まあ外戚、一門外からの入嫁・入婿というのは嫌われるものだ。
はっきりとした異分子となるからな。
それに、だ。
国そのものの破壊の遠因となることがままある。
古代エジプト第18王朝のアメンヘテプ3世の母がまさにそれよ。
この人物はミタンニの王女。
その血を引いたアメンヘテプ3世は改革者として有能な人物だったが、同時に伝統軽視者でもあった。
王族の王女と結婚せず市井の女性テイイを妻とし、父母から太子への王家の伝統の継承という筋道を絶ってしまった。
その結果生まれたのがかのイクナートン。
ツタンカーメンの父にしてエジプトを滅ぼした暗君の一人よ。