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静岡市長選は、現職の小嶋善吉氏(59)が新顔の海野徹氏(57)に1303票差まで迫られ、薄氷をふむ勝利を収めた。
旧静岡市長からの在任が通算4期約13年になる小嶋氏への「多選」批判が「ボディーブローのように効き」(小嶋陣営)、
海野氏は葵区、駿河区の旧静岡市を中心に共感を得た形だ。

小嶋氏は「今の静岡市と旧静岡市は別」と反論したが、「詭弁(き・べん)だ」「静岡地区の人には小嶋氏への『飽き』が来ている」
との声も聞かれた。葵、駿河両区の得票は、海野氏の方が計6648票多かった。
市政の転換を望む空気は、有権者に強くあった。朝日新聞の出口調査で「市政が大きく変わってほしい」と答えたのは72%。
このうち56%が海野氏に投票したと答えた。

小嶋氏自身が接戦になった要因を「合併をよしと思わなかった人がいた」と振り返ったように、合併に対する評価も結果に影響したようだ。
清水区の得票率は、「20ポイント以上の差がつく」との小嶋陣営の予想に反して、海野氏が9ポイント差に迫った。
「清水地区では、合併しても何もいいことがないと感じる不満層が投票してくれた」と海野陣営はみる。