ナカタを買いましょう。イタリア・セリエAのペルージャ買収計画に、日本でも屈指の人気をほこるあのPRADAグループが参戦することが明らかになった。狙いはもちろん、今年6月、移籍市場最大の目玉商品となる中田英寿だ。

すでに中田自身が「今後、1カ月程度の起用方法をみて来季のことは決めたい」と、欧州各紙でコメント。このところASローマではまったく出番がないが、フランスvs日本戦で、その評価が急上昇。負けたとはいえ欧州各国の強豪チームでの中田株は、稲本や中村俊などとは比べ物にならない。

それだけに、乗り遅れるな、とばかりにペルージャが中田の復帰にむけた環境を整えようとしているのだ。そもそもペルージャのルチアーノ・ガウチ会長が、ローマ出身のため、ペルージャ市民とはあまり関係がよくない。そこで同会長が、「もう、こんなチームはいらない」と、売りに出したのは昨夏のことだ。ちなみに、当時の提示価格は「45億円」。

そこで中田在籍時の監督だったイラリオ・カスタニエル氏が、「ナカタを呼び戻すために買収する」と宣言し、交渉はまとまりつつあった。が、ガウチファミリー側が、足下を見た格好で、「それなら、これまでのチームの負債(約25億円)も負担してほしい」と、要求はエスカレート。プランは白紙となっていた。

そんなときに、あのPRADAグループのカシミア部門を統括するペルージャ屈指の実業家、マリンコ・コルツォーニ氏らが、「ナカタがペルージャに戻ってくるのなら」との条件つきで、資金面でのアシストを。さらに、ペルージャのあるウンブリア地方は、日本でもおなじみのフィラやラコステなど、服飾系の企業が数多い。今後、これらの企業が中田獲得のための資金援助に追随する可能性は十分ある。

PRADAグループの参戦に加え、多くのペルージャ市民が、天敵・ガウチファミリーを追い出し、ローマからの中田帰還を熱望している。
http://go.jp.msn.com/www.asp?g=1130324&t=news*/snkspt/20010412-120054.htm