やはり目撃証言が多く男は50万円の罰金を科された。
それから一ヶ月も経たないうちに全ての鳥取県民がどうしようもなく追い込まれていることに気付いた。
全ての駅と県境に通じる道は人救会によって封鎖された。
抗議するとよってたかって殴られ、それを止めようとした警官も巻き添えになった。
その警官は即条例違反で訴えられて、調査の名目で私財のほとんどを没収され懲戒免職となった。
「国に訴えればよかったんじゃないのか?」
「どこに電話しても日本でそんなことがあるわけないと、笑って取り合ってくれなかった…」
 一度対象になると見たこともない連中が数十人も嘘の目撃証言をもっともらしく語り始めるので勝ちようがなかった。
どちらにせよ、証言がなくとも人救会は県知事の手先で構成されていた。
また調査を拒むたびに5万円の過料が科され、毎日人救会の調査委員がやってくるのだ。
 支払いを拒んでも数百万なり数千万なり貯まると家も家財も差し押さえられることになった。
応じれば応じたで家財のほとんどが調査の名目で持って行かれる。
そうした資金を元に人救会はどんどん人数が増えていき活動費には事欠かない状況だった。
県民は脱出を試みたが24時間体制で全ての脱出路が封鎖されており誰も脱出できなかった。