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 同庁組織犯罪対策3課の調べなどによると、ゆびとまは、昨年
1月、東京都港区の学生向けサイト運営会社を吸収合併した直後、
アドテックスの元社長が社長に就任。ゆびとまの経営権を握った
うえ、下村容疑者を同3月に副社長として招き入れた。

 下村容疑者は、翌4月、元社長からゆびとまの過半数の株式を
取得して、社長に就き、半年後の10月末、ジャスダック上場の
大手情報関連会社にゆびとまを売却することで合意した。しかし、
この1週間後、大手情報関連会社から「諸条件で調整が付かない
」との理由で合意が破棄された。

 アドテックスの元社長は、プロレス情報誌を発行する、「日本
スポーツ出版社」(東京都中央区)の社長も、兼ねるなどして、
経営者としては、名が知られており、経営危機に陥っていた大証
ヘラクレス上場企業(当時)のアドテックスを、立て直すため、
昨年3月、同社に迎え入れられていた。

 下村容疑者がアドテックスの執行役員副社長に就任したのは、
その1週間後で、組織犯罪対策3課は、下村容疑者が、元社長に
働きかけて、アドテックス、ゆびとま両社の経営陣に入り込み、
資産隠しや売却を図ったとみて追及している。