人模様:非暴力説くチベット活動家−−テンジンドルジェさん
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090608dde007070059000c.html

 「非暴力が暴力に勝利すれば、世界はがらっと変わる」。チベット難民2世の民主活動家、
テンジンドルジェさん(29)が初来日し、早稲田大学(東京都新宿区)での講義やシンポジウ
ムで非暴力抵抗活動の重要性を語った。

 国際組織「スチューデント・フォー・フリー・チベット」(本部・米ニューヨーク)の事務次長を
務め、07年4月、チョモランマ(エベレスト)ベースキャンプで「西蔵独立」の横断幕を掲げた。
「高度な自治」を求めるダライ・ラマ14世の“抵抗勢力”と目されることもあるが、「大きな誤解。
チベット人は最も重要な『非暴力』で一致している」と否定する。「チベット人同士、多様な意見
があるからこそ民主主義ではないですか」

 暴力で制圧できるのは暴力だけ。非暴力こそ最大の武器−−。インターネットなどを駆使し
キャンペーンを展開する。

 いつか帰れる日が来たら? 「どんなに貧しくても、父母の地で暮らしたい。辺境の貧しい
子供に勉強も教えたい」【藤田祐子】

毎日新聞 2009年6月8日 東京夕刊