0575名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:01:15ID:8/N4fzjI00576ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:01:18ID:8o+MkdGxP「距離からして無理だろ、常識的に考えて」
実は問題は距離そのものではない。
仲間になってくれそうな参加者を捜すため、とりあえず山を下りることにしたデネブと加賀美。幸い、さほど高くないその山は元々が行楽地だったらしく、緩やかに西の斜面を下る遊歩道が麓まで続いている。
おかげで足への負担はさほどなかった、のは良いのだが。
「たけのこだ!おいしそうだなあ……今夜は侑斗に若竹煮作ってあげよう」
「ていうかさ、なんでこの暗さで見つけるんだよ、そういうもんを」
「おっ、こういう水の綺麗な所には……ほらあった。芹だ!香りも良いぞ!!」
夜明けどころか丑三つ時を過ぎたばかりの山中で、もそもそと指で地面を掘り始める黒装束の怪人。普通に見りゃ殺した女子高生の死体を遺棄してるとか、そんな感じの光景だが、やってることがたけのこ掘りに山菜摘みと来た。
寝不足のせいで突っ込む気力ゼロの加賀美をよそに、デネブはいらんことに感心している。
「このデイパック、たくさん入るなあ。これで、今夜のおかずは十分だ!」
「……今夜のおかずとか言う前に、死んだらどうする」
「ああッ!!そういえば!!」
デネブがはっと身を起こす。
「侑斗が危険な目に遭う前に、探し出さなきゃ!ゆうと、ゆうと〜!!」
「あっ、こら自分のデイパックは自分で持ってけよ!おい!」
そんなわけで、絶賛山狩りーーじゃないやピクニックーーでもなくて、ええとなんだっけ?そうそう、下山だ下山。下山中の二人である。
「この状況、なんか結構やばい気がすんだよなあ……」
二つのデイパックを背負ってよろめきながら、加賀美は呟いた。
* * *
0577名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:01:50ID:/N2wuTHj00578ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:01:49ID:8o+MkdGxP深く木々の茂った急斜面。細い道路はそこで途切れることを腐りかけた丸太の柵だけが無愛想に語っている。
北條はため息とともに腕を組んだ。
「放送が聞こえて来た方向はこの先のはずですが、道がありませんね」
「大丈夫です」
イブキは答え、携帯電話を取り出した。GPSと地図を照らし合わせて西側の坂を見上げる。
「こっちに向かえば、最短距離で山頂に出るはずです」
「……だから、道がないでしょう」
「見つければいいんですよ」
さっと携帯を閉じてある方向を見つめる青年の視線に、迷いはない。
「鍛えてますから。こういうの、慣れてるんです」
そう答えると北條には一向に構う様子なく、ずんずんと下生えを踏み分けて進んで行く。北條は慌ててその後を追った。
「自分がどこに向かってるか、わかってるんですか?」
「わかりますよ。じゃなきゃ、困るじゃないですか」
今ひとつ要領を得ない威吹鬼の答えだったが、当人は極めて普通に応じているつもりである。
表向きとはいえ猛士はオリエンテーリングやキャンプ用品を手がける団体ということになっている。加えて、魔化魍が出ればその場所に直行する必要があるのだ。夜の闇ごときで迷っていては務まらない。
一方、エリートである北條は山狩りなどの地道な作業にはあまり従事したことがなかった。怖じ気づくわけではないが、勝手が知れないという不安はある。
さしあたりここは、イブキを信じるしかあるまい、がーーーー。
目の前で急に足を止めて身をかがめられ、思わずぶつかってしまう。
0579ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:02:10ID:8o+MkdGxP威吹鬼は白いビニール袋をつまみ上げると、それを丸めてデイパックに押し込んだ。
「何やってるんですか」
「ゴミは持ち帰る。基本じゃないですか」
「それはそうですが、今は非常事態なんですよ」
「だからと言って、マナーをないがしろにしていいとは、僕は思いません」
極めて正論ではある。良識人の発想と言える。優等生ならではの物言いであろう。
「ひどいなあ、こんな所掘り返したりして……」
「良いじゃないですか、誰がタケノコ取ろうが松茸取ろうが」
「ここ、杉林ですよ?」
「その杉林で、我々は殺し合いを強いられてるんですよ?今」
戒めたつもりのその台詞を、威吹鬼は露とも顧みなかった。
「どんなときも自然を大切に。山歩きの基本です」
頑なのか、それとも緊迫感がないのか。計りかねる北條をよそに、イブキは続ける。
「山に物を捨てるなんて、吉野の家では絶対に許されませんでしたよ。父も、兄たちも厳しかったですし」
ああ、これは完全に後者だ。北條の口から思わずため息が漏れる。
「京都のボンボンか……」
「奈良ですけど」
「正直、どちらでも変わりません」
北條は滲み出して来た額の汗を拭いた。普通の汗と冷や汗と脂汗とがないまぜになった、何とも言えない汗だった。
* * *
0580ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:02:42ID:pCo2RvgOPどうにかこうにか山を下り、道らしい道にたどり着いた時刻は午前三時過ぎ。加賀美はガードレールに腰を下ろして大きく息を吐いた。
と、道の向うの少し低くなった辺りから、デネブが大きく腕を振って彼を呼ぶ。
「加賀美!これを使おう!!」
なにごとかと近づいた加賀美が覗き込むと、デネブは川縁に繋がれたボートの縁を盛んに叩いていた。
「……船、漕ぐのか」
どこか不安を感じて呟いた加賀美をよそに、デネブが側につり下げられた裸電球に近づいて地図を確かめる。
「ほら、これ見ると、ちょうど町の方に向けて川が流れてる。だから流れに乗って行けば、歩くより速く町まで行ける!」
「地図だけ考えれば確かにそうだけど……なんか罠があるような気がするんだよなあ」
不安の言葉を漏らしながらも、加賀美はボートに足を踏み入れた。揺れることは揺れたが、ボートなんて所詮こんなもんだろう。たぶん。うん。そう思わなきゃやってらんない。
荷物とともにボートの真ん中に腰を下ろすと、加賀美は念のために船縁に手を置いた。
「それじゃあ、出発だ!」
デネブがいそいそともやいを解く。
船がひときわ大きく揺れたような気がしたが、考えるのはやめた。
* * *
0581ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:03:09ID:8o+MkdGxP長田結花は人も通らないような細い小径を、流されるように東へ、東へと進んで行った。彼女は意識していなかったが、その方向には一つの施設がある。
動物園。人の頸城に繋がれ、冷たい滅びを強いられた獣たちの墓場だ。彼女を引き寄せていたのは、人に対する怨嗟の思いだったのかもしれない。
彼女の歩む径が、北へと抜ける広い道路と交差する。怯えた目で辺りを確認した彼女は、向うを歩く人影に気づいた。
やり過ごそうとしばらく木の陰で待ってみたが、一向に行き過ぎる様子はない。おそるおそる道路に出てみるとーーーー目の前に、いた。
大型のバイクを押して、ゆっくりと道を歩む、長身の美女が。
「どけ。ただの人間に興味はない」
女は言い捨ててそのまま先を急ぐ。ただし、バイクがあるせいで牛の歩みで。
なんとなく圧倒されてその場に立ち尽くした結花に向かい、女は冷たい視線を浴びせた。
「どうした、何を見ている」
結花は別にこの女を意識して『見ていた』わけではない。だから理由を問われても答えることなどできない。
代わりに、彼女は素朴な疑問を口にした。
「それ、動かないんですか」
「押せば動く。見てわからないか?」
素っ気ない返事だが、内容が微妙にずれている。
「……ひょっとして、盗んで来たんですか?」
「だったらどうする?」
どうする、と言われても困る。思わず口ごもった結花に向かい、女はぶっきらぼうに告げた。
「自由に持って行けと書かれていた。だから持って来た」
「ええと、じゃ、あの……鍵は、どこですか?」
「知るか」
実に漢な切り捨て方ではあった。とはいえ、この場合は当人の立場を悪くするだけだ。必ずしも悪党と言う意味ではない。どちらかというと、少しばかり情けない、といったところか。
だが、その浮世離れした悪びれなさに、結花はかえって安堵した。自分でも理由はよくわからない。
0582ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:03:35ID:8o+MkdGxP女が不振な顔をするのをよそに、バイクの後部車輪のあたりに膝をつく。
彼女自身が車やバイクを運転し慣れているわけではないが、回りには運転する人間が幾人もいた。いつも彼らが運転したり、手入れをしたりするのを見ていたせいで、なんとなく想像のつくことがある。
たとえば……この辺に物入れ、とか。
手探りで弄ると工具箱の蓋が開き、中からキーリングが出て来た。
「ありましたよ、鍵」
結花はそれを取ってメインスイッチに挿した。くい、と回すとヘッドライトが点灯して目の前の道を照らし出す。
「それから?」
「え……?いえ、わかりません」
女にじっと見つめられ、彼女は困ったように視線をそらした。
「たぶん、どこかにマニュアルあるはずですよね……」
十五分後。
どうにかエンジンのかかったバイクを前に、結花はマニュアルとにらみ合っている。
「ええと……バイクのアクセルって、確か右でしたよね……」
「これか?」
無造作に右手のグリップをがちゃがちゃと動かした途端、バイクが走り出しーーーー。
バランスを失って、見事にこけた。
さすがに見よう見まねでバイクを運転しようと言うのが無理なのかも知れない。不安に駆られながら、結花は女に駆け寄った。
「大丈夫ですか?」
「これくらい、何でもない」
立ち上がって服を払う手には黒いかすり傷がつき、僅かに血がにじんでいる。
鮮やかなーーーー緑色の。
結花ははっと顔を上げて相手を見た。
* * *
0583ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:04:07ID:8o+MkdGxPいまだ辺りは暗く、見えるのはかすかに流れて行く河畔の風景だけだ。
にも、関わらず。
「うおおおおおおおおおおおおおおおはえええええええええええええ!!!!!」
「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば!!!!!」
ボートは揺れる。そして、激しい揺れと襲い来る水しぶきのおかげで、自分たちが急流を流されているということは加賀美にもはっきり実感出来た。
よく考えりゃ渓流なんざ急流で当たり前じゃないか。よくカヌーとかやってるし、何となく響きも似てるし。なんでこんなことに気づかなかったんだ……。
「でええええええええねええええええええええぶううううううううう!!!!!」
「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば!!!!!」
「かかっかかくかかくせいきいれるなああああああああああああああ!!!!!」
激しい水音、そして沈黙。
揺れる水面に星だけがちらほらと舞っている。
* * *
「今、なんか聞こえませんでしたか?」
「ええ、ほんと困りますよ。登山をしに来てビールの空き缶とか捨てていく人は」
「聞いてないわけですね。よくわかりました」
北條はため息とともに夜空を仰いだ。どうやらこの青年、氷川の頭の固さと津上の掴みがたい天然ボケ、両者の悪い所を兼ね備えた困り者らしい。
ならば、戦力としてどちらかに比肩する力を持っていてくれれば良いのだが。
* * *
0584ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:04:49ID:8o+MkdGxPどうにか走らせる、に到達するまで小一時間。それでもド素人としては飲み込みの早い方といっていいだろう。それまでに幾度となく転び、かすり傷は数知れず、だが、目の前の女はさほど気に掛ける様子はない。
一旦エンジンを止め、サドルバッグに入っていた包帯を手に巻いている女に結花はおそるおそる訊ねた。
「なんだ」
「あの、一緒に行ってもいいですか……?」
上目遣いの彼女に、女が突き刺すような視線と言葉を返す。
「ただの人間に興味はない、と言ったはずだ」
それ以上食い下がれずに唇を噛んだ結花に向かい、女は続けた。
「が……私の邪魔をしないなら構わん。乗れ」
結花は慌ててリアシートに飛び乗った。そっと女の身体に腕を回すと、相手がびくりと身を固めたのがわかる。
「お名前、聞いてもいいでしょうか」
「聞いてどうする?」
女は短く答えてエンジンをかけ直した。幾度かアクセルを吹かしながら、言葉を継ぐ。
「城光だ。そう呼べばいい」
「あ、はい。私は……」
結花の言葉を聞かずに、バイクは走り出す。行方すら、彼女に告げぬままに。
それでも少しだけほっとしているのはなぜだろう。
* * *
0585ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:05:03ID:8o+MkdGxPなにより、その場の状況が北條の注意を引いた。
「あきらかに、ここで争った形跡があります」
彼は身をかがめ、折れた枝や踏みしだかれた下生えを確かめた。
「ということは、デネブという人物は、すでに……」
「ええ、可能性は高いでしょう」
深刻な顔で周囲を見渡す北條に、威吹鬼が眉をひそめて答える。
「もう下山してしまったようですね」
「そう来ましたか」
先ほどは実に戦い慣れていると思ったが、ひょっとしたら戦いと日常の区別がつかないだけかも知れない。
「どうします?ここで待ってても、戻って来るとは思えませんけど」
「たしかに。ここは、一旦戻りましょうか」
見解だけは同意して、北條が今一度辺りを見渡す。
踏破を許可されたエリアの最北端に近いこの場所からならば、移動するのは確実に南。それも、ある程度移動しやすい道の辺りだろうか。ひょっとしたら入れ違いになったのかも知れない。
せめて、互いの場所を知らせる手段があればこういうことも避けられるのだが。
ーーーーしかし、それは同時に、戦いを辞さない者に己の居場所を知らせる危険をも孕んでいる。そのことは、彼自身もよく理解していた。
* * *
0586ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:05:32ID:8o+MkdGxP「むしろ禁止区域に突っ込みそうで恐かったよ!俺は!」
場外直前でボートを捨て、どうにか川岸にたどり着いた加賀美は、その場にしゃがみ込んだまま携帯を取り出して現在地を確認した。
あとほんの数百メートルでエリア外。どうにか命拾いしたが、かなりきわどい位置だ。
しかしあれだけずぶぬれになっても問題なく機能している携帯は実に立派なもんである。よく見ると、ちゃんと裏にWaterproofとかShockproofとか書いてある。こういう事態も想定して、アウトドア向けの奴を支給してくれたわけだ。すごいなあの会社。
「……って、感心するとこじゃないよなあ」
ため息をついて河川敷を仰ぐと、向うになにやら明かりが見える。高く競り上がったプラットホームからして、駅だろうか。
「なあデネブ、あれ……」
水のした足る腕で示した方向を見て、デネブが飛び起きる。
「ああ!電車だ!」
「いや、それはわかる」
「行こう!早く他の人の所につけるかも知れない!」
「いや、だからそれは……って人肩に担ぐなよ!ずだ袋じゃないんだぞ!!」
加賀美の抗議の声を無視して、デネブはのしのしと河原を歩いてゆく。この辺は、腐っても見かけ通りの怪人といったところか。
意外にも大きな駅のホームまで這い上がると、デネブはベンチに加賀美を下ろした。どうやら自動車道のジャンクションとも繋がる大規模な駅らしく、幾つも連なる線路のなかには貨物列車が停まっているものもある。
加賀美は若干期待しつつ時刻表に歩み寄った。
が、そこに貼られているのは手書きの時刻表一枚きりだった。 ご丁寧に丸文字でハートやら星やらちりばめてあるのが微妙に腹立たしい。
「三十分に一本……しかも始発が六時過ぎかよ……」
ぐったりとうなだれる加賀美。ただでさえ冷え込む春の夜明け前、ぬれねずみには吹き抜ける風がひときわ辛い。
とりあえず鍵の開いていた駅員室を借りることにして、加賀美は中にあった石油ストーブをつけた。近くの椅子に水も滴る背広を掛けると、ポケットから鮎が一匹飛び出し、床でぴちぴち跳ねた。
その様子を眺めながら、加賀美は思いを巡らせる。
0587名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:06:06ID:jxzpkjY300588ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:06:10ID:8o+MkdGxPそもそもゼクトがライダーシステムを占有しようとすることにも、そのため時にはワームと手を組みさえすることにも、怒りに近い違和感はあったのだ。
そして今、人間もワームも関係ない殺し合いのフィールドに放り込まれ、戦いそのものに疑問を抱かずにはいられない。
自分は何のために戦うのか、誰のために戦うのか。そもそも、戦うべきなのか。
床に座って考え込んだ彼の傍らに、デネブがかがみ込む。
「加賀美、ほら……これを食べて、元気だせ!」
そう言って差し出されたものを、加賀美は何の気なしに受け取り、まじまじと眺めた。
実に見事なスルメだった。
「何なのコレ」
「キオスクにあった」
デネブが指差す方向を見ると、針金入りの強化ガラスの向うに明かりのついた商品棚が見て取れた。
「使い捨てカイロとか、替えのシャツとかなかった?」
「ええ?気がつかなかったなあ」
緊迫感のない口調に、期待するだけ無為と悟る。
「いいよ、自分で探してくる」
加賀美はデネブを置いて、改札の向こう側のキオスクに足を運んだ。
商品を失敬するのは少しだけ躊躇われたが、状況が状況だ。緊急避難ということで許されるだろう。あ、代金請求されたらちゃんとあの会社が払ってくれるんだろうか。帰ったらバイトちゃんとやらなきゃ……。
替えのシャツと下着を確保して駅員室の扉を開けると、何やら奇妙な臭いが漂って来た。
0589ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:06:30ID:8o+MkdGxP訊ねて部屋を見渡した加賀美に、デネブが煙をたなびかせて駆け寄って来る。
「焦げた焦げた焦げた焦げた!!!!」
「むしろ燃えてる!燃えてる!!!!」
加賀美はデネブの背後に回り込むと、手にしていたシャツでデネブの服の裾についた火を叩いて消した。おそらくはストーブに近づきすぎたのだろう。
「自分が燃えてて、焦げたどころじゃないだろ……」
「いや、焦げたんだ」
デネブは申し訳なさそうに、胸の当たりにそれを握って俯いた。
「スルメが」
「そうか、スルメか」
加賀美は両手をデネブの肩に置いた。
「スルメなんてどうでもいいからッ!!」
* * *
0590名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:06:37ID:jxzpkjY300591ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:06:55ID:8o+MkdGxP「なぜ、ここに?」
「なんとなく、だ」
研究所の入り口をやや通り過ぎた所にバイクを止めると、光はさっさと建物の中へと歩を進めた。
正確には、ただなんとなくと言うだけではない。つい先日、トライアルと言う名の人口アンデッドが作られている様を目にして、人間の狡猾な知恵を印象づけられていたというのがある。
この首輪とて、実際に人間の浅知恵が生んだ代物だ。ならば解除出来るのはやはり人間だろう。
無機質な機材の並ぶ建物内に人の姿はないが、待っていれば誰か現れるだろうか。あるいは何か手がかりがあるかもしれない。彼女はロビーに戻ると、そのままテーブルに腰を下ろして腕を組んだ。
「あの……このまま、ここにいるんです、か?」
「嫌ならどこにでも行くがいい」
「いえ、そういうわけじゃ、ありません……」
結花は近くにあったパイプ椅子を引き寄せた。片方に腰を下ろし、膝に荷物を抱える。
「あの、城さんは何を貰ったんですか?」
「何の話だ」
「さっきの人が、便利グッズとかいったもの……ですけど」
光は無言で自分のデイパックをテーブルに置いた。
「見て、いいですか」
「好きにしろ」
結花は壊れ物に触るようにそっとデイパックを開いた。ジッパーの金具が擦れる音が、切れかけた蛍光灯の雑音に混じって耳障りに響く。
自分のものよりもずっと重い荷物の中身は、トランシーバーが三個。そして黒い機械の部品がついたバングルーーーー。
「ケタロス……?」
聞き覚えのない名前のはずだった。が、その音の並びはある人間を思い出させる。
『死ぬ』までにたったひとり、自分の言葉を聞いてくれた人のことを。
「啓太郎さん……」
呟いてそのバングルを握りしめた彼女を、光が不思議そうに見下ろす。
「どうした。それが欲しいのか?」
「えっ?」
「欲しければくれてやる。私には必要ない」
0592ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:07:26ID:8o+MkdGxP「ありがとうございます。じゃあ、代わりに何か……」
自分のデイパックを漁り始める結花の姿を、光は面白くもなさそうに見ていた。その表情が、出て来たものを目にして瞬時に変わる。
「お前、そのカードは……!」
半ばひったくる形で奪った大きめのカードには、異形の怪物たちの図案が描かれている。それがかすかに動いたような気がしたのは勘違いだろうか。
