https://digital.asahi.com/articles/DA3S12659346.html
認証商品を買って産地を守る
スーパーやコンビニエンスストアでコーヒーを買うときに、意識していることがある。「どうやって生産されたものなのか」。生産の過程が気になるのだ。
コーヒーは熱帯地域の山で育つ。産地は、赤道をはさんで南緯25度と北緯25度の間に広がる。コーヒーの生産により懸念されるのは
森林が破壊されて畑が作られたり水が汚染されたりする環境悪化だ。児童労働や低賃金などの人権問題が起きているケースも指摘されてきた。
こうした問題を防ぐために、環境保全策や労働条件が適切かを国際基準に沿って認証する制度がある。商品にはラベルがついているから
買うときの参考になる。その一つが、レインフォレスト・アライアンス認証。緑色のカエルのマークが目印だ。日本では2003年から認証商品が販売されている。
日本生活協同組合連合会は10月、来年度末までにCO・OP(コープ)ブランドのコーヒーと紅茶の8割以上を、レインフォレスト・アライアンス認証商品に切り替えることを明らかにした。
同生協の組合員は全国で2819万人。これまでのコープブランド商品の販売実績から、年間2億4千万杯分になると見込む。
この認証を管理する団体レインフォレスト・アライアンス(本部・米国)のナイジェル・サイザー代表は「数千軒の農家が生産する量に値する」と歓迎した。
同生協は将来的には、コーヒーと紅茶のほぼ全てを認証商品にすることを目指すという。
生産地の環境保全などに配慮した商品は、様々な日本の企業が製造、販売している。こうした商品がもっと増えることを期待したい。
社会や環境、人に配慮してモノやサービスを買うことを、倫理的消費と言う。なるべく、そうした買い物をしたいと思っている