中国はいわゆる“中越紛争”や“スプラトリー諸島強奪”などの例を見ても判るように、国家間の問題解決のためには武力の行使を躊躇わない国だ。

 こんな国が東トルキスタンの豊富な地下資源を獲得し、経済力をつけてしまうことは日本にとって大きな脅威になる……、と考える日本の民族派の思考は、ある意味で正しい。

 だから日本の民族派がウイグルの運動を支援したり、チベットの運動を支援するのは、それが彼らにとって“他人ごと”ではなく、まさに“自分たちの問題”であるからこそ取り組んでいるんだよ。

 逆に一般の市民が(あるいは、リベラル派と呼んでも良いが)、今一、というか今三くらいにウイグル人の支援運動に冷淡なのは、東トルキスタンで起きている悲劇をどうしても“自分たちの問題”とは感じられないからなのだな。

 だからウイグル人を支援する運動と言うのは、右のスタンスでないと成功しない。

『私は、ウイグル人も好きなんですけど、中国人(漢族)も好きなんです! 』なんて(仮に)言っている奴がいたとしても、共産党政府に対して強烈なプロテストが出来る訳がない。