>>581
外務省のラスプーチンこと佐藤優氏の連載の20回目で、題は「日本人のインテリジェンスDNAの潜在力を見せつけた小泉流選挙術」。
文の主旨は、昨年の解散総選挙の自民党大勝は、小泉がプロパガンダ手法を上手く用いた事による、といった感じのもの。
大元は、戦時中に対米謀略放送の責任者だった池田徳眞が作成した、「対敵宣伝放送の原理」という調書だとの事。以下、抜粋。

1.守勢法と攻勢法
武力戦が常に攻撃精神旺盛な者の勝利に帰趨するように、宣伝にも高度の攻撃精神を必要とする。
軍事的情勢が非勢である場合にも宣伝は攻撃せねばならぬ。
例 攻勢法:自民「改革を止めるな」 守勢法:民主「郵政公社の改革で対応可能」(既成組織の擁護と取れる)

2.受動法と能動法
敵側の宣伝攻勢に対して弁解したり、説明したりするのは下の下である。また、敵の宣伝の誤謬、食い違い、欠点等を指摘する事も
決して上策ではない。大局的な宣伝方針についても、個々の宣伝事項にしても、わが方の計画によって敵を引き回さなければならない。
すなわちわが方の謀略構想の中に敵を引き込む。このために受動法を極力排し、能動法を用いる。

3.一回法と反復法
放送を1回だけしか行わないという一回法は出来るだけ避け、常に反復し、焼き直して利用する事を心がけなくてはならない。

4.抽象法と具体法
抽象的な議論は宣伝放送に禁物である。条約違反論、戦時国際法論、開戦責任論等を非具体的に論じる事は宣伝としてはあまり効果が無い。
「宣伝は抽象的なものを避けよ」「人身に食い入る宣伝を選び、被宣伝者の直接的な利害に訴えよ」とはソ連の宣伝要諦である。
このことは重要で、宣伝放送の内容は、物価の騰貴、生活困難、政府政策の誤謬というような国民が日々の生活で間近に感じているものを
選ばなくてはならぬ。

5.理性法と感情法
宣伝放送を相手の理性に訴えるか感情に訴えるかは、目的と場合によって異なる。
一般論として、為政者相手の宣伝には理性法がよく、国民大衆相手の宣伝には感情法がよい。

かなり参考になると思うのだが、どうだろう?
現在までに出た男系論をこれに当てはめた場合、多くは1、2、5の点で問題があるように感じる。
これを改善すべく考えたのが>>307だったりするのだが、残念ながらあまりウケが良くないようでちょっと寂しい。