https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29496830X10C18A4EE8000/
アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁は17日、都内で記者会見を開き、中国が主導する
アジアインフラ投資銀行(AIIB)との関係について「競争より、協調融資を増やしたい」と話した。
AIIBのガバナンスの未熟さを指摘する意見があるなか、「AIIBの仕事の進め方を国際的な基準に
引き寄せるためにも協調したほうがいい」とした。
5月にマニラで開くADBの年次総会を前に中尾氏が来日した。AIIBとの連携の深化について
「アジアにはインフラの需要が大きい。ADBと多くの点で異なるが、違うからこそ補完し合える。
対立するようなことはない」と述べた。
日本は17〜18日に米国と首脳会談を開く。北朝鮮の核・ミサイル開発や拉致問題の対処が
大きな課題である一方、北朝鮮は貧困問題も抱える。
ADBが北朝鮮を援助する考えについて問われると、中尾氏は「加盟国の判断だが、そういう議論をする
段階ではない」と述べた。そのうえで、「もし多くの加盟国が助けなければいけない平和な国だと考えれば
当然、ADBあるいは国際通貨基金(IMF)、世界銀行は重要な手段だ」と話した。