俺も旅立ちの時がきたようだ。
大蔵省の印刷局で生まれ、とある地方銀行で、俺はご主人様と出会った。
俺は、財布の中に入れられた。
いろんな人と出会った。
もう50年以上も世の中を見つめてきた5円じいさん。
旧500円先輩。
そして、後輩の野口英世の顔をした新1000円。

みんな旅立っていった・・・

そして、ついに俺の番がきた。
ここは、有名なファミレスS。1000円札がきれたので、ついに俺の番がきたんだ。
今のご主人様と別れるのは辛いけど、お釣りとして、俺は新しいご主人様と出会うだろう。
さあ。別れの時。レジに入れられる。
さようなら。もう会うこともないかもしれないが、また会ったらその時は・・・

レジの硬貨入れが持ち上がって・・・・1万円札といっしょのところに・・・

おい!俺、銀行行きかよ!