「封印された敗者たちが、なぜ、ここに……?」
その顔には、微かに畏れすら浮かんでいるように思える。結花は小声で訊ねた。
「あの、そのカードがどうかしたんですか」
「これは私が貰う。いいな」
「え、はい。どうぞ……」
「そうか」
短いやりとりの間、光は一切カードから目を離さなかった。しばらくしてようやく顔を上げ、カードを荷物に押し込む。
蛍光灯の一つが今一度ちりちりと呻くと、弾けるような音とともに消えた。わずかに陰った明かりに、女の顔はやや蒼ざめたように見える。
* * *
0593名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:07:41ID:jxzpkjY300594ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:07:43ID:8o+MkdGxP帰り道は下り坂の分、行きよりはいくらかましだったような気もする。三時間近くの山歩きを終えて腿に疲れを感じかけている北條をよそに、イブキは吹っ切れたような顔をしていた。
「結局、無駄足でしたね」
「いい運動になりましたよ……ああ、あれ!」
北條の遠回しの嫌みをのほほんと受け流したイブキが、ふと何かを見つけて素っ頓狂な声を上げる。
「僕の『竜巻』じゃないですか!」
人が変わったように勢い込んで、イブキはバイクに走りよった。
「鍵がついてないなあ。でも、まだマフラーが熱い。誰かが乗って来たみたいですね。ああ、もう……こんなに傷だらけにして、人のバイクをなんだと思ってるのかな」
かなりの確率で貴方のバイクじゃないでしょう、この島にある時点で。北條の心の中での突っ込みに、イブキは全く気づく様子がない。
北條は、改めて一つ咳払いをした。
「だれかがそれをここに乗り捨てたということは、いまこの研究所に我々以外の人間がいるということです。注意してください」
「え?あ、そうですね」
生返事とともにイブキが立ち上がる。彼らが去ったときと違い、煌々と明かりのついた研究所の廊下は、明らかに人の気配を伝えている。
イブキは手首につけた陰陽環を、一度軽く握りしめた。鬼となるべく生まれ、幼いころから鬼の技に慣れ親しんで来た彼ほど、式神の扱いを知り尽くしている者はいない。
一方、手元に銃一つない北條にも不安がないはずはない。それでも心を奮い立たせてイブキに続く。
まぶしいほどに照らされた廊下を、息を殺して進む。ロビーと交わる直前、窓ガラスに映った影に、北條はイブキを腕で遮った。
振り返ったイブキが、仕草に状況を理解する。
口を噤んでパイプ椅子に腰掛けていた結花は、ふと僅かな音に気づいて顔を上げた。側に立ったままの光の袖を引いて知らせる。
0595名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:07:49ID:JexTXD0b00596ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:07:57ID:8o+MkdGxP「出てこい」
ガラスに僅かに映る男二人を睨み据えて命じる。
「嫌なら、引きずり出してやってもいいぞ」
好戦的なその台詞に、ガラスの中の影がかすかに動く。続いて、冷静な声が聞こえて来る。
「言っておきますが、変身には何らかの干渉が働いているようですよ。あなたがライダーなのか、怪人なのかは知りませんけどね」
「お前たち人間ごときを相手に、変身する必要などない」
光は答え、胸元で拳を構えた。その様子に鍛えられた獣の本能を感じ、イブキもまた身構える。
二つの影が互いに弧を描いて爆ぜたのは、次の瞬間だった。
ロビーの鉢植えが弾き飛ばされ、飾り砂がリノリウムに広がる。結花が悲鳴を上げて窓際まで退いた。
続けざまの高い回し蹴りを避けてイブキが身をかがめる。床をかする低い一閃で椅子ごと蹴り払うと、光はトンボを切って側のテーブルに飛び乗った。すぐにテーブルを蹴倒しながら跳躍し、鋭い膝を相手の顔面に叩き込もうとする。
イブキは素早く身体を開いてそれを避けた。
光は爪先が床を捕えたと思った刹那、逆足で素早く切り返して唐竹蹴りを叩き込む。イブキの両腕が交差してそれを受け止め、力強く振り払う。
四肢を打ち付ける音と備品が崩れ落ちる音。噛み締められる息と砕け散る硝子。耳をなぶるようなその騒音を追い出そうとでも言うのか、結花は両耳を手で覆って窓に張り付いている。
無為な争いだ。北條はそう結論づける。
お互いが牽制し合っているに過ぎないことは、動きの鋭さが逆説的に証明していた。どちらも、本気で潰す気ならば変身を試みれば良いはずだ。この女が変身できるということは、先ほどの返答からして間違いない。
ならば。
0597ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:08:18ID:8o+MkdGxP彼は己の言葉に力を込め、つぶてのように投げつけた。
唐突なその言葉に、一瞬彼らの動きが止まる。
「なぜ、あなたはこの場所まで来たのですか」
怯むことなく、たゆむことなく、北條はまっすぐにその問いを叩き付ける。これが今の彼の、唯一にして最大の武器なのだから。
「他の参加者を殺すつもりなら、警告など口にはしないはずです。そもそも、待ち伏せならばあのバイクだって隠しておくべきだった。それをしなかったと言うことは、あなたに殺意はないか、もしくはーーーーあなたは底抜けに愚か、ということです」
「この忌々しい首輪を外すためだ。これさえなければ,くだらないゲームとはおさらば出来る」
吐き捨てる女の態度と口調を、彼は冷静に分析する。彼女は『駒』だ。戦う力はあるが、指し手の前では無力な存在。
それを見極めると、北條はゆっくりと女に歩み寄った。
「では、取引をしませんか」
ーーーー駒ならば、誰かが代わりに指してやればいい。
「あなたの言葉からすると、どうやらあなたはスマートブレインの言う『人智を超えた存在』に当たる。違いますか。ということは、他の未確認生命体を相手に、それなりに戦い抜く術もご存知でしょう」
ーーーー駒を指す者に必要なのは、知恵。
「私は、これでも人間の中では頭がキレる方で通っています」
これは北條にしては最大限の謙遜だったろう。
「その私が、首輪を解除するための手段を探すお手伝いをしましょう。そこの彼、イブキくんもあなたと同じように戦える身ですが、私だって護衛が一人きりよりは、二人いてくれた方が心強い」
ーーーーそして必要な時に駒を捨てるのも、指し手の知恵。そのためには、駒は一つでも多い方が良い。
手元にはV1システムはおろか、銃一つない。この状況で彼が出来ることは、使える限りの駒を動かし一手でもはやく勝利を得ることだろう。
奇しくもそれは、彼が最も忌み嫌う人物・小沢澄子の、G3ユニットにおける立ち位置と似ている。
……あなたよりも、私の方がはるかに優秀であることを証明してみせますよ、小沢管理官。彼は内心そう呟いて続けた。
0598ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:08:45ID:8o+MkdGxP北條の視線に晒された結花が思わず身ぶるいする。純粋に、警官独特の雰囲気に怒りと嫌悪を覚えたせいだが、回りの三人はそうは捉えない。自分の弱さに怯えているーーーー一見普通の少女を見てそう考えたのは、ごく自然なことだろう。
実際には、オルフェノクの力に加えカードデッキとゼクトマイザー、さらには使えるかはわからないライダーブレスを持つことで、彼女はイブキや光よりも有利に戦える立場にあるのだが。
北條は言葉を切り、答えを待つ。光は彼を睨みすえた。
「私は首輪が外れたら、すぐにお前たちを殺すぞ。それでも構わないのか」
勝った、と彼は確信した。相手に譲歩の意識はないだろうが、こちらが弱みを掴んだことには違いないからだ。
「結構ですよ。それができるものなら、どうぞ」
満足してそう返し、視線を窓際に移す。
「そちらは」
「知るか。そいつは勝手について来ただけだ」
北條はいまだに窓に張り付いて怯えている少女に歩み寄った。
「お名前を、御聞きしてもいいですか」
「長田……結花、です」
「長田さん、ですか」
値踏みするような北條の視線に、結花は思わず顔を背けた。男の声か、振舞いか、何かしらに恐怖を覚えていたが、それが何なのかすら自分でもわからない。
距離を置いてその様子を見守っていた光が、ぶっきらぼうに言い放つ。
「あまりそいつを脅かすな。お前と同じ、軟弱な人間だぞ」
投げやりな態度の割には、随分と優しい心遣いである。北條は失笑を押し殺して身を引いた。
それまで黙々と倒れた備品を起こしていたイブキが、椅子の一つを引いて促した。おそるおそるそこに腰を下ろした少女に訊ねる。
「大丈夫?怪我とかはしてない?」
「あの……はい。平気です」
0599名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:09:00ID:nw2hctiB00600ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:09:00ID:8o+MkdGxP先ほどとは打って変わって気の抜けた笑顔を向けられて、結花はまた別の意味で怖じ気づく。
「な、なんですか……?」
「うん?僕にも君よりちょっと小さいくらいの弟子がいるんだ」
「弟……子……?」
「だから、ちょっと思い出しちゃってね」
のほほんとした人間だけに、穏やかな表情をしていればおっとりとした良家の坊ちゃんで通る。普通に考えて二枚目の部類に入るであろうイブキに間近から見つめられて、どぎまぎするなというほうが年頃の少女には無理だろう。
まったくこの青年、やることなすことずれている。北條は呆れながらも、別の椅子を引いて腰を下ろした。
「ところで、ここまでに何か、あなたが見たり聞いたりしたことがあれば、話してくれませんか」
北條の声に結花は今一度びくりと震え上がるが、やがてぽつぽつと話し出した。
彼女も聞いた放送の内容と北條たちの記憶、それと山頂の様子を改めて吟味し、桜井侑斗が少なくとも要注意人物であろうことを確認する。
続いて出て来た名前に、離れたテーブルに腰を下ろしていた光が反応した。
「剣崎?ブレイドか」
「知っているんですか」
北條の問いに、光は直接的には答えない。
「目的のために手段を選ばぬ奴なんだろうが……」
その言葉を、他の者たちは剣崎の凶暴性の肯定と受け取った。
筆記用具を取り出し、ひとしきり状況を整理した北條が呟く。
「まずは、首輪を調べることですね。そのためには……できれば、実物のサンプルが欲しい所ですが」
その言葉が指し示す意味の重さに、他の三人はまだ気づいていない。
0601ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:09:51ID:8o+MkdGxP【デネブ@仮面ライダー電王】
【1日目 黎明】
【現在地:D-9 ガソリンスタンド近くの駅】
[時間軸]:28話開始時辺り(牙王戦終了辺り)
[状態]:健康。
[装備]:拡声器
[道具]:基本支給品一式 ファイズアクセル 不明支給品x1
[思考・状況]
1:侑斗と合流し、この殺し合いを止める。
2:加賀美とともに、殺し合いに反発する仲間と合流
3:牙王の名前がある事に疑問
[備考]
※能力発動時以外は指からは一切の銃弾類は出せません。また、その事に気づいていません
※朝穫りたけのこと山菜はちゃんとデイパックに収まりました。新鮮です。
【加賀美新@仮面ライダーカブト】
【1日目 黎明】
【現在地:D-9 ガソリンスタンド近くの駅】
[時間軸]:34話終了後辺り
[状態]:健康。
[装備]:ガタックゼクター、ライダーベルト(ガタック)
[道具]:基本支給品一式 ラウズカード(ダイヤQ、クラブ6・10、ハート6)不明支給品(確認済み)2個。
[思考・状況]
1:この殺し合いを止め、スマートブレインを倒す
2:デネブとともに、殺し合いに反発する仲間と合流
※友好的であろう人物と要注意人物について,ある程度の見解と対策を共有しています。
味方:天道総司、桜井侑斗(優先的に合流)
友好的:風間大介、影山瞬、モモタロス、ハナ(可能な限り速やかに合流)
要注意:牙王(警戒)
0602名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:10:20ID:JexTXD0b00603名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:10:45ID:f2q0Axrc00604ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:11:28ID:8o+MkdGxP【北條透@仮面ライダーアギト】
【1日目 早朝】
【現在地:B-7 研究所】
[時間軸]:最終話
[状態]:健康。 歩き疲れた。
[装備]:なし。
[道具]:携帯電話・地図・マグライト
[思考・状況]
1:首輪について調べる。
2:城光を警戒。戦力として抱き込むか、必要であれば排除。
3:長田結花を保護すべき民間人と認識。
3:友好的な参加者と合流、敵対的な参加者を警戒。
4:無事に戻った暁にはスマートブレインを摘発する
【和泉伊織(威吹鬼)@仮面ライダー響鬼】
【1日目 早朝】
【現在地:B-7 研究所】
[時間軸]:35話付近
[状態]:元気。のほほん。いい感じにリラックス。
[装備]:変身鬼笛・音笛、陰陽環
[道具]:携帯電話
[思考・状況]
1:デネブって人、どこにいったんだ?
2:長田結花を庇護対象の未成年者と認識。
3:友好的な参加者と合流。
[備考]
※陰陽環の式神(火の鳥)は使用者から数メートルの距離までしか飛べません。また殺傷性能が低く制限されています。
※なぜか変身しても服が消えません。
0605ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:12:02ID:8o+MkdGxP【1日目 早朝】
【現在地:B-7 研究所】
[時間軸]:40話、トライアルについて知った後
[状態]:膝などに軽い擦り傷。
[装備]:なし
[道具]:基本支給品・トランシーバー(3つ組)・「竜巻」(HONDA Shadow750)・ラウズカード(スペード10/J/Q/K)
[思考・状況]
基本行動方針:このゲームから脱出し、金居とは正統なバトルファイトで決着をつける。
1:首輪解除のために北條を利用。
2:他の参加者とは必要以上に関わる気はない。邪魔ならば排除するが基本的に放置。
3:長田結花は別について来てもいい。
0606ワインディング・ロード ◆CIPHER0/kY
2008/05/18(日) 00:12:16ID:8o+MkdGxP【1日目 早朝】
【現在地:B-7 研究所】
【時間軸】本編第41話終了直後(武装警官を一掃する直前)
【状態】健康、人間への不信感・憎悪(軽度)
【装備】カードデッキ(ファム)
【道具】支給品一式、ゼクトマイザー、 ライダーブレス(ケタロス:資格者不明)
【思考・状況】
基本行動方針:木場、海堂と合流する
1:「人間ではない」城光に若干の好意。「人間」の「警官」北條には強い警戒心。
2:イブキさん……(どきどき)
[その他共通事項]
※以下のアイテムがB-7エリアの研究所に隠されています。
北條透のデイパック:携帯電話・地図・マグライトを除く基本支給品、ディスクアニマル(アサギワシ)
和泉伊織のデイパック:携帯電話を除く基本支給品
※敵対的であろう人物と友好的であろう人物について,ある程度の共通見解が生まれました。
敵対的:風のエル、剣崎一真、「白い怪物」、橘朔也(優先的に排除)
友好的:風谷真魚、日高仁志、桐矢京介、木場勇治、海堂直也
要注意:金居、桜井侑斗、葦原涼(警戒)
ただし、友好的な相手に対する方針は統一されていません。
0608名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:17:45ID:1HBdxSh/00609名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:23:56ID:8/N4fzjI0広がる剣崎の疑惑w けど奴は……
デネブと加賀美の相変わらずのやり取りに和みましたw
竜巻……そういや特殊能力なかったやw
妙なチームが結成、今後がどうなるか楽しみに。
GJ!
0610名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:26:26ID:f2q0Axrc00611名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:28:17ID:jxzpkjY30強力な対主催が合流してる様ですが、さりげに悠人の悪評も広まってますね。
あと本文中にある「ーーーー」の部分は、「─」を使うところではないですか?
0612名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:29:24ID:mzvxrk15Oカガミンとデネブは相変わらずwww
虎姐も相変わらずツンデレだしwww
なんか禿カッコよかったな。
今後を期待せざるを得ない。
0613名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:32:30ID:JexTXD0b0良い感じで仲間になっている…けれど、誤解も同時に広まっていますね
デネブと加賀美のどたばた劇wの裏でも着実にイブキさんたちの勘違いが…
しかし本当デネブwwおまwww加賀美はいつまでも苦労人かw
0614名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:33:08ID:z7Bz6QxNO自分は対主催強化、マーダー殺しはやってよしで
新参は対主催強化するな!マーダー殺すな!とか都合良すぎだろ。
ぼくのすきなばとるろわいやる
をしたいならしたらばに引きこもって身内だけでやれ
0615名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:34:09ID:1HBdxSh/0チーム「お母さんと一緒」全て魅力的に書かれていて上の上のSSだと思いました。
序盤から各作品のメインキャラを次々に殺されて正直げんなりしていましたが、上の上のSSに癒されました。
GJ!
0616名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:34:13ID:Qd/0gQMvO守られてる側の結花が最大戦力保有者なのがなんとも言えない感じですな
微妙に北條さんを別人と誤解してる感がまた……
それにしても研究所って確かあの方が……w
デネブ加賀美コンビも良い雰囲気。いつまで保てるか不安w
0617名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:34:49ID:ukJky0Zh0既にロワにいないのに、剣崎要注意人物説が一人歩きしているw
デネブと加賀美のボケ組は、いったいどこまでお笑い路線を突っ走るのでしょうか。
もう一組は、本質的に黒い奴がいないので、意外と良いチームになったりして?
それと、各チーム命名、ご苦労様でしたw
0618名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:35:04ID:4zwcKqreOデネブと加賀美のコンビが面白すぎるwもはやロワをやってる空気じゃないwww
4人の奇妙なチーム……北条さんが1stの小沢さんポジションで今後が気になります!
あと何気に長田さんの装備がすごい、これは爆発したらやばいかも……w
楽しく読めました!GJ!!
0619名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:38:44ID:mzvxrk15O大和もゼクトの戦闘部隊隊長だったから、資格者選びはザビーに近いかもしれないし。
0620名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:47:13ID:CmwRzGYCO投下乙です。
虎姐さんやデネブ、各チームの描写に和ませて頂きました。
ハラハラドキドキの展開も面白いですが、
こんな展開もホッと一息という感じで良かったです。
そんな中でも誤解描写が入って、対主催有利で終わらせなかったのが上手いと思いました。
良作を読ませて頂きました。GJ
0621名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 00:59:20ID:Qd/0gQMvO感想に追加で指摘します。
城光の状態表のラウズカード、スペード10/Jは登場済みです
0622名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:02:47ID:cwz+uwI3O0623名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:20:46ID:fxhv56lj0デネブ組、和みすぎだろw
「おかあさんといっしょ」ってアンタ・・・
でもモモの死に様を考えると何か今から悲しくなってきた・・・
0624名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:35:03ID:1HBdxSh/0反対に北崎やダグバは強キャラだし、マーダーになった風見の強さもちょっと納得できないし・・・メインキャラを早々に殺したがる書き手、状況描写や心理描写を丁寧に書いてくれる書き手さんの差が激しいな・・・。
0625名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:42:32ID:8IE5/5iTO何をいってんだ?
