甘口(旨口)のパイオニア
[岡山県] 嘉美心 ≪かみこころ≫

現存する杜氏集団の中でも最古と言われる
備中杜氏発祥の地にある蔵元で美しい甘口(うまくち)の酒を醸す
そのキレイで自然な甘口は
「あまくち〜?」とは言わずに一度は飲んで欲しい

■嘉美心大島伝
純米吟醸  世間では甘口の酒といわれているが、はてして?
この蔵の酒は大島伝に限らず、一度飲んだら深く印象に残る酒です。
酒を口に含みますと、舌の上でつるりつるりと、転がり、舞踊ります。
香は、あくまで繊細、それでいて複雑性を秘めています。日本酒党の多くの方が、
酒は辛口に限るとのたまいますが、本来、日本酒はワインの辛口に比べれば、甘口なのです。
そもそも、日本酒を甘辛で判断することすら無意味に思えます。
日本酒の甘辛の判断基準は日本酒度といわれるものですが、これは比重でしかないのです。
そんな数字より人間の舌は、もっと鋭敏に複雑なものを総合的に感じ取っているのです。
ですから、日本酒度マイナスのいわゆる甘口の日本酒を飲んでさえ、ある人は辛く感じる場合もあるのです。
酸度とアルコール度が高ければ、人間の甘辛の判断能力はさらに落ちるのです。
嘉美心は日本酒度マイナスのいわゆる甘口の酒ですが、甘口という範疇で捕らえきれない旨味を持った類稀な酒です。