Scansnapは、送りローラとパッドの間の楔状の隙間で紙を分離する。
紙に対する他の摩擦条件を、紙<パッド<ローラ、となるようにして、
パットと紙の摩擦で紙を分離する。

紙1枚のみ挟まれている場合はパッド側が滑べりローラによって紙が送られる。
2枚以上挟まれると、紙と紙の間が滑る。滑ると飛び出た紙がパッドに接触、
別の紙と紙の間がすべって、最終的に1枚だけになって送り出される。
送り出された後、2枚目には無くなった1枚目の紙に代わってローラが
摩擦力をあたえこれを送り出す。

紙は端部からパッドにローラで押しつけられるかたちで送られるので、
端部による食い付きがによっても摩擦が左右される。ぼろい端部を一端切り
そろえるのも防止の一法。また、相互に貼り付きやすい紙は相対的に
パッドにも付きやすかったりするケースもあり、紙に対する他の摩擦条件、
紙<パッド<ローラが確保されれば正常にフィードされてしまう。
だめなときはもちろんだめだが。
こんな方式なので繊維が分離しやすい紙の給紙は苦手で、繊維がパッドに付着し、
摩擦が紙と紙との条件に近くなる。すると明示的に押さえてはいないが
接触面積の大きい紙と紙との摩擦が勝ってマルチフィードになる。