ベルギーのGhent University(ゲント大学)の二人の男子、Karel BruneelとBenjamin Schrauwenが、電子回路を作るときに使うこれまでのツールにいらいらしてきた。
ブレッドボードに向かって黙って悪態をつく代わりに二人は、Circuits.ioを作った。このWebサイトでは、回路を作り、それをPCBとして表示することができる。
JavaScriptとRailsで書いたこのWebアプリケーションは、電子回路のためのドラッグ&ドロップインタフェイスだ。
ぼくはエンリコ・フェルミではないし、電気については、さわると感電することしか知らない。
でもこれは、とてもクールなプロジェクトのように見えるし、彼らは、ブラウザ上でできることの新しい可能性を開拓したような気がする。
なによりすばらしいのは、二人ともフリーソフトウェアの熱心なファンで、ユーザのデザインに制約を課していないことだ。
長年、既存のEDAツールを使って電子回路の設計をしたり、学生に教えたりしてきた経験から、電子回路の設計にはもっと楽しさとおもしろさが必要だ、と感じた。
そこで視線をソフトウェアの制作に向け、次のような機能を満たすツールを作ろう、と思い立った。そしてそれらが、circuits.ioの中心的な機能になった。
既存の電子回路モジュールを基にして新たな回路を作れること
シンプルで使いやすいソフトウェアツールであること
オープンハードウェア運動の趣旨に添うこと
さらに、近い将来には、Gerber files(ガーバーファイル)と悪戦苦闘しなくてもcircuits.ioに直接、PCBをオーダーできるようにしたい。
circuits.ioは今後もずっと無料であり、オープンなハードウェアデザインを支援する。
ユーザがこのサービス上で設計した回路に関し、当サイトはいっさいの権利や料金等を請求しない。
電子工学のファンの方にお願い: このサービスを実際に使ってみた感想などを、コメントで聞かせていただきたい。
http://www.circuits.io/
〔訳注: コメントでは、既存の類似サービス(www.DoCircuits.comやwww.circuitlab.com)に比べてこのサービスは、
1)ほかの人のソリューションをインポートできる、2)回路の動作を確認できる、3)かなり複雑な回路でも作れるなど、高く評価されています。〕
(翻訳:iwatani)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121030-00011578-techcr-sci