○馳浩文教・科学委員会理事

 この譲渡権が国際滑尽する権利であると次のような問題が生まれます。
 日本のレコード会社が中国を初めとするアジア諸国にレコード原盤の使用許諾、ライセンスをした場合に、
アジア諸国はこの原盤を使って日本のレコードを生産して日本に輸出して販売することになります。
いわば日本のレコードの逆輸入盤が登場するのです。しかも値段が、日本盤が二千五百円から三千円だとすると、
逆輸入盤は大体五百円くらい。これでは日本のレコードが売れなくなるのは火を見るより明らかであります。
そこで、日本のレコード製作者は中国等にライセンスを与えるのを現在ちゅうちょしている状況です。

 この問題が解決されない限り、音楽業界の経済的な海外進出を初め、日本の音楽文化の
国際交流、発展ができなくなってしまうのではないかというおそれがあります。この事態を文部省はどうお考えですか。

http://www.incl.ne.jp/hase/bunkyo/b99iinkai/b110601.html