今日のNHK
総合 14:30〜14:50
BS1 18:30〜18:50

「“チベット子ども村”の祈り」
-インド ダラムサラ-

インド北部ダラムサラ。ヒマラヤを望むこの町に、中国から亡命してきたチベット人の子どもたちが学ぶ学校がある。
その名も「チベット子ども村」。チベット人としての教育を受けさせたいと、親は子どもたちを送り出す。
そして、子どもたちは歩いて中国チベット自治区からインドへ亡命してくる。

今回の主人公ツェリン・ノルブ(26)も7歳の時にチベットからインドへ亡命し、チベット子ども村で13年間生活した。
「今の自分があるのはチベット子ども村のおかげ」と、お世話になった子ども村に恩返しをしたいと教師になった。

チベット動乱から50年。今なお、多くのチベット人が中国からインドへ亡命してくる。
チベットの宗教や文化、言語やアイデンティティが薄れていくと危機感を募らせる中、
チベット社会と文化の発展を目指し、教壇に立つ若きチベット人教師の奮闘する姿を追う。



BS1 23:10〜24:00
ダライ・ラマ 亡命への21日間
1959年3月10日。中国・チベットのラサで動乱が起きた。中国軍による制圧を前に、
チベットの宗教界・政治界の最高責任者となっていたダライ・ラマ14世は、身の危険を避けるためにインドに亡命した。
それから半世紀。アメリカの元CIA局員が口を開いた。「亡命そのものはダライ・ラマが自ら決心した。
だが、われわれは事件の2年前から、中国共産勢力の浸透を挫くべく、チベット支援作戦を展開していた」。

東西冷戦が深まり行くなか、チベットは、共産党に率いられた建国間もない中国、その後ろ盾でもあったソビエト連邦、
そして朝鮮戦争休戦後のアジアで共産主義勢力の南下を防ごうとしていたアメリカ、といった大国の間で激しく揺さぶられていたのだ。

チベットの人々はいま中国内の自治区と亡命政府のあるインド・ダラムサラに分かれて暮らす。なぜこのような事態が生まれたのか。
そのきっかけとなった「動乱」と、それに続く「ダライ・ラマ亡命」はなぜ起きたのか。チベットを巡る中・ソ首脳による秘密会談の議事録や、
アメリカ国務省が公開したCIAの内部文書、作戦に関わった当時のCIA局員やチベット人協力者の証言などから、明らかにする。