外来生物は世界中で猛威を振るい、自然の生態系を脅かしている。特に蚊、ヘビ、コイなどの外来種は、既存の技術で駆除することができない。
“遺伝子ドライブ(gene drive)”と呼ばれる新たな遺伝子操作技術が、国際研究チームによって発表された。
外来種の遺伝子を操作することで、個体数の激減が期待されている。
「遺伝子ドライブの技術によって外来種を絶滅させ、もとの生態系を取り戻すことが可能になるだろう」と、
7月17日付で「Science」誌とオンライン科学誌「eLife」に掲載された論文を執筆したハーバード大学の遺伝子工学者、ケビン・エスベルト(Kevin Esvelt)氏は述べる。
「人類と自然界が直面している問題を解決するために、この技術が責任を持って利用されるよう見届けなくてはならない」と同氏は言及している。
◆操作の仕組み
この技術は、殺虫剤に対する抵抗力を低減し、繁殖能力を妨げ、あるいは対象となる種に望ましい影響を与える遺伝子の変異を特定することから始まる。
外来種のゲノムにその変異を挿入するのだが、次世代に遺伝するという保証はない。そこで、遺伝子ドライブが登場する。基本的に遺伝子ドライブは、
改変された情報を個体群に“運ぶ(ドライブする)”運転手のような役割を果たすとエスベルト氏は説明する。
ほとんどの動物には2つの異なるバージョンの遺伝子が備わっており、それぞれが五分五分の確率で次世代へと受け継がれる。
つまり、遺伝子ドライブはちょっとした不正を働いて、改変された遺伝子要素を子孫に伝播しやすくするのだ。
長いから続きはソース
http://www.nationalgeographic.co.jp/smp/news/news_article.php?file_id=20140722005