もう一つ、杉並区で扶桑社の「新しい歴史教科書」が採択
されたことについて、オピニオン誌『日本の息吹』に杉並区
議会議員の松浦芳子さんのインタビュー記事が掲載されて
いましたので、一部を引用します。
(中略)
インタビュアー)扶桑社の歴史教科書への反対活動も激
しかったと聞きます。
松浦 教科書を決めるのは、区長が推薦し議会が承認した
五人の教育委員です。その先生方が全ての教科書をきちん
と読んで決定したことには文句を言うまいと心に決めていま
したし、議会でも、静謐(せいひつ)な環境の中で教育委員
の判断を見守って欲しいと発言して来ました。私たちは、教
科書展示会のアンケートをしっかり書き、教育長、教育委員
に激励の葉書を送る活動を静かに続けてきました。
しかし、反対派は、杉並区内の井の頭線、JR、地下鉄など全
ての駅頭で、毎日ビラを撒き、署名を集めていました。「戦争
に賛成ですか、反対ですか。扶桑社の教科書戦争賛美の教
科書ですよ」と署名を呼びかけていたんです。このような中で
教育委員の気持ちも揺れ動いたことと思います。また区民も
反対派の意見を信じてしまうのではと、いても立ってもいられ
ませんでした。
採択結果が出るはずであった八月四日、反対派は教育委員
会室前に座り込み、杉並区庁舎を取り囲み、教育委員に脅威
を与えるような行動に出て、継続審議になってしまいました。
これではいけないと思い、再審議の日まで一週間、毎日街頭
に立って訴えました。毎日撒かれる反対ビラに嫌気をさしてい
た区民は始めは、私たちのビラを受け取ってくれませんでした
が、マイクで、「扶桑社を支持している人もいることを皆さんに
判って頂きたくて、普通のお父さん、お母さんが立ち上がりま
した。是非読んで下さい」と言いますと、一度嫌な顔をして通り
過ぎた人が戻ってきてビラを受け取り、ずっと聞きいって、拍
手をしてくれました。お腹の大きいお母さんも立ち止まって
「子供たちのために頑張って下さい。やっと、まともな方が駅
で声を出して下さった」と言ってくれ、たくさんの激励の声を
心強く感じました。 〔後略)
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