J・ブラウンのドラマー、C・スタブルフィールドさん死去
米歌手ジェームス・ブラウン(James Brown)のドラマーだったクライド・スタブルフィールド(Clyde Stubblefield)さんが18日、
死去した。73歳だった。ファンクを象徴するドラマーの一人で、その演奏はヒップホップの楽曲などで繰り返しサンプリング
され続けている。
米ウィスコンシン(Wisconsin)州マディソン(Madison)のスタブルフィールドさんの自宅で一緒に演奏していたというドラマー
仲間のジョーイ・バンクス(Joey Banks)さんによると死因は腎不全だった。
独学でドラムを学んだスタブルフィールドさんは、1965年にブラウンのバンドに参加。1970年の楽曲「Funky Drummer」の
ドラムブレークで一躍有名になった。
そのステディーでダンサブルな数小節はその後、ヒップホップの楽曲に影響を与え、音楽史上最もサンプリングされたドラム
ブレークの一つとなった。
このドラムブレークを取り入れた楽曲には、パブリック・エナミー(Public Enemy)の「Fight the Power」、N.W.A.の「Fuck tha Police」、
LL Cool Jの「Mama Said Knock You Out」などがある。
またヒップホップにとどまらず、ジョージ・マイケル(George Michael)のヒット曲「Freedom! '90」や日本の音楽グループ、
ピチカート・ファイヴ(Pizzicato Five)の「Baby Love Child」などでもサンプリングされている。
サンプリングに関しては、著作権法に関する2005年の米裁判判決で元の音源の利用が違法とされた。ただ、当時の演奏に関しては、
作曲者としてブラウンのみがクレジットされていたため、その使用料がスタブルフィールドさんに支払われることはない。
このサンプリングを取り巻く状況について、2009年のドキュメンタリーでは、ミュージシャンの誰からも感謝の言葉、さらには挨拶も
されたことがないと話していた。
そのため、経済状況は長年不安定だったようだ。ブラウンのバンド脱退後の1971年、大学都市で知られるマディソンに移り住んだ
スタブルフィールドさんは、ここで毎週ライブ演奏をしていた。
膀胱がんを患った際には、昨年死去したプリンス(Prince)さんが治療費として8万ドル(約900万円)をひそかに寄付していた。
プリンスさん死去後に明らかになった。プリンスさんはスタブルフィールドさんのファンであることを公言していた。
スタブルフィールドさんのドラムは、ブラウンの代表作「Say It Loud I'm Black and Proud」や「Get Up (I Feel Like Being a)
Sex Machine」などでも聞くことができる。
http://www.afpbb.com/articles/-/3118445
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