(続き)

正直なところ、私も自殺はダメだと思います。
共産党からすれば、手を汚さずにチベット人が一人減っただけのことです。

ただ、私自身も理解できませんが、
「自殺は悪いことだ」という常識が通用しない程に、
常識が通用しない世界で、彼らは生きているのかもしれないという見方もあります。


死者のために、知っておいて欲しいことが二つあります。

一つ目は、
苦しみから逃れるために自殺したわけではないということです。
苦しみから逃れるためなら、苦痛に満ちた焼死ではなく、
もっと楽な死に方は、いくらでもあります。

二つ目は、
狂信的行動ではないということです。
自らの体に火をつける行為から、イスラムの自爆テロを連想した人もいるかと思います。
でも、自爆テロした人たちは、アラーのために、天国にいけると思っての行動です。
しかし、チベット仏教においては、自殺は、理由に関わらず罪悪です。
チベット仏教的には1万回生まれ変わって償わねばならないほどの罪になります。

彼らは、自分たちの命も、魂の安息も、全てをなげうって、
同胞たちの苦境を世界に訴えているのです。


このような状況なので、自殺には賛同できないけども、
彼らのために何かしたと思いました。

(ここまで前置き、本題に続く)