道警の発表などでは、一行が15日に宿泊したヒサゴ沼を出発したのは午前5時30分頃。
「風はビュービューと強かった」ことから、出発を見合わせていたが、ガイドの判断で予定の30分遅れで出発したという。

 しかし、強風に加え、横殴りの雨が降りしきる中、体温を奪われて歩みが遅くなる人が続出。
出発から約5時間後の午前11時前には、山頂の手前で、まず女性が低体温症に。
さらにその1時間後には、女性1人が意識不明となった。

 ここで、参加者から「救助要請しよう」との声も上がったが、ガイドは歩けなくなった人のビバークを決断し、
男女5人が、ガイドが用意したテントに避難。残る11人が、ガイドの案内で下山を始めた。

 5合目まで下りた午後4時前にはガイドを含む3人が動けなくなった。
ガイドは携帯電話で「動けなくなった」と道警に通報。
残る8人がさらに登山口を目指したが、体力の消耗が激しい登山客の歩みは遅く、隊列も崩れ、最後は散り散りになって下山していったという。