6 IoTと慈悲

ガラパゴス化などで象徴されるように、日本人はITに失敗した。失敗の一つの理由は、慈
悲故にITによって、サービスの質が落ちることを、売手も、買手も見過ごせなかった。世
間が許さなかった。

では得意の製造業とITが融合した「IoT」の領域ではどうか?もののインターネットは、
人のコミュニケーション以前なので、慈悲型商品によって、また日本人の優位が戻ってくる
かもしれない。すなわちサービスをコストにランクにするのではなく、誰にも等しく、安価
にサービスを提供できる。ここで慈悲は、おもてなしという高度なサービスを安価に提供で
きる可能性がある。

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IoTが普及した世界でいうモノとは、ユーザーからするとモノであることを忘れさせ(そも
そもモノであるかどうかさえ気にならなくなり)、モノが自律的に判断した上で、全体の中
で最適な制御を行うようになると言えます。これをモノのスマート化と捉えています。P45

IoTまるわかり 三菱総合研究所編 日経文庫 ISBN:453211344X
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