>>1参照。ここはそういうスレだが。
他ロワだって主要キャラなんて続々死ぬし
>>611さん
こちらはMacを使っているので、その文字を出そうとすると投稿時に文字化けしてしまうのですよ……。
なのでお見苦しくなりますが、申し訳ありません。
>>621さん
うはあ……投下前にチェックしようと思って忘れていました。
スペードQ/Kの2枚、と言うことでお願いします。
後ほどwikiに収録された時に修正入れます。
0628名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:45:37ID:7YkoWvwE00629名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:46:08ID:8/N4fzjI00630不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:46:36ID:f2q0Axrc0「あいつ、青空が好きでね。よく言ってました。青空を見てると、みんなが笑顔になれる気がするって」
(ある園児と保母の会話)
園児「ねぇ先生、4号ってどこ行っちゃったの? やっぱりいい奴だったんだよね?」
保母「そうだね。でも4号は本当はいちゃいけないって先生は思ってるの」
園児「どうして?0号倒してくれたのに」
保母「でも、もう4号なんかいなくていい世の中が一番だと思うんだ」
□
【E-4 東部農村】
――五代雄介は、しばらくの間呆然としていた。
自分のせいだ。クウガの力で、人を……
悔しかった。何も出来ない自分が。あの白い怪物が憎い。
嗚咽を殺し、目には涙が溜まっている。泣きたくはない。
彼も、そんな事は望んではいないはずだ。
でも、それでもこの力が自分自身が彼を殺したことに変わりはないのではないか?
仮面ライダーを名乗った戦士、剣崎一真を思う。
彼の死を、どう受け入れればいいのか分からない。
だが、それでもこの戦いを止めなければ――
「「お前も、仮面ライダーだろ!!」」
不意に、かつての剣崎のあの笑顔が蘇った。
剣崎一真は、こんな自分を見たら許してくれないだろう。
「剣崎さん……俺。全部、背負います。罪も、何もかも。」
戦士は立ち上がる。痛みに悲鳴をあげる体を奮い立たせ、悲しみと憎悪を
心に閉じ込めて歩き出す。
0631名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:47:19ID:8/N4fzjI00632不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:47:45ID:f2q0Axrc0【D-7 北西川辺】
「……!?」
不意に目が覚め、全身に痛みが走る。
目を覚ました其処は、まだ現実だった。
「俺は……まだ、死ねないっていうのか。」
あれだけの攻撃を受けても尚、自分は死ななかった。
葦原涼は、ずぶ濡れになりながらも自分の運命の皮肉を笑った。
「変身」出来るようになってからの日々は、とても幸せとはいえなかった。
だが、こうやって何度も死から這い上がって来てしまっている。
死にたい程の現実。だが、死ねないのも現実。
それを繰り返してきたからこそ、今の自分がある。
「今はまだ…死ねないんだ。」
涼は、無惨に殺された立花の事を思い出す。
そして、妹の為に殺す側に回ると言った男・風見志郎。
彼を殺した犯人を必ず倒す。そして、風見志郎を…殴ってやる。
ふと、背後に気配を感じる。制限の中で封じられたアギトの力も、
まだアンノウンを感じる程度は残っていた。
それが彼の決意に大きなチャンスを与えた。
葦原涼の全身に、再び力が湧いてくる。ここで終わるわけにはいかない。
0633不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:48:14ID:f2q0Axrc0そんな涼を、木陰から見下す異形がいた。
その異形こそ、立花の命を奪った野獣に他ならない。
風のエルとかつて呼ばれたその獣は、涼の後姿を眺めながら
畏怖の念を抱いた。
こいつはアギトだ。ならば、戦うのは危険だ。
ここは去ろう――
そう思考を巡らせた刹那、木陰に向かって大声が木霊する。
□
「貴様……”あいつ等”の仲間だな。」
エルは驚愕の表情を浮かべた。見つかってしまった。
自分達の種族を脅かす最強の敵、アギトに。
こうなってしまえば、どうでもいい。
今はただ、血を。血を得たい。
アギトであろうが、人であろうが。
狂い切った獣と化したエルに、もはや「使徒」としてのプライドなどは
微塵も無くなっていた。
叫び声を上げながら、涼に襲い掛かるエル。
鋭い手刀が、涼の目前で霞んでいく。
寸前のところで避けたにも関わらず、涼の右腕には鋭い痛みが走った。
カマイタチのような現象で、一撃の元に涼の右腕を傷付けてみせたのだ。
手に付いた血を舐め回しながら、笑い声を上げるエル。
「アギトの、血ィ……も悪くはないなぁ。人間のも捨て難いが…」
0634名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:48:20ID:8/N4fzjI00635不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:48:42ID:f2q0Axrc0まさかこいつが…立花さんを?いや、この狂っている化け物なら有り得ない話ではない。
しかも、ここから立花さんが殺された現場も近い。
「貴様が……あの人を殺したのか!?」
エルは、ニタリと笑うと血を舐め続けながら叫びを上げた。
「あはははははは!!あぁ、人を殺したのは私だ。
あの老人を殺した……美味い血、だったぞ。
お前も、殺してやる。あの老人のようになぁ……フヒヒヒヒヒヒ!!」
涼の顔が瞬時に怒りで紅潮する。
命を奪い、平然と笑う怪物――お前だけは絶対に許さない!!
「あの老人だと……!?立花さん……立花さんのことかぁぁぁぁぁぁ!!」
変身のポーズをとるのも忘れ、涼はその体を異形の戦士「ギルス」へと変えていく。
「ウワァァァァァァァァァァ!!」
狂獣さえ戦慄する禍々しい咆哮を上げ、ギルスは怒りの変身を終えた。
血に飢える野獣と、人の心を持った獣との戦いが始まった。
□
0636名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:48:52ID:8o+MkdGxP0637名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:49:03ID:8/N4fzjI00638不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:49:21ID:f2q0Axrc0――どこかに、自分が救える笑顔がある。五代雄介はそう信じながら、歩き続けてきた。だが、辿りついた其処には”もう”誰もいなかった。
「遅かった…」
歩き続けて、ようやく人のいた痕跡を見つけた。
しかし、見つけたのは草むらに隠すように放置されていたバイクのみ。
エンジンは満タンで、すぐに動かせる事が出来た。
この”足”があれば遠くで助けを求める人の元へ行ける。
だが、バイクで西へ向かった先には、既に人の気配は消えうせていた。
周囲には、戦闘の傷跡のようなものが生々しく点在しているだけだ。
ここでも誰かが、誰かと戦って。そして、涙と喜びと。
あの白い化け物と同じような、存在がいるのかもしれない。
五代の脳裏に、ふとあの純粋無垢な青年の笑顔が蘇る。
――「もっと、僕を笑顔にしてよ」――
こみ上げてくる怒り。それを、拳で握り潰しながら辺りを探る。
誰でもいい、いて欲しい。生きていてくれ。
「これは……!?」
0639名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:49:36ID:8o+MkdGxP0640名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:49:58ID:JexTXD0b00641名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:50:03ID:8/N4fzjI00642名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:50:03ID:8o+MkdGxP0643名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:50:21ID:ZeOxWY3k00644不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:50:40ID:f2q0Axrc0それを五代はよく知っていた。そして、手帳を開いた先にある写真の顔も同じく。
「……一条さん。まさか……」
まさか、とは思う。だが、ここに彼の大事な物である警察手帳が落ちていた。
そしてこの戦闘の爪痕。ここで戦っていたのは――
五代は、その傍らに落ちていた拳銃を拾い上げる。
これもまた、一条薫の物なのだろうか。
不安が、心を抉って離さない。もしかしたら、一条さんはここで……!?
今は亡き、戦友の身を案じながら五代雄介は再び歩き出す。
(一条さん……俺、戦います。もう、こんな事でしか分かり合えない世界なんて
悲し過ぎますから……)
決意を胸に、己の拳を見て呟く。
どんな結果が待ち受けていても戦うことを誓って――
バイクに跨り、戦士は走り出す。今はただ、守る。
笑顔を奪うものから、笑顔を取り戻す為に。
0645名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:50:47ID:8o+MkdGxP0646名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:51:03ID:8/N4fzjI00647名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:51:06ID:JexTXD0b00648名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:51:18ID:4o/jic3U00649不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:51:42ID:f2q0Axrc0それは、仮面ライダーの戦い方とは呼べる程に綺麗なものではなかった。
必死にエルに食らい付き、四股をその牙で傷付ける。
全身を血で染めながらも、狂獣エルもその鋭い手刀でギルスの胸板を切り裂いていく。
血で血を洗う戦い。狂ったように笑いながら、相手を傷付けるエル。
一方、殺された者の怒りと無念をぶつけるかのように食らい付くギルス。
その闘争は、川辺を血に染め永遠に続くかと思われた――
「グゥ…グハッ!!」
体力を消耗しながらも変身していたギルスに隙が生まれ始める。
いくら、正義を名乗っても。いくら怒りを身に纏っても。
現実は、それすら乗り越えて彼を打ちのめしていく。
片膝をついたギルスを容赦なく攻め立てるエル。何度も蹴りを腹に打ち込むながら
再び笑う。蹴っては笑う。エルはただ、相手を痛める喜びに打ち震えていた。
自分の体が、ギルスの攻撃によってボロボロになっている事すら忘れて。
ギルス、いや負荷により変身を解かれた涼は全身に走る痛みを堪えながら
エルを足を必死の形相で掴む。
「……ま……だ……だ」
エルは涼の顔を覗き込み、再び笑う。愉快だ、こんなに楽しい遊びがこの世界にはあったのだ。
「そろそろアギトを甚振るのも飽きたな……キ・エ・ロ」
歓喜の声を上げたエルが手に槍を持つ、涼の顔面へ向けそれを食らわせんとするその時――
0650名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:52:17ID:8/N4fzjI00651不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:52:20ID:f2q0Axrc0数千メートル離れた場所から、一本の矢がエルの片方の翼を貫く。
その先に居たのは、緑色の戦士・クウガの変身形態の1つペガサスフォーム。
戦友・一条の拳銃を借り、射手となった戦士に、今は迷いなどない。
五代雄介は、ペガサスフォームの超感覚により涼の危機を感じ、そして変身したのだった。
バイクの爆音と共に、何者かが自分に迫ってくる。
気が付けば、自分の力の衰えも感じる。先ほどのまでの湧き上がる力は既に無く、
今はただ痛みと流れを止めない血が、自分の体力を奪っていく。
何事が起きたかさえ分からずただ悲鳴を上げるしかない。
今は、逃げよう。先ほどまでは歓喜に震えていた自分は、もうそこにはいなかった。
「……逃げよう。アギトの力は危険だ……」
翼を剥ぎ取られた天使は、残虐で卑劣な悪魔へと変わっていた。
【風のエル@仮面ライダーアギト】
【1日目 黎明】
【現在地:D-7 川辺付近から逃走】
[時間軸]:48話
[状態]:頭部にダメージ。全身に大程度の負傷・行動原理に異常発生。二時間能力発揮不可。血の味を覚えた。アギトの力に畏怖。
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式 不明支給品(未確認)1〜3個。
[思考・状況]
1:優勝して還る。
2:帰還した時には、主に未知の力を報告。
3:人を殺すことに、快楽を覚えた。
4:アギトの力、及びそれに似た力を持つ者との戦闘は避ける。
[備考]
※デネブの放送は距離と精神的動揺から聞こえていません。
0652名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:52:26ID:JexTXD0b00653名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:52:32ID:4o/jic3U00654名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:52:35ID:8o+MkdGxP0655不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:53:15ID:f2q0Axrc0【D-7 小屋・屋内】
『大丈夫……大丈夫ですか!?』
誰かが自分を呼んでいる。目が覚ました瞬間、朝日が目に染みるのを感じた。
体を起こそうとするが、痛みですぐには起きれそうにもない。
俺を呼んでいた青年がこちらを見て、ニッコリと笑った。
どこかで見た事のあるような、青空のように澄んだ笑顔。
「お前……俺の事を。」
涼は、すぐにこの男が自分をあの怪物から救ってくれたのだと感じた。
救ってくれただけでなく、こうして看病までしてくれていた。
こんな状況で、まだ自分を思ってくれる奴がいる。
涼は、ぶっきらぼうを装いながら照れくさそうに顔を背けた。
『よかった……無事で。でも、あの怪物は逃がしてしまいました……すいません。
あ、俺は五代っていいます。五代雄介です!』
親指を立てるポーズ、サムズアップを見せながら再び五代と名乗る青年は笑った。
「そうか、あいつはまだ生きているのか……だがいつかは倒す。
必ず俺の手で。……ところで、あんたは今まで1人だったのか?」
五代の前でも、涼は怒りを隠そうとはしない。
それほどに、涼はあの怪物への怒りを抑えきれずにいたという証でもある。
そんな涼を見て、五代は自分が今まで出会った参加者・そしてその結末を話した。
0656名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:54:10ID:8o+MkdGxP0657名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:54:26ID:8/N4fzjI00658名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:54:27ID:8o+MkdGxP0659不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:54:32ID:f2q0Axrc0『俺、あの人の思いを……無駄にしたくないんです。自分がやってしまった事も、
全部背負って……皆の笑顔を守る為に。あの未確認生命体を、倒す為にも。』
涼は、五代の話を聞きながら”未確認生命体”という言葉に聞き覚えがあるのを
感じた。
確か、まだ自分が学生だった頃。あの戦慄した事件の事を。
「あんた、未確認生命体って言ったな。俺もそいつの事を知っている。
だが、あいつ等は確か0号ってのが4号に倒されて終わった事件のはずだ。」
五代はそれを聞き、信じられない思いがした。
自分が、あの0号を倒した?そんな筈は無い。
なぜなら、まだ自分はクウガとして未確認生命体と戦っている最中だったのだから。
『どういう事……ですか?俺は、まだ未確認と戦ってて……――まさか!?』
まるで自分のいる世界の未来を語るかのようなこの青年。
そして自分の知らない変身能力を持っていた剣崎一真。見知らぬ怪物。
五代の頭の中で、1つの結論が導き出された。
『俺の住む世界とは、違う世界……いや、あなたは未来から来た。
これはあくまで俺の推測でしかないですけど…』
それを聞き、涼もまた考えていた。自分の知らない怪物、そして能力を持つ人間。
(やはり、そう考えた方が…だが、いくらなんでもな。)
0660名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:55:42ID:JexTXD0b00661不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:56:17ID:f2q0Axrc0あんな能力を持った人間や、化け物がいる以上、何が現実でも不思議ではない。
『そうだ、俺何か食べれるものを探して来ます!その体じゃ、安静にしなきゃ駄目ですよ。』
励ますような笑みを浮かべ、五代は小屋を出て行く。
自分だって、全身に痛みを感じている。だが、それを隠して笑顔を見せる。
五代雄介は、やはりどうしようもない馬鹿だった。
五代のいなくなった小屋で、涼は身支度を始める。
彼には悪いが、共に行動するつもりはない。
自分には自分の目的がある。それに、これ以上――
「これ以上、あんたに仲間を……失わせたくはない」
五代の話を聞いてから、既に結論は出ていた。
俺は、死ぬまで戦う。だが、彼には生きて欲しい。
生きて、死んでいった奴の分まで戦って守って欲しい。
そう信じて、涼は小屋を出て行く。
朝日がそろそろ昇る頃だ。もう朝は、すぐそこまで来ている。
「俺は、戦う。……終わりが、来るまでは。」
立花の仇を討てなかった。自分自身への苛立ちからから、自暴自棄のような
言葉を吐いてしまう涼。
彼が進む道は、闇の中で怒りをぶつける修羅の道か――それとも。
彼の姿を見つめる小さな影が1つ。飛蝗の姿を模した、その影は
涼の後を追うように飛び跳ねていった。
0662名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:56:45ID:8/N4fzjI00663名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:56:56ID:8o+MkdGxP0664名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:57:04ID:JexTXD0b00665名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:57:23ID:8o+MkdGxP0666不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:57:39ID:f2q0Axrc0小屋を出た五代の顔に、笑顔は無かった。
未だに戦いの中で本当の笑顔を取り戻せない戦士にもまた、朝は来る。
朝が来た空を向け、握った拳を掲げてみる。
剣崎の笑顔が空に浮かんだような気がした。その顔に、何故か怒りは無い。
むしろ、自分を勇気付けてくれる。そんな気さえした。
――俺は、青空になる。そしてお前を、見守る。だから、守ってくれ……クウガ!!――
剣崎の声が、アマダムと呼ばれた霊石を通して確かに五代へと伝わった。
その声を聞き、小さくサムズアップを空に返す五代。その顔は、自然と笑顔になっていた。
アマダムが選んだ心優しき戦士は、同時に心強き戦士でもあるという証明のように。
彼の名は、仮面ライダークウガ。彼は揺るぎない心を胸に、歩き出す。
この雲の上にだって――どこまでも青空が広がっているんだと、そう信じて。
0667名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:58:06ID:JexTXD0b00668名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:58:27ID:8/N4fzjI00669名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:58:32ID:4o/jic3U00670不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 01:59:03ID:f2q0Axrc0【1日目 早朝】
【現在地:】 D-7の小屋から移動
【時間軸:】第27話 死亡後
【状態】: 全身負傷(中)、疲労(大)、2時間変身不可
腕部に小程度の裂傷、変身の後遺症、仇を討てなかった自分への苛立ち
【装備】:なし
【道具】:支給品一式、ホッパーゼクターのベルト
【思考・状況】
1:殺し合いには加担しない。脱出方法を探る。
2:立花藤兵衛の最後の言葉どおり、風見の面倒を見る?
3:自分に再び与えられた命で、救える者を救う。戦おうとする参加者には容赦しない。
4:立花を殺した白い怪物(風のエル)に怒り。必ず探し出して倒す。
6:五代雄介の話を聞き、異なる時間軸から連れて来られた可能性を知る。
白い怪物(ダグバ、ジョーカー)を倒す。
※五代の話を聞き、時間軸のずれを知りました(あくまで五代の仮説としての認識です)。
※剣崎一真の死、ダグバの存在、ジョーカーの存在などの情報を五代から得ました。
※ホッパーゼクター(パンチ)が涼に興味を持ちました。(まだ資格者とはなり得てません)
0671名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 01:59:21ID:mzvxrk15O0672不屈 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/18(日) 02:00:08ID:f2q0Axrc0【1日目 早朝】
【現在地】 D-7 小屋付近
【時間軸】33話「連携」終了後
【状態】:全身打撲、負傷度大、疲労中程度、2時間変身不可
【装備】:警棒@現実、拳銃@現実、新サイクロン号(仮面ライダー初代)
【道具】:警察手帳(一条薫)
【思考・状況】
基本行動方針:絶対殺し合いを止め、みんなの笑顔を守る
1:仲間と合流。
3:白い未確認生命体を倒す。
4:金のクウガになれなかったことに疑問。
5:ダグバを倒す。
6:一条さんはまさか…
7:葦原涼を看病する。
※第四回放送まで、ライジングフォームには変身不能
※ドラゴン、ペガサス、タイタンフォームには変身可能。ただし物質変換できるものは鉄の棒、拳銃など「現実に即したもの」のみで、サソードヤイバーやドレイクグリップなどは変換不能。
※葦原涼の「未確認生命体事件」の終結を聞き、時間軸のずれに疑問を持ちました
0673名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 02:00:08ID:JexTXD0b00675名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 02:03:57ID:ZeOxWY3k0クウガとアギトは繋がっている設定で行くのか
暴走アルティメットになるかと思ったらこれはいい不屈w
ただ数千メートル離れた場所から狙い撃ちってやばすぎるんでは・・・
0676名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 02:08:36ID:8/N4fzjI0没になった設定利用とか、クロスオーバーがもうたまらない!
五代も立ち直って何より。
葦原さん……そりゃ、彼はそうするよね。
風のエルがムカつくw
GJ!
>>675
原作より変身時間が短くなった、とか言うのはどうだろうか?>ペガサスフォーム
書き手さんしだいだけど
0677名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 02:10:17ID:mzvxrk15O亡き一条が五代に力を与えて葦原を救うって展開が良かった。
やっぱ五代は強いよ。
風のエルは前回の水のエルと比べると落ちるところまで落ちゃいましたね。
精神的にかなり弱い浅倉みたいになっちゃった。
0678名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 02:12:48ID:ZeOxWY3k0ペガサスの特性ではあるけど、姿も見えないところからピンポイントはやっぱまずくね?
