要は僕らは自分の個性なんかを主張するにはまだ早い。
個として立つなんて事はまだしたくない気持ちがある。
いや、立ってもいいけどどこかでは立ってない部分もあってほしい。
それは子どものような気持ちなんだ、知的興奮と好奇心だけの。あと性欲と。
しかし自分のそういう部分をおそろしいほどに世間は認めてくれない。
モラトリアムを認めるには世間は偏狭だ。だから俺はもっとうまくやるしかないのか。
もっと肩の力を抜いてやれればいいのに。出会った瞬間に出会いは終わるわけではない。
もっともっとくんずほぐれつの、俺が見たいのはそういうカオスなコミュニケーションなのだ。
お互いが自分の研究成果を出し合ってぶつけ合い、どこかで重なりながら何かを求めるんだ。
みんなと仲良くしたいんだ。ひとと会話をしたいんだ。おれは成長したいんだ。
オタクには生きる力がある。だけどそういう形でしか守れないなんておかしい。
いやオタクでも構わないけれど、それだけで得られないものもおれは得たい。