今、メディアやネットでは“「女性天皇」と「女系天皇」の違い”をテーマ
にした企画や言論などを見かけます。
しかしこうした説明は、「過去にも女性天皇がいた」という論拠への反論に
はなりますが、「天皇の子供が天皇になって、なぜいけない?」という素朴
な疑問への解答にはなっていません。

この「天皇の子供が天皇になって、なぜいけない?」
  「天皇の子が天皇になれないのはおかしい」
という点こそが、今回の女性・女系天皇容認論の本質であると思います。

しかし、いわゆる男系派、伝統尊重派からは、依然として「過去にも女性天
皇がいた」という論拠への反論としての
 「女性天皇はいたが、女系の天皇は未だかつて存在しない」
 「男系での継承こそが伝統」
 「長く続く伝統だから守るべき」
 「愛子様の即位(女性天皇)は問題ないが、そのお子様は女系となり問題」
などの主張がなされ、議論がかみ合わない状況になっている様に見受けます。

今、男系派、伝統尊重派が説明すべきこと、また男系派、伝統尊重派に問う
べきこと、メディアとして解説すべきことは、
なぜ、「天皇の子が天皇になれないのか」
   「天皇の子を天皇にすることをしなかったのか」
この訳、文化的な意味を説明すること。
なぜ皇太子殿下の後が敬宮殿下ではなく、秋篠宮殿下なのかを説明すること。
すなわち、なぜ「直系継承」ではなく「系統継承」なのか。

今回の「女性・女系天皇論」は非常に単純で、欧州王室で一般的な「直系継
承」方式に変えようということです。

そもそも「系統継承」と「直系継承」の違いとは。
「系統継承」の文化的な意味、日本の文化、和の心と「系統継承」との関連
について。

こうした「系統継承」の伝統に込められた文化的な価値こそが、皇位継承問
題、今後の国のあり方に関する本質的な議論に結びつくものと考えます。


長根英樹ネットクラブ 皇位継承と和の心
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