遅くなってしまったし、少々うろ覚えだけど、日本ビジュアルジャーナリスト協会の
チベット報告会@明治で聞いたことをいくつか。

今まで遊牧を生業としていた人々が強制的に定住させられ、
美しい牧草地帯におもちゃのようなアバートや家が次々と建設されていること。
彼らは職を失い、後には借金だけが残っていること。

チベット人が主食としてきた大麦をつくる畑が、漢人が主食とする小麦畑に
次々と変わってきていること。
漢人の好むすいかの生産で、日銭を稼ぐチベット人が増えていること。
ヤクを屠る職業集団の文化が廃れ、精肉工場ができ、肉は買うものと思っている
チベット人が増えていること。

ものの本で読んではいても、リアルに迫る「漢化」を改めて感じさせられた。
感傷だけではどうにもならない現実が、そこに迫っているのだなあと。
今にチベット人の文化は博物館でしか見られなくなる、と当のチベット人が言っているそうだ。

すまん、聞いたことだけを正しく伝えようと思うんだが、どうしても引きずられてしまうな。

自分がずっと気になっていた地震の被害については、7月に成都からチベット入りした
写真家の野田雅也氏から報告があった。
氏の「見た限りでは」、チベット高原は地盤がしっかりしていたこともあり、
幸いにも震源地周辺ほどひどい被害にはなっていない模様。
しかし、町の要所には機関銃を持った軍隊(警察?)が今も常駐していて、氏も
少々無茶をして一時拘束されたそうだ。
氏は言っていた、暴動はあったのだと。それは事実だと。

亡くなった方々の葬式は未だなされていないのだそうだ。
死んだという証拠になってしまうから、当局が許さないのだという。
捕えられた人たちは鉄道に乗せられ、おそらくは内部に分散させられて、
誰にも行方はわからないそうだ。

頭の中がまとまらないけど、大意は間違っていないと思う。
とても有意義な会に参加できてよかったと思っている。長々とチラ裏スマソ。