日本で la fonera を配布した時には興奮したさ。
なにしろ、いくら準備しても追い付かない勢いで la fonera が
売れたんだからね。本当に大喜びしたんだ。

…でも、なにかがおかしいことに気づいた。
僕等のマップに現われるべき la fonera の数は、売れた数には
程遠いものだった。一ヶ月たっても、半年たっても、一年たっても。
おまけに悪い噂が立ちはじめた。マップにある位置に行っても
繋がることは決してない、と。

あわてて調べてみると、こんなことが発覚した。ケチな日本人どもは
安い無線ルータということで飢えたハイエナのように la fonera を
買い漁っていたのだ。おまけに、日本人しか理解できない(聞いたが忘れた)
ような理由で他人に la fonera を使わせまいとアルミ箔でぐるぐる巻きに
していたのだ。なるほど、意味があるかは別として、確かにこれなら
自分の la fonera は他人に使わせないまま。自分は他所で他人の
la fonera を使うことができる。しかし彼らは恥知らずにも、全員で
そっくり同じことを行ったのだ。勿論、これでは誰も FON を利用できない。
こうして、日本の FON ネットワークはその輝かしい姿を見せることなく
終わってしまったのだ。日本人どもは厚顔にもそれは彼ら自身のせい
ではなく、日本人向けのスペシャルなセキュリティシステムがないから
だと言い続けているらしい。なぜ世界で唯一、日本だけのためにそんなものを
作れと言うのだろう。もうあきれるしかない。
そんなにわがままを言うなら自分達で勝手にそうしたサービスを始めるが
いい。でも、それは FON じゃない。