その頃から、僕は自分のためにだけ学んできた演劇に新たな可能性を見出すようになってきた。役作りの過程で行う様々なリサーチや想像、それに伴う感受性の練磨。
演劇の持つコミュニケーション能力は俳優を志す者以外にも活かせるのではないだろうか?

そんな考えをベースに演劇を探求する場を作りたいと思い、2010年に自らのワークショップを開催することにした。ワークショップには、
下は中学を卒業したばかりの15歳の高校生から、
上は60歳の方まで幅広く関わらせてもらい、演劇の持つ可能性を感じ新たな発見も多かった。

しかし、もっと何かできるはずだ。演劇の持つ力はこんなものではない…と一人で考え込んでいたときに、運命の10月11日が訪れた。