恵まれた環境にいられるおかげで、私の周りには実力も伴った素敵な人がたくさんいます。
いつかそんな人たちに引け目を感じることなく、対等に話せる自分になりたかった。
おしゃれが大好きなだけで自分の力ではなにもできない。そんな女のコで終わりたくなかったんです。

自分自身に実力と自信が欲しい。
そのためにはきちんと自分の力でなにか成し遂げなくてはいけない。でも、一体自分に何ができるんだろう・・・・・・。
答えが見つからず、悩んで焦って、本当に辛かった・・・・・・。

そして、私が出した答えは、AHKAHをアメリカで成功させることでした。
もともとes Nailの愛子さんと春にLAとNYに旅行したことがきっかけで、LAにオープンするes Nail
店舗の一角を借りてAHKAHのショップを開くことに。
AHKAHは、すでにパリとロンドンにショップはあるもののアメリカにはまだ未上陸でした。
そこで私が1年間、LAのショップに立ちながら、アメリカでAHKAHをPRすることになったのです。

PRは大学生時代から私の得意なことのひとつ。
母も「日本ではできない経験をしてきた方が良い」と、デザイナーとして、一人の人間として、悩む私の背中を押してくれました。

LAにいる間は、tinkpink/tinkpurpleのデザインワークはお休みして、AHKAHの仕事に集中するつもりです。
ゼロから始める機会はなかなか得られるものではありません。アメリカでAHKAHをどれだけ成功させられるか。
せっかく与えられたチャンス。絶対に「行かせて良かった」と思われるような結果を残したいんです。

AHKAHのコンセプトは、世代を越え・国境を越え・時代を越えていくこと。
私もそれを実現させていく力をつけて、自信を持ちたい。
そして、日本とは違う空気に触れて自分を見つけ直し、色々なものを吸収することで、新しいデザインや今までにない
ジャンルの仕事も生み出していけたら・・・・・・。

長いトンネルを抜けたように目の前に広がりだした新しい世界、この挑戦は決して簡単なことではないはず。
でも、その困難を越えていくことにワクワクしています。

(終わり)