【こういうの】創作文章発表【なくね?】
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「行け、もう君には何の用もない。どうせ外の世界に出たところで、スクラップにされるのがオチだろうけどな」
アダムが冷淡な口調に戻り、そう言った。私は――私はどうすれば――違う、迷う事なんて何も無い
私の体は私の思考より早く動くと、アダムの左手を握っていた。アダムが困惑するような表情を浮かべた
「貴方も――貴方も一緒に逃げるのよ! それで……それで自分の罪を償いなさい! 自分自身で!」
何を言っているのか何てもう私は考えない。私はこの男に――アダムにどうしても伝えたかった
「なんだよ、どういう意味だよ、それ」
私の行動と発言に、アダムは表情を崩さず真顔で聞いた。私だって分からない。けれど
けれどこのまま、貴方が壊されるだけで、全てが丸く収まるなんて私は思えない。だから――
「良いから逃げるのよ! 早く!」
「に、逃がすわけにいくか! 構えろ!」
他の手下達が、まごつきながらも私達に銃を構えた。アダムが動いてくれないと、私もここで終わる事になる
けれどアダムは一向に動こうとしない。本当にここで朽ちる気なの? そんなの、そんなの絶対に嫌
だけど、貴方をこのままここで終わらせるのはもっと嫌だ。あぁ、もう、どうしてこう私は物事を上手く運べないのか
「――分かったよ」
「え?」
瞬間、ふわりと私の体が浮かぶと、アダムが私の体を両腕で抱きかかえた
全く予想していなかったアダムの行動に、私はただただ身を委ねるしかなかった。本当に情けない
けど、アダムが私の主張を聞いてくれたのは嬉しい。本当に聞いてくれてのこの行動かは分からないけど
と、うわっ! 私を抱きかかえたまま、アダムは真っ直ぐに出口へと走っていく。後ろから手下達が銃を撃っているが、全く当たらない
「まさか君に説教されるとはね。どうやらお……いや、僕も用済みという事かな」
暗がりの廊下を走りながら、アダムがふっと、寂しそうに呟いた。……用済み? 用済みってどういう意味?
しかし何時まで経っても廊下から出口に抜けない。永遠に感じるような――
何だろう……無性にエネルギーが……気づけばアダムの腕の中で、私は目を閉じていた
疲労感か? 全くロボットのクセに情け・・・…ない……
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