中日

チベットの現状訴え
   名古屋で公開討論会

北京五輪を前に民族問題を考える公開討論会
「チベットの現状と五輪の行方」
が十九日夕、名古屋市青少年文化センターであり、チベット出身の
ペマ・ギャルポ桐蔭横浜大教授(国際政治)らが人道的立場から中国のチベット政策を批判した。
 ペマ教授は基調講演で、地域格差是正を旗印にした西部大開発で敷設された鉄道について
「中国人(漢民族)が移住し、チベット人は3K(危険、汚い、きつい)の仕事しか与えられず、賃金格差もある」と指摘。
漢民族流入でチベット語などの民族文化が失われつつあるといい
「政策的にチベットをなくそうとしている」と墳った。
 その上で、こうした中国政府に対し、もっと日本の政府やマスコミが批判を強めるべきだとの見解を示した。
 公開討論会は、市民グループ「フリーチベットin名古屋」が主催。
米政府系のラジオ自由アジアの東京特派員・王進忠さん(45)の基調講演に続き、ミャンマーや内モンゴルの出身者を交えた討論を展開し、市民約百人が耳を傾けた。