五代はまずやらないが、隣のエリアから未変身のところ狙えば相手がダグバだろうとジョーカーだろうと瞬殺だぜ
0679名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 02:13:53ID:cwz+uwI3O風のエル狂ってるなぁ、弾け具合いがたまりません。
0680名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 02:27:34ID:fxhv56lj0このまま歪んでいくと思いきや、悲しみを憎しみではなく心の強さに変えて更に成長した五代
やっぱり五代は憎しみではなくみんなの為に闘う方がらしいですよね
五代にとっては重要な転機になった好いエピソードだと思います
>>675
たしかアギトの世界ってクウガと同じような戦いがクウガの時よりも早く起こった世界の話だったんでしたっけ?
0681名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 02:30:54ID:krG886A20下降修正の能力描写入れたら良いだろうが
>ペガサス
0682名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 02:33:52ID:8/N4fzjI0かっかするな。COOLになれ。
書き手さんの返答待ちでしょう。
ペガサス関連に関しては、議論スレに書き込みましたので
返答を受けて修正に入りますので申し訳ありませんがしばらくお待ちください。
0685名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 07:21:58ID:z7Bz6QxNO0686名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 08:29:57ID:JexTXD0b0立ち直った五代と共にいることを拒んだ涼…しかもホッパーフラグw
一体どうなっていくのか…一条さんのことも五代が察したのが、またどう影響してくるかな
>>684
了解です、お待ちしています
0687名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 09:54:42ID:mmiHLhhA00688名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 09:56:25ID:Vd+E+ncd0>>624は、ライダーを殺すなと言っているのではなく、
そう簡単に殺さずに、
理不尽な戦いを押し付けられたライダーたちの心理描写をして欲しい、と
言っているだけだろ
まあ、俺も五代にはそう簡単に立ち直らず、もうちょっと苦しんで欲しかったがw
0689名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 11:14:57ID:8/N4fzjI0それも含めてロワであり、>>1でしょう。
毒吐きで吐けない奴を庇っても……
0690名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 11:25:45ID:S+BY2QFZO琢磨くん成分(パーマ+メガネ+奇抜な柄シャツ)ほとんどないし、あんまり親しくもないしね。
北崎さん当たりなら…またリアクションも違うんじゃない?
0691名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 16:46:25ID:gvc7zhEnO0693名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 18:12:48ID:z7Bz6QxNO0694名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 18:12:52ID:m/dJEyNP00696名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 18:22:34ID:jxzpkjY30天道のモノローグ入れるとか?
0697名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 18:28:28ID:ejAQisp4O0698名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 18:34:29ID:1CA8Zg/0O徒歩で1エリア約1時間です。変身はできません。
矛盾を生じさせない自信があるなら構わないかと
俺って嫌な顔してるだろ?
0699名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 18:34:46ID:Qd/0gQMvO0700名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 18:38:36ID:z7Bz6QxNOもしくはチャットでフルボッコ。
これ、ライダーロワの常識
0701名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 19:07:15ID:X7GNPu+B00702名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 19:12:35ID:S+BY2QFZOいくら死ぬ直前といってもすでに書かれていますし、
遠回しに天道の死に際に納得出来てないと言っているようなものでは?
0703名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 19:22:53ID:z7Bz6QxNO荒らしたいだけ
0704名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 20:28:58ID:/r2Yi2KnO更に、あの描写ではゼクターが只の意思を持たない変身アイテムの様で違和感があったんですが。
0705名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 20:57:26ID:58CP4Gfb0葦原の備考に(パンチ)という記入はいらないのでは
風間大介、ハナ、緑川あすか、一文字隼人(R)、手塚海之。以上十名予約します。
上げられた誤字はwiki編集時に修正します。
>>567
了解しました。パスの方を消滅にし、ベルトは不明にしておきます。
デンガッシャーは……特に問題がなければ健在のままで。
>>703
では、収録時に認められたという文面を追加しておきますね。
0708名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 22:01:07ID:HRiepME10大量予約ktkr!!!!
楽しみにしてます!
0709名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 22:12:08ID:DIBHeho900710名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 22:19:48ID:m/dJEyNP00711名無しより愛をこめて
2008/05/18(日) 22:39:04ID:Qd/0gQMvO最初からクライマックスすぎるwww
0712名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 09:00:26ID:kUllRirDO0715迷いと決意 ◆u/QeJW37Z2
2008/05/19(月) 16:41:28ID:0vwQDp/L0その男を見下ろすのは赤いカブト虫を模した思考する機械。その名を「カブトゼクター」。
天道の元から飛び立ってから初めて見る人間。カブトゼクターは五代をじっと見つめる。
時間は少し遡る――――
俺は…ベルトを弾き飛ばされて……そうか。
天道は全てを認識した。カイザのベルトの変身条件も、そしてそれで自分が死ぬことも。
止まらない灰化、目が霞んできた。にもかかわらず思考は常に止まらなかった。
――体が灰になっていく…俺はもう終わりか……樹花、すまなかったな、もう朝飯は作ってやれないようだ…
ひより、お前にも妹として朝飯を作ってやりたかった…お前の料理には劣るだろうがな……
そして、加賀美――
「お前は死ぬんじゃないぞ」
いつの間にか口に出していた言葉。自分でも無意識のうちだった。
お前は…俺の代わりに天の道を歩くんだ……まだ器じゃないがな…
遠ざかる敵の足音と、自分の目の前で羽ばたく機械音が聞こえる。
カブトゼクターが心配そうにこっちを見ている――気がした。
「カブトゼクター」
0716名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 16:43:40ID:zePAL+Th00717迷いと決意 ◆u/QeJW37Z2
2008/05/19(月) 16:44:50ID:0vwQDp/L0自分の資格者が死んでしまう。そうわかりながらも何もできない。もどかしい気持ちになる。
「カブトゼクター」
いつもより数段小さい、か細い声。しかしその声には決意が灯ってた。
「俺はもうじき死ぬ…だから次の資格者を探すんだ…この暗い闇に覆われた世界を…明るく照らせるようにな…」
頷くしかない。自分が頷くと幽かに見えたのだろうか、その顔には一点の曇りもない笑顔があった。
崩れ落ちる体を無理やり起こしながら右手を高々と上げる。
そして空に、―もしくは自分にだろうか―向かってはっきりと呟いた。
「おばあちゃんが言っていた…人は何時如何なる時でも迷ってはならない。迷いを持ったままだと、それこそ死んでも死にきれない…
だが、迷いを捨てたのなら…人はどんな時でも笑っていられる……と。」
天道は自分にもう見えないのであろう目を真剣に向ける。
天道は最期まで優しい笑みを自分に見せてくれた。
カブトゼクターは天道の最期を看取った。それが自分に出来る精一杯の事と思いながら。
敵は後ろを向いている。その隙にディバックから一つ、持ち運びができるものを抜き出した。
そしてカブトゼクターは風に乗る天道の遺灰と共に空へと翔けた。
その背中に涙が見えたのは気のせいだろうか。
そして現在
0718迷いと決意 ◆u/QeJW37Z2
2008/05/19(月) 16:46:50ID:0vwQDp/L0カブトゼクターは先ほどからずっと迷っていた。
天道は元々自分を受け入れるための器を何年もかけて作ってきた。だからこそ自分の資格者になった。
果たして他の者に自分を受け入れる器があるだろうか、と。
しかし、空に向かって迷い無き目を向ける青年、五代を見下ろすととびきり優しい笑顔がそこにはあった。
―だが、迷いを捨てたのなら…人はどんな時でも笑っていられる…―天道の言葉を思い出す。
天道や、あの加賀美の様な者が他にもいたとは――
少し……他の者も見てみたくなった。
天道のような揺るがない精神―――五代雄介。
カブトゼクターは背中に乗せていた物を下へと放り投げる。
「それ」は一直線に五代の近くへと落ちていった。
踵を返しカブトゼクターはまた空を彷徨う。天から総てを見守る様に。
0719名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 16:47:25ID:kIwo/JRYO0720迷いと決意 ◆u/QeJW37Z2
2008/05/19(月) 16:48:56ID:0vwQDp/L0【1日目 早朝】
【現在地】 D-7 小屋付近
【時間軸】33話「連携」終了後
【状態】:全身打撲、負傷度大、疲労中程度、2時間変身不可
【装備】:警棒@現実、拳銃@現実、ホンダ・XR250(バイク@現実)
【道具】:警察手帳(一条薫) レンゲルバックル
【思考・状況】
基本行動方針:絶対殺し合いを止め、みんなの笑顔を守る
1:仲間と合流。
3:白い未確認生命体を倒す。
4:金のクウガになれなかったことに疑問。
5:ダグバを倒す。
6:一条薫の安否を知りたい
7:葦原涼を看病する。
8:何だこれは…?
※第四回放送まで、ライジングフォームには変身不能
※ペガサスフォームの超感覚の効果エリアは1マス以内のみです
射撃範囲は数百メートル以内に限られます。
※ドラゴン、ペガサス、タイタンフォームには変身可能。ただし物質変換できるものは鉄の棒、拳銃など「現実に即したもの」のみで、サソードヤイバーやドレイクグリップなどは変換不能。
※葦原涼の「未確認生命体事件」の終結を聞き、時間軸のずれに疑問を持ちました
【共通備考】
※カブトゼクターはいろんな人を見て周ります。
※カブトゼクターが認めた上でライダーベルトを所有する人が資格者となります。
至らない作品ですが評価をお願いします
>>716
その手を忘れてました
0722名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 16:52:22ID:kIwo/JRYO0723名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 16:53:33ID:zePAL+Th0一時投下スレ使うと便利…じゃなくて無難…えーっと…ともかくそんな感じですよ
0725名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 17:08:48ID:kIwo/JRYOやっぱこんなヒーロー殺すスレは駄目だな
0726名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 17:12:45ID:kIwo/JRYOルール守るつもりない書き手が沸くスレはやっぱ駄目だな。削除しろ削除
0727名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 17:52:25ID:UIkFeTtOO金の蟹を出してよ
0728名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 17:55:10ID:HgBrEEsmOちょ、だが同意しとく
0729名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 17:58:15ID:kIwo/JRYO読み手の期待に答えろよ書き手様よ
0730名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 21:51:00ID:QV7qlgey00731名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 21:51:47ID:u8iwDSYr0いらないと思うな
0732名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 21:55:56ID:crenas5Q0今回、剣系バックルの内ブレイド、ギャレン、レンゲルについては
「本編での資格者以外使えない」という制限がついています。
また、支給品は「参戦作品もしくは現実出典」に限られています。
http://www8.atwiki.jp/rnext/pages/29.html
投下の前にまず、テンプレやルールの確認をお願いします。
それから、今回の「ゼクターが新資格者を得る」と言う話は面白いと思うのですが、
こういう形ではなく、今後の話の展開の中で重要なイベントとして
織り込んで行ったほうが盛り上がるのではないかと思います。
その点、よろしければ書き手スレや議論スレで話し合ってみてはいかがでしょう。
0734名無しより愛をこめて
2008/05/19(月) 23:53:39ID:GqTKJfAT0五代のバイクは新サイクロン号
レンゲルに限らず道具を抜き取るのは、29話で澤田の不明品が四つと確定してるから無理
1stではカブトゼクターは帰って来なかったから個人的にはいい話とは思うが
0735名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 00:17:34ID:rvhc5RYdO五代が選ばれた場合
五代カブトVSガドルという構図が出来るかも……
0736名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 00:34:20ID:Am8AADIZ0ルール確認して、書き直すか改めて次の機会に書いてもらえればいいかも。
0737名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 00:43:17ID:jvAUlEyF0最後まで使われた事を考えると、
今回、カブトの資格者探しを書くのは、ちょっと大変かも。
0738名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 01:01:34ID:INyrz1aS0ガタックが揺ぎ無い正義でドレイクが何事にも囚われない気ままさ、自由さ
サソードが折れない誇り、ザビーが調和でホッパーが絶望。コーカサスが最強でケタロスは忠誠心って感じが
あ、なんかこう書くとあれだな。カブトは俺様ってキャラを選びそう。北崎とかw
0739名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 01:13:49ID:OEQdvCbk0ダークカブトの事もあったし
>>733
ついに蟹が出るのかぁ
期待してます!
そういやカメレオンは出てなかったっけ?
0740名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 01:20:18ID:TUAAxdMtO0741名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 01:21:18ID:aMnNbpzV0けれどカブトゼクターの資格者探しは上手に使えば面白いのでは?
1stではガタックゼクター大活躍の一方でカブトゼクターはエピローグまで
行方不明のまま終わったわけだし、2ndではカブトも少し見てみたい気がするかな。
0742名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 01:22:17ID:BgnJW+ly00743名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 01:23:43ID:8SCIaW5+Oそ、それはそれで‥‥‥
カブトゼクターの資格者探しについては賛否両論で参考になりました
アイテムについては・・・ルールを読み直して精進してきます・・・
当然ですが破棄させてもらいます
オレハマッテルゼ! 私にもその冒険心を分けてください!
牙王、死神博士、十面鬼ゴルゴムを追加注文します
0746名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 02:45:24ID:OEQdvCbk0頑張ってください
パワーアップしたらまたまた会いましょう
0748蟹の狂演 ◆kMr1QQsLJM
2008/05/20(火) 08:42:37ID:HeOaFUzQ0自分にも使える物が入っているかも知れない。 極限まで追い詰められた今、人の物を盗んではいけないなんて言ってはいられない。桐矢はデイバックに手を伸ばした。
期待しながら青年のバックを漁るが出てくるのは代わり映えのしない基本支給品ばかり。
「…これは?」
桐矢の目に見慣れぬ箱が止まった。そのそばには箱のマニュアルと思われる紙もついていた。
「仮面ライダー…シザース…?」
「何をしてる…?」
聞き慣れぬ言葉に頭悩ませ、道具漁りに夢中になっていた桐矢は気が付かなかった。背後に忍び寄る青年に。
「うわあぁぁぁ!!」
0749蟹の狂演 ◆kMr1QQsLJM
2008/05/20(火) 08:43:08ID:HeOaFUzQ0その頃、香川英行と桜井侑斗は一条薫を殺した男、北崎の後を追い、中心部へ向かって移動していた。
「今、E-5ですかね?」
「そうですね…!?」
「うわあぁぁぁ!!」
地図を片手に歩き続ける2人の耳に聞こえる悲鳴。
「今のは!」
侑斗は悲鳴のした方向に走っていこうとする。だが香川はその場から動こうとしない。
「…香川さん? どうしたんです。早く行かないと!」
「…先に行っててもらえないか?」
香川はそれだけ言って動こうとしない。
「…分かりました。先に行きます…」
駆けていく侑斗の姿が見えなくなった香川は後ろを振り向く。
「そこにいるのは…誰ですか?」
0750蟹の狂演 ◆kMr1QQsLJM
2008/05/20(火) 08:43:43ID:HeOaFUzQ0青年は桐矢からデッキを取り返すとよろけながらも必死に構える。
「変身!」
青年、三田村晴彦はマニュアルに記されていた異形の戦士、仮面ライダーシザースへと姿を変えた。
「俺の荷物を奪おうとしたからには…死んでもらう!」
シザースの拳が迫り来るのを見て、桐矢が思わず目を瞑ったその時。
「やめろ!!」
桐矢の目に映ったのは朝日を背に廃墟の入り口に立つ男。どことなく自分に似通った男。男はベルトを装着する。
「変身!」
緑の装甲に身を包んだ戦士、仮面ライダーゼロノス。
「始めに言っておく…」
ゼロノスはひたすらにシザースへと駆けていく。
「俺はか〜な〜り…本気だ!!」
助走の勢いそのままに空高く飛び上がるゼロノス。
「奇遇だな…俺も本気だ!」
[]
モンスターの手を借りてシザースも飛び上がり、両者は空中で激しく激突する。だが、そこは必殺技の名は伊達ではない。力比べではシザースに軍配が挙がり、ゼロノスは弾き飛ばされる。
「とどめといこうか…」
シザースが新たなカードを手にしたその時。
「やめろ…この化け物!」
勇気を振り絞った桐矢が投じた1つのちっぽけな石。それがシザースのデッキを捉えた。
「…何!?」
石がぶつかったデッキにはひびが入り、砕けて地面に落ちていく。先程の激しい空中戦に耐えられなかったのだろうか。
「馬鹿な…」
それは一瞬のことだった。シザースに襲いかかった契約モンスター。この先は説明するまでもない。見るもおぞましい三田村晴彦の最期だった。
【三田村晴彦@仮面ライダー THE FIRST 死亡】
0751蟹の狂演 ◆kMr1QQsLJM
2008/05/20(火) 08:44:40ID:HeOaFUzQ0【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:E-5 南部】
[時間軸]:東條悟に殺害される直前
[状態]:強い決意。全身に中程度のダメージ、軽度の疲労
[装備]:なし
[道具]:基本支給品×1 オルタナティブゼロのデッキ 、首輪探知携帯、不明支給品0~2(確認済み)
[思考・状況]
1:殺し合いの阻止
2:北崎(名前は知らない)を倒すため、中心部へ向かう
3:東條を警戒
4:五代雄介に一条薫の死を伝える。
[備考]
※変身回数、時間の制限に気づきましたが詳細な事は知りません。
※背後に何者かの気配を感じ、侑斗と別行動を取っています。
0752蟹の狂演 ◆kMr1QQsLJM
2008/05/20(火) 08:45:47ID:BpA8nJeF0【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:E-5 南部廃墟】
[時間軸]:最終回直後
[状態]:深い悲しみ、強い決意。全身に中程度のダメージ、軽度の疲労
[装備]:なし
[道具]:基本支給品×2、ゼロノスカード5枚、不明支給品1~3(確認済み)、一条の支給品0~1(未確認)
[思考・状況]
1:殺し合いの阻止
2:仲間との合流を目指す
3:自分と同じ顔をした少年(桐矢)への疑問
4:北崎(名前は知らない)を倒すため、中心部へ向かう
5:五代雄介に一条薫の死を伝える。
[備考]
※変身回数、時間の制限に気づきましたが詳細な事は知りません。
※シザースの陰になっていたのでまだ桐矢の顔を見てません。
0753蟹の狂演 ◆kMr1QQsLJM
2008/05/20(火) 08:46:38ID:BpA8nJeF0【1日目 早朝】
【E-5 南部廃墟】
【時間軸】36話、あきらに声を掛けた帰り
【状態】:疲労大。軽い擦り傷。空腹。
【装備】:なし
【道具】:基本支給品(食料紛失) ラウズカード(スペードの10、クラブの10)
【思考・状況】
基本行動方針:生き残る
1.死にたくない
2.激しい恐怖(特にダグバ・ゾルダに対して)
3.響鬼が助けてくれることへの僅かな期待
※自分を助けてくれた男性(水城)の生存の可能性は低いと予想
※食料は移動中に紛失しました。
※自分を助けてくれた侑斗に親近感を抱いています。
0754蟹の狂演 ◆kMr1QQsLJM
2008/05/20(火) 08:46:58ID:BpA8nJeF00755名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 09:28:49ID:P4oKgk6s0しかし、この上さらにカードデッキを出すというのはどうかと……
それにシザースのデッキがあるなら、ウエンツが今まで使わなかった理由も不鮮明のような
0756名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 10:30:42ID:MkW3j+OI0石が当たったくらいで砕けるデッキはちょっと想像できないが
香川が特定されてない誰かと遭遇ってのもまずい
0757名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 11:09:33ID:J3DiDONQ0但し参考作品は衛星放送有料枠低予算アニメなのでこの3倍は動かして欲しい!!
http://www.youtube.com/watch?v=Aj_OPaY4WNI&mode=related&search=
0758名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 11:14:38ID:B37eM2XtO>>754m9。゚(゚^Д^゚)゚。蟹様キター蟹様キター蟹様キター蟹様キター
( ;∀;) カニキター
蟹さん降臨w
蟹さん降臨w
蟹さん降臨w
蟹さん降臨w
蟹さん降臨w
蟹さん降臨w
( ´∀`)ボルボル登場
キタイニコタエテカニケイジサンジョウダウェ━━━(0W0) ━━━イ!!!!
死ザースアタックwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
♪ ∧_∧
( ´∀` )))
(( ( つ ヽ、 ♪ 積巳気冥界破ーーー♪
〉 と/ ))) 癖になるんですよ♪
(__/^(_)
0759名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 11:15:06ID:5e+edP0y00760名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 12:27:34ID:TUAAxdMtOこれボルキャンサーどうなるの?野良化?
0761名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 12:55:18ID:96xP54UGO0762名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 13:01:38ID:oTy3nv1Q0正直、今のままでは通しは無理では?
最低、修正は必要になると思われます。
0763名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 13:30:29ID:Am8AADIZ0ただこれは、最低でも修正、場合によっては破棄をお願いせざるを得ないかと。
素人の投げる小石が当たった程度でカードデッキが壊れることにしてしまうと
この先の他のバトルで矛盾を起こすことは確実なのは大きな問題です。
また、ここまでデッキを三田村が使わなかった理由もわからない。
教授は口調が違いますし、ここで誰と出会ったかも不明。
他の予約から考えると、かなり遠くから誰かを無理して動かして来る必要があるでしょう。
前後と矛盾が起きる可能性が極めて高いと言わざるを得ません。
さらに、状態表がめちゃくちゃです。
変身したのであればゼロノスカードはちゃんと減らしてください。
また、変身解除の描写がありませんから侑斗はゼロノスに変身中ですよね?それも反映の必要があります。
桐矢がステータス表のような感情を抱いた描写もないのは、いかがなものでしょうか。
正直、「前後の文脈への配慮なく、小ネタのためにやった。それ以外は投げやり」と
いう印象は避けがたいでしょう。
最低限、以上の点を修正していただく必要があるかと思います。
細かい点のツメや議論が必要であれば議論スレ(>>3参照)においで下さい。
0764名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 13:41:17ID:9a1ahaD90∧_∧ ∧_ \ 全員まとめてこいよ。ボコボコにしてやんよ/
_∧´・ω・)(´・ω・`・\ ∩_∩ /
ω・)∧_,∧lll ∪)∧\ ( ・ x ・)=つ≡つ /
_∧ ´・ω∧∪∧(・ω・\ (っ ≡つ=つ /今日の>>754 明日の>>754
・ω・)≡つ);;)ω(;;(⊂≡(・ \ / ) ババババ/ ∧_∧ ∧_∧
゙ つ=つ(っ ⊂)⊂=⊂≡ \ ( / ̄∪ / ;;;;;、(;ω(:;(⊂=⊂(・ω・ )
_∧∧_∧ ∧_∧_∧∧_∧ ∧∧∧∧. (っΣ⊂≡⊂=≡⊂)
´・ω)( ´・)( )` )(ω・` )< > ./ )ガガガガ( \
つ/ )( ) \ ⊂)< 予 フ > ( / ̄∪ ∪ ̄\_)
――――――――――――― < ル > ―――――――――――――
< ボ >
< 感 ッ >
傷だらけ?なんでもねえよ < コ > 住人の期待 >>754 結果
∧_∧ < の > ∧_∧ .・,'∧_∧;,. ∧_∧
. ((.;.;)ω・)=つ≡つ ∨∨∨∨ (´・ω・)=つ≡つ);;)ω(;;(⊂≡⊂=(・ω・`)
(っ ≡つ=つ / ∫ \ (っ ≡つ=つ (っ ⊂) ⊂=⊂≡ ⊂)
/ #) ババババ / ∧_∧ \/ ) ババババ | x | ババババ ( \
( / ̄∪ / ⊂( ;ω; ) \ ̄∪ ∪ ̄ ∪ ∪ ̄\ )
/ ヽ ⊂ ) \
/ (⌒) | \
0765名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 16:21:13ID:/8SZeRaNO0766名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 16:35:43ID:/8SZeRaNOでは廃棄でお願いします。
0768名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 18:07:57ID:rqOtTy7E0ここの人間は読解力がないんだな。
デッキが壊れたの石のせいじゃないじゃん。
0769名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 18:19:22ID:P4oKgk6s0誰?
0770名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 20:15:55ID:/8SZeRaNO0771名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 20:45:32ID:/8SZeRaNO0772名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 21:23:21ID:nzRAdyx+00773名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 21:27:20ID:/8SZeRaNOわたしに同じことをいわせるな!!
0774名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 21:28:14ID:uUAFRZFA0話はそれからだ
0775名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 21:28:58ID:oTy3nv1Q0時期外れのかわいそうな子だから、スルー推奨
0776名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 21:44:44ID:/8SZeRaNO0777名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 21:52:40ID:De1ncmur00778名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 21:56:21ID:i0zBlysSO0779名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 21:59:27ID:1GMCXCBCO0780名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 22:06:50ID:DBQoBhWx0もっと自分達を見習うべき
0781名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 22:13:00ID:X7TjhSg40この前のハナさん変身みたいな美味しいつなぎ書いてくれる新規もいるからなんとも言えん。
文章はまだ荒削りだけど外れアイテムを話にきちんと組み込んでたのは評価出来ると思う。
0783名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 22:18:00ID:H4cs0Z+M0なんか責任丸投げみたいでなるべく全部書ききるようにはしてるんだけど
0784名無しより愛をこめて
2008/05/20(火) 22:26:29ID:HOOCm0XIP書き手さんスレで振った方が面白い話題だとは思いますが、私なら……。
「展開の幅がなかったり、どうにも処理できない課題山積で切られる」のは後始末を押し付けられるようで辛いですが
「先が読めない、面白い仕込み」ならば諸手を上げて歓迎ですね。
0785不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:29:05ID:qyICZQ8V00786不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:30:00ID:qyICZQ8V0「あいつ、青空が好きでね。よく言ってました。青空を見てると、みんなが笑顔になれる気がするって」
(ある園児と保母の会話)
園児「ねぇ先生、4号ってどこ行っちゃったの? やっぱりいい奴だったんだよね?」
保母「そうだね。でも4号は本当はいちゃいけないって先生は思ってるの」
園児「どうして?0号倒してくれたのに」
保母「でも、もう4号なんかいなくていい世の中が一番だと思うんだ」
□
【E-4 東部農村】
――五代雄介は、しばらくの間呆然としていた。
自分のせいだ。クウガの力で、人を……
悔しかった。何も出来ない自分が。あの白い怪物が憎い。
嗚咽を殺し、目には涙が溜まっている。泣きたくはない。
彼も、そんな事は望んではいないはずだ。
でも、それでもこの力が自分自身が彼を殺したことに変わりはないのではないか?
仮面ライダーを名乗った戦士、剣崎一真を思う。
彼の死を、どう受け入れればいいのか分からない。
だが、それでもこの戦いを止めなければ――
「「お前も、仮面ライダーだろ!!」」
不意に、かつての剣崎のあの笑顔が蘇った。
剣崎一真は、こんな自分を見たら許してくれないだろう。
「剣崎さん……俺。全部、背負います。罪も、何もかも。」
戦士は立ち上がる。痛みに悲鳴をあげる体を奮い立たせ、悲しみと憎悪を
心に閉じ込めて歩き出す。
0787名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:30:43ID:qjwb9GIM00788不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:30:57ID:qyICZQ8V0【D-7 北西川辺】
「……!?」
不意に目が覚め、全身に痛みが走る。
目を覚ました其処は、まだ現実だった。
「俺は……まだ、死ねないっていうのか。」
あれだけの攻撃を受けても尚、自分は死ななかった。
葦原涼は、ずぶ濡れになりながらも自分の運命の皮肉を笑った。
「変身」出来るようになってからの日々は、とても幸せとはいえなかった。
だが、こうやって何度も死から這い上がって来てしまっている。
死にたい程の現実。だが、死ねないのも現実。
それを繰り返してきたからこそ、今の自分がある。
「今はまだ…死ねないんだ。」
涼は、無惨に殺された立花の事を思い出す。
そして、妹の為に殺す側に回ると言った男・風見志郎。
彼を殺した犯人を必ず倒す。そして、風見志郎を…殴ってやる。
ふと、背後に気配を感じる。制限の中で封じられたアギトの力も、
まだアンノウンを感じる程度は残っていた。
それが彼の決意に大きなチャンスを与えた。
葦原涼の全身に、再び力が湧いてくる。ここで終わるわけにはいかない。
□
0789不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:31:36ID:qyICZQ8V0その異形こそ、立花の命を奪った野獣に他ならない。
風のエルとかつて呼ばれたその獣は、涼の後姿を眺めながら
畏怖の念を抱いた。
こいつはアギトだ。ならば、戦うのは危険だ。
ここは去ろう――
そう思考を巡らせた刹那、木陰に向かって大声が木霊する。
□
「貴様……”あいつ等”の仲間だな。」
エルは驚愕の表情を浮かべた。見つかってしまった。
自分達の種族を脅かす最強の敵、アギトに。
こうなってしまえば、どうでもいい。
今はただ、血を。血を得たい。
アギトであろうが、人であろうが。
狂い切った獣と化したエルに、もはや「使徒」としてのプライドなどは
微塵も無くなっていた。
叫び声を上げながら、涼に襲い掛かるエル。
鋭い手刀が、涼の目前で霞んでいく。
寸前のところで避けたにも関わらず、涼の右腕には鋭い痛みが走った。
カマイタチのような現象で、一撃の元に涼の右腕を傷付けてみせたのだ。
手に付いた血を舐め回しながら、笑い声を上げるエル。
「アギトの、血ィ……も悪くはないなぁ。人間のも捨て難いが…」
人間?まさか、と思う。
まさかこいつが…立花さんを?いや、この狂っている化け物なら有り得ない話ではない。
しかも、ここから立花さんが殺された現場も近い。
「貴様が……あの人を殺したのか!?」
0790名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:32:25ID:qjwb9GIM00791名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:32:32ID:qYdhR41g00792不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:32:36ID:qyICZQ8V0「あはははははは!!あぁ、人を殺したのは私だ。
あの老人を殺した……美味い血、だったぞ。
お前も、殺してやる。あの老人のようになぁ……フヒヒヒヒヒヒ!!」
涼の顔が瞬時に怒りで紅潮する。
命を奪い、平然と笑う怪物――お前だけは絶対に許さない!!
「あの老人だと……!?立花さん……立花さんのことかぁぁぁぁぁぁ!!」
変身のポーズをとるのも忘れ、涼はその体を異形の戦士「ギルス」へと変えていく。
「ウワァァァァァァァァァァ!!」
狂獣さえ戦慄する禍々しい咆哮を上げ、ギルスは怒りの変身を終えた。
血に飢える野獣と、人の心を持った獣との戦いが始まった。
□
【E-3 西部】
――どこかに、自分が救える笑顔がある。五代雄介はそう信じながら、歩き続けてきた。だが、辿りついた其処には”もう”誰もいなかった。
「遅かった…」
歩き続けて、ようやく人のいた痕跡を見つけた。
しかし、見つけたのは草むらに隠すように放置されていたバイクのみ。
エンジンは満タンで、すぐに動かせる事が出来た。
この”足”があれば遠くで助けを求める人の元へ行ける。
だが、バイクで西へ向かった先には、既に人の気配は消えうせていた。
周囲には、戦闘の傷跡のようなものが生々しく点在しているだけだ。
ここでも誰かが、誰かと戦って。そして、涙と喜びと。
あの白い化け物と同じような、存在がいるのかもしれない。
五代の脳裏に、ふとあの純粋無垢な青年の笑顔が蘇る。
0793名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:33:10ID:qjwb9GIM00794名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:33:33ID:qYdhR41g00795名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:33:36ID:qjwb9GIM00796不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:34:00ID:qyICZQ8V0――「もっと、僕を笑顔にしてよ」――
こみ上げてくる怒り。それを、拳で握り潰しながら辺りを探る。
誰でもいい、いて欲しい。生きていてくれ。
「これは……!?」
五代が草むらから拾い上げた黒い手帳。その正面に描かれた紋章。
それを五代はよく知っていた。そして、手帳を開いた先にある写真の顔も同じく。
「……一条さん。まさか……」
まさか、とは思う。だが、ここに彼の大事な物である警察手帳が落ちていた。
そしてこの戦闘の爪痕。ここで戦っていたのは――
五代は、その傍らに落ちていた拳銃を拾い上げる。
これもまた、一条薫の物なのだろうか。
不安が、心を抉って離さない。もしかしたら、一条さんはここで……!?
今は亡き、戦友の身を案じながら五代雄介は再び歩き出す。
(一条さん……俺、戦います。もう、こんな事でしか分かり合えない世界なんて……)
決意を胸に、己の拳を見て呟く。
どんな結果が待ち受けていても戦うことを誓って――
バイクに跨り、戦士は走り出す。今はただ、守る。
笑顔を奪うものから、笑顔を取り戻す為に。
0797不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:34:24ID:qyICZQ8V0【D-7 北西川辺】
それは、仮面ライダーの戦い方とは呼べる程に綺麗なものではなかった。
必死にエルに食らい付き、四股をその牙で傷付ける。
全身を血で染めながらも、狂獣エルもその鋭い手刀でギルスの胸板を切り裂いていく。
血で血を洗う戦い。狂ったように笑いながら、相手を傷付けるエル。
一方、殺された者の怒りと無念をぶつけるかのように食らい付くギルス。
その闘争は、川辺を血に染め永遠に続くかと思われた――
「グゥ…グハッ!!」
体力を消耗しながらも変身していたギルスに隙が生まれ始める。
いくら、正義を名乗っても。いくら怒りを身に纏っても。
現実は、それすら乗り越えて彼を打ちのめしていく。
片膝をついたギルスを容赦なく攻め立てるエル。何度も蹴りを腹に打ち込むながら
再び笑う。蹴っては笑う。エルはただ、相手を痛める喜びに打ち震えていた。
自分の体が、ギルスの攻撃によってボロボロになっている事すら忘れて。
ギルス、いや負荷により変身を解かれた涼は全身に走る痛みを堪えながら
エルを足を必死の形相で掴む。涼は自分が許せなかった。
仇を討てず、このまま殺されてしまう自分が殺したいほどに憎い。
「……ま……だ……だ」
エルは涼の顔を覗き込み、再び笑う。愉快だ、こんなに楽しい遊びがこの世界にはあったのだ。
「そろそろアギトを甚振るのも飽きたな……。キ・エ・ロ」
歓喜の声を上げたエルが手に持った弓を引き、涼の顔面へ向け矢を食らわせんとするその時――
0798名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:34:27ID:qjwb9GIM00799名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:34:41ID:qYdhR41g00800不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:34:48ID:qyICZQ8V0数百メートル離れた場所から、一陣の閃光がエルの翼を貫く。
その先に居たのは、緑色の戦士・クウガの変身形態の1つペガサスフォーム。
戦友・一条の拳銃を借り、射手となった戦士に今は迷いなどない。
五代雄介は、ペガサスフォームの超感覚により涼の危機を感じ、そして変身したのだった。
エルは、恐怖に震えていた。姿の見えぬ何者かが、自分を襲ってきた。
バイクの爆音と共に、何者かが自分に迫ってくる。
気が付けば、自分の力の衰えも感じる。先ほどのまでの湧き上がる力は既に無く、
今はただ痛みと流れを止めない血が、自分の体力を奪っていく。
何事が起きたかさえ分からずただ悲鳴を上げるしかない。
今は、逃げよう。先ほどまでは歓喜に震えていた自分は、もうそこにはいなかった。
「……逃げよう。アギトの力は危険だ……」
翼を剥ぎ取られた天使は、残虐で卑劣な悪魔へと変わっていた。
【風のエル@仮面ライダーアギト】
【1日目 黎明】
【現在地:D-7 川辺付近から逃走】
[時間軸]:48話
[状態]:頭部にダメージ。全身に大程度の負傷・行動原理に異常発生。二時間能力発揮不可。血の味を覚えた。アギトの力に畏怖。
[装備]:なし
[道具]:基本支給品一式 不明支給品(未確認)1〜3個。
[思考・状況]
1:優勝して還る。
2:帰還した時には、主に未知の力を報告。
3:人を殺すことに、快楽を覚えた。
4:アギトの力、及びそれに似た力を持つ者との戦闘は避ける。
[備考]
※デネブの放送は距離と精神的動揺から聞こえていません。
0801名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:35:22ID:qYdhR41g00802不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:35:32ID:qyICZQ8V0【D-7 小屋・屋内】
『大丈夫……大丈夫ですか!?』
誰かが自分を呼んでいる。目が覚ました瞬間、朝日が目に染みるのを感じた。
体を起こそうとするが、痛みですぐには起きれそうにもない。
俺を呼んでいた青年がこちらを見て、ニッコリと笑った。
どこかで見た事のあるような、青空のように澄んだ笑顔。
「お前……俺の事を。」
涼は、すぐにこの男が自分をあの怪物から救ってくれたのだと感じた。
救ってくれただけでなく、こうして看病までしてくれていた。
こんな状況で、まだ自分を思ってくれる奴がいる。
涼は、ぶっきらぼうを装いながら照れくさそうに顔を背けた。
『よかった……無事で。でも、あの怪物は逃がしてしまいました……すいません。
あ、俺は五代っていいます。五代雄介です!』
親指を立てるポーズ、サムズアップを見せながら再び五代と名乗る青年は笑った。
「そうか、あいつはまだ生きているのか……だが絶対に、倒す。
必ず俺の手でな……!ところで、あんたは今まで1人だったのか?」
五代の前でも、涼は怒りを隠そうとはしない。
それほどに、涼はあの怪物への怒りを抑えきれずにいたという証でもある。
そんな涼を見て、五代は自分が今まで出会った参加者・そしてその結末を話した。
0803名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:35:33ID:qjwb9GIM00804不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:36:18ID:qyICZQ8V0『俺、あの人の思いを……無駄にしたくないんです。自分がやってしまった事も、
全部背負って……皆の笑顔を守る為に。あの未確認生命体を、倒す為にも。』
涼は、五代の話を聞きながら”未確認生命体”という言葉に聞き覚えがあるのを
感じた。
確か、まだ自分が学生だった頃。あの戦慄した事件の事を。
「あんた、未確認生命体って言ったな。俺もそいつの事を知っている。
だが、あいつ等は確か0号ってのが4号に倒されて終わった事件のはずだ。」
五代はそれを聞き、信じられない思いがした。
自分が、あの0号を倒した?そんな筈は無い。
なぜなら、まだ自分はクウガとして未確認生命体と戦っている最中だったのだから。
『どういう事……ですか?俺は、まだ未確認と戦ってて……――まさか!?』
まるで自分のいる世界の未来を語るかのようなこの青年。
そして自分の知らない変身能力を持っていた剣崎一真。見知らぬ怪物。
五代の頭の中で、1つの結論が導き出された。
『俺の住む世界とは、違う世界……いや、あなたは未来から来た。
これはあくまで俺の推測でしかないですけど…』
それを聞き、涼もまた考えていた。自分の知らない怪物、そして能力を持つ人間。
(やはり、そう考えた方が…だが、いくらなんでもな。)
五代の話を聞いた涼もまた、自分が今まで出会った人々の話をした。
守れなかった立花藤兵衛のこと。そして、自分と戦い妹を救うと言って
殺し合いに乗った男、仮面ライダーV3と呼ばれた風見志郎のことを。
0805名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:36:21ID:qYdhR41g00806不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:38:23ID:qyICZQ8V0取り戻せるとは思えません。』
五代が、風見に対して言いたい事は分かる。
俺も、こんな殺し合いの果てに得た命などあっても欲しくはないと思う。
だが、同時に涼には風見の気持ちも痛いほどに分かっていた。
「だが、そいつにとっては今はそれしかないんだ。
どうしようもない、現実もある。この世界は……奇麗事だけでは生きていけない。」
少しの間、重い沈黙が部屋を包む。だが、五代はそれでも笑顔で涼の顔を見て頷いた。
『でも、奇麗事が本当はいいんじゃないですか。
こんな事でしか何も得れないなんて悲し過ぎるから……』
五代が自分の拳を見て、呟く。
その表情に、一抹の悲しみが篭っていた事を涼は見逃さなかった。
『そうだ、俺何か食べれるものを探して来ます!その体じゃ、安静にしなきゃ駄目ですよ。』
励ますような笑みを浮かべ、五代は小屋を出て行く。
自分だって、全身に痛みを感じている。だが、それを隠して笑顔を見せる。
五代雄介は、やはりどうしようもない馬鹿だった。
五代のいなくなった小屋で、涼は身支度を始める。
彼には悪いが、共に行動するつもりはない。
自分には自分の目的がある。それに、これ以上――
「これ以上、あんたに仲間を……失わせたくはない。」
五代の話を聞いてから、既に結論は出ていた。
俺は、死ぬまで戦う。だが、彼には生きて欲しい。
生きて、死んでいった奴の分まで戦って守って欲しい。
そう信じて、涼は小屋を出て行く。
朝日がそろそろ昇る頃だ。もう朝は、すぐそこまで来ている。
「俺は、戦う。……終わりが、来るまではな。」
0807不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:38:45ID:qyICZQ8V0言葉を吐いてしまう涼。
彼が進む道は、闇の中で怒りをぶつける修羅の道か――それとも。
彼の姿を見つめる小さな影が1つ。飛蝗の姿を模した、その影は
涼の後を追うように飛び跳ねていった。
【葦原涼@仮面ライダーアギト】
【1日目 早朝】
【現在地:】 D-7の小屋から移動
【時間軸:】第27話 死亡後
【状態】: 全身負傷(中)、疲労(大)、2時間変身不可
腕部に小程度の裂傷、変身の後遺症、仇を討てなかった自分への苛立ち
【装備】:なし
【道具】:支給品一式、ホッパーゼクターのベルト
【思考・状況】
1:殺し合いには加担しない。脱出方法を探る。
2:立花藤兵衛の最後の言葉どおり、風見の面倒を見る?
