https://news.yahoo.co.jp/articles/f2560f6100246ca3c8dc9efb00584a577025cb46
「なぜ、へずまりゅうはYouTubeにBANされるのか」ママYouTuberのなーちゃん
窃盗や威力業務妨害などで懲役1年6カ月、保護観察付き執行猶予4年の判決を言い渡された、へずまりゅうこと原田将太被告が、新しくYouTubeチャンネルを立ち上げましたが、即日でアカウントが削除され話題となりました。新チャンネルは動画を1本も投稿していないにもかかわらず削除されたとのことです。
動画がないのにアカウントが削除されるケースは、チャンネルの管理者アカウントやグーグルアドセンスアカウントに問題がある場合もありますが、今回はおそらく手動つまり人間の手による削除と考えられます。彼はYouTubeの中でいわば「ブラックリスト」に載ってしまったために、「永久追放された」状態なのでしょう。本人がチャンネルを持ち、YouTuberとして活動するのは不可能と思われます。同様に炎上や迷惑行為で登録者を集めたり、犯罪を犯したりした場合、新たなチャンネルを立ち上げてもアカウント削除(いわゆるBAN)が起こります。
YouTuberには自由なイメージがありますが、YouTubeのガイドラインは皆さんが想像しているよりも厳しいです。YouTubeが動画プラットフォームとして現在のようなポジションを築く過程で、さまざまなガイドラインが設定されたためです。実は、YouTubeの動画のルールは、テレビの倫理と同等もしくはそれ以上に厳しい面もあります。
例えば、動画に子供が出演している場合、肌の露出が多かったり、親が子供を泣かせている動画は性的もしくは暴力的コンテンツとして扱われる可能性があります。ジャンルによりますが、発信する内容によっては動画やアカウントが削除されることもあります。昨今では新型コロナウイルスに関する発信は、内容によってYouTubeでは規制の対象です。風説の流布や社会を混乱させる可能性があるためです。一時期は言語認識によりライブ配信で「コロナ」と発語してライブ配信が停止されたケースもありました。
言葉に関しては、プレゼント企画で登録者や再生回数を増やしたチャンネルが複数登場した際には、「プレゼント」というワードが入っている動画は視聴者に表示されにくくなったこともありました。アメリカで銃乱射事件が起きたときには、戦車や銃が登場するおもちゃの動画が削除されました。このように、YouTubeは時勢に合わせてガイドラインを強化したり見直して動画を精査しています。
これらのチェックは、全て人間がしている訳ではなく、AI、つまり機械による判定が存在します。そのため健全な動画だとしても、例えば料理動画で魚を捌くシーンで血が映ることがグロテスクなシーンと認識されたり、ベージュの服を着ていた演者が裸だと認識されたり、節分の豆まきが暴力的なコンテンツと認識されるなどの誤作動も起こりました。これらは機械学習により日々修正されています。AIの画像認識や音声認識、タイトルやコメントのキーワード等で動画のチェックが常にされているのです。さらに人間によるチェックも行われています。
YouTuberと聞いて、「迷惑をかける人」「注目を浴びるためにおかしなことをする人」「悪ふざけをする集団」というイメージを抱く方もいるかもしれませんが、長期的に活躍するためには健全なコンテンツを真面目にアップロードする必要があります。YouTubeは、YouTuberのイメージを毀損する行為を非常に嫌います。影響力が大きいYouTuberが問われる倫理は、芸能人に近いと捉えて良いと思います。今YouTubeをしている人も、今後しようと思っている人も、想定しているよりも健全な動画を制作するように意識すべきです。