A.D.200X@Random (6)
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ただのヘラヘラしたおっさんだよ。ちょっと表現するのは難しいけど、
ずっと黙ってたほうが印象がよいというか・・・
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河上 ウラジミールさんというと、どうもハッカー(1)関係の知識に詳しいという印象がある
んですが。
ウラジミール セキュリティー関係の仕事をやっている関係上、ハッキング(2)関係の情報
を収集したり、吸収したり、調査したりしなければならないので、そういう知識は自ずと身に
付いてしまうんですよ。
河上 それでいてマック使いっていうのも珍しい(3)。
ウラジミール 実際、ハッカーって言われるのもイヤなんですよ。たとえば、サーバー管理
者だとか、コンピューターをよく勉強している人なら、ハッカーが使うような知識とか技巧を
知らないうちに持っています。ただ、「俺はハッカーだよ。何かやってやるぞ」なんて表明し
ないだけのこと。だから、意思と能力次第でだれでもハッカーにはなれるもんです。それを
あたかも魔法使いのようにいう風潮が嫌いなんですよね。
僕自身は仕事の関係上、そういう情報を常に集めてなければならない。でも簡単なプロ
グラムを動かしてみるだけで何度も失敗してます。たとえるならば、手品のタネも仕掛けも
やり方もよくわかっているし、そのやり方を図に書いてみせることはできるけれども、実際
には自分でできないっていうようなものですね。
もし、常人には信じられないようなコンピューター侵入がハッカーだのクラッカーだのの
金字塔であるならば、そんなのはつまらないという感じがするんですよ。ハッカーというの
を技術的な側面だけから語ってしまうならば、本質的な部分が見えなくなってしまう。大げ
さな言い方をすると、ハッキングっていうのは一つの手段だ。そこから何らかの創造性を
生み出すための手段。
ネットの「アンダーグラウンド」っていうものも、それ自体が目的じゃなくて、むしろ前衛的
アングラ演劇(4)みたいなふうに考えたほうがいいと思うんですよ。「現代的なフィールドに
おいて前衛的な表現をする手法としての技術である」と。そのための表現手段だったら、
たとえば掲示板への書き込みで人心を攪乱して株価を操作しちゃうとか(笑)、それも立派
なハッカーですよ。
結果的に、それが作品として鳥瞰できるようなものになるか、ただ単に騒がせているだ
けなのかは、今すぐはわからない。後世の人が判断するでしょう。シュルレアリスム(5)や
ってる人たちだって、まさか美術史の中で語られるようなものになるとは夢にも思ってなか
ったはずなんです。便器を飾ってるだけなんだから(笑)。
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