3:自分に再び与えられた命で、救える者を救う。戦おうとする参加者には容赦しない。
4:立花を殺した白い怪物(風のエル)に怒り。必ず探し出して倒す。
6:五代雄介の話を聞き、異なる時間軸から連れて来られた可能性を知る。
白い怪物(ダグバ、ジョーカー)を倒す。
※五代の話を聞き、時間軸のずれを知りました(あくまで五代の仮説としての認識です)。
※剣崎一真の死、ダグバの存在、ジョーカーの存在などの情報を五代から得ました。
※ホッパーゼクターが涼に興味を持ちました。(まだ資格者とはなり得てません)
0808名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:39:17ID:qYdhR41g00809名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:39:28ID:qjwb9GIM00810不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:41:56ID:qyICZQ8V0小屋を出た五代の顔に、笑顔は無かった。
未だに戦いの中で本当の笑顔を取り戻せない戦士にもまた、朝は来る。
朝が来た空を向け、握った拳を掲げてみる。
剣崎の笑顔が空に浮かんだような気がした。その顔に、何故か怒りは無い。
むしろ、自分を勇気付けてくれる。そんな気さえした。
――俺は、青空になる。そしてお前を、見守る。だから、守ってくれ……クウガ!!――
剣崎の声が、アマダムと呼ばれた霊石を通して確かに五代へと伝わった。
その声を聞き、小さくサムズアップを空に返す五代。その顔は、自然と笑顔になっていた。
アマダムが選んだ心優しき戦士は、同時に心強き戦士でもあるという証明のように。
彼の名は、仮面ライダークウガ。彼は揺るぎない心を胸に、歩き出す。
この雲の上にだって――どこまでも青空が広がっているんだと、そう信じて。
0811不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:42:31ID:qyICZQ8V0【1日目 早朝】
【現在地】 D-7 小屋付近
【時間軸】33話「連携」終了後
【状態】:全身打撲、負傷度大、疲労中程度、2時間変身不可
【装備】:警棒@現実、拳銃@現実、ホンダ・XR250(バイク@現実)
【道具】:警察手帳(一条薫)
【思考・状況】
基本行動方針:絶対殺し合いを止め、みんなの笑顔を守る
1:仲間と合流。
3:白い未確認生命体を倒す。
4:金のクウガになれなかったことに疑問。
5:ダグバを倒す。
6:一条薫の安否を知りたい
7:葦原涼を看病する。
※第四回放送まで、ライジングフォームには変身不能
※ペガサスフォームの超感覚の効果エリアは1マス以内のみです
また、射撃範囲は数百メートル以内に限られます。
※ドラゴン、ペガサス、タイタンフォームには変身可能。ただし物質変換できるものは鉄の棒、拳銃など「現実に即したもの」のみで、サソードヤイバーやドレイクグリップなどは変換不能。
※葦原涼の「未確認生命体事件」の終結を聞き、時間軸のずれに疑問を持ちました
0812不屈 修正版 ◆aj6Zn5J.vQ
2008/05/21(水) 01:43:10ID:qyICZQ8V0不明な点や、誤記などありましたらお願いします。
0813名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 01:43:59ID:qYdhR41g0問題点は解消されたと思います。
GJ!
0814名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 02:09:28ID:wG1JK1v4O0815名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 02:11:49ID:WK57hbqZ0一行だけ表現について。
「エンジンは満タンで、すぐに動かせる事が出来た。」
→「ガソリンは満タンで、すぐに動かす事が出来たorすぐに動かせた。」
が良いのでは?
0816名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 02:31:17ID:/aeUuxUp0五代と涼の会話シーンで、涼が「」なのに五代は『』で会話してるのは仕様なんでしょうか
修正乙です!
桜井侑斗、香川秀行、金居 を予約します。
初心者ですが頑張りたいと思います、よろしくお願いします。
0818名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 12:35:09ID:Rkc9/g0G0期待してます
0819名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 13:38:44ID:b+g1HZ1MOそんなに新規が嫌なら、新規お断りをテンプレに加えとけよ!
初心者ですが〜の一言にも毒吐いてライダーロワ住人の民度を疑う。
かまいたちのような現象〜ですので、かまいたちそのものの現象
ではないと考えて書きました。
分かりにくい描写でしたので申し訳ないです。
WIKI収録時に訂正しておきます。
>>815
ご指摘ありがとうございます。
その部分の訂正もWIKI収録時に訂正しておきます。
>>816
会話で2人だけでしたので、区別した方が分かり易いかなと思い表記しました。
>>817
大歓迎です!作品の投下を楽しみにしています!
0821名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 14:03:33ID:ZY1CiMpx0遅くなりましたが、wikiにて昨日修正を行いました。
また質問に関してはその通りです。
>>817
投下、楽しみにしています!
>>820
修正乙です。
加賀美新、デネブ、風のエル、澤田亜希、風谷真魚を予約します。
0823名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 16:37:23ID:EQ4vehh00やめておけ。
このスレは新人に厳しい。
新人の作品はやれ修正だ、やれ破棄だ、投げやりで無責任だとけなされて終わるだけだ。
正当な評価を受けたければもっと違う小説を書いた方がいい。
0824名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 16:52:52ID:rEuFyNP5Oage荒らしの存在は把握済みだろうから無駄なんだぜw
0825名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 17:15:30ID:EUdbU2QlO諸刃の剣ってわけだ。
0826名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 18:27:09ID:5yHPZYmb0おもいっきりスルーされていることについて。
0827名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 18:27:50ID:5yHPZYmb00828名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 18:47:07ID:ZY1CiMpx0城光とかが研究所内をくまなく探索してる描写ないしな
0829名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 18:47:57ID:ZY1CiMpx00830名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 18:54:55ID:EUdbU2QlO0831名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 19:10:57ID:HTt0NVKDOGJです!!
やはり五代には笑顔を忘れずにいてほしいですね〜。
すっかり忘れてましたが、この2人はある意味
同じ世界から来たんですよね!
不明な点があったので質問なんですが
>>800
五代雄介は、ペガサスフォームの超感覚により涼の危機を感じ、そして変身したのだった。
超感覚により涼の危機を感じたということは
五代はすでにペガサスフォームだったんでしょうか?
『もしかしたら近くに誰かがいるかも』と思ってペガサスフォームに
変身してたのかもしれませんが、ちょっと状況が分かりづらったです
0832名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 19:14:24ID:b+g1HZ1MO荒らしネタが増える。
だからageても全く関係ない。
援軍がくるほうがメリット大きい
とにかく新規はまじでやめた方がいい。
0833名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 19:44:25ID:HTt0NVKDO大変申し訳ありません、ageてしまいました
二度とないよう気をつけます
0834名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 21:58:04ID:iPAJKE8v00835名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 22:05:02ID:9H45Ox/zO0836名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 22:10:07ID:zz0AqsIz0迂闊に毒が吐けないというか何というか……
放送よりもまず荒らしを何とかしたい。
0837名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 22:14:38ID:qjwb9GIM0ところで今日投下予定の人って延長申請どこかでしてたっけ
0838名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 22:15:53ID:qjwb9GIM00839名無しより愛をこめて
2008/05/21(水) 22:19:54ID:rEuFyNP5O0842全ては思いのままに ◆cW9wr8uD4A
2008/05/22(木) 09:28:04ID:27qePXn70研究所の奥で乃木は時計と鏡に向かい合っていた。
「…そろそろかな」
王蛇のデッキを構えるとどこからともなくベルトが現れる。
「変身!」
紫の鎧を纏った戦士"仮面ライダー王蛇"。
「成る程。2時間か…」
夜も遅くに研究所にたどり着いた乃木は一人で色々と模索していた。
ライアとの戦闘、その後の実験により乃木は確信を得た。
一つの姿に変身していられる時間は10分。違う姿になら連続変身出来るが同じ姿に再び変身するには2時間待たなければならない。
「…やはりサンプルが必要だな」
変身を解除した乃木は鏡を見ながら首にはめられた忌々しい金属の輪に手を触れる。この首輪を外す為には……
そう考えていた時、ロビーの方から話し声が聞こえてきた。二人、いや四人に増えたか…
「待ちわびたぞ…」
ライダーには2時間なれないがいざとなればワームにはなれる。ワームになれば10分もいらない。
「道具か…餌か…楽しみだ」
どちらにせよ、"全ては思いのままに"……。
0843全ては思いのままに ◆cW9wr8uD4A
2008/05/22(木) 09:29:00ID:27qePXn70【乃木怜治@仮面ライダーカブト】
【一日目 早朝】
【時間軸】 43話・サソードに勝利後
【B-7 研究所】
【状態】健康。王蛇に2時間変身不可。
【装備】カードデッキ(王蛇)
【道具】 基本支給品
【思考・状況】
1.研究所に訪れた奴が利用できるなら利用し、そうでなければ餌兼首輪のサンプル。
2.ゲームの早期決着。
3.参加者の中でもZECTの諸君は早めに始末を付けたい
※備考
※ライア・ガイのデッキが健在の為、王蛇のデッキには未契約のカードが2枚存在します。
※ユナイトベントは本編で再現された3体の場合しか発動しません。
※ワーム状態は第二形態の為フリーズが使用できません。通常のクロックアップのみ可能です。
※人間体での高速移動は行えません。
※変身にかけられた時間制限をほぼ正確に把握しました。
0844全ては思いのままに ◆cW9wr8uD4A
2008/05/22(木) 09:29:44ID:27qePXn700845名無しより愛をこめて
2008/05/22(木) 09:38:40ID:Xx9p3AI3O0846名無しより愛をこめて
2008/05/22(木) 12:09:04ID:DHKII0Sc0緊迫感のある引きに、今後の展開を期待せざるを得ない!
調整乙です
手間を掛けさせてしまうような引きで終わらせてしまっていてすいません。
ところで、列車の運行に関しては基本議論スレに提示されているもので大丈夫なのでしょうか?
0848名無しより愛をこめて
2008/05/22(木) 15:12:39ID:jNgp2LZ+O特に異論も出てなかったですし、大丈夫だと思いますよ。
0849名無しより愛をこめて
2008/05/22(木) 15:30:46ID:YWDvkvLd0なるほど、確かに制限の正確な検証にはかなりの時間が掛かりますね
納得出来るつなぎ乙です
0850名無しより愛をこめて
2008/05/22(木) 16:22:00ID:N5r0C16YO0852本郷猛変身不可能!! ◆cb4FtFqxco
2008/05/22(木) 18:08:09ID:2UrWf5Uf0彼を改造したショッカーは、世界制服を企む悪の秘密結社である。
仮面ライダーは人間の自由の為に悪と戦うのだ。
しかし今の本郷は、仮面ライダーへ変身が出来ない。
参加者に課せられた、1度変身すれば2時間変身出来ない制限。
本郷はそれを知識としては知らないが、変身出来ない事実を体感で理解する。
つまり体力は著しく消耗し、変身も出来ない現状のままで
眼前の敵に対処しなければならない。
川原に立つ本郷の眼前に、東條悟と呼ばれた青年が対峙する。
今の東條は、銀色の鋭角を基調にした装甲に身を包んだ姿。
視覚にも重量感を伝える姿に、前頭部と左肩から伸びる角は威圧を引き立たせる。
神崎士郎が作ったカードデッキに拠って、変身した仮面ライダーガイ。
否、本郷は彼を仮面ライダーとは認めない。
眼前の男は、正義に背き卑劣な凶刃で一文字隼人の命を奪った怪人なのだ。
(一文字、俺は仮面ライダーだ。俺個人の復讐の為に、戦う事は出来ない。
だがお前の正義は、俺が引き継ごう。そして正義の為に、仮面ライダーを名乗る怪人を倒す!!)
本郷は東條に向きながら、じりじりと後退する。
人間には有り得ない脚力で地を蹴り、ガイは一瞬で本郷との間合いを詰めた。
その勢いに乗せ、右拳を本郷の顔面に打ち出す。
空気を裂く音が、発生したエネルギーの膨大さを示す。
右拳は本郷の左掌に横から払われ、勢い込んだガイの全身ごと横に流れていった。
0853本郷猛変身不可能!! ◆cb4FtFqxco
2008/05/22(木) 18:09:06ID:2UrWf5Uf01つはガイが、ショッカーの怪人に劣らぬ戦闘能力を持つ事。
先程ガイの一撃を避わせたのは、腕力で払い除けられたからではない。
ガイの勢いに逆らわず、受け流したに過ぎない。
もしまともに受ければ、恐らく一撃で死に到る。
もう1つはガイに、射撃等の遠隔攻撃手段が無い事。
(格闘戦のみで仕掛けてくるなら……戦いようは有る!)
間合いをはかりながら、ガイの戦力に思考を巡らす。
一撃でも貰えば死ぬ。その認識が本郷に最高の集中力を与えていた。
ガイは左肩アーマー前部の召喚機、メタルバイザーにアドベントカードを投げ入れる。
――STRIKE VENT――
電子音声が鳴り、メタルホーンがガイの右腕に装着。
メタルホーンで本郷の胸に向けて突く。
しかし、そこにはもう本郷は居ない。
ガイより一瞬早く踏み込んでその懐に入り、足をかけた。
転倒したガイはすぐに起き上がり、メタルホーンを振るう。
本郷はメタルホーンの軌道を見切り、最小限の動きで回避。
ガイは足を止め、メタルホーンによる連打。
それも最小限の見切りで間合いを離した本郷に、掠めた程度で終わる。
(…………おかしいな、スピードはこっちが勝ってる筈なのに……)
自分より速度で劣る標的を一向に捉えられない事実に、ガイは苛立つ。
本郷がガイの攻撃を回避可能なのは、予備動作から予測出来る為。
『技の一号』、それが本郷が変身する仮面ライダーに与えられた異名。
彼がそう呼ばれるのは何も豊富な技を持ち、それらの錬度精度に優れているだけではなく
豊富な戦闘経験に裏打ちされた洞察力と判断力で、自らの技量を生かす術にも長けているからこその尊称でも有る。
0854本郷猛変身不可能!! ◆cb4FtFqxco
2008/05/22(木) 18:10:08ID:2UrWf5Uf0ガイの攻撃は尽く本郷に捌かれ、何度も体勢を崩す。
それは本郷にとって、反撃の好機である筈だ。
(…………全然攻撃が来ないね……)
何故、何時までも本郷からの反撃が無いのかとガイは考える。
(……やっぱりライダーには、効かないからかな?)
本郷は変身していない生身の状態。
如何に只の人間としては高い技術と鋭敏な感覚を併せ持っていても、ライダーに通用する威力は望めない。
(…………何だ、僕が焦る必要無かったかも…)
戦局は一見、攻めあぐねるガイの苦戦に思えるが
実際は何の危険も無く、一方的に攻め続けられる状況だ。
ならば本郷とて、1撃でも貰えば死に至る重圧の中で何時までも避わし続けるのは不可能な筈だ。
いずれ精神的に消耗して、不覚を取る。
それまで本郷に逃げる隙を与えない様に、攻め続ければいい。
戦局が膠着している内に、何時しか舞台は川原から民家の建ち並ぶ町並みに移っていた。
どうやら本郷によって、誘導されていたらしい。
本郷の底知れなさに、ガイは心底で不安を覚える。
ガイは両手を大きく広げ、直立のまま本郷に向い走り出す。
身体の何処かに当たれば、ダメージは免れない作戦だ。
回避は不可能と判断した本郷は両手をガイの肩に乗せ、足をガイの腹に掛け
全体重をガイに乗せた。
ガイは自分に急制動をかけ、本郷を挟む様に両手を振るう。
本郷は手を離し、慣性力のままにガイから飛び退いてそれを避わした。
間合いが遠退いた本郷へ、アスファルトを削りながらガイが蹴りを放つ。
大小無数のアスファルトの破片が、本郷の全身に降りかかり
その一部が、視界を潰す。
0855本郷猛変身不可能!! ◆cb4FtFqxco
2008/05/22(木) 18:11:03ID:2UrWf5Uf0勝利を確信したガイは、仮面の下でほくそ笑みメタルホーンを振るう。
本郷の身体は、メタルホーンの軌道上から紙一重の差で外れた。
(避けた!? 見えない筈なのに……)
ガイは高い運動能力で、本郷の背後に回り込みメタルホーンで突く。
本郷は振り向きざまに、掌で横からメタルホーンを打って軌道を逸らした。
(どうやら、こっちの動きは捉えれてるみたい…………)
ガイは本郷の周りを周回する様に動き、散発的な攻撃を仕掛ける。
やはり全てを捌かれるが、本郷の反応から聴覚でガイの動きを察知していると分かった。
本郷を周回していたガイが、唐突なタイミングで跳躍。
(見えないなら、流石に空中の敵の動きは分からないよね?)
