興奮醒めやらぬ中、新総裁に選ばれた麻生は、演壇に立った。


―私は、立候補以来、実に厳しい戦いを強いられてまいりました。
随分、厳しいお言葉も頂戴しました。
「安倍続投を支持したお前にも責任がある」と。

しかし、私は、私が立たずして果たしていいのか、
という思いを強くしておりました。我が党のためにならない、と。
そして同志の皆さんに支えられ、更には国民の皆さんの熱いご支援をいただき、
この選挙を戦い抜く事ができたのです。
 
また、是非、触れなければならん事があります。
それは皆さん、党本部に入る際、幾多の国民の方々がいましたでしょう。

なぜあれだけの数の人々が集まったか。
それを皆さんがしっかり受け止めたからこそ、私は勝利を得ることができたのです。

議員各位、そして全国からお集まりいただいた一般の皆さん、心より厚く、厚く御礼を申し上げます。



深々と頭を下げる麻生に、満場から割れんばかりの拍手が送られた。