在特会のみなさんは、二日市保養所はご存じですか?

二日市保養所(ふつかいちほようじょ)は、福岡県筑紫郡二日市町(現筑紫野市)にあった厚生省引揚援護庁の医療施設。
ここでは、レイプ被害に遭った日本人女性(引揚者)に堕胎手術や性病の治療を行った。
当時堕胎は違法行為(堕胎罪)であったが、厚生省は超法規的措置として黙認した。


開所に至る経緯

終戦直後より在満・在朝日本人は塗炭の苦しみを味わうことになった。
追放や財産の略奪に止まらず、強制連行や虐殺などで、祖国の地を踏むことなく無念のうちに斃れた者も少なくなかった。
これに加えて女性は、朝鮮人やソ連兵 等による度重なる強姦を受けた末、心ならずも妊娠したり、性病に罹ったりしたにもかかわらず、
何ら医療的治療が施されずにいた。
そして強姦により妊娠・性病罹患した女性の中には、これを苦にして自殺する者が少なからず出た。



福岡市郷土資料:「米軍が写した終戦直後の福岡県」に

<1>「ソ連が来る」息潜めた
 ◆略奪、暴行 苦難の果ての祖国
 
<2>医師らひそかに中絶手術
 ◆厚生省「超法規的措置」で保養所開設

<3>麻酔なしの中絶手術

<4>日誌につづられた悲劇
 ◆相談員だった母…暴行・妊娠を聞き取り
 
の内容が書かれています。