本郷の頭上を取ったガイは、無防備な頭に蹴りを放った。
その蹴り足が伸び切る直前、本郷の手がそれを掴み引っ張った。
「なっ!!?」
蹴り足が本郷の頭を逸れ、ガイは地面に倒れ落ちる。
改造人間である本郷の聴覚は、常人を遥かに凌ぐ鋭敏さを持つ。
ガイの身体が空気を切る音に意識を向ければ、動きを察知出来る。
本郷は目を擦って視力を回復し、民家へ後退しようとする。
ガイは慌てて起き上がり、回り込んで進路を阻んだ。
逃げられない本郷と、攻め切れないガイが睨みあう。
(しぶといね……どうせ勝てないんだから、さっさと諦めれば楽になれるのに)
改造人間としての超人的な身体能力。
仮面ライダー一号としての卓越した技量。
IQ600を誇る類稀な知性。
本郷猛を知る者は、彼のそれらの特徴に目を奪われる。
しかし他に特筆すべき長所として、不動不屈の精神力があった。
0856本郷猛変身不可能!! ◆cb4FtFqxco
2008/05/22(木) 18:13:04ID:2UrWf5Uf0立花藤兵衛等の共に信頼し、支えてくれる人は居る。
だが真に同じ境遇に立ち、肩を並べて戦う事が出来る者は
一文字隼人が現れるまでは、存在しなかった。
望まぬ形で人間とは別種の生物に変えられ、社会の闇に潜む組織と戦わなければならない。
本郷の負う2重の孤独は、決して軽いものでは無い。
それでも本郷の信念が、挫ける事は無かった。
人の身に在らざるとも、保身ではなく人間の自由と平和の為に戦うと決意し
ショッカーとの何時果てるとも知れない戦いでも、決して折れない強靭な意志。
その揺るがぬ強固な意思こそが、本郷猛を正義の戦士仮面ライダーたらしめたのだ。
ガイの攻めを、本郷が避わす膠着が続く。
どれ程の猛攻にさらされてもまるで揺るぎを見せない本郷に、ガイの苛立ちは募っていく。
「いい加減に観念したら? 幾ら足掻いても、勝ち目無いんだよ?」
メタルホーンを振るいながら、ガイが問い掛ける。
「お前こそ、何故こんな狂った戦いに乗る?」
「ライダーの戦いに勝ち残れば僕はもっと強くなって、英雄になれるから…………」
「人を踏み付けにして、何が英雄だ!!」
「君には理解出来ないだろうね、多くの為に一つを犠牲に出来る勇気も無さそうだし……。
理解して貰いたいとも思わないけど……」
ガイはメタルバイザーに、カードをベントインする。
「つまらないから、もう終わりにするね。君との議論も、戦いも」
――ADVENT――
本郷の背後の窓ガラスから銀色の犀お模したミラーモンスター、メタルゲラスが現れた。
ガラスを反対側から破るのではなく、ガラス面から空間に現出する。
「何っ!!?」
科学的に考えれば有り得ない奇襲に、本郷も意表を付かれる。
咄嗟に膝の力を抜き、転げ落ちながら予備動作の無い回避を行う。
「今のを避けるなんて、凄いね。……でも、こっちは避けれないよね?」
0857本郷猛変身不可能!! ◆cb4FtFqxco
2008/05/22(木) 18:14:16ID:2UrWf5Uf0本郷は急いで回避の為、立ち上が――――――れない。
(間に合わん!!)
半身を起こした体勢の本郷に、ガイの蹴りが入った。
「…………やっと倒せた」
自分の蹴りを受けて独楽の如く地を転げていき倒れ伏した本郷を見て、ガイは一人ごちる。
「ちょっと、手こずったかも……………………っ!?」
仮面ライダーに蹴られた筈の本郷がゆっくりと、だが確実に立ち上がる。
ガイは追撃も忘れ目を見張る。
蹴りを受ける瞬間に本郷は、自分の身体を後ろに飛ばしていた。
同時に身体を捻り、衝撃を受け流していた。
ガイは獲物を狙う獣の如く、身を低くする。
「……君は本当に凄いよ。…………君みたいに凄い人を殺せたら、僕はもっと強くなれるかも」
ガイの狙いは、先程と同じくメタルゲラスとの時間差攻撃。
但し次はガイが先行して切り結び本郷の足を止め、その隙にメタルゲラスを向かわせる作戦。
「だから、今度こそ確実に…………死んで!」
本郷との間合いを詰めるべく、ガイが勢い良く地を蹴る。
――――それより早く、本郷が駆け出していた。
先程までと全く違う速度の本郷に機先を制され、ガイは驚愕する。
本郷が先刻まで最小限の動きで、ガイの攻撃を避わし続けたのは
自分の体力を回復させ、敵の消耗と油断を誘う為。
ある程度回復すれば改造人間たる本郷は、変身せずとも超人的な身体能力を発揮出来る。
本郷がガイの顔面目掛け、ソフトボール大の黒い物体を放る。
それが自分が蹴飛ばしたアスファルトの破片だと、ガイが認識した刹那
本郷はアスファルトの破片を蹴りで、ガイの顔面に叩き付けた。
自分の勢いがカウンターとなり、ガイの強固な装甲を通す程の衝撃が生まれる。
思わず顔を抑えて蹲るガイ。
「っく! …………行け、メタルゲラス!!」
0858本郷猛変身不可能!! ◆cb4FtFqxco
2008/05/22(木) 18:15:24ID:2UrWf5Uf0そして電柱をに背を預ける形で、立ち止まる。
メタルゲラスを充分に引き付け、紙一重で横に転がって避ける。
電柱はメタルゲラスの一撃で、飴細工の様に容易く折れた。
本郷が電柱に渾身の蹴りを打つ。
電柱は勢い良く倒れ、隣の電柱に渡っていた電線が切断。
倒れた電柱に引かれた電線は、本郷の狙い通り蹲っているガイに巻き付き切断面が接触。
「うわぁぁぁああああああああああああっ!!!!」
ガイの重装甲でも、電線に流れる高圧電流は防ぎ切れない。
ガイは必死に、自分の身体に巻き付いた電線を解く。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
息も絶え絶え、足下も覚束無い様子で自分の装甲が粒子化していくのを確認しながら
ガイはアドベントカードをベントインした。
――FINAL VENT――
ガイを肩に乗せ、メタルゲラスが突進していく。
本郷が居る位置とは反対方向へと。
ガイのファイナルベント、ヘビープレッシャーは高速移動手段にもなる。
変身の制限時間が近いと判断したガイは、それを戦線からの離脱に使った。
「……………………逃げたか…………」
走り去るガイを見送り、本郷はようやく一息付く事が出来た。
◇ ◆ ◇
0859本郷猛変身不可能!! ◆cb4FtFqxco
2008/05/22(木) 18:16:06ID:2UrWf5Uf0静謐に満たされた川原。
そこに横たわる一文字隼人の亡骸に、本郷は歩み寄る。
本郷は一文字の首下で光る首輪に手を掛け、何かを躊躇する様子を見せ
やがて首輪を力付くで引っ張った。
――――首輪の外壁にひびが入ると、一文字の身体は灰と化していった――――
「…………すまんな一文字」
――――やがてその灰は風に運ばれ――――
本郷はそれきり一言も発さず空を仰ぐ。
――――仮面ライダー二号は天へ還っていった――――
ややあって本郷はゆっくりと歩き出す。
(一文字、この戦いが終わればお前を必ず弔ってやる。だから今は、俺と共に戦ってくれ!!)
首輪は解体等をする際の、貴重なサンプルとしてデイパックに仕舞う。
近くに有った一文字のデイパックも拾い、地図を取り出し見始めた。
(おやっさん捜すにも、そっちは目処が無い。先に研究所へ行って、首輪の解析をするか)
研究所を目的地に定め、本郷は出発する。
その足取りに迷いは無い。
本郷猛は例え1人でも、信念を曲げない男だ。
そして今の本郷は1人ではない。
本郷の魂には、今や正義を共にする戦友が居るのだ。
0860本郷猛変身不可能!! ◆cb4FtFqxco
2008/05/22(木) 18:17:00ID:2UrWf5Uf0【東條悟@仮面ライダー龍騎】
【1日目 早朝】
【現在地:G-3】
【時間軸:44話終了後】
【状態:疲労極大。1時間変身不能(タイガ)、仮面ライダーガイに変身中。】
【装備:タイガのデッキ、ガイのデッキ】
【道具:基本支給品×2、特殊支給品(未確認)、サバイブ烈火@仮面ライダー龍騎、芝浦の首輪】
【思考・状況】
基本行動方針:全員殺して勝ち残り、名実共に英雄となる
1:『ある程度の力を持つ参加者を一人でも多く間引く』。
2:できれば最後の仕上げは先生(香川)にしたい
3:殺した奴の首輪をコレクションするのも面白い
備考
※東條はまだ芝浦の特殊支給品(サバイブ烈火)を確認していません
【本郷猛@仮面ライダー】
【1日目 早朝】
【現在地:G-3 北部】
【時間軸:ガラガランダ戦後。ショッカー首領からショッカーの壊滅を聞いた後】
【状態:疲労極大。2時間変身不可(一号)】
【装備:無し 】
【道具:基本支給品×2、ラウズアブゾーバー、V3ホッパー、一文字の首輪(ひび有り)】
【思考・状況】
基本行動方針:この狂った戦いを止めさせる。
1:研究所へ行き、首輪を解析する
2:おやっさんの捜索
備考
※本郷は参加者達(少なくとも自分達)は違う時間軸から集められたことに気付きました。
※ライダーダブルキックの轟音が周囲エリアに響き渡りました。
0862名無しより愛をこめて
2008/05/22(木) 18:20:48ID:HE/DTpq70とてもおもしろいです
0863名無しより愛をこめて
2008/05/22(木) 18:30:20ID:qWlU/UDz0生身でガイと互角に渡り合う本郷…流石初代仮面ライダー!
東條涙目www
良作乙です!
0864名無しより愛をこめて
2008/05/22(木) 18:30:54ID:5BS8tDKqO投下乙です!
生身でライダーと渡り合う本郷さんはさすがですね。
更に形見の首輪も入手しましたか……問題は研究所までの距離……
0865名無しより愛をこめて
2008/05/22(木) 20:27:54ID:PO7KF+ce0>>861さんすごいよ!
天道、剣崎、モモタロスと各作品のメインキャラが早々に死んでいくので初代本郷さんも死亡フラグかと思ってたら逆にガイ東条を圧倒するとはw
ぜひまた他のSSも拝見したいです!
0866名無しより愛をこめて
2008/05/23(金) 00:38:43ID:g09EYi6YO0867名無しより愛をこめて
2008/05/23(金) 20:29:57ID:g09EYi6YO0868名無しより愛をこめて
2008/05/23(金) 20:53:40ID:nWQcru6F00870名無しより愛をこめて
2008/05/23(金) 21:33:29ID:g09EYi6YO新規を潰すのがお前らというライダーロワ七不思議
援軍来なくなったな
まあこれからも宜しく。
多分完結までいるから
いいストレス解消になって最高だぜ!
0871名無しより愛をこめて
2008/05/23(金) 22:00:56ID:156Ek6YzO0873名無しより愛をこめて
2008/05/23(金) 23:31:43ID:g09EYi6YO他の荒らし方をするか荒らしをやめるかしようと思うんだが
俺が三回予約した人物の共通点を当てれたら荒らしはやめるわ
一回しか回答許さないから慎重にな。
最初にレスしたやつが外したら終了。別に間違えても何もないから考えてみな
0874名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 00:01:19ID:RUn6rLU80穴兄弟
0875名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 01:26:02ID:Hrm+DOgH0期待
0876名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 01:38:02ID:6CGzggFVOま た 海 堂 か w
この海堂スキーめ!
0877名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 11:24:21ID:Gvy+16TgOチャット仲間には新規と違って優しくするというライダーロワ七不思議
0878名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 18:22:22ID:10naQAei0長くて第4回放送までだ
0879名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 18:55:34ID:2ds+J+BiO俺の占いはたいがい当たる
0880名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 19:17:18ID:Gvy+16TgO否定できないだろ?よそまで迷惑かけるな
0881名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 19:54:36ID:2ds+J+BiO書き手が分散したせいで共倒れも有り得るかもな。
0882名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 20:01:38ID:quM7+AxbOどっちも楽しみにしてるからガンバってほしいんだが
0883名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 20:16:45ID:QkP4JXPNO戦隊スレが過疎なのは内容が寒いからだろ
擬音連発SSとか読んでるこっちが恥ずかしいwwww
0884名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 20:19:45ID:QKIn9c8hOどっちも書き手不足には陥ってない
0885名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 20:20:07ID:gVa7pC9z0構うな。荒らしだから
>>883
荒らし乙。
みんなは釣られないように。俺みたいに
0886名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 20:35:57ID:10naQAei0哀しいがこの板ではスレの秩序に恐ろしいものがあるから、せめて作品は多くほしい
0887名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 20:59:33ID:HfiK70k70SSに差があろうが共に特撮という同じカテゴリーで書いている仲間だろ!
0888名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 21:05:07ID:QKIn9c8hO0889名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 21:08:38ID:b1dA4Xqb0いや、誰も死なない。
ダグバが一番早く10分規制かかって戦闘終了。
前の話でサソードヤイバーが本郷に移ってるのがそのフラグ。
俺の予想は当たる。
0890名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 21:35:17ID:Lih7Dv9K00891名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 22:45:54ID:6CGzggFVOの期限延長を願います
連続期限延長に加えて鳥無し携帯で本当に申し訳ない
0892名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 22:47:44ID:gVa7pC9z0了解ですが……トリー! トリ忘れw
0893名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 22:55:17ID:10naQAei00894名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 22:55:38ID:RUn6rLU80あの書き手さんは一文字スキーみたいだから、好き過ぎて
殺しかねないかもと俺も思うぞw
0895名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 23:28:44ID:Gvy+16TgO誤字脱字、矛盾点の指摘をお願いいたします。
0897名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 23:39:38ID:Gvy+16TgO0898名無しより愛をこめて
2008/05/24(土) 23:53:37ID:Gvy+16TgO0899名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 01:01:16ID:auIx2ZLE0>>896
お前が怪人か!!破棄とお前の消滅を希望するぞ!!
それと、話自体があんまり面白くない!!正直な。
0900名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 01:01:57ID:auIx2ZLE00901名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 01:05:19ID:h7uXkT2p0仮投下乙です。
特に問題はないかと。
本投下、楽しみにしています。感想もその時に。
0902名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 01:10:43ID:auIx2ZLE0現れたな。
へん・・・しん!!ヴァイスリャッァァァァァ!!
お前の思い通りにはさせんぞ!!玩具屋(トイヤ)!!
周囲の木々が不気味なオブジェのようなシルエットを作り、見るものの不安を掻き立てる。
その中を歩く、知的な印象を持つ中年の男性と年若い青年――俯いた顔に明るい茶の前髪が影を落としている。
「大丈夫ですか、桜井君?」
振り返り、様子を伺う香川の声に、侑斗は顔を上げる。
「……はい」
返事を返し、足に力を込めた。
その後も言葉を交わす事なく、歩みを進める二人の顔は険しい。先ほどの交戦で受けた疲労とダメージは決して少ないものではない。
だが、立ち止まる訳には行かない。目の前で自分を庇い果てた男、一条薫の想いを胸に、侑斗は星空を見上げる。
遥か遠くの宇宙から届くロマンティックな輝きは彼の心をわくわくさせてくれる。―――いつもであれば。
今は違う。どこかまがい物のようなこの夜空ではなく、何故か無性に、青空が見たかった。
澄み渡った、美しい青空を。
※※※
丘を進み、川を渡って少しした辺りの開けた場所に出たとき、香川がある事に気付いた。
見下ろせば南方へ広がる市街地に舞い上がる砂塵。かすかに聞こえる爆発音、銃声。
紛れもなく、戦闘が起こっている。
「香川さん!」
続いて気付いた侑斗が香川の判断を仰ぐ。
龍の怪人を追うために中心部を目指す。そして一条の仇を討ち、この戦いを止める事。これが二人の目的だ。
しかし、眼下に見える、今起こっている戦いを見過ごす事も出来ない。
香川は頷き、二人は丘を下っていった。
0905渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:43:46ID:Ti2vHzi40「! 待ってください、桜井君」
市街地にほど近い森の中まで来た所で、香川が唐突に足を止める。
手にした首輪探知機能に反応があったのだ。茂みに身を隠し、侑斗が携帯の画面を覗き込むと、確かに二つの赤い点が見て取れる。
変身に関して、何らかの制限が掛かっている事が分かった以上は慎重にならざるを得ない。
寄り添うようにして動かない点を見つめ、二人は息を呑む。
この首輪を付けた者たちが、ゲームに乗っている、あるいは、殺戮を楽しむ―――あの龍の怪人のように、力を持った存在だったら。
侑斗は拳を握り締める。未だ名も知らない青年の、せせら笑う声を思い出す。
『誰かが僕の力で苦しんで、悶えて、死んでいく……僕はそんな光景を何度も見て、そしてこれからも見たいんだ』
そして、一条の声も―――
『……俺も闘う。
お前達から人間を守るために……一警察官として、一人の男として……』
『そして、俺は――――
五代と同じ、一人の人間だッ!!』
「一条さん……ッ」
思わず、侑斗の唇から呟きが漏れる。
それを聞いた香川が、携帯の画面から目線を外し、侑斗を見つめていた。
侑斗がそれに気付き、はっとした様子で香川の顔を見返す。
香川の表情にははっきりとした緊張が見て取れるものの、眼鏡の奥の目は飽くまで冷静だ。
侑斗はまるで熱くなっている自分を咎められているような気持ちがした。
それでも一瞬の逡巡の後に、侑斗は口を開く。
「俺は……この戦いを止めたい」
その目には、彼の意思を継ぎ、この殺し合いを止めてみせるという強い決意が宿っていた。
香川は静かに頷く。彼も同じ気持ちだった。指導者としての冷静さを失う事なく、その熱さを抱えていたのだ。
「行きましょう。幸いこちらは探知機能のおかげで先手を取る事が出来ます。警戒は必要ですが……」
二人は再び歩き出す。戦いの音は、もう聞こえなくなっていた。
0906渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:45:51ID:Ti2vHzi40程なくして、二人は首輪の持ち主を見つけることが出来た。力なく木にもたれかかり、目を閉じている男性。
その周囲には折れた木の枝、所々焼け焦げているようにも見える。
「おい、大丈夫か!」
「桜井君、待ってください。あれを……」
すぐさま駆け寄ろうとする侑斗を香川が制する。香川が示したものを見て、侑斗は息を呑んだ。
男の袖口からこぼれる、夜目にも鮮やかな緑色の体液。男が人ならぬものであるという証だった。
罠を警戒し、様子を伺いながら男に近づく。
至近距離にありながら全く動きを見せないもう一つの首輪の反応が気がかりだったが、香川が周囲をくまなく見回してもそれらしき者は見当たらない。
「気絶してるみたいです」
男の傍らに屈みこんだ侑斗が言う。自分達が目撃した市街地での戦いの当事者の一人であるという事は間違い無いだろう。
「そのようですね。……失礼」
側に落ちていたデイパックに目が止まり、香川はもしやと思い開けてみる。中には食料、水などの基本的な支給品と―――
煤けた首輪が入っていた。
香川は嘆息する。反応の出所が解ってひと安心……という所だが、この男が首輪を所持しているという事。
それはつまり、彼が何者かを手に掛けた可能性があるという事に他ならない。
「桜井君、これを」
手にした首輪を侑斗に見せると、はっと目を見開いた。この事の意味が解ったのだろう。
「もう一つの反応はどうやらこれの様です。……どうやって彼がこれを手に入れたのかは解りませんが」
香川は男を見下ろす。
「彼がもしゲームに乗っているのなら、許す訳には行きません。人間ではない事は明白ですし、その可能性が高い」
侑斗は香川の言葉に固唾を呑んだ。
香川が―――おそらく男の持ち物なのだろう―――ライフルを手に取る。
0907渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:46:45ID:Ti2vHzi40侑斗が制止の声を掛ける。可能性があるというだけで無防備な相手を始末する気には到底なれなかった。
甘い事は重々承知している。持っている首輪。市街地で行われていただろう戦闘。緑色の血。
この男が本当にゲームに乗っていたら?香川の言うとおり、ここで手を打つのが最善なのかもしれない。だが。
「殺すのは話を聞いてからでも遅くないでしょう?何か役に立つ情報を持ってるかも知れない」
もう一つの理由。侑斗は知っている。
人ならぬ身でありながら、彼のために心を砕いてくれた存在を。
※※※
ひんやりとした川風が金居の頬を撫でた。薄く目を開けると、乾いて瞼に張り付いた血が引き攣るような感覚をもたらす。
状況を把握する前に、若い男の声が耳に入ってくる。
「香川さん、気付きました」
(香川……?東條が言っていた奴か……)
痛む体をどうにか起こそうとして気付いた。自分の上着で後ろ手に縛られている。
目の前には若い男と、髪を後ろに撫で付けた中年の男。おそらくこちらが香川だろう。
さらさらと水の音が聞こえ、自分が気を失った森の中ではない事を理解する。辺りはうっすらと明るくなり始めていた。
「……助かった、と言うべきかな」
「それはどうでしょうか」
香川の傍らには、金居が装備していたはずのライフルとデイパックが置かれている。
自分を見るその目には明らかな警戒の色が浮かんでいる。賢明な事だ。
「おい、お前。あそこで何があったんだ。知ってる事を話せ。それに……」
若い男が言う。目線は着衣に付いた緑色の血に注がれていた。
金居は片頬で笑うと言った。
「ああ。俺は敵じゃない……お前達に協力しよう」
0908渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:47:42ID:Ti2vHzi40金居は香川と若い男――桜井侑斗と言うらしい――に、自分の世界の事を簡単に聞かせた。
自分が生物の始祖であるアンデッドという存在だという事、アンデッドは自らの種の繁栄のために他のアンデッドと戦っている事。
仮面ライダーと敵対しているという事は意図的に伏せた。
この二人が何らかの戦闘力を持っている可能性は高く、自分が圧倒的に不利な状態である今、軽率な発言は出来ない。
金居の話を聞いた二人はいささか驚いた様ではあったが、疑っている様子はない。
どうやら異なる世界から連れて来られたという事を既に理解しているようだ。
金居は続ける。ここから脱出するための方法を探しているうちにゲームに乗った者に襲われ、戦いに巻き込まれたと。
「……つまり、俺は人間に仕組まれたつまらんゲームに乗るつもりなどはない、という訳だ」
ただし、障害になるような参加者を殺すことにためらいはないが。
腹の中を隠して言葉を切った金居に、少し間を置いた後に香川が口を開く。
「……一つ聞きたい事があります。失礼ながら気絶している間に君の荷物を改めさせてもらったのですが……」
言いながら香川が取り出したのは、煤けた首輪だった。
「これは一体どうやって?」
「拾ったのさ。既に殺されていた奴から失敬した。必要な事もあるだろうと思ってな。俺は手を下しちゃいないぜ」
これは嘘ではない。疑わしげな香川に金居は肩を竦めてみせる。
「欲しければやってもいが?見たところあんたは学がありそうだ」
これは東條が香川の事を『先生』と呼んでいた事、――おそらく大学生だろう――から導き出した結論だ。
ならば香川がこの首輪の解除に関して有効な手立てを考え出す事もありえなくはない。
BOARDのライダーシステムに合成アンデッド、人工アンデッドなどを作り出す人間の科学技術も馬鹿には出来ない。
―――人間そのものの脆弱さを補うためだと思えば、滑稽ではあるが。
0909渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:48:33ID:Ti2vHzi40香川が再び首輪をしまいこむ。側でじっと話を聞いていた侑斗の顔に、ふと金居の目が止まる。
この男は、放送局にいた時に見た白い姿の怪物に襲われていた人物ではなかったか。
「……なんだよ?」
顔を見られている事に気が付いた侑斗が眉をひそめて金居を睨む。
その尊大な態度に、哀れっぽく逃げ惑うあの姿を重ねる事が出来ず、金居は他人の空似だろうと判断をする。
「いや、何でもないさ。それより、そろそろ腕を解いてくれてもいいんじゃないか、坊や」
「ぼっ……坊やぁ!!?」
いきり立つ侑斗を一瞥して、金居は思う。
東條が香川を殺したがっている以上、自分が彼と約束を交わした事は言わない方がいいだろう。
(この二人は利用できなくもない。今は情報が必要だ)
幸い、自分と東條が組んでいる事は誰も知らない。
(さて、今の所約束は守るが……あちらは上手くやってくれるかな?)
