岩崎通信機 <6704> が出来高を伴って上昇している。同社は東京都杉並区久我山に約4万平方メートル(約1万2000坪)の土地(本社)を
保有しており、出遅れ感のある含み資産関連銘柄として見直す向きがあるようだ。久我山の保有地は簿価がわずか7500万円だが、「価格はす
でに下げ止まっており、1坪あたり150万円前後が相場」(地元不動産業者)と言われる立地だけに、実勢評価では200億円程度の価値がある
と見られる。ほかにも同社は土地や有価証券など多くの資産を持つにもかかわらず、昨日現在での株式時価総額は約233億円にとどまること
から、「M&Aの観点から魅力的」との見方が出ている。
 また、市場では「含み資産関連銘柄を見るうえで最も重要なことは資産価値に対して時価総額が大きいか小さいかという点であり、時価総額を見ずに資産価値だけに着目しても意味がない」(準大手証券)といった指摘も聞かれている。(H.K)