Q.審議会で反対意見は出なかったのですか?

A.山ほど出ましたが、業界と文化庁のスクラムで封じ込められました。著作権に
 関する事項を審議するのは文部科学大臣の諮問機関である文化審議会著作権分科会
 ですが、この分科会は音楽は無論のこと映画・出版・プログラムなどの権利者を
 代表する業界団体から選出されている委員が多数を占めていて、その他では学識
 経験者や弁護士・図書館関係者・消費者団体代表が参加してはいるものの、
 この問題を審議した法制問題小委員会の内訳は「権利者代表14:学識経験者4:
 弁護士1:図書館関係者1」と言うどう考えても「賛成多数」にしかならないような
 人選でした。しかも、消費者団体選出委員2名のうちの1名である小熊竹彦・日本
 生活協同組合連合会政策企画部長が再三にわたり法制問題小委員会に参加させて
 欲しいと文化庁に求めましたが、文化庁は理由すら明かさずにこれを拒否し続けて
 いました。結局、法制問題小委員会では「権利者代表14名が賛成・その他6名が反対」
 と言うことで報告書案には「賛成多数」と記載されたのですが、こうした背景を
 考えると公平かつ客観的な立場での議論が行われていないのは明らかであり、しかも
 文化庁があからさまに業界の肩を持つ姿勢であることと併せて今後、徹底的に追求
 されるべきでしょう。