東條の、妙に熱のこもった、暗い瞳を思い出す。
0910渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:49:17ID:Ti2vHzi40三人は再び中心部に向かうことに目標を定め、移動を始める前に一息つく事にした。
金居のデイパックに道具一式が入っていたおかげで、インスタントながらもコーヒーのかぐわしい香りが辺りに立ち込める。
湯気を立てるコーヒーに口を付けながら、香川は思案する。
(この金居という男は信用できるとは言いがたいですね……首輪も拾ったと言うが、どうにも疑わしい)
アンデッドという自分の知識に無い存在であるという事も、香川の警戒心を掻き立てた。
金居は辛うじて無事だった眼鏡に付いた緑の血をぬぐい、掛けなおしている。
その向こう側の怜悧な瞳が、抜け目なく周囲を観察しているように香川には思えた。
(桜井君には悪いが、あまり長い道連れにはしたくない)
龍の怪人を倒すために戦力が必要だと訴えた侑斗は、一口飲んだコーヒーの苦さに顔をしかめている。
随分熱くなっていた様だが、先程よりは落ち着いているようだ。
砂糖の袋を手に取ると、侑斗はそれを一さじ、二さじ、三さじ……と、どんどんコーヒーに入れていく。
香川は僅かに眉をひそめたが、すぐに思い直す。思考力を保つためには、脳に糖分を補給させる事が重要だ。
侑斗から砂糖を受け取り、一さじだけカップに入れる。
(それに、この首輪探知機能も何時まで持つかわからない)
先ほど見た携帯電話の画面。電池の残量を示すアイコンのバーが一つ減っていた。特殊な機能はどうやら通常よりも電力を食うらしい。
香川の驚異的な記憶力により、名簿や地図などは完璧に頭に入っている。同行者がいる限り放送も問題はないだろう。
これまでより一層の注意力が必要になるだろうと考え、今は静かに情報を整理する事にする。
金居を見ると、やはり大量の砂糖をコーヒーに入れていた。
夜明けは近い。
だが、コーヒーの闇の中、思惑は交わることなく、心の底で小さな渦を作って回り続けている。
0911渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:50:19ID:Ti2vHzi40【香川英行@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:F-3中央部:川のほとり】
[時間軸]:東條悟に殺害される直前
[状態]:強い決意。全身に中程度のダメージ、中程度の疲労
[装備]:神経断裂弾が発射可能なライフル
[道具]:基本支給品×1 オルタナティブゼロのデッキ 、首輪探知携帯、煤けた首輪、不明支給品0~2(確認済み)
[思考・状況]
1:殺し合いの阻止
2:北崎(名前は知らない)を倒すため、中心部へ向かう
3:東條を警戒
4:五代雄介に一条薫の死を伝える。
5:金居は信用できない。
[備考]
※変身回数、時間の制限に気づきましたが詳細な事は知りません。
※剣世界の事についておおまかな知識を得ましたが、仮面ライダーやBOARDの事など金居が伏せた部分があります。
※神経断裂弾の残りの弾数、首輪の損傷具合は不明です。
0912名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 10:50:45ID:B+0fatNz00913渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:51:19ID:Ti2vHzi40【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:F-3中央部:川のほとり】
[時間軸]:最終回直後
[状態]:深い悲しみ、強い決意。少し落ち着いた。全身に中程度のダメージ、中程度の疲労
[装備]:なし
[道具]:基本支給品×2、ゼロノスカード5枚、不明支給品1~3(確認済み)、一条の支給品0~1(未確認)
[思考・状況]
1:殺し合いの阻止
2:香川と行動しつつ仲間との合流を目指す
3:自分と同じ顔をした少年(桐矢)への疑問
4:北崎(名前は知らない)を倒すため、中心部へ向かう
5:五代雄介に一条薫の死を伝える。
6:金居は気に食わないが戦力が必要。坊やって言うな!
[備考]
※変身回数、時間の制限に気づきましたが詳細な事は知りません。
※剣世界の事についておおまかな知識を得ましたが、仮面ライダーやBOARDの事など金居が伏せた部分があります。
0914名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 10:51:54ID:B+0fatNz00915渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:51:58ID:Ti2vHzi40【1日目 現時刻:早朝】
【現在地:F-3中央部:川のほとり】
[時間軸]:45話終了後
[状態]:全身に動けないほどではないがかなりのダメージ、鼻血は止まった、疲労はやや回復
[装備]:なし
[道具]:基本支給品×2、コーヒーセット、特殊支給品0~2(香川・金居確認済み)
[思考・状況]
1:可能な範囲で殺し合いの内幕をさぐる。
2:橘とは会いたくない、というか知り合いに会いたくない。
3:東條が参加者を減らしてくれる事に期待。
4:利用できる参加者は利用し、障害となる参加者は状況によっては殺害する。
5:この二人を利用して上手く生き残る。
6:香川英行が首輪を解除する方法を思いつくのではと期待。
[備考]
※香川・侑斗と簡単な情報交換を行いました。しかし、仮面ライダーとの敵対や東條と約束を交わした事など、自分に不利になる情報は伏せました。
※ライフル・首輪を香川に譲渡しました。
※桐矢と侑斗は別人だと認識しています。
0916渦 ◆yFvLIBbl9I
2008/05/25(日) 10:53:49ID:Ti2vHzi40支援してくださった方、ありがとうございました!
誤字脱字、矛盾点の指摘等よろしくお願いいたします。
0917名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 11:00:27ID:h7uXkT2p0侑斗と教授がヤバイ相手と合流。
このまま一筋縄でいかない予感がプンプンします。
良繋ぎでした。
GJ!
0918名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 11:06:36ID:B+0fatNz0今は同行することになった三者ですが、
それぞれの思惑の差が不安をかき立てますね。
0919[sage]
2008/05/25(日) 11:26:19ID:dd+OJcPBO片方は人ではないが。
0920名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 12:32:23ID:Il4SbckLO三人の心理描写が丁寧でとても良い繋ぎですね!
香川さんの冷静さとユウトの若さゆえの感情、金居の狡猾さが上手く描写されてて好かったです!
ステルスの金居が今後どんな行動を起こすか、ユウトと京介が似ている事にどんな判断を下すかが楽しみ!
あとさりげなく甘党二人に笑ったwww
またの作品をお待ちしています!
GJ!!
0921名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 13:33:51ID:o/eQYbtA0思惑の異なる三人が合流して、この先どうなるのか。
一癖も二癖もある相手に、若い侑斗がどう立ち回るのか、気になります。
それと、砂糖入れすぎ注意の二人には、笑ったw
0922名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 13:37:19ID:MLDEDLXk0金居の戦略家ぶりが憎いほどに決まってますね。
0923名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 15:43:02ID:2P7I9T08Oはやく潰れてしまえよこんな企画
0924名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 16:52:54ID:6Fa5qx33O0926名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 18:07:26ID:7zoNRrJC0了解です!!お二人の投下、楽しみにしてます!!
0927名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 18:31:29ID:czt1b8kO00928名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 19:06:29ID:akjc1sq60一応、予約期間も長めに設定してるんだし、たまにならいいんだけどね
0929名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 19:11:06ID:nHDtej8n00930名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 19:15:38ID:23AlLH34O0931名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 19:22:03ID:nagbhtx8O書き手もケチを付けられたくないだろうな
0932名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 19:25:35ID:2P7I9T08Oそうかも知れないなという方向にもっていけんのか?
住人内に格差をつけるなら身内だけでしたらば行った方がいいぞ
0933名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 19:25:52ID:23AlLH34O期限を守れない事実だけが確かなものなんだから。
言われたくないなら期限を守るしかない。
初めてなら言わないよ。
だけど何回も繰り返すとさ。
0934名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 19:49:58ID:czt1b8kO0投下してる作品には敬意は払いますが、何度も延長される作品に関しては
指摘されるのも仕方ないかと思います。
ともかく、書き手さんが今後はこういう事のないように頑張って頂けばよいかなと。
0935名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:09:41ID:C0++kzMeOいっそ期限を10日にして延長ナシにするか?
勿論、勝手に決められる事じゃ無いけど
0936名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:23:47ID:czt1b8kO0それならいいと思いますよ。
今回は、ルール上の規定を2回も伸ばしたことに問題を感じる人も多かったわけですし。
書き手の人たちが、10日のほうが書きやすいのならそれに変更するのもありじゃないかな。
0937名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:27:32ID:MxNN8dbr0変更を議論するなら、議論スレで、書き手さんたちの意見を聞いて決めるべきでしょう。
荒らしの暴言に乗せられて一部の意見で勝手に変更する、なんてのは論外ですね。
0938名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:33:27ID:czt1b8kO0全ての意見を、荒らしの言葉と掏り返るのも
暴論だと思いますよ。
正当な権利だとはいえ、その権利を何度も延長して行使することに
違和感を覚えなくなってしまっては何の為のルールなのか?といわれても仕方ないと思います。
現に、延長をせずに書いている人たちもいるわけですから。
0939名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:34:01ID:C0++kzMeO0940名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:35:47ID:czt1b8kO0その前に是非、実際に延長した方の意見を伺いたいですね。
どういう理由で2回連続も延長したのか。
0941名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:35:52ID:akjc1sq60論外扱いですか……自分も荒らし扱いされたのは残念です。
0942名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:40:12ID:nagbhtx8Oそれこそ議論スレ行きだろ
何のために用意されてると思っているんだ
0943名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:41:53ID:czt1b8kO0そんな権利はないことも重々分かってます。
ですが、書き手ガイドラインにもある通り延長するならするで
予約の期限を過ぎたキャラは、他の書き手が予約可能になります。
予約中は、三日に一度程度、進行状況を報告してください。
延長しそうだな、と書き手の方が思われたらせめて1日前には報告はして欲しいなと。
以上で終わります。荒らし扱いされたのであれば、残念です。
0944名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:43:04ID:czt1b8kO0そうですね。ここでは止めておきます。
ただ、少しでも意見に耳を傾けて貰えたらいいと思います。
0945名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:53:14ID:2P7I9T08O話し合いにもっていく前に潰しにかかるところは流石です。
書き手もチャット仲間から連れてくればいいから関係の薄い書き手は潰しても平気か
俺が荒らすより議論一つ起こるだけで住人が減るというライダーロワ七不思議
0946名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 20:58:19ID:nagbhtx8Oという訳で書き手に聞くことあるなら尚更あっちで話そうぜ?
ガイドライン無視の破棄申請を行う様な荒らしに利用されたくは無いだろ?
0947名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 23:50:31ID:CQ9qr9XU0えー、本スレで話題になりました「延長申請する人がいささか多いんじゃないか」と言う意見に対して
「期限を10日でデフォルトにして延長を無しにする」と言う意見が出ました
書き手さんがた、もし見ていたら何か意見お願いします
38 名前:名無しさん@THE NEXT:2008/05/25(日) 23:14:04 ID:9Zm/bZX+0
>>37
現状維持でお願いします。
39 名前:名無しさん@THE NEXT:2008/05/25(日) 23:21:22 ID:sUnanmd+0
>>37
一切問題が出ていないのに、唐突に変えるほうがリスクが高いでしょう。
現状維持で。
40 名前:名無しさん@THE NEXT:2008/05/25(日) 23:26:50 ID:PORKUHp+0
>>37
同じく現状維持で問題ないと思います
最初っからこれだよ
理由もないってのは議論じゃなくて投票だろ。
理由書いたヤツも一切問題ないとか議題で出てんのに唐突とか言ってる
さすが書き手様と盲目信者だな
0948名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 23:53:37ID:akjc1sq60最初から議論する気がないようにしか見えない
でも>>947、コピってここにもってくるのは筋違い
0949名無しより愛をこめて
2008/05/25(日) 23:59:43ID:nagbhtx8O0950名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 01:29:43ID:l240vwHT0管理人がパロロワ内でそれなりに発言もっているからIP握られたら荒らしです、皆さんアク禁しましょう、もできる。
それを分かって議論スレにいってまで議論してるのに、それでも邪険に扱うのな……ちょっと酷いわ
0951名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 02:03:53ID:Lvi9Z42B0勝てないのもわかります。
0952名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 02:11:40ID:YTEIVJEFO次スレの時期っすよ!
0953名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 02:23:42ID:Lvi9Z42B00954名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 02:27:10ID:Lvi9Z42B00955名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 02:27:49ID:DC71IuVmP仮面ライダーバトルロワイヤル THE NEXT Version.5
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1211736341/
0956名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 02:34:16ID:W04gy1FfO乙です
0957名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 02:53:15ID:IUqeFYS7Oお疲れ様。
0958名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 02:56:07ID:mEokkBFg0成る程斬新な切り口だ。
0959名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 03:03:07ID:iRnwAJ/2O0960名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 03:20:31ID:9qwZWtDj0意見聞くことすら許さないのはまずいだろw
0961名無しより愛をこめて
2008/05/26(月) 03:38:28ID:iRnwAJ/2O0962名無しより愛をこめて
2008/05/27(火) 19:47:48ID:GupTT9cfO0963名無しより愛をこめて
2008/05/27(火) 19:54:10ID:jrAkHwBbO0964名無しより愛をこめて
2008/05/27(火) 21:49:47ID:pi2cjHac0予約延長を申請します。
期限である明日の昼間までにPCを使い投下するのが困難な状況下にあるので…
明日の夜には投下に移れると思います。
0966名無しより愛をこめて
2008/05/27(火) 23:28:34ID:v6gquEGnO0967名無しより愛をこめて
2008/05/27(火) 23:38:23ID:0iMuYv3UO了解しました。投下楽しみにしてます!
0968名無しより愛をこめて
2008/05/29(木) 10:42:18ID:YnVTYl4oO0969名無しより愛をこめて
2008/05/29(木) 22:32:34ID:YnVTYl4oO0970名無しより愛をこめて
2008/05/30(金) 10:52:04ID:scIonNa2O0971名無しより愛をこめて
2008/05/31(土) 03:36:30ID:n2cHt+BsO0972名無しより愛をこめて
2008/05/31(土) 12:08:12ID:n2cHt+BsO0973名無しより愛をこめて
2008/05/31(土) 14:17:44ID:cuYCGWtX00974名無しより愛をこめて
2008/05/31(土) 15:15:09ID:ER2/9hjNO0975名無しより愛をこめて
2008/05/31(土) 18:34:36ID:sKPB15vf00976名無しより愛をこめて
2008/05/31(土) 21:43:18ID:ZUF9f7IdP内容とか仮投下期限について、書き手スレの方で意見頂けると嬉しいです。
0977名無しより愛をこめて
2008/06/01(日) 00:03:45ID:VCc8xFlRO0978名無しより愛をこめて
2008/06/01(日) 16:01:10ID:HWrHwyFrO0979名無しより愛をこめて
2008/06/02(月) 10:47:42ID:78poRhyiO0980名無しより愛をこめて
2008/06/02(月) 13:35:37ID:78poRhyiO0981名無しより愛をこめて
2008/06/02(月) 15:11:55ID:8Nq916AvO0982名無しより愛をこめて
2008/06/02(月) 20:34:37ID:wudOe2oJ0今日当たり、向こうに投下くるかね〜
0983名無しより愛をこめて
2008/06/02(月) 20:43:56ID:wudOe2oJ0何気にOPから登場してない薔薇社長が出てくるみたいだから楽しみだ〜
0984名無しより愛をこめて
2008/06/02(月) 20:46:03ID:/0U6DQ2f0しかし埋める話題もないなぁ
0985名無しより愛をこめて
2008/06/02(月) 21:39:44ID:Rjidp8WZO0986名無しより愛をこめて
2008/06/02(月) 23:04:36ID:L7yRy3PaO0987名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 00:47:33ID:yiJuBYPeO0988名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 13:05:56ID:cyppAVHFO0989名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:20:34ID:cyppAVHFO0990名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:22:05ID:cyppAVHFO0991名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:37:52ID:cyppAVHFO0992名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:38:34ID:cyppAVHFO0993名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:41:35ID:cyppAVHFO0994名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:42:42ID:3wxU75cC0ぬるぽ
0995名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:42:52ID:cyppAVHFO0996名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:43:30ID:3wxU75cC00997名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:43:38ID:cyppAVHFO0998名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:44:05ID:3wxU75cC00999名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:44:40ID:3wxU75cC01000名無しより愛をこめて
2008/06/03(火) 19:45:21ID:3wxU75cC010011001
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:;.. .; ; ,,。゚ ::., / /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /,,; :: :; ;: ;;.
長き1000レスに及ぶ戦いの果て、
このスレは無事最終回を迎えた!
だが スレッドは終わっても、ヒーローの戦いは終わらない!
新番組「次スレ」 お楽しみに!!
特撮!
http://tv11.2ch.net/sfx/
レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。