しかも、図�@の東京電力の資料を見ると、重大な冷却水の配管事故が起きた福島原発一号機の揺れの
最大加速度が460ガルだったから、いかに原子炉が地震に弱いかが国民にわかってしまうのである。

すなわち、200から550ガルの地震で福島第一原発に重大な設備破壊が起きていたとなると
日本の原発全部が危険な状態に置かれていることが国民にばれてしまうからである。

すなわち、敦賀原発も福島原発と同じ想定内地震事故が考えられるから問題は福島原発に留まらず、
前述(763号)したように昨年の8月に起こした「もんじゅ」の原子炉内の事故の問題までも
クローズアップされてしまうことを政府や原子力村が恐れたとも言える。

現実に福島原発事故後、高速増殖炉「もんじゅ」は地震が来たら最も危険な原子炉として
メディアにクローズアップされてしまった。しかも、2兆円以上の税金をつぎ込んで、
わずか一時間しか稼動しなかった欠陥原子炉として話題にもなってしまったのである。

さらに、東海第二原発や志賀原発なども600ガルの耐震設計となっているし、
福井県にある高浜原発の場合になると想定地震の最大が550ガル、想定津波の最大が1.6mだから
国民がこの事実を知ったら1億総反原発家に変わり、声を大にして原発の新設どころか即時に原発運転停止、
そして廃炉を要求する国民運動が起きてしまうことを政府や原子力村が非常に恐れたのであろう。