[フランクフルト 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は5日の理事会で、中銀預金金利をマイナス水準に引き下げる見通しだ。
同時に銀行に対して企業融資向け資金を低利で供給する措置も打ち出される可能性がある。
金融機関にお金を貸し出しに回すよう促すとともに、日本が陥ったようなデフレを避ける狙いがある。
日・米・英・欧州の4中銀では、銀行の預け入れに対して手数料を課すことになるマイナス金利導入は初めてとなる。
ユーロ圏が物価下落と経済成長や消費鈍化の悪循環にはまり込むリスクは限られているとはいえ、
ECBは物価上昇率がずっと低いままで銀行融資が低調な状況が景気回復を台無しにしかねないとの懸念を強めつつある。
第1・四半期のユーロ圏成長率は0.2%にとどまり、5月の消費者物価の前年比上昇率が0.5%と予想外に下振れしたことも、ECBに対する緩和圧力をもたらした。
ロイターのエコノミスト調査では、ECBは主要政策金利のリファインナンス金利を0.25%から0.10%に、
中銀預金金利をゼロからマイナス0.1%にそれぞれ引き下げ、銀行貸出支援策も導入すると予想されている。
ただ、パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のシニアポートフォリオマネジャー、アンドルー・ボザムワース氏は「ECBがいよいよ動くとのコンセンサスが強固なため、
実際に打ち出された措置が市場の期待に届かないというリスクがある」と指摘した。
政策金利の決定は1145GMT(日本時間午後8時45分)、ドラギ総裁の会見は1230GMT(同午後9時半)の予定。
(続き)
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0EG00P20140605
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